2019年8月31日土曜日

【エッセイ】なぜ株式投資は早くに始めるのがよいのか

自身は週末になると、近くのプールで泳いでいる。
若い頃に水泳の経験はあるが、大会出場を目指しているわけじゃない。
社会人になると、なかなか運動をする機会がない。
あくまでも健康管理の一環で、スリム体型の維持が目的であるw

週末のみの水泳だが、最近、あることに気づいた。
日が経つごとに水泳のフォーム、泳ぎ方が進化しているのである。
同じ時間、同じ距離を泳いでも、最初の頃と疲労度が全く違う。
しかも、スピードも速くなっており、スイミングクラブの小学生以外、敵なしだw

株式投資は早くに始めるのがよいといわれている。
早くに始めた方がよい理由として、よく複利効果が引き合いに出される。
だが複利効果、配当の再投資だけでは限界がある。
自身は水泳と同じで、自身の投資手法も進化していると感じているw

偉大なる相場師たちもそうだが、誰もが最初は初心者である。
自身も最初は思うように譲渡益が得られなかった。
最近になって、ようやく計画通りに譲渡益を得ることができるようになった。
つまり、投資手法を進化させるには時間が必要なので、早く始めた方がよいのであるw

2019年8月30日金曜日

【現在の株式評価額】20190830~今年の相場も8月が底だったようだ~

Yファンド&Kファンド株式(特定預り)
・取得額合計:18,348,466円
・評価額合計:28,678,500円
・損益額合計:10,330,034円(損益率56%)
・保有銘柄数:4銘柄

Rファンド株式(特定預り)
・取得額合計:973,095円
・評価額合計:3,674,880円
・損益額合計:2,701,785円(損益率278%)
・保有銘柄数:1銘柄

Mファンド株式(特定預り)
・取得額合計:9,157,012円
・評価額合計:6,578,700円
・損益額合計:-2,578,312円(損益率-28%)
・保有銘柄数:7銘柄

昨日、自身はMファンドの保有株の買い増しに成功した。
昨日の買い増しで、各ファンドの仕込みは終えたことになる。
本日、各ファンドの保有株の株価が上昇、評価額が増えた。
やはり、今年の相場も8月が底だったようであるw

今年、自身が保有するメガバンク株の配当利回りが5%を超えた。
メガバンク株の配当利回りが5%を超えたのは、実に3年ぶりのことになる。
3年前の相場は、2月、6月、8月に底打ち、その後、上昇相場が訪れた。
自身は、3年前と同じく、仕込んだ株をストロングホールドする所存だw

2019年8月29日木曜日

【現在の株式評価額】20190829~Mファンドで仕込んだ銘柄のヒント公開~

Yファンド&Kファンド株式(特定預り)
・取得額合計:18,348,466円
・評価額合計:28,204,000円
・損益額合計:9,855,534円(損益率54%)
・保有銘柄数:4銘柄

Rファンド株式(特定預り)
・取得額合計:973,095円
・評価額合計:3,603,600円
・損益額合計:2,630,505円(損益率270%)
・保有銘柄数:1銘柄

Mファンド株式(特定預り)
・取得額合計:9,157,012円
・評価額合計:6,462,650円
・損益額合計:-2,694,362円(損益率-29%)
・保有銘柄数:7銘柄

3日前、自身はMファンドの株の買い増し注文を入れた。
高値掴みをした購入時の株価の半値で、指値を入れておいた。
帰宅してから確認すると、本日の最安値で全数約定していた。
さて、お約束どおり、読者の方に購入した銘柄のヒントを公開させてもらうw

----------------------------------------------------
【特別編】銘柄を明かさない理由R~売り買いは三日待て~

元号が変って初めての夏。
大阪難波のタワーマンション。
1人の相場師が、PCのモニターを見ていた。
相場師の名は淀屋、通称"浪花の相場師"と呼ばれていた。

淀屋が見ていたのは、ある自動車メーカーの株の値動きだった。
昨年から下がり始めたこの株に、淀屋は売りで参戦した。
NYダウが今年最大の下げ幅を記録した翌日、淀屋は売っていた全株を買い戻していた。
おそらく、ここが底や、淀屋は不敵な笑みを浮かべたが、すぐに買わなかった。

江戸時代の相場師、本間宗久が残した「宗久翁秘録」には下記の相場格言がある。
「売り買いとも今日よりほか商い場なしと進み立つとき、三日待つべし」
これは焦りを戒め、機会をじっくり待つことを教えた格言である。
だが、油断大敵や、売り買いは三日待てやな、淀屋は思った。

三日後、淀屋は大阪難波のタワーマンションでPCのモニターを見ていた。
自動車メーカーの株は、三日前の株価を下回っていなかった。
やはり、三日前が底やったか、淀屋は不敵な笑みを浮かべた。
不敵な笑みを浮かべた淀屋は、売りで儲けた金で買い注文を入れた。

淀屋が入れた買い注文は瞬時に約定した。
売りで儲けて、買いでも儲ける、ホンマ楽勝な相場やで。
さてと買いの仕込みは終えたし、久々に息抜きするか。
そういや今年はまだ海を見てへんな、海でも見に行くか。

淀屋は、お抱えの運転手に電話した。
「海を見にいきたいんで、車で迎えに来てくれるか。
どの車で迎えにいったらいいかやと。
海いうたら、こないだ買うた新型パジェロに決まっとるやろ」

2019年8月28日水曜日

【Mファンド】面倒なので今週の予告を教えてやる

勘違いするな。
2日前、自身はMファンドの株を買うと予告した。
昨日、買えなかった株が、今日、買えたわけじゃない。
今日も買えなかったので、今週は同じ株の買い注文を入れ続けてやるw




Mファンドは、知り合いの女性のファンドで自身が頼まれて運用している。
運用資金は知り合いの女性のもので、自身は一切、出資していない。
自身の金ではないので、余計に運用に慎重になっているのかもしれない。
自身は、他人の金を適当に分散投資するファンドマネージャーにはなれそうもないw

彼らは「卵は一つのカゴに盛るな」を引き合いに分散投資を勧める。
卵を一つのカゴに盛ると、カゴを落とすと、全部の卵が割れてしまう。
複数のカゴに分けて卵を盛っておけば、一つのカゴが落ちても後は無事。
だから、卵は複数のカゴに分けて盛りましょうという教えだw

少し考えればわかるが、一つのカゴを落としただけで損失は確定する。
ならば、卵を落とさなければ済む話である。
自身は卵を買ってきたら、冷蔵庫に入れるようにしている。
カゴに盛らず、冷蔵庫に入れておくだけで、落とすことはなくなるのであるw

2019年8月27日火曜日

【Mファンド】明日の予告も教えてやる

勘違いするな。
昨日、自身はMファンドの株を買うと予告した。
予告した株が買えたので、別の株を明日、買うわけじゃない。
指値が届かず買えなかったので、明日も引き続き、同じ株の買い注文を入れてやるw




Mファンドは、知り合いの女性のファンドで自身が頼まれて運用している。
今年になってから、自身が運用しているが、手数料等は一切、もらっていない。
この先、含み益になり、利益が出たとしても、一銭ももらうつもりはない。
なぜなら、自身にとってMファンドの運用は、投資手法の検証だからだw

自身は、自身のYファンドで無敗で連戦連勝の投資手法が存在することを証明した。
娘のRファンドで、1銘柄への集中投資でも利益が出せることを証明した。
さらに、嫁のKファンドで中期投資でも利益が出せることを証明した。
Mファンドは、含み損から含み益にする最短期間を確認するための検証なのであるw

2019年8月26日月曜日

【Mファンド】明日の予告を教えてやる

勘違いするな。
自身は自身の為にやっているわけじゃない。
増え続ける税金、減り続ける年金。
金融機関に金を預けても、利息は微々たるものだ。

何がしたいかって?
まあ、黙って見てろよ。
明日の予告を教えてやる。
明日、Mファンドの買いを入れてやるw


Mファンドは、知り合いの女性のファンドで自身が頼まれて運用している。
大半の保有株が高値掴みのため、現在の評価損益率はマイナス30%超。
含み損の額は、200万円を軽く超えている。
もっと早くに自身に運用を任せてくれていればと思うが、こればかりは仕方がないw

明日、買いを入れる銘柄は、購入時の株価の半値になっている。
Mファンドでは以前、別銘柄で無限ナンピンを行っている。
今回は、Mファンド2度目の無限ナンピンになる。
もちろん、数少ない読者の方には購入次第、銘柄を公表させていただく予定だw

銘柄を明かさない理由R270 自己超越者(後編)

第270話 自己超越者(後編)

株の指標の1つにBPS(Book-value Per Share)、1株当たり純資産がある。
計算式は純資産÷発行済み株式数で、株の評価価値、株の定価ともいわれる指標である。
バリュー投資理論の考案者であるベンジャミン・グレアム。
彼は著書「賢明なる投資家」で、投資の中心的概念について次のように述べている。

「割安銘柄は本質的に、株価がその株式の評価価値よりも安い状態にあるわけで、その差がすなわち安全域である。安全域は、計算ミスや運の悪さを十分に吸収する効果がある」
(第20章 投資の中心的概念「安全域」)
また、彼は株式の評価価値の3割以下の株を買いなさいと述べている。

都内のある証券会社の資産運用部署である「アルカディア」。
無敗のクイーンは、無敗のジャックの取引履歴を調べていた。
ま、まさか、無敗のクイーンは、いくつかのデータを確認すると、つぶやいた。
「なるほどな、見えたぞ、貴様の買いの手法」

無敗のクイーンが確認したのは、ジャックが買い増しした2銘柄の定価であるBPS。
あと、今回の買い増し前と買い増し後の平均取得単価だった。
ジャックが今回、買い増しした2銘柄は、いずれも過去に一度、タダ株にしている。
その後、買い増しをしているが、その平均取得単価は驚くほど低い。

ある銘柄は10,000株をタダ株にしていたため、10,000株の平均取得単価は0円。
同数の株を500円ほどで買い増ししているので、500万円÷20,000株=250円ほどだ。
今回の買い増し前の平均取得単価250円は、BPSの2割ほどだ。
今回の買い増しで、平均取得単価は上がったが、それでもBPSの3割に満たない。

バリュー投資理論の考案者であるベンジャミン・グレアム。
グレアムは株式の評価価値、すなわちBPSの3割の株を買えといっている。
だが、現在の相場で、大手優良企業の株価がBPSの3割以下になることはない。
奴は一度、タダ株にして買い増しすることで、平均取得単価をBPSの3割にしたのか。

もちろん、平均取得単価をBPSの3割にしても、まだ株価は下がるかもしれない。
だが、2銘柄の配当利回りは5%を超えている。
配当利回りが、さらに数%以上も上昇するほど、株価が下がるとは考えにくい。
万が一、株価が暴落しても、奴には無限ナンピンがある、無敗のクイーンは思った。

アメリカの心理学者アブラハム・マズロー。
マズローは晩年、5段階の欲求階層の上に、自己超越の段階があると発表した。
彼は自己超越者の割合は、人口の2%ほどであるとしている。
全投資家の2%ほどは、無敗の個人投資家の割合とほぼ同じである。

2019年8月25日日曜日

銘柄を明かさない理由R269 自己超越者(中編)

第269話 自己超越者(中編)

都内のある証券会社の資産運用部署である「アルカディア」。
無敗のクイーンは、無敗のジャックの取引履歴を調べていた。
奴が取引口座を開設し、株式取引を始めたのは2005年。
最初の取引は、数百万円で数銘柄を購入する何の変哲もない分散投資。

その後、数回、銘柄入れ替えをしているが、いずれも少額の利益しかあげていない。
2008年9月、大手投資会社リーマン・ブラザーズが経営破綻した。
経営破綻により、リーマンショックと呼ばれる暴落相場が起きた。
相場が暴落する中、奴は保有する仕手株の買い増しを行なっている。

高値掴みした株が半値になる度、同数の株を買い続ける無限ナンピンだ。
驚くべきことに、奴は仕手株への無限ナンピンを3回行っている。
購入時の株価が半値になったので1回、さらに半値になったので2回。
3回目の無限ナンピンは、購入時の株価の8分の1で行ったことになる。

この時点での奴の仕手株の含み損は数百万円、評価損益率はマイナス50%。
普通なら、ここまで株価が下がる前に、誰もが損切りをするところだ。
だが奴はナンピンした、しかも3回目の無限ナンピンは同数ではなく倍の株数だ。
そのまま株価が下がれば奴は再起不能だったろう、だが、そこが大底だった。

大底を打ったあと、仕手株の株価は上昇し、奴はいち早く含み益になった。
だが、奴は利益を確定せず、その後も仕手株を保有し続けた。
2011年3月、東日本大震災によって相場は急落した。
奴は他の含み益の株を全数売りに出し、今回、買い増しした銘柄の1つを仕込んだ。

2013年12月、株の軽減税率が終了、税金が約10%から約20%に引き上げられた。
多くの投資家が軽減税率終了前に手仕舞いする中、奴だけが保有し続けた。
軽減税率が終了、多くの投資家が買い戻しに向かい、多くの株が年初来高値となった。
多くの株が年初来高値の中、奴は元本引上げの売りを行い、全株をタダ株にした。

数年後、奴は今回、買い増ししたもう1つの銘柄を仕込んだあと、タダ株にしている。
購入時期が異なる銘柄を、なぜ、奴は今回、同時に買い増ししたのか。
何か重要なことを見落としているのかもしれない。
無敗のクイーンは、再び、ジャックの取引履歴を読み返した。

リーマンショック、無限ナンピン、元本引上げの売り、タダ株・・・。
ふと、無敗のクイーンは、自分がジャックならどう動くかを考えてみた。
ま、まさか、無敗のクイーンは、いくつかのデータを確認すると、つぶやいた。
「なるほどな、見えたぞ、貴様の買いの手法」

2019年8月24日土曜日

【エッセイ】勝ち組だと勘違いしている負け組の親の話

自身の親は、家が貧乏だったが、裸一貫で結構な資産を築いた。
今でもことあるごとに、自分は親からの援助はなかった。
だが、自分は子どもたちに援助してきた勝ち組だと自慢している。
もちろん、自身は働き出してから、親に援助してもらったことはないw

親は家が貧乏だったので、高校に行かせてもらえなかった。
中学卒業後、すぐに働き出し、やがて独立し、自営業を営んできた。
景気のよいときは何人もの人を使っていた。
金が貯まると、不動産を購入しては、資産を増やしていたw

先日、親の資産を見る機会があった。
親の資産を見て、勝ち組どころか負け組じゃねえかと思った。
親は自営業だったので、年金受給額は国民年金の分しかない。
年金受給額を考えると、2000万円どころか、少なくとも4000万円は必要であるw

親の資産総額は4000万円以上あるが、その半分近くが不動産なのである。
収益物件があれば救いはあるが、複数の不動産の内、収益物件は1件だけ。
他は空き家などの非収益物件で、固定資産税などを支払っている赤字物件である。
親には遠回しに負け組であることを示唆しておいたが、おそらく気づいていないだろうw

銘柄を明かさない理由R268 自己超越者(前編)

第268話 自己超越者(前編)

アメリカの心理学者アブラハム・マズローが理論化した「自己実現理論」。
マズローは人間の欲求を5段階の階層で理論化した。
マズローが提唱した人間の基本的欲求を、高次の欲求から並べると以下になる。
自己実現の欲求、承認の欲求、社会的欲求 / 所属と愛の欲求、安全の欲求、生理的欲求。

マズローは晩年、5段階の欲求階層の上に、さらにもう一つの段階があると発表した。
それは自己超越 (Self-transcendence) の段階である。
さらに、自己超越者 (Transcenders) の特徴は以下だとしている。
・「在ること」 (Being) の世界について、よく知っている
・「在ること」 (Being) のレベルにおいて生きている
・統合された意識を持つ
・落ち着いていて、瞑想的な認知をする
・深い洞察を得た経験が、今までにある
・他者の不幸に罪悪感を抱く
・創造的である
・謙虚である
・聡明である
・多視点的な思考ができる
・外見は普通である (Very normal on the outside)
マズローによると、このレベルに達している人は人口の2%ほどであり、子供でこの段階に達することは不可能だとしている。(wikipediaより)

元号が変って初めての夏。
都内のある証券会社の資産運用部署である「アルカディア」。
「アルカディア」の責任者である、無敗のクイーンは考えていた。
東京証券取引所の取引は、少し前に終わっていた。

今朝、無敗のジャックが2銘柄への買い注文を入れた。
昨日のNYダウは、今年最大の下落幅だった。
東京証券取引所の取引開始前、NYダウの大幅下落により、売り注文が殺到していた。
ジャックの買い注文は、指値を下回る取引開始値で約定していた。

2銘柄の配当利回りは5%を超えている。
だが、配当狙いなら、他に高配当の株はいくらでもある。
にも関わらず、ジャックは保有している2銘柄を買い増ししている。
なぜ、ジャックは保有している2銘柄を買い増したんだ。

奴が編み出した投資手法、無限ナンピン。
無限ナンピンでは、株価が半値になる度に同数の株を買い続ける。
無限ナンピンのように、今回の買い増しには必ず何かしらの法則があるはずだ。
無敗のクイーンは、ジャックの取引履歴を調べることにした。

2019年8月23日金曜日

銘柄を明かさない理由R267 買いの奥義(後編)

第267話 買いの奥義(後編)

都内のある証券会社には、自社の資産を運用する部署があった。
資産運用部署は理想郷を意味する「アルカディア」と呼ばれていた。
「アルカディア」の責任者は女性で、無敗のクイーンと呼ばれていた。
無敗のクイーンは、無敗の個人投資家たちの売買を参考に資産運用していた。

元号が変って初めての夏。
早朝のアルカディアで、無敗のクイーンはある男の買い注文を待っていた。
待っていたのは無敗の個人投資家の1人、無敗のジャックの買い注文だった。
無敗のクイーンは、無敗のジャックとの昨年末の会話を思い返した。

休日の河川敷、無敗のジャックは暇そうに寝そべっていた。
たわいもない会話の中で、奴がいった。
「今の相場は、3年前の相場にそっくりだよな」
それ以上、奴は何もいわなかったが、奴の考えていることはわかる。

奴は3年前と同じ相場で、最も効率よく儲けようとするはずだ。
3年前の相場は、2月、6月、8月に底を打った。
3年前の奴は、2月、6月、8月に的確に買い向かった。
この8月も、おそらく奴は買い向かうはずだ、だが、いつ何を買うのか。

そのとき、システムのアラートが無敗の個人投資家の買い注文を知らせた。
無敗のクイーンが確認すると、無敗のジャックの買い注文、Jアラートだった。
Jアラートは、ジャックが保有する株の買い増しだった。
現在、ジャックが保有する2,000株を3,000株にする買い注文だった。

確か、この株は年初来安値で推移している。
いつも通りの割安株狙いか、芸のない奴だ、無敗のクイーンは笑みを浮かべた。
無敗のクイーンは、ジャックに追随すべく買い注文を入れようとした。
そのとき、システムのアラートが再び、無敗の個人投資家の買い注文を知らせた。

無敗のクイーンが確認すると、またしてもジャックの買い注文、Jアラートだった。
Jアラートは、ジャックが保有する別の株の買い増しだった。
現在、ジャックが保有する20,000株を30,000株にする買い注文だった。
奴が同日に2銘柄の買い注文を入れるのは初めてだ、無敗のクイーンは思った。

奴が同日に2銘柄の買い注文を入れたのには、何か理由があるはずだ。
無敗のクイーンは、3年前の2銘柄の株価データを調べて気づいた。
3年前の8月、2銘柄の配当利回りは5%を超えていた。
3年ぶりに、2銘柄そろって配当利回りが5%を超えた日が昨日だったことに。

2019年8月22日木曜日

銘柄を明かさない理由R266 買いの奥義(中編)

第266話 買いの奥義(中編)

福澤桃介という偉大なる相場師がいた。
彼こそは眉目秀麗にして大胆不敵、「黄金の化身」と称された天才相場師である。
1868年(明治元年)に貧農の家に生まれ、苦学の末、慶応義塾へ入学する。
若くして米国へ留学した彼は、帰国後、福澤諭吉の娘と結婚する。

1895年、肺結核の療養中に数冊の投資本と仲間の手ほどきを元に、株式投資を始める。
1906年、日露戦争後の国内株式市場に伝説となる大相場が始まる。
当時165円だった東京証券取引所株が800円近くまで値上り、世間は熱狂に包まれる。
翌1907年1月に相場は下落相場に転じ、東京証券取引所株は230円まで下落する。

彼はこの相場に買いで参戦、ピーク前に売り抜けた後、売りを仕掛けて巨万の富を得る。
その後、株式投資で得た資金を元手に実業界へ進出、「電力王」と呼ばれるまでになる。
晩年は慶応義塾在学中に知り合った日本人女優第1号とされる貞奴と静かに余生を送った。
彼の葬儀には妻、妹、貞奴の姿があったという。

彼は、株式投資において注意すべきこととして、以下の言葉を残している。
「第一は、預金利子を標準として売買し、理屈外に相場が上がって世の中が馬鹿騒ぎをしているときには決して手を出さないこと、第二に、株は会社が安全な物のみを選ぶこと、第三に、決して借金までして株を買わないことの三点である」

元号が変った年。
国内相場は、昨年から下がり続けていた。
下がり続ける相場の中、驚くべきことに1人の男は利益を出していた。
利益を出している男は無敗の個人投資家で、無敗のジャックと呼ばれていた。

下がり続ける相場の中、ジャックは10年来の安値水準にあった株を仕込んだ。
仕込んでから二割以上の益が出ると、ジャックは元本引上げ売りを行った。
タダ株を手に入れたジャックは思った。
3年前と同じ値動きの相場、仕込みの本番はこれからだ。

ある夏の日、ジャックが待っていたときがついに来た。
狙っていた2銘柄の配当利回りが、場中に5%を超えたのである。
翌日の早朝、起床したジャックはPCを起動、昨日のNYダウを確認した。
確認すると、昨日のNYダウは今年最大の下落幅を記録していた。

「いざ、参ろうか」ジャックは不敵な笑みを浮かべるとつぶやいた。
ジャックは狙っていた2銘柄へ過去最高額となる買い注文を入れた。
会社へ向かうべく、身支度を始めたジャックはつぶやいた。
「2銘柄への集中投資、これぞ、まさしく二刀流の買いの奥義なり」

2019年8月21日水曜日

銘柄を明かさない理由R265 買いの奥義(前編)

本ブログには、自身が初めて書いた小説「銘柄を明かさない理由R」がある。
5人の無敗の相場師、ロイヤルストレートフラッシュの物語である。
そして彼らを取り巻く人々の物語でもある。
もちろん、素人が書いた小説なので、プロの方が書いた小説の足元にも及ばないw

主要登場人物は、無敗の天然こと10(テン)、無敗の相場師J、無敗のクイーンことQ。
無敗の大物相場師キングことK、無敗の若き相場師エースことAである。
しばらく、連載が止まっていたが、仕込みを終えたので再開することにする。
今までの舞台は過去だったが、これからは現代が舞台になるw

「銘柄を明かさない理由R」はフィクションだ。
だが、自身は可能な限り、現在進行形の相場とリンクさせたいと考えている。
なぜなら、現在進行形の相場とリンクさせたほうが、書いていて楽しいからだ。
それでは、「銘柄を明かさない理由R クーロンズ・アイ編」をお届けするw

--------------------------------------------------------------------------
第265話 買いの奥義(前編)

元号が変る前の年。
年の瀬の休日、東京証券取引所の横にある兜神社に1人の男がいた。
スーツ姿にコートを羽織った男は、どこにでもいそうな会社員だった。
男は会社員だが無敗の個人投資家でもあり、無敗のジャックと呼ばれていた。

ジャックは右手で柄杓を取ると、水盤の水で左手を洗った。
左手を洗うと、柄杓を左手に持ち替え、右手を洗った。
右手を洗うと、柄杓を右手に持ちかえ、左手に水を受け、口をすすいだ。
静かにすすぎ終わると、水をもう一度左手に流した。

手水の作法を終えたジャックは神前に進んだ。
日の光を受けて輝く賽銭箱に、ジャックは賽銭を投じた。
ジャックは今年の相場での勝利にお礼を告げ、来年の相場での勝利を祈願した。
拝礼を終えたジャックは、兜神社を出ようとした。

ジャックが前を見ると、兜神社の入口に中折れ帽をかぶったスーツ姿の男がいた。
男は目深に中折れ帽をかぶっていたので、口元しか見えなかった。
中折れ帽の男は兜神社に入ると、ジャックの横を抜け、神前に向かった。
自分以外にも兜神社へ来る奴がいるとは、ジャックは思った。

そのとき、ジャックの背後から声がした。
「株はいくら下がっても配当の利息が生じ、その品質は下がらない。
つまり株は利息がつくから、いつまで持っていても損はない」
ジャックは振り返ろうとしたが、身体がいうことを聞かず、振り向けなかった。

神前にいる中折れ帽の男は続けていった。
「株の売買をする際には株の利子、配当を注視せよ。
下落相場では、あり得ない配当の株が往々にして出現する」
ジャックは声を出そうとしたが、声すらも発することができなかった。

身動きの取れないジャックに、神前にいる中折れ帽の男がいった。
「第一は、株は配当を注視して売買すること。
第二に、株は会社が安全な物のみを選ぶこと。
第三に、決して借金してまで株を買わないこと」

一息つくと、神前にいる中折れ帽の男がいった。
「これ、すなわち桃介流の買いの奥義なり」
桃介流だと、奴は「黄金の化身」と称された相場師、福澤桃介なのか。
身体が自由になったジャックが振り向いたとき、神前には誰もいなかった。

2019年8月20日火曜日

【現在の株式評価額】20190820~Nobody rings a bell at the market bottomに思うこと~

Yファンド&Kファンド株式(特定預り)
・取得額合計:18,348,466円
・評価額合計:28,730,500円
・損益額合計:10,382,034円(損益率57%)
・保有銘柄数:4銘柄

Rファンド株式(特定預り)
・取得額合計:973,095円
・評価額合計:3,651,120円
・損益額合計:2,678,025円(損益率275%)
・保有銘柄数:1銘柄

Mファンド株式(特定預り)
・取得額合計:8,769,013円
・評価額合計:6,221,400円
・損益額合計:-2,547,613円(損益率-29%)
・保有銘柄数:7銘柄

先週、Yファンド&Kファンドで株を購入した。
本日も、自身の保有株は上昇、評価額は最高額になった。
ウォール街の相場格言に「Nobody rings a bell at the market bottom」がある。
株価が底打ちしたときに、ベルを鳴らしてくれる人などいないという意味であるw

今の相場は、2月、6月、8月に底打ちした3年前の相場とそっくりだ。
3年前、自身は2月、6月、8月に買わせていただいた。
当時も思ったが、株価が底打ちしてもベルを鳴らしてくれる人はいない。
無敗の個人投資家は相場の底を見抜き、自らにベルを鳴らすのであるw

2019年8月19日月曜日

【現在の株式評価額】20190819~3年前の夏の思い出~

Yファンド&Kファンド株式(特定預り)
・取得額合計:18,348,466円
・評価額合計:28,607,500円
・損益額合計:10,259,034円(損益率56%)
・保有銘柄数:4銘柄

Rファンド株式(特定預り)
・取得額合計:973,095円
・評価額合計:3,638,160円
・損益額合計:2,665,065円(損益率274%)
・保有銘柄数:1銘柄

Mファンド株式(特定預り)
・取得額合計:8,769,013円
・評価額合計:6,200,400円
・損益額合計:-2,568,613円(損益率-29%)
・保有銘柄数:7銘柄

先週、Yファンド&Kファンドで株を購入した。
本日、自身の保有株は上昇、評価額は最高額になった。
購入したのは、配当利回りが5%を超えたメガバンク株だ。
そのことに気づいた外国人投資家たちが、慌てて買いに来ているのかもしれないw

この数年、メガバンク株の配当利回りが5%を超えたのは3年前の夏だけだ。
当時の相場は総悲観状態で、個人投資家で買い向かった者は数えるほどだった。
今の相場は、3年前の夏と同じ状態にある。
外国人投資家たちには、歴史から学習して欲しいものであるw

2019年8月17日土曜日

【エッセイ】国家資格は取るべきだと思った話

最近、自身と同世代の会社員にある出来事があった。
異動することになったが、国家資格がないため、新規事業の営業に回された人。
異動することになったが、国家資格があるため、花形部署に迎えられた人。
自身からすると、2人のスキルはほぼ互角、異なるのは国家資格の有無だけだw

自身は建築士の有資格者だ。
あまり、知られていないが、建築士にも種類がある。
一級建築士、二級建築士、木造建築士とあるが、国家資格は一級建築士だけだ。
自身は一級建築士で、勤務先からは資格手当を支給されているw

今年、娘は医療系の大学を卒業、国家資格を取り働き出した。
先日、働き出した娘から給与額を聞いて驚いた。
娘と同年代の女性の平均給与を上回っていたのである。
自身の勤務先の同年代の女性社員より、多くの給与を貰っているのであるw

終身雇用が崩壊する中、学歴だけでは通用しない社会になっている。
いくら仕事ができても、いずれは世代交代に伴う役職定年が訪れる。
そのとき、国家資格を持っていない人は、ただの人である。
もし、国家資格を持っていない方がいるなら、国家資格を取ることをオススメするw

2019年8月16日金曜日

【エッセイ】株銀さんへのお礼と回答

ブログのPV数が急増していた。
もしやと思い、株銀さんのブログを訪れた。
株銀さんのブログは「アベノミクスの上昇相場の大天井は、いつか?」である。
ありがたいことに、自身の昨日の買いを記事にしていただいていたw

株銀さんは株歴30年の大ベテランで人気株ブロガーである。
自身のことを記事にしてくれるだけで、ありがたく思っている。
株銀さんの記事の内容について、お答えしておこうと思う。
昨日、自身が買い増しした銘柄は、株銀さんの予想通りですw

・8306 ㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ 10,000株 平均約定単価 496.6円
・8316 ㈱三井住友フィナンシャルグループ 1,000株 平均約定単価 3,442円
ただ、2銘柄とも以前に元本を引き上げたことがあるため、含み損にはなっていません。
現在の2銘柄の保有株数と平均取得単価は以下になりますw

・8306 ㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ 30,000株 平均取得単価 366円
・8316 ㈱三井住友フィナンシャルグループ 3,000株 平均取得単価 2,450円
自身は4銘柄保有していますが、あとの2銘柄はタダ株で平均取得単価は0円。
つまり、保有する4銘柄全てが含み益の状態ですので、ご安心くださいw

2019年8月15日木曜日

【現在の株式評価額】20190815~過去最高額で仕込んだ銘柄のヒント公開~

Yファンド&Kファンド株式(特定預り)
・取得額合計:18,348,466円
・評価額合計:28,350,000円
・損益額合計:10,001,534円(損益率55%)
・保有銘柄数:4銘柄

Rファンド株式(特定預り)
・取得額合計:973,095円
・評価額合計:3,592,800円
・損益額合計:2,619,705円(損益率269%)
・保有銘柄数:1銘柄

Mファンド株式(特定預り)
・取得額合計:8,769,013円
・評価額合計:6,129,500円
・損益額合計:-2,639,513円(損益率-30%)
・保有銘柄数:7銘柄

本日、Yファンド&Kファンドで株を購入した。
1日当りの購入額としては、過去最高額の買いだ。
昨夜、NYダウが急落したおかげで、予定より安く仕込むことができた。
さて、お約束どおり、読者の方に購入した銘柄のヒントを公開させてもらうw

----------------------------------------------------
【特別編】銘柄を明かさない理由R~買いの奥義~

都内のある証券会社には、自社の資産を運用する部署があった。
資産運用部署は理想郷を意味する「アルカディア」と呼ばれていた。
「アルカディア」の責任者は女性で、無敗のクイーンと呼ばれていた。
無敗のクイーンは、無敗の個人投資家たちの売買を参考に資産運用していた。

元号が変って初めての夏。
早朝のアルカディアで、無敗のクイーンはある男の買い注文を待っていた。
待っていたのは無敗の個人投資家の1人、無敗のジャックの買い注文だった。
無敗のクイーンは、無敗のジャックとの昨年末の会話を思い返した。

休日の河川敷、無敗のジャックは暇そうに寝そべっていた。
たわいもない会話の中で、奴がいった。
「今の相場は、3年前の相場にそっくりだよな」
それ以上、奴は何もいわなかったが、奴の考えていることはわかる。

奴は3年前と同じ相場で、最も効率よく儲けようとするはずだ。
3年前の相場は、2月、6月、8月に底を打った。
3年前の奴は2月、6月、8月に買い向かった。
この8月、おそらく奴は買い向かうはずだ、だが、いつ何を買うのか。

そのとき、システムが無敗の個人投資家の買い注文を知らせた。
無敗のクイーンが確認すると、無敗のジャックの買い注文だった。
買い注文は、ジャックの保有するメガバンク株の買い増しだった。
現在、ジャックが保有する2,000株を3,000株にする買い注文だった。

確か、このメガバンク株は年初来安値で推移している。
いつも通りの割安のメガバンク株狙いか。
無敗のクイーンは、ジャックに追随すべく買い注文を入れようとした。
そのとき、システムが再び、無敗の個人投資家の買い注文を知らせた。

無敗のクイーンが確認すると、無敗のジャックの買い注文だった。
買い注文は、ジャックが保有する別のメガバンク株の買い増しだった。
現在、ジャックが保有する20,000株を30,000株にする買い注文だった。
奴が同日に2銘柄の買い注文を入れるのは初めてだ、無敗のクイーンは思った。

奴が同日に2銘柄の買い注文を入れたのには、何か理由があるはずだ。
無敗のクイーンは、3年前の2銘柄の株価データを調べて気づいた。
3年前の8月、2銘柄の配当利回りは5%を超えていた。
3年ぶりに、2銘柄そろって配当利回りが5%を超える日が今日だったのである。

2019年8月14日水曜日

【エッセイ】格差は広がる訳だと思った話

今年、自身の娘は勤め先の近くで1人暮らしを始めた。
娘にとって初めての1人暮らしなので、いろいろ手配をしてやった。
手配をしていて、格差は広がる訳だと思った。
格差は広がる訳だと思ったことについて書いてみるw

先ずは娘が住む住まい探しから始まった。
本人が気に入ったところが、よいだろうと思い、1人で探させた。
娘がいくつか候補先ができたというので、一緒に内見をすることにした。
ところが、一緒に行くと、すでに娘の候補先は1箇所に決められていたw

娘は決めたつもりはないのに、不動産屋が勝手に決めていたのである。
仕方ないので、不動産屋が決めた物件を内見した。
駅からも近く、条件もわるくなかったので、OKした。
ところが契約の際、クレジットカード契約が必要だといわれたので断ってやったw

クレジットカードの初年度会費は無料かもしれない。
だが、次年度からは年会費が必要になるし、そもそも我が家は現金主義だ。
ならば、クレジットカード契約なしで、家賃に上乗せしとけという話である。
姑息な手段で、家賃を安く見せようとする不動産屋とは、二度と取引しないつもりだw

その後、自身がいくつか候補先を探し、その中で娘が気に入った住まいを契約した。
駅近、セキュリティ完備、新婚世帯でも居住できる広さのマンションである。
相場に比べ家賃は高いが、娘の勤務先からは結構な額の住宅手当が出る。
住宅手当が出ることを考えると、娘の負担額はしれているw

娘の引越し当日、ガスの開栓には自身が立ち会った。
ガス屋が来て、前の入居者がリース契約していたガス警報機の取り外しを始めた。
取り外しが終わると、ガス屋が自身にガス警報機の案内をしてきた。
自身は「ガス警報機は義務化されていませんよね」と聞いたw

ガス屋は「火災は義務化されましたが、ガスは義務化されていません」といった。
その後、ガス屋は自身にガス警報機について案内をすることはなかった。
前の入居者は、義務化されていないガス警報機をリースさせられていたことになる。
支出に対してのギモンを持てない人が多ければ、格差が広がるのかもしれないw

2019年8月13日火曜日

【エッセイ】人の行く裏に道あり花の山

「人の行く裏に道あり花の山」
株式投資の格言といえば、何をおいてもまず出てくるのが、この言葉である。
投資家は、とかく群集心理で動きがちだ。いわゆる付和雷同である。が、それでは大きな成功は得られない。むしろ他人とは反対のことをやった方が、うまくいく場合が多いと説いている。
大勢に順応すれば、確かに危険は少ないし、事なかれ主義で何事によらず逆らわないのが世渡りの平均像とすれば、この格言、多分にアマノジャク精神に満ちている。だが、人生の成功者は誰もやらないことを黙々とやってきた人たちであり、欧米では「リッチマンになりたければ“孤独”に耐えろ」と教えるのが通例。人並みにやっていたのでは、人並みの結果しか得られないというわけだ。
株式相場は、上げばかりでもなければ、下げばかりが続くこともない。どこかで転機を迎える。その転機を、どうしたらつかめるか。四囲の環境や材料から続み取るのは、むろん大切なことだが、大勢があまりにも一方へ偏り過ぎたときなどには、この格言を思い出すことだ。(日本証券業協会ホームページより)

「人の行く裏に道あり花の山」は、自身も好きな相場格言だ。
同様の格言は数多くあるが、江戸時代の相場師、本間宗久はこれを極意としている。
「米だんだん下げ、人気も揃い弱く、何程下がるも知れがたく、わが考えも弱かるべしと思う節、心を転じ買い入れるべきなり。この思い切り、海中に飛び入る心持ち甚だ成しにくきものなれど、その節疑いの気を生ぜず買うべし。きわめて利運なり。下げと見込むとき、思い入れの通り下がるものなれば心易きものなれど(わけはないが)、人気下がると片寄るときは、かえって上がるものゆえ考えに及ばざるなり。上げも同断。すなわち海中に飛び込む心持ち、極意なり」(宗久翁秘録より)

相場が下落し、買い向かうとき、自分だけが買おうとしているのではないかと思う。
まさしく、相場における「孤独」の真骨頂である。
この局面で買い向かうことこそが、宗久翁のいう極意なのかもしれないw

2019年8月12日月曜日

【Y&Kファンド】今週の予告を教えてやる

勘違いするな。
自身は自身の為にやっているわけじゃない。
増え続ける税金、減り続ける年金。
金融機関に金を預けても、利息は微々たるものだ。

何がしたいかって?
まあ、黙って見てろよ。
今週の予告を教えてやる。
今週、Y&Kファンドの買いを入れてやるw


以前から書いているが、今年の相場は3年前の相場とそっくりだ。
3年前、相場は2月、6月、8月と底を打ち、年末へかけて上昇した。
自身はかねてより、8月に過去最高額の買いを入れると決めていた。
予定通り、8月の相場は大底へ向かいつつあるw

資金が不足していたが、5938 ㈱LIXILグループの売買で資金を稼ぐことができた。
先日、都内にある貸切状態のATMで、株取引口座への資金移動を行なった。
自身の勤め先は公共性が高いため、外国人のようなバカンス休暇はない。
よって、買ったその日の内に、読者の方には銘柄を公表したいと考えているw

2019年8月10日土曜日

【投資手法】本多式株式投資法について

本多静六氏は苦学の末、東京山林農学校を首席で卒業。
その後、東京農科大学(現在の東大農学部)の助教授となる。
「月給4分の1天引き貯金」により、莫大な財産を築いたとされている。
あまり知られていないが、莫大な財産を築けたのは彼の投資法によるところも大きいw

彼が株式投資をしていた時代は現物取引はなく、信用取引しかなかった。
期限が来ると、例え、損失が出ていようが現金で全株を引き取る必要があった。
彼は常に全株を引き取れるだけの現金を用意してから、相場に挑んだ。
いわば、現物取引と同じで、証券会社から借金しなかったのであるw

彼は株式で「二割利食い、十割益半分手放し」という投資法を押し通した。
引き取り期限の来る前に、思いがけぬ株価の値上りがあったとする。
彼は買値の二割益というところで、キッパリと利食いした。
それ以上は欲を出さない、これこそが「二割利食い」の投資法であるw

次に、いったん引き取った株が、長い年月の間に2倍以上になることがある。
そのときは手持ちの株の半分を売り放ち、残った株をタダ株にするのである。
これこそが「十割益半分手放し」という投資法である。
反対に値下がりしても、彼はいつまでも持ち続けたので損をしなかったのであるw

2019年8月9日金曜日

【エッセイ】投資をしない人の損失は計り知れないと思った話

自身の本業は会社員で、同年代平均の給与収入である。
だが、趣味の株式投資の収入や大家としての家賃収入がある。
これらの収入だけで、年間収入は1000万円を軽く超える。
もちろん、同世代の平均世帯年収をも軽く超えることになるw

株式投資を始める前、自身には給与収入しかなかった。
残業や休日出勤、あるいは昇給しなくては収入は増やせないと思っていた。
だが、株式投資を始めて、世界は変った。
株式投資により住宅ローンを一括完済、負債をなくすことに成功したw

負債がなくなれば、それまでの返済額が貯まり続ける。
一定額が貯まるたびに株を購入すると、配当が増える。
配当が増えると、貯まるスピードが加速、貯蓄は増え続ける。
増えた貯蓄で住宅ローンを完済した物件をリフォーム、人に貸して家賃を得ているw

もし、株式投資を始めていなかったら、自身は今も住宅ローンを返済していただろう。
唯一の収入源である給与収入を増やすため、仕事の鬼になっていたかもしれない。
残業や休日出勤をもいとわない、それこそ社蓄のような生活を送っていただろう。
そのように考えると、投資をしない人の損失は計り知れないと思うのであるw

2019年8月8日木曜日

【エッセイ】短所だが長所でもあること

短所とは、劣っているところで欠点のことをいう。
長所とは、性質や性能などで優れていることをいう。
人は誰しも、短所と長所を併せ持っている。
自身の短所と長所について書いてみるw

自身の短所は、金の請求がわずらわしければ後回しにすることだ。
数年前、ある金を請求するのに、戸籍謄本が必要だった。
戸籍謄本は近くで取れなかったが、郵送で取り寄せることもできた。
だが、手続きがわずらわしかったので、数年間、請求しなかったw

なぜ、わずらわしい請求を後回しにするのか不思議だったが、わかった気がする。
株式投資では、わずらわしい手間は口座開設の手間くらいだ。
口座開設すれば、クリックするだけで、譲渡益や配当を手に入れることができる。
金のためにわずらわしいことをさせられるのは、勘弁して欲しいのであるw

自身にとって、短所は長所でもある。
自身は金が手に入るとわかっていても、早く手に入れたいとは思わない。
金が手元にないと、どれだけ相場が激しく変動しようが資金を追加することはない。
どんなに相場が下げようが、慌てることがなくなるのであるw

2019年8月7日水曜日

【これから株を始める君へ】株を始めると多く貯蓄ができる話

世間では、株はギャンブルと思っている人が多い。
事実、自身の身の回りでも、株式投資で資産運用している人は数えるほどだ。
株をギャンブルだと思っている人に、株を勧めても聞く耳を持たない。
聞く耳を持たない人は、石橋を叩きまくって破壊、渡れない人だと思ってるw

以前、知人と飲んでいるときに、資産が1日百万単位で増減することもあると話した。
昨年、その知人から話を聞いた別の知人が、自身に株を教えて欲しいといってきた。
株式投資が初めての知人に、株式投資の必勝法を教えた。
一言でいうと、積立投資や分散投資はせず、年に2回、1銘柄への集中投資をしろだw

先日、株を教えた知人と話す機会があった。
口座の残高を確認したら、予想より多く貯蓄できていました。
これで予定していたより多く株を買い増しできそうですと、嬉しそうに知人がいった。
自身もそうだったが、株を始めると思っていたより多く貯蓄できるようになるw

なぜなら、最も買いたい物が株になるからだ。
株を買いたいと思うと、自然と他の物欲が低下、ムダ遣いが抑制される。
例えは違うかもしれないが、「アリとキリギリス」のアリ状態になるのである。
知人は自身より若いが、自身と同じ歳になる頃には結構な資産ができていることだろうw

2019年8月6日火曜日

【エッセイ】相場が3年前と同じなので関西のパワースポットを訪れた話

以前から書いているが、今年の相場は3年前の相場と似ている。
3年前、相場は大きく下がり、2月、6月、8月に底を打った。
想定通り、2月、6月の相場は大きく下げた。
さらに8月、相場は3年前と同じく底を打ちつつあるw

ウォール街に「Plan your trades. Trade your plan」という相場格言がある。
トレードをプランし、そのプランでトレードしろという意味である。
思いつきでトレードしても、うまくはいかないという戒めでもある。
今年、自身はトレードをプランしたが、現在、プラン通りに推移しているw

自身は8月に過去最高額となる買いを入れることにしたが、若干、資金が不足していた。
したがって、8月までに株の中期トレードで資金を殖やすことにした。
急落していた5938 ㈱LIXILグループをトレードし、資金を殖やすことができた。
あとは、プラン通りに8月の大底で狙いの株を買い、年末に売り抜けるだけだw

先日、関西方面へ出かける用事があったので、関西のパワースポットに立ち寄った。
自身にとって、関東でのパワースポットは東京証券取引所横にある兜神社である。
自身にとって、関西のパワースポットは、大阪の淀屋橋にある。
世界初の先物取引市場となる米市を開設した人物を称える「淀屋の碑」であるw

2019年8月4日日曜日

【エッセイ】親の財産は要らないが遺産分割に参加する理由

以前から書いているが、自身は親の財産を欲しいとは思わない。
金に困っていないことと、親の財産には弟たちから搾取した金が含まれているからだ。
だが、自身は遺産分割協議には参加するつもりだ。
なぜ、財産は要らないのに、参加するのか理由を書いてみるw

別に親の財産の多さに欲が出たとかではない。
先日、現在の親の資産を知る機会があったが、自身よりも少なかった。
親は自分の兄弟や自身の弟たちから搾取してきた。
自分の兄弟や子どもから搾取したのに、これだけかと思ったほどの金額だったw

なら、なぜ自身は相続放棄せずに、遺産分割協議に参加するのか。
答えは、娘への慰謝料をもらうためである。
自身の娘は、自身の親から他の孫たちとは異なる仕打ちを受けた。
初めて娘からそのことを聞いたとき、自身は心の中でぶち切れたw

自身は遺産分割協議に参加、娘への慰謝料をもらうつもりだ。
娘は慰謝料なんぞ要らないというだろうが、もらわないと親の自身の気が収まらない。
このままだと、理不尽なことをされても、やったモン勝ちである。
負の連鎖を断ち切るためにも、仏教徒の親に因果応報をわからせてやるつもりだw

2019年8月2日金曜日

【エッセイ】狙いの株が射程圏内に入って思うこと

自身は現在、大きく分けて、3つのファンドを運用している。
自身と嫁の資産を殖やすための、Y&Kファンド。
娘の資産を殖やすための、Rファンド。
知り合いの女性の資産を殖やすための、Mファンドw

Mファンドは高値掴みしている銘柄が多く、絶賛、含み損状態だ。
含み損の場合、下がれば、買い増しして平均取得単価を下げなくてはならない。
本日、Mファンドの買い増し狙いの銘柄が大きく下がった。
具体的には、買い増しする射程圏内に入ったのであるw

株式投資で勝ち続けることができる人はいないといわれている。
勝ち続けることができるのは、天才だともいわれている。
自身は株式投資を始めてから、連戦連勝の無敗だ。
だが、自身は天才ではなく、幼い頃に受けたIQテストでも天才ではなかったw

自身が勝ち続けることができるのには理由がある。
偉大なる相場師たちの教えを忠実に守っているからだ。
是川銀蔵、本多静六、福澤桃介などなど。
彼らの教えは時代が変っても変ることがない、不変の教えなのであるw

2019年8月1日木曜日

【現在の株式評価額】20190801~今年の相場は困った相場である~

Yファンド&Kファンド株式(特定預り)
・取得額合計:9,938,478円
・評価額合計:21,765,500円
・損益額合計:11,827,022円(損益率119%)
・保有銘柄数:4銘柄

Rファンド株式(特定預り)
・取得額合計:973,095円
・評価額合計:3,881,520円
・損益額合計:2,908,425円(損益率299%)
・保有銘柄数:1銘柄

Mファンド株式(特定預り)
・取得額合計:8,769,013円
・評価額合計:6,611,450円
・損益額合計:-2,157,563円(損益率-25%)
・保有銘柄数:7銘柄

本日、Yファンド&Kファンドの評価額が騰がり、最高額を更新した。
自身は、8月に過去最高の買いを入れる予定でいる。
だが、このまま騰がる相場が続くようなら、当然ながら買いは見送らざるを得ない。
例年なら下がる8月に騰がるとは、困った相場であるw

「Buy low,Sell high(株は安く買って、高く売れ)」という相場格言がある。
ところが、安いときに売り、高いときに買う人が大半だ。
この先、騰がり続けるのか、例年通りに下がるのかはわからない。
唯一、わかっていることは、自身が今年の相場も勝つことだけであるw