2016年8月31日水曜日

現在の株式評価額20160831

株式(特定預り)合計
・評価額合計:15,543,200円
・評価損益合計:1,463,600円
・保有銘柄数:5

子供ファンド運用報告20160831

子供ファンドの運用を担当しているYです。
子供ファンドの評価損益が増加したので報告いたします。
9月末の配当権利落ちはまだ先ですが、すでに含み益は射程圏内です。
今日の増加額だけで娘の1ヶ月のバイト代を上回っている、娘よ、これが株だw

2016年8月30日火曜日

銘柄を明かさない理由R122 神コラム

第122話 神コラム

ある業界紙で「銘柄診断」というコラムが始まった。
毎週、金曜日にこれから騰がりそうな銘柄を紹介するコラムだった。
コラムを書いている筆者の経歴は華やかだった。
破綻した大手証券会社を退職後、外資系証券会社で取締役を勤めた男だった。

今はフリーの株式評論家らしい男の銘柄分析は緻密だった。
ファンダメンタルズとテクニカルをベースにした分析には、説得力があった。
そのコラムには、他のコラムにはない独特の決まり文句があった。
「いつ急騰してもおかしくない株だ、週明け、すぐにでも買うことをお勧めする」

驚くべきことに、彼の予言どおりに週明けから株価は急騰した。
今までにない出来高を伴いながら、株価は5営業日連続で急騰したのである。
その週の金曜日、そのコラムは別の銘柄を取り上げた。
「いつ急騰してもおかしくない株だ、週明け、すぐにでも買うことをお勧めする」

コラムの予想どおり、その株も5営業日連続で急騰した。
その後も推奨した銘柄が、必ず急騰するコラムとして、業界の注目するところとなった。
証券取引等監視委員会は、いち早く内偵を開始した。
だが、男が推奨するのは大型株だったこともあり、違法性はないと結論づけた。

嗤う男は、オフィスで次回の推奨株について執筆していた。
一部のネットユーザーの間で、「銘柄診断」は神コラムと呼ばれていた。
先日は、業界紙の編集長自らが手土産を持って挨拶に来た。
「先生のおかげで、我が社の売上げは右肩上がりです」、手をもみながら編集長はいった。

嗤う男は株式評論家として、いくつかのマネー雑誌で連載を持つようになった。
「この株を買え」、「チャートはこう読め」、「勝ち組の投資家になる方法」など。
刺激的なタイトルの連載は、それぞれの雑誌の発行部数を大幅に伸ばした。
嗤う男は、名実ともにカリスマ相場師になりつつあった。

「少しは仕事をセーブされた方がよろしいかと」、世話役の年齢不詳の男がいう。
「まだ、大丈夫だ、考えてもみたまえ。
私が発信する情報で相場が動くのだ、休んでいるヒマなどないよ」、嗤う男がいう。
「くれぐれもムリはなされぬよう、先生あっての我々ですから」、年齢不詳の男は退室した。

退室した年齢不詳の男は思った。
大型株ばかり推奨するとは、あの男、思っていたより利口だな。
大型株を上昇させるのは、小型株を上昇させるより、はるかに難しい。
もはや国内相場は、あの男の思い通りということか、男は不敵な笑みを浮べた。

未知の世界へ

今、自身は数万株を保有している。
購入に費やした金額は、1000万円を軽く超えている。
1000万円を超える株を保有したことのある方は、ご存知だろう。
1000万円を超える株を保有すると、1日で評価額が数十万円単位で増減するw

会社で働いている間に、数十万円増えたり、減ったりするのである。
しかも半年毎に数十万円の配当が入ってくる。
株式投資をしたことのない人からすると、想像もつかない世界だと思う。
もし増えたときに売れば、1日で数十万円が手に入るのであるw

なぜ、自身は株を売らずに、買い続けるのか。
保有株が今より増えたときに、訪れる世界を知っているからである。
元本を引き上げる前、自身は過去最高の株数を保有していた。
1日数十万円の値動きは当たり前、多いときは百万円単位での増減だったw

自身にとって、株は実益を兼ねたマネーゲームである。
自身には負債はなく、いつまでにいくら貯めなくてはならないという目標もない。
今の自身にとって、目標は1つだけである。
百万円単位で増減する世界、その先にある未知の世界を知ることであるw

2016年8月29日月曜日

バッドニュースで買い、グッドニュースで売る

企業にとってよくないニュースが、バッドニュースである。
赤字に転落した、予想以下の利益だったなどである。
外国人投資家や機関投資家は、バッドニュースに面白いほど反応する。
バッドニュースが出たら、慌てて株を手放そうとするw

バッドニュースは過去の出来事である。
前年度の車の下取り価格が安かったから、慌てて車を売るようなものである。
外国人投資家や機関投資家は、実にわかりやすい。
バッドニュースが出れば売り、グッドニュースが出れば買うw

投資とは過去に投資するものではなく、未来へ投資するものである。
バッドニュースで慌てて株を手放す行為は、愚の骨頂である。
賢明なる個人投資家は、バッドニュースが出れば買い、グッドニュースが出れば売る。
相場格言にもあるように、「人の行く裏に道あり花の山」であるw

2016年8月28日日曜日

投資信託購入者へのお願い

投資詐欺の被害に遭う人が後を絶たない。
自身からすると、なぜ、他人を簡単に信用するのだろうかと思う。
「元本保証です」、「平均利回り○%です」
あり得ない話に、いとも簡単に金を出すw

なぜ、どのように運用されているのかわからないモノに金を出すのか。
運用の不透明な投資信託を購入した人も同じである。
投資信託の自称プロファンドマネージャーは、売買時期を決して明かさない。
なぜなら売買時期を明かすと、彼らにとって不都合なことがオープンになるからであるw

配当のある株は、含み損を確定しない限り、マイナスの運用はあり得ない。
不運にも投資信託を購入してしまった人は、販売会社にとってカモネギである。
ところが投資信託購入者の多くは、自分がカモネギであることを認めようとしない。
何を信じようが勝手だが、カモネギを増やす買い煽りだけはして欲しくないものであるw

なぜライフスタイルを見直さないのか

自身の知人で、住宅を購入した多くの人は住宅ローンを完済していない。
中には、完済予定が定年後だという驚くべき人もいる。
独身の多くは賃貸に住み、住宅を購入していない。
賃貸住まいは、ホームレスと同じだということがわかっていないのかもしれないw

自身の住宅ローンを抱えている知人には、ムダ遣いが多いという共通点がある。
昼は弁当を持参せず、外食もしくはコンビニ弁当である。
休みの度に家族で旅行、旅行先で散財している。
家族旅行がよくないという訳ではない、頻度と中身の問題であるw

なぜ、住宅ローンという借金がありながら、散財できるのか理解不能である。
収入が決まっているのであれば、ライフスタイルを見直してムダをなくすしかない。
子供の学費や老後の蓄えより、住宅ローンという借金の返済が最優先だ。
もし返済が滞れば、すぐに差し押さえられることがわかっていないのだろうかと思うw

2016年8月27日土曜日

理系視点でみる家計管理

自身は理系出身の技術系会社員である。
理系視点でみると、世の中で常識とされている家計管理は疑問に思うモノが多い。
例えば、「月単位で予算を立て、家計管理しましょう」といわれている。
毎月、同じ日数で、出勤日も同じなら話はわかるw

ところが、30日の月もあれば、31日の月もある。
当然ながら、30日より31日の方が食費や光熱費は増える。
出勤日も同じで、多い月もあれば、少ない月もある。
出勤日が少なければ在宅時間が増え、光熱費は増えるw

自身は、月単位での家計管理は無意味だと思っている。
最も的確な家計管理は、昔からある家計簿なのだろうと思う。
だが自身は家計簿を記録する時間を考えると、時間のムダだと考えている。
よって自身は、1週間の生活費をMAX3万円とした週単位管理を行なっているのであるw

2016年8月26日金曜日

銘柄を明かさない理由R121 男の決意(後編)

第121話 男の決意(後編)

暗い店内には、1人の男がイスに座っていた。
「今日は休業なんです、のれんがかかっていなかったでしょう」、イスに座った男がいう。
「休業の張り紙がなかったので、てっきり何かあったのかと」、調査会社の男がいう。
「何があったと思われたのですか」、イスに座った男がいう。

ようやく調査会社の男は、男の声に聞き覚えがあることに気づいた。
女性店主といろんなところへ旅行していた頃だった。
女性店主の主人に、2人の関係が知られた。
ある日、男の元に女性店主の主人から電話がかかってきた、あの声と同じだ。

調査会社に勤める男が、定食屋の女性店主の主人と会うのは初めてだった。
「妻とは会わないでくれといったはずだ」、女性店主の主人がいう。
「はい、確かにいわれました」、調査会社の男はいう。
「なら、なぜ会いにくるのだね」、女性店主の主人がいう。

店内の掛け時計が、時を刻む音が聞こえる。
調査会社の男は、おもむろに口を開いた。
「あなたから電話を頂いたとき、あなたはいいました。
妻とは連絡を取ったり、会ったりしないで欲しいと。

私は拒否しました、これからも連絡するし、会いますと。
ただし、お互いの家庭は壊さないようにするともお伝えしました。
確かに、あなたは、それはおかしいだろうと仰いました。
だが会いたいから会う、理由はそれだけです」、調査会社の男はいった。

「前にもいったが、おかしいとは思わないのか、2人とも結婚しているんだぞ。
お互いの家庭を壊さないといったね。
まったく、何をもってお互いの家庭を壊していないといえるのか。
家庭を壊さないという君の定義を教えてもらえるかな」、女性店主の主人がいう。

2人の間を静かな時が流れた。
「お互いが、それぞれの家庭に帰ることです」、調査会社の男はいった。
「なんだ、それは、知ってしまった家族は元には戻らない。
結局は当人同士の自己満足じゃないのか」、女性店主の主人がいう。

「確かに仰る通り、当人同士の自己満足かもしれません。
あなたから電話を貰い、距離を置こうと考えたことがありました。
だが、あなたと会って、迷いが吹っ切れたような気がします。
これからはより自分の気持ちに正直に生きていきます」、調査会社の男は店を後にした。

銘柄を明かさなくてよかった話

自身は5銘柄を保有しており、うち3銘柄は以下である。
・8411 みずほフィナンシャルグループ、20,000株
・8316 三井住友フィナンシャルグループ、200株
・8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ、10,000株

あと2銘柄は、あえて銘柄を明かさなかった。
なぜなら、2銘柄は初心者には危険な仕手株だからである。
仕手株とは、意図的に株価操作されやすい株である。
昨年夏から、これらの仕手株の株価がどうなったかお教えしようw

仕手株Aは、昨年夏の株価から4分の1の株価になっている。
もう1つの仕手株Bは、昨年夏の株価から2分の1の株価になっている。
仕手株Aは元本を引き上げているタダ株なので、自身は痛くも痒くもない。
だが昨年、高値で買った人たちは、しばらくの間、含み損だろうw

さて、仕手株A、仕手株Bとも、底値に張り付いている。
上昇の兆しが見えたとき、本ブログで銘柄を明かしてやろうと思っている。
もし我こそは自信ありと思う方は、参考にしていただきたい。
もちろん、投資は自己責任でお願いするw

2016年8月25日木曜日

銘柄を明かさない理由R120 男の決意(前編)

第120話 男の決意(前編)

都内にある調査会社、時刻は定時になろうとしていた。
取引先の保険法人から帰ってきた太った社長がやって来て、男に聞く。
「いたいた、3日前に頼んだ報告書はどうなっている」
「さっき、社長の机の上に置いておきましたよ」、男が答える。

「そ、そうだったのか、今朝、頼んだ報告書は、いつ頃できそうだ」、社長が聞く。
「それもさっき、社長の机の上に置いておきましたよ」、男が答える。
横では女性社員が笑いをこらえている。
「そ、そうか、ならいい」、太った社長は汗を拭きながらいう。

定時を告げるチャイムが鳴った。
「では、お先に失礼します、今日は寄る所があるので」、男はいい席を立った。
「お疲れ様でした」、女性社員が声をかける。
「お、お疲れ・・・」、悔しそうに社長がいい、女性社員は思わず吹き出した。

会社を出た男は、いきつけの定食屋へ向かった。
一時期、足が遠のいていたが、最近は店に通うのが楽しみになっていた。
誰かが自分のことを気にかけてくれている。
そのことだけで嬉しいし、思い切った相場も張れる。

今年になってから、男は保有株の買い増しを行なっていた。
2月の聖バレンタインの虐殺相場、6月の英国EU離脱ショック。
思えば、あのときも彼女は見守っていてくれた。
2009年のリーマンショック、2011年の東日本大震災。

彼女は株のことは詳しくない。
もちろん、株を売買したりはしていないし、話をしても通じない。
だが、見守ってくれていると思うだけで心強かった。
ある意味、自分にとっての勝利の女神かもしれないな、男は思った。

定食屋の前に着いた男は呆気にとられた。
店内に明かりはなく、のれんもかかっていない。
今日は休みなのか。
だが、休業の張り紙もない。

何か様子がおかしい。
ひょっとして、何かトラブルでもあったのか。
男は慌てて引き戸に駆け寄り、引き戸を引いた。
カギのかかっていない引き戸は呆気なく開いた。

我が家の現在の貯蓄額

本ブログは、私的な株日記である。
株日記にも関わらず、最もPV数が多い記事が「我が家の今年の貯蓄額」である。
簡単にいうと、娘が大学生になりバイトを始めた。
よって、今年の貯蓄額は300万円を軽く超えるだろうという記事であるw

1年の3分の2が経過したので、今年になってから現在までの貯蓄額を記録しておく。
ざっくり、約250万円である。
予定どおりというか、予定を上回るペースである。
年末の賞与や株の配当を考えると、今年300万円オーバーはほぼ確実であるw

現在まで貯めた約250万円だが、全て現金から株にシフトしている。
貯蓄しても増えるのは微々たるものである。
株式で保有する方が、100倍以上の配当を得ることができる。
年末まで更に貯蓄できるだろうが、相場を見ながら株を買い増す予定であるw

2016年8月24日水曜日

魔法のバトンの話(その8 時間軸との関係)

自身の今年に入ってからの、残業時間はゼロである。
出社した日は、定時に会社を出ている。
かといって、自身は仕事ができないわけではないと思っている。
何度か勤務先は変わったが、どの会社でも高額案件を担当しているw

自身も若い頃は、仕事人間だった。
残業に休日出勤は、当たり前だった。
会社で出世することが、収入を増やす唯一の方法だと思っていた。
ところが株式投資を始めてから、考え方が変わったw

創業者でない限りは、社長であろうが雇われている身分である。
雇われている者は、時間と引き換えに収入を増やすしかない。
ところが株式投資による資産運用は、必ずしも時間軸とは正比例しない。
複利効果による資産運用は、時間軸との比例直線を遥かに上回るのであるw


2016年8月23日火曜日

出金回数を決めれば貯蓄は簡単

普段は手元に必要以上の現金は、持たないようにしている。
最も多いときでも、財布の中はMAX5万円である。
週末に財布の現金が少なくなると、近所のコンビニATMで3万円出金している。
平均すると月に3回くらい出金しており、MAXは4回であるw

自身の生活費用の口座では、50万円以上の残高があると特典がある。
コンビニATMの手数料が、月4回まで無料なのである。
公共料金は自動引き落としにしているため、出金額は生活費である。
よって生活費の上限は、おのずと3万円×4回=12万円となるw

ただし必ず月の生活費を、12万円以内と決めている訳ではない。
飲み代や帰省費用などが必要なときは、惜しみなく出金する。
自身は生まれてから、家計簿なるものをつけたことはない。
だが毎月の出金回数を決めることで、収支を楽にプラスにできているw

2016年8月22日月曜日

買い煽りの人々はいずこへ

相場には上昇相場、下落相場、停滞相場がある。
上昇相場では皆が強気になる、いわゆるブル相場である。
かたや下落相場では皆が弱気になる、いわゆるベア相場である。
これらの相場に合わせた興味深い傾向があることをご存知だろうかw

上昇相場では、買い煽りが多くなる。
「この株を買いました」、「この投資信託はオススメです」などである。
ところが下落相場では、これらの買い煽りはぴたりと止む。
毎度、おなじみの相場の風景であるw

安く買って、高いときに売るのが株式投資の基本である。
下落相場で買い煽るなら、話はわかる。
ところが彼らの行動は真逆だ。
高いときに買い煽り、安くなったら何もいわないw

確かに彼らは悪いことをしていない。
だが、自身の好き嫌いとは別である。
何の根拠もなく買い煽る行為を、自身は好きにはなれない。
買い煽るなら、是非とも無償で客観的なデータを示して欲しいものであるw

銘柄を明かさない理由R119 ウィッグの女(後編)

第119話 ウィッグの女(後編)

夕暮れ時、ウィッグの女は勤め先に向かっていた。
ウィッグの女は、銀座にある高級クラブのホステスだった。
高校卒業後、地方から出てきた彼女は水商売の世界へ飛び込んだ。
頭脳明晰で容姿に恵まれた彼女は、すぐに店でも1、2を争うホステスとなった。

彼女が、その客の存在に気づいたのは、数年前だった。
3日に一度は来店する大柄な男、特に決まった仕事はしていないらしかった。
誰を指名するでもなく、席についた女の子と当たりさわりのない会話をして帰っていく。
何度か席についたことはあるが、大柄なこと以外、印象に残らない客だった。

ある日のことだった。
いつもより出勤時間が遅かった彼女は店へ向かっていた。
目の前に黒塗りの高級車が停まった。
助手席から出てきた秘書らしき男が後部座席のドアを開けると、大柄な男が降りてきた。

「いつもの時間に迎えにきてくれ」、大柄な男はいった。
「かしこまりました」、秘書らしき男は答え、店の方向へ歩いていく大柄な男を見送る。
そのとき、彼女は思い出した、帰り際に大柄な男が必ずいう言葉。
「羽振りのいいお客さんがいるね、羨ましいね、どこの人たちだろうか」

頭脳明晰な彼女は瞬時に理解した。
あの大柄な男は、女の子が目的じゃない。
どこの人たちが来ているのかを確認している。
だが、何の目的で確認しているのかはわからなかった。

その日、大柄な男の席についた彼女は,聞いてみた。
「この店で何を確認されていらっしゃるのかしら」
グラスを傾けていた大柄な男の動きが止まった。
「なぜ、何かを確認していると思った」、大柄な男が聞く。

「いつも帰り際に同じ質問をされるので、何か確認されているのかと」、彼女はいった。
「この店からいくら貰っている」、大柄な男が聞き、彼女は正直に答えた。
「安い給与で働かされているな、もし副業で稼ぎたいなら、ここに来い」
大柄な男は、手帳にホテルの会場名と日時を走り書きすると、破って彼女に渡した。

「安心しろ、ただの勉強会だ、ワシは安い女と寝たいとは思わん」
彼女は指定された日時にホテルへ出向き、大柄な男の主催する勉強会に参加した。
彼女にとって、勤めている高級クラブで相場に関する情報を入手するのは容易だった。
今や、彼女の株式投資の収益は、本業のクラブホステスの給与を遥かに上回っていた。

2016年8月21日日曜日

娘の臨時収入に考えていること

先週から1人で帰省していた娘が帰ってきた。
祖父母たちからお金を貰ったので、確認してという。
渡された封筒は、かなりの重みがある。
封筒の中には成人祝いがいくつか入っており、全て合計すると25万円もの大金であるw

よくぞ、これだけの大金を持ち歩いていたものである。
娘への祝いなので、娘が管理している預金口座へ入金しようかと思った。
だが娘の預金口座には、常時40~50万円の現金がある。
祖父母たちに電話で礼をいったあと、ちと考えると娘にいったw

我が家では、娘に貰った祝いは、全て娘に渡すようにしている。
だが、貯蓄しても増えないので、余剰資金の200万円は株式投資で運用している。
25万円を前に考える自身を見て、「株を買うつもりだろ」と娘がいった。
娘よ、我が家では貯蓄での運用はあり得ない、いつ買い増しするかを考えているのだよw

資産運用のコツは頑張りすぎないこと

泳ぎにいっているプールで思った事を書いてみる。
先日、自身と同じコースで泳いでいる同年代くらいの男性がいた。
彼は全力で泳ぎ終わると、ゼエゼエと息を切らせていた。
休んで落ち着くと、また全力で泳ぐことを繰り返していたw

男性の泳ぎ方を見て、ムダが多く効率の悪い泳ぎ方だと思った。
当たり前だが、水泳は手と足を使い推進力を発生させる。
手を一掻きするだけで、一掻き分の推進力が発生する。
効率のよい人は、一掻き分の推進力をMAXにしようとするw

ところが男性は一掻き分の推進力をMAXにせずに、単に動きを早めているだけだった。
自身は同じコースで、ほぼ同じ距離を泳いだが、一度も息切れしなかった。
自身は水中で手を大きく伸ばすことにより、一掻き当たりの推進力をMAXにする。
推進力が落ちてきたら、次の一掻きに移るのであるw

資産運用や家計管理も同じかもしれない。
普段は低燃費モードで運転、ここぞというときだけフルパワーで加速する。
でないと、やがて息切れして、結局、頑張った割には成果が少なかったことになる。
資産運用や家計管理を頑張りすぎないことが、大切なのかもしれないw

銘柄を明かさない理由R118 ウィッグの女(前編)

第118話 ウィッグの女(前編)

都内の高級マンション、女は出勤するため、メイクをしていた。
仕上げのルージュを引きかけたとき、スマホが震え始めた。
時間がないときに限ってこれだわ、女はスマホを取り上げた。
誰かしら、初めて見る番号だわ、女は応答画面にタッチした。

聞こえてきた声は、意外な相手だった。
「覚えているかな、先生のところにいる男です、今、電話大丈夫かな」
イケメンの後継者、なぜ、この番号を知っているの。
「大丈夫だけど、なぜ、この番号を知っているの」、女は尋ねた。

「君から貰った名刺に書いてあったじゃないか。
住所は存在しないとはいったが、番号は存在しないとはいわなかっただろ」
イケメンの後継者こと、天使の笑顔をもつ男は笑いながらいった。
確かにそうだけど、住所が存在しなければ、番号も存在しないと思わないのかしら。

「君に頼みごとがある、今からいう相手について、素性を調べて欲しい」
天使の笑顔をもつ男は、相手の情報を一方的に告げた。
「ちょっと待って、目的を教えてよ」、情報を頭に叩き込んだ女がいった。
「確かにそうだな」、天使の笑顔をもつ男は話し始めた。

数日前、不在にしていた会長宅に、年齢不詳の男が現れた。
年齢不詳の男は、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の名刺を置いて帰った。
だが、あるルートを使って確認したところ、GPIFの職員に名刺の男はいなかった。
男が何者なのか、目的は何なのかを突き止めて欲しいというものだった。

「手掛かりはウソの名刺だけなんでしょ、ムリに決まってるじゃない」、女はいった。
「君の素性は会長、いや君にとっての先生から聞いている。
君なら可能だ、というか君にしかできない」、天使の笑顔をもつ男はいった。
「わかったわ、ただし、1つだけ条件がある」、女はいった。

「何かな、成功報酬なら遠慮なくいってくれ」、天使の笑顔をもつ男がいう。
「もし成功したら、あなたを1週間、拘束させてくれるかしら。
1週間、昼夜を問わず私と過ごすのよ、できるかしら」、女はいった。
しばしの沈黙のあと、「わかった、交渉成立だ」、天使の笑顔をもつ男はいった。

電話を終えると、女はルージュを引き始めた。
鏡を見ながら女は思った、このウィッグにはこの色が一番、似合うわね。
イケメンの後継者さん、1週間も一緒にいたら、私から離れられなくなるわよ。
後継者は私になるかもね、女はぞっとするような妖艶な笑みを浮べた。

2016年8月20日土曜日

人が多い街中に漂うオーラ

自身が休日に街中へ出かけるのは、年間数えるほどである。
娘の買い物のつき合い、友達と会うためなどである。
自身が街中へ出かけることが、少ないのには理由がある。
生活にゆとりのなさそうな人たちのオーラが漂っているからであるw

バーゲンセールに群がる人たち、混みあう店内で食事している家族連れなど。
どう見ても、生活にゆとりがあるようには見えない。
自身は無駄なモノは買わないが、必要なモノには惜しみなく金を使う。
例えば、高価な服が割安になったからと買うことはないw

高価な服が必要になったのであれば、そのときの価格で買えばよいだけである。
割安になったからと買う行為は、自身には理解できない。
外食も同じで、娘や友達とは人の少ない高い店に行くようにしている。
間違っても、行列ができるような店を利用したいとは思わないw

銘柄を明かさない理由R117 カリスマ相場師の誕生

第117話 カリスマ相場師の誕生

「数週間前、我々はある重大な運用方針を決定した。
どうする、ここから先の話を聞いたら後戻りはできない、聞きたいかね」
左右に座った2人の男は、黙ったまま嗤う男を見ていた。
嗤う男は、背中に冷や汗が流れるのを感じつつ答えた。

「き、聞かせていただけますか」
中央奥に座った男は無表情にいった。
「我々が相場を作ることにしたのだよ。
ターゲットにした銘柄へ集中投資を行い、株価を釣り上げて売り抜ける。

保有株公開時期までに売り抜ければ、世間に知られることもない。
だが短期間で株価を釣り上げるためには、広報役が必要だ。
その役目を君に担ってもらいたい。
君が推奨した銘柄に、我々は集中投資する。

君は、推奨した銘柄が必ず騰がるカリスマ相場師になるのだよ。
すでに君のオフィスも用意してある。
あるルートを使って、業界紙のコラム等、メディアも抑えてある。
もちろんタダでとはいわない。

君の現在の負債をゼロにすること、生活に困らないだけの報酬も約束しよう。
どうだね、カリスマ相場師になってみるかね」
「は、はい、喜んでお受けします」、嗤う男は即答した。
左側に座っている男が、内線で契約書を持ってくるように命じた。

部屋のドアがノックされ、年齢不詳の男が契約書を持ってきた。
先ほどの条件が記載された契約書に、嗤う男はサインした。
「これで君の負債はゼロだ、これからは思う存分、君の実力を発揮してくれたまえ」
「はい必ずや、ご期待に沿えるよう努めます」、嗤う男は答えた。

「彼をオフィスに案内してやってくれ」、右側に座っている男が年齢不詳の男に命じる。
「かしこまりました、さあ、こちらへ」、年齢不詳の男と嗤う男は退室した。
「スムーズでしたな」、左側に座っている男がいう。
「断る理由は見当たらないからな」、右側に座っている男がいう。

「もう1人の男から連絡はないのか」、中央奥に座った男が問う。
「今日の時点で、連絡はありません」、左側に座っている男がいう。
「最後の相場師の弟子であれば、最大の効果を得られたのだが仕方あるまい。
もともと引き受ける可能性は低かったからな」、中央奥に座った男がいった。

2016年8月19日金曜日

銘柄を明かさない理由R116 予期せぬ訪問者(後編)

第116話 予期せぬ訪問者(後編)

日中の暑さがアスファルトに残る夕暮れどき。
ここか、嗤う男はあるオフィスビルの前にいた。
数日前、会社を出て駅へ向かう途中、年齢不詳のスーツの男に声をかけられた。
「あなたの受けている損害賠償請求がゼロになる話です」、スーツの男はいった。

そんな話がある訳はないと思った。
だが、スーツの男から渡された名刺をみた瞬間、雷鳴に打たれたような衝撃を受けた。
名刺には、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の名称があった。
厚生年金と国民年金の管理運用を行なっている法人。

年金基金としての資産額は世界最大であり、世界最大の機関投資家と呼ばれている。
世界最大の機関投資家が、なぜ私を必要としているのか。
嗤う男は、年齢不詳の男に会った翌日、名刺にあった連絡先に話を聞きたいと電話した。
「早々にご連絡いただき、ありがとうございます」、年齢不詳の男はいった。

年齢不詳の男が指定したのが、この時間、このオフィスビルだった。
エントランスをくぐると、吹き抜けのアトリウムがあった。
世界最大の機関投資家は、世界最高水準のオフィスビルにお住まいという訳か。
嗤う男は指定されたフロアへ向かうべく、エレベーターホールへ向かった。

指定された部屋に入ると、そこには円卓に座った3人の男がいた。
「よく来てくれた、そこのイスに掛けてくれたまえ」、右の男がいう。
いわれるがまま、嗤う男は背もたれの高いイスを引いて座った。
3人の男は黙って、嗤う男の一挙一動を見ていた。

嗤う男が沈黙に耐えかねた頃、ようやく中央奥の男が口を開いた。
「世の中、無知な連中が多いと思ったことはないか。
低金利の中、国債で運用しても、運用益はわずかなものだ。
君も知っているように、我々は株式での運用比率を高めた。

運用益がプラスのときは、無知な連中は何もいわない。
ところが運用益がマイナスになったとしるや、非難殺到だ。
中には株式で運用するべきではないという大馬鹿者まで現れる世の中だ。
このままでは、いつ株式での運用比率を下げさせられるかわからない。

数週間前、我々はある重大な運用方針を決定した。
どうする、ここから先の話を聞いたら後戻りはできない、聞きたいかね」
左右に座った2人の男は、黙ったまま嗤う男を見ていた。
嗤う男は、背中に冷や汗が流れるのを感じつつ答えた。

2016年8月17日水曜日

銘柄を明かさない理由R 予告編

自身のブログでは、「銘柄を明かさない理由R」という読み物を執筆中である。
もちろん、フィクションの読み物である。
5人の無敗の相場師「ロイヤルストレートフラッシュ」と、彼らを取り巻く人々の物語である。
では、現在、執筆中の場面をいくつかご紹介しようw

「これで君の負債はゼロだ、これからは思う存分、君の実力を発揮してくれたまえ」
「はい必ずや、ご期待に沿えるよう努めます」、嗤う男は答えた。

「妻とは会わないでくれといったはずだ」
調査会社に勤める男が、定食屋の女性店主の主人と会うのは初めてだった。

「また会いにきてもいい」、彼女が顔を上げずにいう。
天使の笑顔をもつ男は、黙ったまま部屋の天井を見ていた。

「なるほど、こういうことだったのね」、ウィッグを直しながら女がいう。
「わかりやすい構図だ」、主人を装っていた男がいった。

「ふざけた真似をしおって、叩き潰してやる」、巨躯の男は冷酷な声でいった。
ルームミラーを見た運転手は思った、私の雇い主は人間じゃない魔王だ。

「いくら会長の頼みでも、私たちには私たちのやり方がある」
無敗のクイーンがいい、アルカディアは静まり返った。

「ワテを忘れてもろたら困りますな」、イケメン芸人に似た男がいった。
「よ、淀屋さん、なぜここに」、その場の全員がイケメン芸人に似た男を見た。

「最後に出すから切り札なんだよね、さあアルキメデス、いよいよ出番だよ」
中学生の男子生徒はプログラムを走らせた。

羨ましがられる存在

自身は2005年に株を始めた。
今より相場環境はよくなく、ほとんどの株は割高状態だった。
最近、株を始めた人には、信じてもらえないかもしれない。
当時、PBR1倍未満、つまり定価未満の株は数えるほどしかなかったのであるw

当時、自身が羨ましかった人たちがいる。
2005年より前に、安値で株を買っていた人たちである。
信じられないくらい安い株価で仕込み、株価が10倍になっていた人たちである。
もっと早くに株を始めておけばと、当時、思ったものであるw

自身の保有株5銘柄中3銘柄を最後に買い増ししたのは、数年前である。
3銘柄とも元本は引き上げているタダ株だが、平均取得価格は驚くほど安い。
おそらく倒産でもしない限り、その株価にはならないだろう。
自身は、最近の株主から羨ましがられる存在になっているのかもしれないw

2016年8月16日火曜日

娘は最強の勝ち組かもしれない

自身の勤務先では、決まった夏季休暇はない。
今日も通勤電車は空いていた。
帰り道、ふと1駅分、歩いてみようと思った。
人通りも少ない中、普段は気に留めない街の風景を観察できたw

明日からは夏季休暇を終えた会社員たちで、電車は混雑するのかなと思う。
この時期に通勤している人は、官公庁か金融関係の人が多いだろう。
気のせいかもしれないが、スーツ姿の人は品がある人が多かったように思う。
スマホでゲームをしているスーツ姿の人は、ほとんどいなかったw

人が休んでいる割高のときに働き、人が働いている割安のときに休む。
確かに、彼らは勝ち組なのかもしれない。
だが、メガバンクの株を保有している自身の娘は、友達と遊びまわっている。
メガバンクから配当を得ている自身の娘こそ、最強の勝ち組かもしれないw

2016年8月15日月曜日

優良成長企業の見抜き方

配当ありの個別株は保有しているだけで、毎年、配当を得ることができる。
配当は預貯金の金利とは異なり、企業の業績によって変動する。
意外と知られていないが、配当の上昇と株価の上昇は比例しない。
とくに優良成長企業の場合、配当と株価は逆の動きをすることが多いw

例えば、子供ファンドのメイン株である8306 ㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ。
2007年3月30日の株価は1,330円、先週の株価は529円である。
2007年に比べると、実に60%近く下落していることになる。
普通であれば、配当も同じくらい下落していると思うw

2007年3月期の配当は11,000円、その後、1株から1,000株に分割されたので11円である。
現在の年間配当は18円、実に1.6倍以上、上昇しているのである。
配当は企業の業績に連動する。
株価の長期的推移も大事だが、配当の推移をみれば優良成長企業かわかるのであるw

2016年8月14日日曜日

11年前の君へ

君は家計を任せていた奥さんが、家計を管理できていないことを知った。
今の君の年収は400万円台、住宅ローンの返済も残っていて、子供は小学生だ。
今、君は株式取引口座が開設されるのを待っている。
なぜ、知っているんだって、11年後の君だからだよw

えっ、11年後の君はどうなっているかって。
未来のことを教えてはいけないのだが、ここだけの話、特別に教えよう。
近いうちに君は会社から、ある決断を迫られる。
そのときの決断により、君の年収は大幅にアップするw

一昨日、君は銀行に株式取引用の新規口座を開設したはずだ。
そう、警備員に胡散臭そうに見られたあの大手銀行だ。
今、君はその大手銀行の株を10,000株保有している。
あのときの警備員はいないだろうが、君は今やあの大手銀行の立派な株主だw

11年前に君が株式投資を始めてくれたおかげで、住宅ローンの返済も終わっている。
これから先、ときには数百万円の含み損になるときもあるだろう。
だが損切りをしなかったため、配当で毎年、プラスのリターンを残せている。
自分が世界で一番、偉いと思っている君の選択は常に正しかったのだよw

私がスリムな体型を維持できる理由

最近、娘から太れといわれている。
一緒にいると、娘が太って・・・、いや健康そうに見えるから嫌らしい。
自身は結婚後、10キロ以上、ウエイトが増えたことがある。
その後、絶食ダイエットを行い、以降はスリム体型を維持し続けているw

なぜ、自身は絶食ダイエットを行い、スリム体型を維持できているか。
答えは、異性に好印象を持たれたいからで、他に目的はない。
自身の周囲に、ダイエットに取り組んでいる男性がいる。
「○○ダイエットを始めた、いつまでに○キロ痩せる」などいっているが一向に成果はないw

目的を明確にしないと、なかなかゴールしないし、長続きもしない。
重要なのは、何のためにダイエットをするのかである。
例えば、パートナーのために、いつもスリムでいたいという目的だったとする。
ならば期限付きダイエットではなく、スリムな体型が維持できる方法を考えるべきであるw

子供ファンドはランキング17位

昨年8月に子供の取引口座を開設した。
子供の資産100万円を株式投資で運用している。
1年経過するので、ちと早いがリターンを検証してみる。
個別株は売買しなくても配当があれば、毎年リターンを得ることができるw

子供が得た配当は税抜き17,930円である。
100万円で株を購入したので、配当利回りは1.79%である。
モーニングスターに国内株式型ファンドの1年間リターンランキングがある。
年間利回り1.79%は、17位の成績であるw

ちなみに先日の100万円買い増しにより、現在の配当利回りは2.5%である。
つまり200万円で、年間5万円の配当を得ることになる。
配当だけで、17位の子供ファンド。
売買益を得た年は、簡単に1位を獲得するだろうと思っているw

2016年8月12日金曜日

銘柄を明かさない理由R115 予期せぬ訪問者(中編)

第115話 予期せぬ訪問者(中編)

都内にある立派な邸宅。
帰宅して、名刺を受け取った巨躯の男は驚いた様子で家政婦にたずねた。
「本当にこの男が来たのか」
「はい、間違いございません」、家政婦はかしこまって答えた。

「どう思う」、巨躯の男は天使の笑顔をもつ男に名刺を渡して、たずねた。
名刺を見ながら、天使の笑顔をもつ男はいった。
「実に興味深い訪問者ですね。
是非、お会いする際には同席させて、いただきたいものです」

「よかろう、この件は君に任せる、相手の真意を突き止めてこい」
巨躯の男は、天使の笑顔をもつ男に命じた。
「仰せのままに」
天使の笑顔をもつ男は、まさしく天使のような笑みを浮かべて答えた。

同席していた男性秘書は思った。
この若い男、やはり只者じゃない。
この名刺に驚くどころか、1人で会うことを承諾するとは。
やはり、この男は最後の相場師の後継者なのか。

駅へ向かう道の途中、嗤う男は予期せぬ訪問者と対峙していた。
「あなたの受けている損害賠償請求がゼロになる話です」、スーツの男はいった。
「なぜ、そのことを、それにそんなことできる訳がない」、男はいった。
「詳しい話を聞きたいのであれば、こちらへご連絡ください」、スーツの男は名刺を渡した。

「な、なぜ、私に・・・」、嗤う男はスーツの男にたずねる。
スーツの男は笑みを浮かべていった。
「我々はあなたを必要としている、連絡をお待ちしています」
スーツの男は背中を向けると、颯爽と駅の方角へ歩いていった。

数日前のこと、都内某所で3人の男が円卓で話し合っていた。
「破綻した大手証券会社の元エリート会社員」、右手前の男がいう。
「その後、外資系証券会社で取締役まで登りつめた」、左手前の男がいう。
「今は株式取引で巨額の損失を出し、損害賠償請求をされている」、右手前の男がいう。

「文句なしの経歴だ」、左手前の男がいう。
「我々の起死回生の切り札になるかもしれない」、右手前の男がいう。
「その男こそ本命だ、どんな手を使っても落とさなくてはならない」、中央奥の男がいう。
「かしこまりました」、左右の男は同時に答えた。

勝ち組から負け組になった会社員の話

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ」(平家物語より)

先日、以前に勤めていた会社のIRを見た。
社長交替に伴い、旧社長派の取締役が全て解任されていた。
解任された取締役たちは、一気に平社員へ降格させられたらしい。
わかりやすい報復人事であるw

自身は働き出してから、派閥に属したことは一度もない。
なぜなら、属したところで何もメリットはなく、デメリットしかないからである。
しかし、一気に平社員へ降格させられた人たちは、この先、どうなるのだろうか。
余計なお世話かもしれないが、よほどの努力をしないと負け組のままで終わるだろうw

2016年8月11日木曜日

相場師になって2年目の夏に思うこと

自身は2年前の夏に相場師になると決めた。
2年前の夏、会社の昼休みに住宅ローンの一括返済用資金の口座移動を確認した。
確認したあと、自身はこれからどうすべきか考えながら歩いていた。
子供の学費も用意できており、老後資金を貯めるにもいくら貯めればいいのかわからないw

ふと思った、相場師になろうと。
目標はなくてもいい、株式投資をゲーム感覚で続ける。
信じてもらえないかもしれないが、そう思った瞬間、身体が一気に軽くなった。
歩いてはいるのだが、身体の質量がゼロになったような感覚であるw

偉大なる相場師たちは、誰一人として目標を設けていなかった。
彼らは多くの共通する投資手法に従って、資産を殖やし続けた。
幸いなことに、自身は今、かってないほど割安株を大量に仕込めている状態だ。
自身が今、最も欲しいものは株、これから先、できるだけ多くの株を手に入れてみせるw

会社ではいえない株のリターン

どこの会社でもそうだが、株をしている人は少ない。
会社で株をしているのかと聞かれたら、していますと正直に答える。
だが、儲かっているのかと聞かれたら、適当にごまかすようにしている。
なぜなら羨ましがられ、やがて妬まれることがわかっているからであるw

人は自分が持っていないものを、他人が持っていると羨ましいと思う。
自分が手に入れることができるものであれば、羨ましいで終わる。
ところが、株はギャンブルだと思っている人は、怖くて手を出せない。
手に入れることができないと知ると、羨ましいという気持ちは妬みになるw

下図は自身の10年間の運用額、投資額、年間リターン19.5%の推移である。
年間リターンは19.5%になり、10年間で初期投資額を5倍以上に殖やしたことになる。
2014年に元本を引き上げているので、現在の運用資金は全て余剰資金である。
ちなみに今の年間リターンで運用できれば、2025年には1億円を突破するw

株はギャンブルだと思い込んでいるような人は、会社に頼るしかない。
一生、使われる側の人生である。
教育費を払い終わり、住宅ローンの返済が終わったときに彼らは気づく。
定年後も働かないとやっていけないことにw

2016年8月10日水曜日

この時期の通勤風景に思う

この時期、通勤電車は空いている。
学生は夏休み、多くの企業は休暇に入る。
発車直前に割り込み乗車する会社員もいない。
混雑した車内で、スマホを操作する会社員もいなくなるw

この時期、通勤電車に乗っているのは高所得者が多い。
多くは官公庁、銀行などの金融機関に勤務している人たちである。
彼らにとって、この時期の通勤は1年で最も快適なのである。
彼らは混雑する時期を避けて、休暇を取得するw

割高な時期を避け、割安な時期に休暇を取得する。
ただでさえ人より高所得なのに、彼らは多くの人より使う金が少なくなる。
この時期に通勤していて、毎年、思う。
多くの人と同じことをしていては、資産は増えないなとw

病院が潰れるかもしれない話

会社の健康保険組合から、医療費の通知が来る。
健康保険組合は病院にこれだけ払っていますよ、という通知である。
先日、届いた医療費の通知に驚くような金額があった。
領収証と見比べたが、どうやっても金額が合わないw

病院には感謝しているが、知ってしまった以上は連絡しなくてはならない。
健康保険組合に連絡しておいた。
その後、健康保険組合から詳細について何度か問合せがあり、正直に報告しておいた。
病院がうっかりミスしたのか、故意でしたのかはわからないw

あとは健康保険組合が、自分たちで何とかするだろう。
ネットで調べたら、悪質な場合は詐欺罪で立件、医師免許も剥奪されるらしい。
今回の病院は個人経営なので、最悪の場合、廃業になるかもしれない。
うっかりミスか、故意なのか知らないが、面倒に巻き込まないで欲しいものであるw

2016年8月9日火曜日

継続は力なり

今年になってから、数回にわたり保有株の買い増しを行なった。
現在、株式の購入額は1000万円を軽く超えている。
今の相場は誰がみても、上昇相場とはいわないだろう。
株式投資の経験がない人からすると、自身のように買い続ける人は理解不能だろうw

自身は株式投資を始める前、株はギャンブルだと思っていた。
運頼みの賭け事で、ごく少数の人しか勝てないと思っていた。
だが、ある個人投資家の本を読んで、バリュー投資なるものを知った。
取引口座を開設、一定額が貯まるたびに時期を見計らって株を買い続けたw

リーマンショックや東日本大震災のとき、自身の含み損は数百万円になった。
だが、絶対に損はしないという信念の元、株を買い続けた。
意外と知られていないが、上昇相場はある日、突然に始まる。
常日頃から株を買い続けていれば、上昇相場に乗り遅れることはないのであるw

現在の株式評価額20160809

株式(特定預り)合計
・評価額合計:15,297,200円
・評価損益合計:1,217,600円
・保有銘柄数:5

2016年8月8日月曜日

ファンドマネージャーは自称プロ

投資信託のメリットで、よくいわれることがある。
プロが運用するから任せて安心、である。
おそらくファンドマネージャーをプロといっていると思われる。
相場にプロという明確な定義は存在しない、プロといわれているのは自称プロであるw

君は知っているだろうか。
個人投資家の多くが、自称プロのリターンを上回っていることを。
モーニングスターの全ファンドランキングで、トップのリターンは年平均10%だ。
自身をはじめ多くの個人投資家は、10%をはるかに上回るリターンを上げているw

現在、世界最高の投資家といわれている米国人男性。
彼も個人投資家であって、自称プロのファンドマネージャーではない。
確かに、ファンドマネージャーはプロかもしれない。
自身は、顧客から効率よく金を巻き上げる点では、彼らはプロだと思っているw

銘柄を明かさない理由R114 予期せぬ訪問者(前編)

第114話 予期せぬ訪問者(前編)

都内にある立派な邸宅。
家政婦は道路に打ち水をしていた。
「少し、よろしいですか」、顔を上げると、1人の男がいた。
暑いのにスーツにネクタイをした、細身の男だった。

年は20代後半だろうか、いや見方によっては40代にも見える。
「どちらさまでしょうか」、家政婦が聞く。
「この家のご主人に用があって参りました、お取次ぎ願えますか」
男は家政婦に名刺を差し出した。

「せっかくですけど、旦那様は仕事で出ています」
名刺を受け取った家政婦が答える。
「それは残念ですね、では、また出直してきます、名刺だけお渡し願えますか」
スーツ姿の男は、駅の方へ立ち去っていった。

えらい長ったらしい名前の名刺やな、家政婦は名刺を見て思った。
帰宅して、名刺を受け取った巨躯の男は驚いた様子で家政婦にたずねた。
「本当にこの男が来たのか」
「はい、間違いございません」、家政婦はかしこまって答えた。

その日の夜。
外資系の証券会社を出た男は駅へ歩きながら思った。
男は会社から巨額の損害賠償請求を受けていた。
もちろん、返済できるあてはない。

すでに私財は全て差し押さえられている。
妻は愛想を尽かして、子供を連れて出て行ったきりだ。
先日、離婚届が送られてきたので、判をついて返しておいた。
このまま死ぬまで会社の飼い殺しか、男は自嘲気味に嗤った。

「少し、よろしいですか」、顔を上げると、1人の男がいた。
暑いのにスーツにネクタイをした、細身の男だった。
年は20代後半だろうか、いや見方によっては40代にも見える。
「な、何の用でしょうか」、男はいった。

「あなたの受けている損害賠償請求がゼロになる話です」、スーツの男はいった。
「なぜ、そのことを、それにそんなことできる訳がない」、男はいった。
「詳しい話を聞きたいのであれば、こちらへご連絡ください」、スーツの男は名刺を渡した。
受け取った名刺を見た嗤う男は、雷鳴に打たれたような衝撃を受けた。

2016年8月7日日曜日

冷やし中華はじめました

最近、土曜日に近所のプールで泳いでいる。
週に一度だが、水泳は全身運動のため、運動量は半端ない。
特に普段の生活では使わない筋肉を使うため、短期間で体型が驚くほど変わる。
トレーナーの指導を受けなくても、簡単にスリムな体型を手に入れることができるw

昨日、近所のプールで泳いだあと、買い物に行った。
売り場に冷やし中華があった。
泳いだ翌日は全身の筋肉が熱を持っている。
明日の昼は冷やし中華を食べて体内からクールダウンすると決めたw

朝、起きて朝食を終えると、インターネットで冷やし中華について調べたりした。
昼になり、冷やし中華を作り、食した。
ちと具が多すぎたが、美味だった。
食べたいときに食べたいものを食べることができて、満足しているw

2016年8月6日土曜日

銘柄を明かさない理由R113 You've Got Mail(後編)

第113話  You've Got Mail(後編)

思えば、初対面のときから面白い女の子やったな。
今まで、付き合った中で、初めてのタイプやな。
初めてくれたメール、どんな内容やろ。
淀屋はモップちゃんからのメールを開いた。

「昨夜は久々に声が聞けて嬉しかったです。
初めて、メールしますね。
電話ではいえないことも、メールならいえるかなと思って・・・」
なんや、なんや、この思わせぶりな書き出しは、淀屋は思った。

「どうしようかな・・・。
いおうかな・・・。
やっぱり止めようかな・・・。
うん、決めた、やっぱりいいます。

実は、あることがあって、とても幸せな気分なんです。
どれくらい幸せかっていうと、一言ではいえないくらいなんです。
淀屋さんなら、この気持ちわかってもらえますよね」
さっぱり、わからへん、淀屋は思いながら読み続けた。

「今日、テレビに淀屋さんに似ているイケメン芸人さんが出ていました。
周りの人から、似ているっていわれませんか。
わたしは絶対に似ていると思います。
ちなみに、そのイケメン芸人さんは、わたしの姉もタイプなんですよ。

そのイケメン芸人さんは、若い女の子にすごく人気があるんですよ。
ファンクラブがあるんですけど、わたしも入ろうかなと思ったくらい。
でも、わたしには淀屋さんがいるから止めておきますね」
似ているイケメン芸人って誰やねん、淀屋は思いながら読み続けた。

「ところで前から聞きたかったんですけど、淀屋さんは何の仕事されているんですか。
わたしは証券会社で株を扱う仕事をしています。
淀屋さんは株ってご存知ですか、株って、なかなか面白いんですよ。
あっ、もう、こんな時間、では、おやすみなさい」

ワテが浪花の相場師って、ホンマに知らんのやろか。
それと、どんな幸せなことがあったんか、さっぱりわからへん。
そういえば贔屓の店で接待したとき、別嬪さんにテンって呼ばれとったな。
まさか・・・テンって・・・天然の意味やったんやろか、淀屋は思った。

女友達との会話で思ったこと

先日、ある女友達から電話があった。
彼女は既婚者かつ同じ年頃の子供もいるので、共通の話題が多い。
家計のこと、子育てのことなどなどである。
自身たちが働き出した頃は、よかった的な話で終わることが多いw

自身たちが働き出した頃は、結婚後、子供ができるまで働くDINKSは少数派だった。
ところが今や子供ができてからも、子供を預けて働く家庭が多い。
主人に収入があるのに、金を払って子供を預かってもらい働く。
最初に聞いたときは、なぜ、そこまでして働くのか理解できなかったw

電話が終わり、ふと思った。
自身たちが働き出した頃より、確実に今の方が条件が悪くなっている。
物価の上昇、増税、預貯金の低金利など。
ところが大卒や高卒の初任給は、ほとんど変わっていないw

日本証券業協会の「証券投資による全国調査(平成27年)」の結果がある。
証券投資の必要性についての質問では、4人中3人が必要だと思っていない。
預貯金ではほとんど増えないにも関わらず、少しでも条件のいいところを探している。
若い世帯は、今の物価や税金、預貯金の低金利が、普通だと思っているのだろうw

含み損が教えてくれること

当たり前だが、評価損益がプラスのときに買い増ししてはいけない。
平均取得単価が高くなり、評価損益率が低下する。
ひとたび株価が下がれば、含み損の増加スピードが加速する。
ドルコスト平均法の投資信託と同程度のリターンしか残せないことになるw

数年にわたる超長期投資の場合、含み損になる時期は必ず訪れると思っておいた方がいい。
急激に含み損が増えたときこそが、絶好の買い増しのチャンスとなる。
下図は8306 ㈱三菱UFJフィナンシャル・グループの2年チャートである。
赤の縦線が、自身が運用している子供ファンドの購入時期であるw

2015年9月に1,200株を購入、同年12月に購入時の株価になったので100株を買い増し。
2016年7月に年初来安値となる急落があり、評価損益率はマイナス40%を超えた。
この際に2,200株を買い増し、平均取得単価を大幅に下げたのである。
えっ、青の縦線は何かって、自身が8,000株の買い増しを行なった時期であるw

2016年8月5日金曜日

分散投資より集中投資

自身にとって、株式投資は実益を兼ねたマネーゲームである。
基本は、安く買って高く売る。
高く買ってしまったなら、買い増しして取得単価を下げる。
買えば配当が確定するので、投資先の企業が倒産しない限り、100%勝てるゲームであるw

自身は、娘の資産を子供ファンドとして運用している。
子供ファンドでは株を購入する前に、購入内容を公開している。
親子とはいえ娘の資産なので、運用内容を公開するのは当たり前だと思っている。
自身は事前に購入内容を公開する投資ファンドを見たことはないw

子供ファンドは購入内容を予告する、前代未聞の運用を行っている。
しかも、子供ファンドは1銘柄への長期にわたる集中投資が基本である。
自身が10年以上の株式投資で学んだ投資手法の集大成ともいえる。
自身は子供ファンドで、分散投資より集中投資が優位だということを娘に証明するつもりだw

2016年8月4日木曜日

銘柄を明かさない理由R112 You've Got Mail(前編)

第112話 You've Got Mail(前編)

大阪のとある高級マンション。
眼下の景色を眺めながら、淀屋は感慨に耽っていた。
ようやく、初代本家淀屋の時代や。
これからは、初代本家が全国の分家を率いることになる。

一族が所有する土地の評価額は、日本の国家予算に匹敵する。
少子高齢化が進む中、土地の資産価値には期待できへん。
次のターゲットを探すんや、一族にとっての次のターゲット、やはり株か。
そこまで考えたとき、机の上のPCがメールの着信を知らせた。

誰からのメールやろ、淀屋はイスに座るとメールをチェックした。
モップちゃんからのメールやんか。
いつも電話やのに、初めてのメールやな。
淀屋はモップちゃんの連絡先を教えてもらったときのことを思い出した。

大阪に来た3人を贔屓の店で接待し、新大阪駅まで送り届けたときのことだった。
3人は新大阪駅に着くと礼をいい、駅の中に入っていった。
淀屋が運転手に車を出すように命じたときだった。
モップちゃんが、ものすごい勢いで戻ってきた。

「どないしたんや、忘れ物か」、淀屋が車から降りて聞く。
「わ、忘れ物です」、モップちゃんが息を切らせながらいう。
「何を忘れたんや」、淀屋が聞く。
「よ、淀屋さんの、て、手相みるの、忘れてました」、モップちゃんがいう。

「はあ、手相って」、淀屋がいう。
「い、いいから見せてください」、モップちゃんがものすごい勢いで淀屋の手を取る。
モップちゃんは空いている手で、バッグからペンを取り出す。
口でキャップを開けると、淀屋の手にペンで何かを書き出した。

「ちょ、痛い、痛いって、何を書いてんねん」、淀屋が慌てていう。
「運命線です、はい、終わりました」、モップちゃんがいう。
淀屋が手のひらをみると、携帯番号らしい数字が書いてあった。
「連絡待ってます」、モップちゃんは駅の中へ駆けていった。

モップちゃんを見送ると、淀屋は後部座席のドアを開け、車に乗り込んだ。
「車を出してもよろしいでしょうか」、運転手が聞く。
「ペンとメモ用紙くれるか、消えへんうちに控えとかんとな」、淀屋がいう。
「そう仰ると思い、用意しておきました」、運転手はペンとメモ用紙を差し出した。

株をしている母親との会話

自身の母親も株式投資をしている。
ここ最近は、自身のアドバイスを聞いて同じ銘柄を保有することが多い。
先日、久しぶりに母親から電話があり、いつしか株式投資の話になったw

自身:そうそう、先日、娘の三菱UFJを買い増しして、3,500株にしたよ。
母親:そうか、三菱UFJは配当がいいからな。
(母親は三菱UFJを、娘と同時期に1,000株購入している)

自身:それと10,000株持っていた株も買い増しして、20,000株にしたよ。
母親:すごいな・・・規模が違うな。
(母親は同じ株を、2,000株保有している)

自身:あと俺も三菱UFJを8,000株買い増しして、10,000株にしたよ。
母親:・・・あんた、いったい配当、どれくらいあるの。
(母親は三菱UFJを、娘と同時期に1,000株購入している)

自身の両親へ
我が家は株式投資で資産を順調に殖やしています。
資金援助等は不要ですので、田舎での老後生活をお楽しみくださいw

2016年8月3日水曜日

個人投資家たちへのエール

最近、本ブログのページビューが増えている。
私的な日記ブログにも関わらず、自身にとって多くの人が記事を読んでくれている。
本ブログのメイン記事は、株式投資に関する記事である。
自身は10年以上前に、ある個人投資家から株式投資という魔法のバトンを受け取ったw

魔法のバトンを受け取ってから、自身は株式投資を学び続けた。
偉大なる相場師たちの著書から、今の投資手法を学んだ。
株式投資を実践することにより、今の投資手法の正しさを確信した。
自身は無敗の投資手法を体得したので、この先も勝ち続けるw

もし君が自身の投資手法に共感したのであれば、いつでも真似ていただいて構わない。
ときおり、他の方の株式ブログを拝見するときがある。
信じてもらえないかもしれないが、他の方が儲かっているのをみると嬉しく思う。
反対に他の方が儲かっていないと、心の中で頑張れとエールを送っているのであるw

無知な会社員は哀れなり

自身は会社勤めをしている。
会社勤めをしているが、株式投資で資産運用をしている。
会社には様々な人がいて、実に興味深い。
面白いことに株式投資をしていない人は、普段の行動でわかるw

・時間イコール収入だと思っている。
・昇給しなければ、収入を増やせないと思っている。
これらの人は残業や休日出勤をいとわない。
まさしく、会社に頼るしかない人たちであるw

年収を年間の総労働時間で割れば、時間給が出る。
残業なしの時間給を算出して、残業手当と比較したことがあるのだろうかと思う。
会社に頼るしかない人たちは、自分たちのコストパフォーマンスを計算できていない。
残業手当のつかない管理職の残業は、時間給を低下させているだけで論外であるw

年収の上昇率が物価の上昇率を上回っているのだろうか。
年収の上昇率が物価の上昇率を上回っていなければ、年収がダウンしていることになる。
人生は自己責任である。
あとで誰も教えてくれなかったといっても、取り返しはつかないのであるw

2016年8月2日火曜日

銘柄を明かさない理由R111 怪物の実力

第111話 怪物の実力

「ふぅ、問題が簡単すぎたようですね」中学生の男子生徒が参考書を閉じていう。
「やれやれ全くだ、誰がこんな問題を考えたんだ」男性会社員を装っていた男がいう。
「ただのイケメンじゃなかったのね」ウィッグを外しながら水商売を装っていた女性がいう。
後継者試験で初の合格者だ、天使の笑顔をもつ男の横顔を見ながら男性秘書は思った。

やがて、「研究会」は閉会した。
出席者は、後継者の天使の笑顔をもつ男に挨拶をし、会場を後にしていく。
「お手柔らかにお願いしますね」、男性会社員を装っていた男がいう。
「彼女はいるの、いるに決まっているわよね」、水商売を装っていた女性がいう。

巨躯の男と男性秘書は、廊下で出席者を見送っていた。
気づくと会場には、中学生の男子生徒しか残っていなかった。
「まだ帰らないのかい、早く帰らないと両親が心配するよ」
席を立とうとしない男子生徒に、天使の笑顔をもつ男は声をかけた。

「どうして、僕のリターンが事実ではないと思ったんですか」
中学生の男子生徒がいう。
「さっきもいったが、値動きの幅や出来高からしてあり得ないリターンだ」
天使の笑顔をもつ男はいった。

「なるほど、では売買履歴を映しますね」
中学生の男子生徒はいい、スクリーンにあるスライドを映した。
映し出されたのは、男子生徒の報告した銘柄の売買履歴だった。
膨大な数の売買で利益をたたき出しており、1ヶ月の最終リターンは報告どおりだった。

「1回の売買に必要な取引手数料を固定因子とし、条件式を組み込みます。
売買差益が固定因子を上回るよう設定したシステムを走らせます。
あとは学校にいる間も、システムが勝手に最大のリターンを出してくれます」
中学生の男子生徒はいい、スライドを閉じた。

「全員、本当のリターンを報告していたのか」
天使の笑顔をもつ男はいった。
「どうでしょう、中には事実ではない報告する大人もいるかもしれませんね」
中学生の男子生徒はいい、席を立った。

「このシステムに名前はあるのかい」、天使の笑顔をもつ男が聞く。
「さすが後継者ですね、今までシステムの名前を聞いてきたのは先生だけです。
システムの名前はアルキメデス、古代ギリシアの数学者の名前をお借りしています。
あと僕には両親はいないので」、中学生の男子生徒は会場を後にした。

株式投資はシンプルで易しい

帰宅中の電車の中、タブレットで麻雀ゲームをしている高齢の会社員がいた。
自身も麻雀ゲームをしたことがあるので、牌と捨て牌をみれば大体の実力がわかる。
会社員の方は手を作るのに一生懸命で、相手の捨て牌を見ていなかった。
麻雀はいかに手を作るかではなく、いかに相手に振り込まないかで勝敗が決まるw

ゲームとして考えると、株式投資は麻雀よりシンプルである。
安く買って高く売る、安く買えなければ、買い増して取得単価を安くする。
麻雀では役を覚え、高度な心理的駆け引きをしなくてはならない。
ところが株式投資で必要な基礎知識は、小学校で学ぶ四則計算だけであるw

もちろん、株式投資にも心理的駆け引きは必要である。
外国人投資家も機関投資家も人間である。
下落相場や停滞相場は皆が弱気になり、定価以下の株価で取引きされる。
皆と逆をいくだけで勝てる株式投資は、麻雀よりシンプルで易しいゲームであるw

2016年8月1日月曜日

倒産しない企業の選び方

銘柄選定は、数多くある投資手法の1つにすぎない。
自身の銘柄選定基準について書いてみる。
当たり前だが、倒産すれば株は紙くずとなる。
倒産しない企業の株を選ぶことが、株式投資においては重要であるw

倒産しない企業とは、どのような企業か。
自身の基準は、社歴の長い企業である。
現在、自身が保有する5銘柄は、全て明治時代から存続する企業である。
明治、大正、昭和の激動の時代を生き延びてきた企業は強いw

関東大震災、世界恐慌、世界大戦など。
まさしく激動の時代を生き延びてきた企業なのである。
今後、自然災害や金融恐慌、戦争が起こったとしても、これらの企業は経験済だ。
これらの企業は倒産する可能性が限りなく低いので、安心して保有できるのであるw

子供ファンド運用報告20160801

子供ファンドの運用を担当しているYです。
子供ファンドの評価損益が増加したので報告いたします。
8306の筆頭株主は年金を運用するGPIFで、2015年3月末の平均取得単価は752.7円。
子供ファンドの取得単価が、現在のGPIFの取得単価より安いのか楽しみであるw