2023年4月15日土曜日

【小説】暴走している株ブログに思うこと~vol.93~

ある日の深夜、あるチャットスペースで会話が始まった。

X:お疲れ
Z:お疲れ
B:お疲れ
X:Yはきてないのか
Z:さっきまでいたわよ
X:あのバカ、俺から逃げたな
Z:wwwwwwwwww
B:w
X:ところで例の相手はどうなってんだ
Z:さっきもその話してたの
B:相手からダイレクトに連絡来てるらしいよ
X:どんな連絡きてんだ
B:いい加減にやめろ、おまえはバカか、とかw
X:バカにバカっていっても意味ないだろ
Z:wwwwwwwwww
X:Yはなんて返したんだ
B:そうです、ってw
Z:wwwwwwwwww
X:だろうな
B:相手は激怒したらしいよw
X:俺でも怒るわ
Z:wwwwwwwwww
X:そろそろ相手のストレスも限界かもな
Z:ネットの怖さを感じ始めてるかもね
X:さてとそろそろ寝るわ、おやすみ
Z:私も寝るわ、おやすみ
B:おやすみ

彼らのネット歴は長く、法に抵触しない範囲で遊んでいた。
彼らは遊んでいたが、その遊びはいつも誰かのためだった。
そんな彼らが愛読しているのは「予告犯」というタイトルのマンガだった。
チャット画面を閉じた彼らは、ネタ探しのため、ネットサーフィンを始めた。

彼らのネット歴は長かったが、そんな彼らにも知らないことがあった。
彼らは、関わった一部の人から、「まとめ屋」と呼ばれていた。
「予告犯」筒井哲也氏

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