2019年5月31日金曜日

【エッセイ】金に卑しい奴の話

世の中には、金に卑しい奴がいる。
金に不自由しているからといって、金に卑しいとは限らない。
自身は金に不自由している人には同情するが、金に卑しい奴は好きではない。
自身の知っている金に卑しい奴のことについて書いてみるw

いい歳なのに、安い居酒屋で飲む奴がいる。
金のない若い人が、安い居酒屋で飲むのはわかる。
だが、いい歳した大人が飲むのなら、歳相応の店で飲むべきだ。
飲み代を抑えたいからだろうが、飲み代を抑えたいなら家で飲めばよいw

社会人であれば、社用で外出することがある。
金に卑しい奴は、通勤定期の区間の金まで請求しようとしたりする。
経理が見れば一目でわかり、場合によっては懲戒解雇になるにも関わらずだ。
懲戒解雇になる危険を冒してまで、はした金を欲しがる神経が理解できないw

だらだらと時間をかけて、仕事をする奴がいる。
そういう奴に限って、自分がどれだけ忙しいのかをアピールしたりする。
残業代が欲しいからだろうが、残業することで余分な光熱費が発生する。
自身が株主になっている会社にそんな奴がいたら、問答無用でリストラ対象だw

2019年5月30日木曜日

銘柄を明かさない理由R261 青島の戦い(後編)

第261話 青島の戦い(後編)

「楽にしてくれ」、神尾司令官は張(チャン)にソファに座るよう促した。
張がソファに座ると、神尾司令官が話し始めた。
「平素は、我が軍のため、物資を調達してくれて、助かっておる。
今日、来てもらったのは他でもない。

近頃、我が軍によくない噂があり、事実なのか確認するために来てもらった。
我が軍の一部の将校が、君たち御用商人に接待を強要しているという噂だ。
接待を強要する軍人などいないと信じているのだが、あまりにも噂が多くてね」
神尾司令官は、困ったような顔をしながら続けた。

「第十八師団は、皇室の紋章『菊』を与えられている日本最強の師団だ。
日本最強の師団に、御用商人に接待を強要する軍人など、いないはずだ」
神尾司令官は笑みを浮かべていたが、目は笑っていなかった。
背後に立っていた部下らしき男が持っていた紙を、テーブルの上に置いた。

紙には、張に接待を強要する軍人全員の名前が書かれていた。
「この紙に、接待を強要している噂がある軍人の名前が書いてある。
もし、君に接待を強要していない軍人の名前があれば、教えてもらえるかな」
張にたずねる神尾司令官の顔からは、すっかり笑みが消えていた。

張は背筋に寒気を感じ、何もいうことができなかった。
何もいえない張に、神尾司令官は笑みを浮かべていった。
「どうやら何も知らないようだな、わざわざ呼んですまなかった」
張は帰ることを許された。

張が帰った後の応接室で、神尾司令官が部下の男に命じた。
結城中佐、噂がある奴ら全員、内地(日本)へ送り返せ。
理由を聞かれたら、戦争中であるにも関わらず、遊興に耽る恥さらしだと伝えろ」
「かしこまりました」、部下の結城中佐が答える。

「あと、あの張とかいう男への物資の発注は続けろ」、神尾司令官がいう。
張に発注を続けるのは、いかなる理由からでしょうか」、結城中佐が尋ねる。
張に発注を続ける目的がわからんのか。
張に発注を続ければ、張が我が軍が規律のある軍であることを広めてくれる。

青島を陥落させても、青島の人々から信頼を得なくては勝ったとはいえない。
そういう意味で、我が軍にとって、青島の戦いはまだ終わってはいない。
植民地から外国人を一掃し、諸外国の支配から人々を解放すること。
これこそが我ら日本軍の大義に他ならない」神尾司令官がいった。

2019年5月29日水曜日

銘柄を明かさない理由R260 青島の戦い(前編)

自身のオリジナル小説である「銘柄を明かさない理由R」。
いつか、自費出版しようと考えている。
女友達には無償で配布、要らないといっても送りつける。
もちろん、男友達には高額で売りつける予定だw

前回の「ベイビーワールドエンド編」は、世界を舞台にした。
今回の「クーロンズ・アイ編」では、歴史という要素を加味したいと考えている。
だが、この先の展開がどうなるか、自身にも予測不能だ。
それでは「銘柄を明かさない理由R クーロンズ・アイ編」をお届けするw

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第260話 青島の戦い(前編)

青島の戦いは、第一次世界大戦中の1914年(大正3年)の戦闘である。
1914年9月1日、山東半島北側の龍口に、日本軍の先発隊が上陸。
9月11日、師団長である神尾中将指揮する第十八師団は、龍口に上陸した。
9月27日、日本軍は龍口から青島に向け、偵察を繰り返しつつ、前進を開始した。

翌9月28日には、青島市背後の生命線である浮山と孤山のドイツ軍前線に到達した。
ドイツ軍の反撃が予想されたが、あえなく陥落。
日本軍は、労山湾から上陸させた榴弾砲、加農砲、山砲を運び入れた。
ドイツの青島要塞攻略にあたり、日本軍は砲撃戦を作戦の要としたのである。

10月31日、日本軍の第十八師団と第二艦隊による攻撃が始まった。
日本軍の重火器による砲撃により、ドイツ軍の要塞は無力化された。
10月31日夜半には、ドイツ軍の第一攻撃陣地が陥落。
明治天皇誕生日の11月3日には、ドイツ軍の第二攻撃陣地が陥落した。

青島要塞の前面には保塁が南北に並び、その背後の山々には砲台が作られていた。
初日から日本軍の砲弾を浴びせられ、11月1日には砲台は戦闘力を喪失した。
11月5日、「砲台を爆破し撤退せよ」との命令を受け、砲台のドイツ軍は退却した。
11月7日、両軍は青島開城規約書に調印し、青島要塞は陥落した。

1918年9月、駐留する日本軍の高官に贈賄したという容疑で、ある男が捕まった。
男は、4万人からなる青島軍司令部に出入りする日本人の御用商人だった。
だが、証拠不十分で、男は無罪釈放となり、帰国することにした。
男は帰国する際、店や預金、その他一切の財産を番頭である張(チャン)に譲った。

番頭の張は泣いて別れを惜しんだが、3日後の船便で男は日本に帰国した。
男から譲り受けた店や預金、その他一切の財産を前に、張は思った
中国人である自分と日本軍は取引してくれるのか、張は途方にくれた。
だが、張の元には日本軍からの注文が相次いだ。

「兵糧が不足している、精米を明日までに都合しろ」
「缶詰肉はまだか、あと、食塩が必要だ、大至急、都合しろ」
張はこれらの注文に必死で対応していたが、中にはこんな注文もあった。
「いつになったら、内地の芸者で接待してくれるんだ」

そんなある日、張は青島守備軍司令部から呼び出しを受けた。
呼び出したのは、第十八師団の師団長から青島守備軍司令官となった神尾司令官だった。
司令部に行くと、は応接室へ通された。
通された応接室には、威厳ある軍服姿の神尾司令官と部下らしき男がいた。

2019年5月28日火曜日

【コラム】いつから被害者側がマスコミ対応するようになったのか

自身は基本、残業はしない。
また通勤時間も比較的、短いため、明るい時間に帰宅している。
酒の肴を作ったあと、テレビでニュースを見ながら晩酌することが多い。
あまり時事ネタは書きたくないのだが、思うところがあるので書いてみるw

最近、事件が起こると、被害者側がマスコミ対応することが多い。
例えば、事件の被害者である生徒が通う学校の関係者がマスコミ対応を行う。
学校には何の落ち度もないにも関わらず、マスコミの質問攻めにあっている。
いつから被害者側がマスコミ対応するようになったのかw

以前は、被害者側がマスコミ対応をすることはなかった。
マスコミに対応するのは、捜査を担う警察だった。
社会の安全や秩序を守るため、警察は存在している。
社会の安全や秩序を守れなかったのであれば、警察がマスコミ対応すべきであるw

ところが、最近、警察がマスコミ対応している場面を見ることが減った。
マスコミに対して、被害者側が自分たちで弁解しなさいという姿勢に見える。
警察には権力行使をもって、社会の安全や秩序を守る責任がある。
最近の警察やマスコミは、このことがわかっているのか、甚だギモンであるw

2019年5月25日土曜日

【コラム】証券投資をしない人の理由が笑える話

内閣府「老後の生活設計と公的年金に関する世論調査」がある。
中に、「老後に向け準備したい(した)公的年金以外の資産」という設問がある。
「証券投資(株式や債券、投資信託など)」を回答した割合は2割以下。
一方、「預貯金」と回答した老後破産予備軍の割合は、8割近くになるw

証券投資をしない理由として、上位を占めている理由が笑える。
「まとまった資金がない」
「投資に関する知識がない」
「どのように有価証券を購入したらよいのかわからない」w

「まとまった資金」を用意するため、証券投資をするのである。
証券投資をしていなければ、「まとまった資金」がなくて当たり前だ。
「投資に関する知識がない」から、証券投資をして身につけるのである。
証券投資をしていなければ、「投資に関する知識がない」のは当たり前だw

「どのように有価証券を購入したらよいのかわからない」には呆れた。
昔とは異なり、今はネットで簡単に取引口座が開設できる。
取引口座が開設できたら、いつでも好きなときに株を発注することができる。
自身には、これらの理由は証券投資をしないための言い訳にしか聞こえないw

2019年5月24日金曜日

【エッセイ】株を教えた知人と話していて思ったこと

自身は、株式投資をしていない人たちに、株式投資をしていることを話したことがある。
最初に、彼らが聞いてくることは、「いくら儲けた」かだ。
その問いには、株の儲けで住宅ローンを一括返済したよ、ということにしている。
聞いた皆の反応は同じで、「すごいな」であるw

そのことを聞いた人たちの反応は、2種類に分かれる。
最も多いのが、それ以上、株式投資について聞いてこない人たちだ。
これらの人たちには、それ以上、株式投資について話さないことに決めている。
なぜなら、いくら話しても、株式投資のメリットを理解できないだろうからだw

だが、中には少数だが、株式投資を始めたいという人もいる。
株式投資を始めたいという人には、自身は出来る限りのことを教えるようにしている。
世の中には、株式投資をギャンブルだと思っている人が多い。
だが、やり方さえ間違えなければ、株式投資はノーリスクハイリターンだとw

先日、株を教えた知人と話す機会があった。
購入銘柄や購入時期のアドバイスをしたので、知人が含み損なのはわかっている。
ところが知人は「ある銘柄を狙っていますが、なかなか下がらないですね」といった。
どうやら、自身はまた1人、無敗の個人投資家を育ててしまったようだw

2019年5月23日木曜日

銘柄を明かさない理由R259 人の行く裏に道あり花の山(後編)

第259話 人の行く裏に道あり花の山(後編)

男は、信頼する番頭の張(チャン)と話していた。
「違う、士農工商になるなら、人と同じ道を行くことになる。
士農工商以外になることが、人の行く裏に道あり花の山なんだ」、男はいった。
「シノウコウショウイガイ?」、張がたずねる。

「そうだ、士農工商以外だ。
士農工商の連中は、労働によってでしか金を手に入れることができない。
社長であっても労働で金を手に入れているのは同じだ。
士農工商のはるか上、日本一の金持ちになるんだ。

例えば、ワシらが今やっている日本軍の御用商人。
普通の者であれば、軍隊相手に商売しても儲からないと思う。
無理難題をいわれ、納期どおりに物資を納めても値切られる。
確かに、戦争がなければ、軍隊相手に商売しても儲けは出ないだろう。

だが、戦線が拡大するにつれ、ワシらが調達する物資は増え続ける。
やがて、求められる物資が、調達できる物資を上回るようになる。
そうなれば、値切られることや、高級料亭で将校連中を接待する必要もなくなる。
ワシらの言い値で取引できるので、大きく儲けることができる」、男はいった。

「ゴヨウショウニンガ、ヒトノウラヲイクトイウコトカ」張がたずねる。
「御用商人を続けるだけではダメだ
御用商人で儲けた金を使って、金を殖やすんだ」、男はいった。
「アタラシイショウバイスルノカ」、張がいう。

「ああ、商売は商売だが、人相手の商売ではなく、金相手の商売、すなわち株だ。
ワシは日本人なので、いつかは日本へ帰るときが来るだろう。
日本へ帰国することになっても、儲けた金で、日本一になってやる。
張、おまえも儲けた金で、中国一の金持ちになってやれ」、男はいった。

1918年(大正7年)9月、日本軍の高官に贈賄したという容疑で男は捕まった。
だが、証拠不十分で、男は無罪釈放となった。
男は帰国する際、店や預金、その他一切の財産を番頭である張に譲った。
番頭の張は泣いて別れを惜しんだが、3日後の船便で男は日本に帰国した。

帰国した男は、人が気づかぬところに目を配り、誰よりも早く行動した。
男はいくつかの事業を興し、儲けた金を元手に株を始めた。
1982年(昭和57年)分の高額所得者番付で、男が日本一となったことが報道された。
後に最後の相場師と呼ばれた是川銀蔵、84歳の快挙だった。

2019年5月22日水曜日

銘柄を明かさない理由R258 人の行く裏に道あり花の山(前編)

自身のオリジナル小説である「銘柄を明かさない理由R」。
いつか、自費出版しようと考えている。
女友達には無償で配布、要らないといっても送りつける。
もちろん、男友達には高額で売りつける予定だw

タイトルのみ決めて書き始めた「クーロンズ・アイ編」。
1914年(大正3年)6月、1人の男が大連港に降り立った。
この男は実在の人物で、「クーロンズ・アイ編」のキーマンになる予定だ。
それでは「銘柄を明かさない理由R クーロンズ・アイ編」をお届けするw

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第258話 人の行く裏に道あり花の山(前編)

「お前のことを調べたら、実にこれまで努力してやってきたことがわかる。
せっかくの才能があるんだ、お前の頭を正道に使え、決して邪道を歩むな。
邪道によって金儲けしようとか、出世しようとか考えるな、正道を歩け」
男は裸一貫から再出発するため、日本に帰国することにした。

男には、最も信頼していた番頭がいた。
番頭は、現地で雇った中国籍の男で、名を張(チャン)といった。
張は、男と同じく学はなかったが、仕事ぶりは真面目だった。
男は、自分と同じ年の張を番頭に抜擢、贔屓にしていた。

男は張と、朝まで語り明かしたことがあった。
張、どんなに頭がよくても、儲けることができるとは限らない」、男がいう。
「ドウシテカ」、張がカタコトの日本語でたずねた。
「人の行く裏に道あり花の山、という言葉を知っているか」、男がいう。

「キイタコトナイデス」張がカタコトの日本語でいう。
「頭がよい奴は、最もよさそうな道を選ぼうとする。
だが、その道は誰もがよいなと思う道だ」、男がいう。
「ソレデイイノデハアリマセンカ」張がカタコトの日本語でいう。

頭がよい奴は、最もよさそうな道を選ぼうとする。
すると、人と同じ道しか選べないことになる。
人と同じことをやっていたのでは、人と同じ儲けしか得られない」、男がいう。
「ムズカシクテ、ワカリマセン」張がカタコトの日本語でいう。

「人より儲けたければ、大勢の人と同じ道を選ばないことだ。
10人中9人がやっていることがあれば、残り1人がやっていることをする。
10人中10人がやっていることがあれば、誰もやっていないことをする、男がいう。
「ヤハリ、ムズカシクテ、ヨクワカリマセン張がカタコトの日本語でいう。

「かっての日本には、士農工商という身分制度があった」、男がいう。
「シノウコウショウ?」張がカタコトの日本語でいう。
「士は武士、農は農家、工は工業、商は商人(あきんど)だよ。
最も金儲けの才能に秀でている商人が、最も低い身分にあった」、男がいう。

「ヒクイミブンノ、アキンドヤメロ。
タカイミブンノブシニ、ナレトイウカ」張がカタコトの日本語でいう。
「違う、士農工商になるなら、人と同じ道を行くことになる。
士農工商以外になることが、人の行く裏に道あり花の山なんだ」、男はいった。

2019年5月21日火曜日

【エッセイ】事実は小説より面白い~5938 ㈱LIXILグループの騒動~

今年、自身が買った銘柄に、5938 ㈱LIXILグループがある。
5938は前期に赤字に転落、株価が急落して、割安株になったので購入した。
当時のCEOは、赤字の責任を取らされて、CEOを解任された。
CEOという最高経営責任者であれば、赤字で解任されるのは当たり前であるw

今年になって、前CEOは解任の経緯が不透明だと、訳のわからないことを言い出した。
挙句の果てには、自分がCEOに返り咲くための株主提案を行った。
前CEOが行った株主提案は、自分を含めた8名を取締役にすることだった。
先日、会社から取締役候補者の発表があったが、当たり前だが前CEOは外されていたw

前CEOは、CEOへの返り咲きを株主の判断に委ねるとしている。
報道によると、前CEOに対して、投資家の村上○彰氏から助言があったようだ。
村上世○氏は投資家だが、過去にインサイダー取引で有罪が確定している。
自分の保身のためとはいえ、罪を犯した者に助言を求めるのはどうかと思うw

今回の騒動で、最も迷惑を被っているのは、5938の従業員だろう。
家族、親戚、友人から、会社の将来について心配されているに違いない。
だが、自身は従業員の家族、親戚、友人に伝えたい。
無敗の相場師である自身が保有している限り、5938の将来は安泰だよとw

2019年5月20日月曜日

【エッセイ】職住近接のメリットとデメリット

ある調査によれば、首都圏在住のサラリーマンの平均通勤時間は片道約1時間らしい。
自身の往復通勤時間は約1時間なので、平均の半分ということになる。
自身の回りには、通勤に2時間近く費やしている人がいる。
往復にすれば約4時間となり、毎日、小旅行しているようなものであるw

自身は若い頃、長時間かけて通勤していたことがある。
片道2時間とまではいかないが、それでも1時間以上はかかっていた。
あるとき、単身赴任の辞令が出て、住むところを選ばなくてはならないことになった。
遠方で下見する時間もなかったので、会社に任せることにしたw

会社が用意してくれたのは、徒歩でも会社に通えるマンションだった。
そのマンションに住み始めて思ったことがある。
定時に会社を出て家に帰ると、まだ外は明るい。
食事を作り食べ終わっても、まだ宵の口なのであるw

子どもが小さければ、子どもとの時間が長くとれることが、職住近接のメリットだろう。
だが、子どもが大きくなれば、そうはいかない。
今もそうだが、子どもが大きくなれば、相手にされなくなるので飲むしかなくなる。
したがって、酒代が高くつくことが、職住近接のデメリットかもしれないw

2019年5月19日日曜日

【エッセイ】会社員の下克上は残酷だ

下克上(げこくじょう)とは、下位の者が上位の者を政治的・軍事的に打倒する行為。
戦国時代の社会的風潮を象徴する言葉ともされている。
戦国時代の昔話であれば、痛快な話と受け取られるかもしれない。
だが、現代における会社員の下克上は残酷だw

かなり前になるが、自身の勤務先に傲慢な上司がいた。
ある日のこと、正義感あふれる若い男がやってきた。
当然ながら、正義感あふれる若い男は傲慢な上司と衝突した。
2人は和解することなく、やがて若い男は他部署へ異動になったw

その後、若かった男は、傲慢な上司より出世し、人事に配属された。
配属されて、しばらくすると傲慢な上司に対して、降格人事が発令された。
傲慢な上司は、権限や部下を取り上げられ、未経験の部署に異動となった。
傲慢な上司だった男は、仕事も与えられず、放置プレー状態らしいw

先日、若かった男と飲む機会があり、若かった男が笑いながらいった。
「あいつ、まだ辞めないよ。住宅ローンや子どもの教育費があるんだろうな。
転職したいだろうが、歳も歳だし、スキルもないから転職できないんだろうな」
絶対、この男だけは敵に回したくないと思ったことは、いうまでもないw

2019年5月18日土曜日

【エッセイ】1月当りの配当が10万円を超えて思うこと

保有株の決算が出揃ったので、株式情報の確認をした。
確認したのは、2項目。
1つは、株の定価である1株当り純資産額(BPS)。
あと1つは、今年度の配当予定額だw

保有する4銘柄中、1銘柄の配当が変らず、残り3銘柄の配当は増額予定だった。
そのため、年間配当が増加、1月当りの配当が10万円を超えた。
保有銘柄の1つに、8306 ㈱三菱UFJフィナンシャル・グループがある。
8306は増配予定だが、この10年間で配当が2倍になっているw

10年間で2倍のリターンは、10年間、年8%で複利運用したリターンと同じだ。
しかも、配当の凄さは、株を保有している限り、毎年、受領することができることだ。
アインシュタインは、複利を「人類最大の発明であり、宇宙で最も偉大な力」といった。
複利効果を最大限に活用する株式投資は、宇宙で最も偉大な資産運用かもしれないw

株式投資はハイリスクハイリターンだといわれている。
凡人が勝ち続けることは不可能で、天才しか勝ち続けることができないともいわれる。
確かに、複利の効果に気づいたアインシュタインは、天才物理学者だった。
天才物理学者の言葉を理解できる人しか、勝ち続けることができないのかもしれないw

2019年5月17日金曜日

【コラム】会社員の賞味期限と消費期限について

自身は会社員だが、会社員は長い人生の一部だと思っている。
長い人生の一部ではあるが、会社員でいる間には、様々な出来事がある。
結婚、子育て、住居の確保などなど。
はっきりいって、収入が多いが、支出も多いのが会社員だろうw

当たり前だが、会社員は年齢に応じたスキルが求められる。
年数を経れば経るほど、会社はより多くのスキルを求めるようになる。
最近、自身の回りの会社員を見ていて思うことがある。
入社してから、スキルを身につけようとしない会社員が実に多いことにw

会社に勤めていれば、いつかは世代交代の時期が訪れる。
自分より若い連中に仕事を継承するときがやってくる。
すなわち、会社員としての賞味期限は決まっていることになる。
ある時期がくると、会社にとって、スキルのない社員は美味くなくなるw

ところが、このことがわかっていない会社員が多すぎる。
真面目に働いていれば、大丈夫だろうとスキルを身につけようとしない。
会社員の賞味期限が切れても、消費期限はまだ先だ。
マジで食えない消費期限が訪れた時、何のスキルもない会社員は路頭に迷うことになるw

2019年5月16日木曜日

【エッセイ】相場格言「セルインメイ」について思うこと

「Sell in May and go away, don’t come back until St.Leger day」
直訳すると「5月に株を売って、9月まで戻るな」という相場格言である。
いわゆる、「セルインメイ」としても知られている。
6月から8月にかけては、相場が下がるので手を出すなという先人たちの教えであるw

以前から書いているが、今年の相場は3年前の相場と似ている。
下図はTOPIX(東証株価指数)の10年チャートだ。
チャートからは、3年前とよく似た動きであることがわかる。
注視したいのは、相場が大きく下げた6ヵ月後に買い場が訪れることだw


相場が大きく下げたとき、欲望から多くの投資家が信用取引で買い向かう。
また、相場が大きく下げた恐怖から、損切りする投資家もいる。
やがて、信用取引の期限である6ヶ月後になる。
信用取引で買い向かった投資家は、いくら含み損だろうが強制的に決済されるw

自身は、大きく下げた昨年末から6ヶ月後の、6月に買い場が来るとみている。
「安く買って、高く売る(Buy low,Sell high)が、株の基本だ。
つまり、「セルインメイ」のような売買は、株の基本に反することになる。
自身からすると、「6月に株を買い、9月になっても決して売るな」なのであるw

2019年5月15日水曜日

【コラム】現役世代のミッションとは

かっては定年まで働けば、贅沢さえしなければ年金で暮らしていけた。
いつの間にか、年金を受給できる年齢は先送りされた。
受給できる年金額も下がっており、年金だけで暮らしていくのは難しい状況だ。
ところが、このことに危機感を持っていない会社員が多すぎるw

自分だけは大丈夫だと思っているのか。
皆と一緒なら大丈夫だと思っているのか。
そのうち、国が何とかしてくれると考えているのか。
もしくは何も考えていない、考えることができないのかw

現在は少子高齢化。
だが、現在、子どもである世代は安泰だろう。
なぜなら、彼らが大人になる頃には、ほとんどの高齢者にお迎えが来ているからだ。
したがって、最も大変なのは、自身も含めた現役世代ということになるw

では、現役世代がしなくてはならないことは何か。
先ずは、年金制度を維持するために、年金を納め続けること。
次に、将来、子どもに頼らなくても、1人でも暮らしていけるようにすることだ。
子どもたちに負の遺産を残さない、これこそが現役世代のミッションなのであるw

2019年5月14日火曜日

【エッセイ】大家業で得た利益を使わない理由

数年前、自身は所有するマンションをリフォームし、人に貸している。
リフォーム費用に100万円超を要したが、すでにリフォーム費用は回収できている。
自身は大家業専用の口座、「貯まるくん」を作っている。
家賃が振り込まれ、管理費や固定資産税などが引き落とされる口座であるw

マンションの住宅ローンは、株式投資により一括返済している。
ローンの返済がないので、「貯まるくん」の残高は、毎月、増え続けている。
普通の人は、これら大家業で得た利益を元に、新たに物件を購入したりするようだ。
だが、自身は普通の人ではないので、新たに物件を購入したりはしないw

なぜなら、大家業には長期にわたっての維持管理費用が必要になるからだ。
ある大手不動産業者から、内装の減価償却期間は、6年前後だと聞いたことがある。
自己居住用なら、6年前後で内装をリフォームする人は少ないだろう。
だが、賃貸にする場合、自己居住用より短い期間でのリフォームが必要になるw

建築士でもある自身は、大家業を始めるにあたり、シミュレーションを行なった。
結果、大家業ではほとんど利益が出ないということがわかった。
自身にとって、大家業は不動産投資ではなく、不動産遊びである。
長い人生における、ヒマつぶしの1つにすぎないのであるw

2019年5月13日月曜日

【エッセイ】7321 ㈱関西みらいフィナンシャルグループの年初来安値に思うこと

昨年の同時期、自身は7321 ㈱関西みらいフィナンシャルグループを保有していた。
その後、自身は保有していた全株を売り、利益を確定した。
7321は、自身にとって、久々の中期投資の銘柄だった。
今、7321は自身の想定通り、年初来安値を更新しているw

ウォール街に「Plan your trades. Trade your plan」という相場格言がある。
トレードをプランし、そのプランでトレードしろという意味である。
思いつきでトレードしても、うまくはいかないという戒めでもある。
ところが、あらかじめトレードをプランしない投資家は多くいるw

7321は、関西の地方銀行の統合により生まれた。
自身は、統合によるメリットへの期待から、7321の株価は上昇する。
やがて、期待が大きすぎたことに気づいた投資家により、株価は下落するとみていた。
したがって、買った数ヵ月後に全株を売り、利益確定したのであるw

今年、自身が買った銘柄に、5938 ㈱LIXILグループがある。
もちろん、5938の買いも、あらかじめプランした上での買いだ。
本日、5938の決算発表があった。
想定通りの内容に、自身は笑いが止まらないでいるw

2019年5月12日日曜日

【エッセイ】年金を受け取る頃には、配当が年金を上回る話

自身の定年はまだ先だが、年金の受取見込額はわかっている。
自身の給与収入は同世代の平均なので、年金の受取見込額も平均額だ。
平成29年度の男性の厚生年金月額は16万5668円で、年間200万円ほどらしい。
自身の受取額も同程度か、場合によっては、もっと少なくなるかもしれないw

現在、住んでいる都民住宅の家賃は10万円を超えている。
高齢者施設へ入所していたとしても、同程度の家賃が必要だろう。
年金だけでは生活できないが、自身は少しも心配していない。
なぜなら、年金を受け取る頃には、配当が年金を上回る予定だからだw

現在、自身が保有する株の年間配当は100万円を超えている。
100万円では年金受取額を上回らないが、年金を受け取るまでには増配されるからだ。
例えば、自身が保有する8306 ㈱三菱UFJフィナンシャル・グループがある。
8306の2009年3月期の配当は12円だったが、2019年3月期の配当は22円w

わずか10年間で、8306の配当は12円→22円と、1.83倍に増えている。
2009年の配当が100万円だったとすると、2019年には183万円に増えたことになる。
自身が年金を受け取るのは65歳の予定だが、ひょっとすると先送りになるかもしれない。
だが、年金を受け取るのが先送りになれば、さらに年金より配当が多くなるだけであるw

2019年5月11日土曜日

【ショートショート】そしてバトンは渡された

男は週末になると、近くのプールで泳ぐことにしていた。
男は学生時代、水泳部だったので、泳ぎには自信があった。
近くのプールに、男より速い奴は見当たらなかった。
いつしか、男が泳ぐコースには、誰も寄り付かないようになった。

ある日、男より速い小学生たちが現れた。
男は小学生たちに、300メートルリレーでの対決を申し入れた。
対決当日、男は助っ人を頼んだ筋肉じじい、筋肉ばばあと入念な打合せを行った。
オトナが本気を出したら、どうなるか教えてやる、男は不敵な笑みを浮かべた。

対決が始まり、第一泳者の筋肉ばばあがスタートした。
驚くべきことに、筋肉ばばあは相手の小学生を徐々に引き離しつつあった。
男は筋肉ばばあに、特注の透明なフィンという足ひれをつけるよう指示していた。
勝つためには手段を選ばないのがオトナだよ、男はほくそ笑んだ。

筋肉ばばあがタッチした途端、第ニ泳者の筋肉じじいが飛び込んだ。
飛び込んだ途端、監視員のホイッスルが響き渡った。
泳ぐのを止めた筋肉じじいが見ると、監視員が「飛び込み禁止」の看板を指差していた。
あれだけ飛び込むなといったのに、脳みそまで筋肉だったとは、男は頭を抱えたw

2019年5月10日金曜日

【エッセイ】会社には動物のような人たちがいるから面白い

自身は会社員だが、定年後も収入を得る仕組みを作っている。
そんな自身にとって、定年までの会社員は優勝決定後の消化試合みたいなものだ。
消化試合をこなしていると、相手を冷静に観察できるようになる。
冷静に観察すると、会社には動物のような人たちがいるから面白いw

たいしたスキルも無いのに、声高に自分をアピールする弱い犬のような人。
出世したいがために、人の揚げ足取りに専念する狡猾な狸のような人。
いかに自腹を切らずに、会社の経費を使うかを考えている卑しい豚のような人。
これらの人は、本能でしか生きていないのではないかと思うことがあるw

フランスの思想家であるパスカルはいった。
「人間は一本の葦にすぎず、自然の中で最も弱いものであるが、考える葦である。
人間は孤独で弱いが、考えることができることに、その偉大と尊厳がある」
考えることができない、本能でしか生きていない人は、偉大も尊厳もないことになるw

ジブ○の「紅の豚」には「飛ばねぇ豚はただの豚だ」という名台詞がある。
この言葉を当てはめると、「考えねぇ豚はただの豚だ」になる。
えっ、偉そうにいうお前はどうなんだって。
自身は、気弱そうな羊の皮をかぶったオオカミかもしれないw

2019年5月9日木曜日

【エッセイ】マネージメント能力のない会社員の哀れな末路

社会人になった頃、残業イコール頑張りだった。
自身も毎日のように残業していた。
恥ずかしながら、定時に帰る奴イコール仕事ができない奴だと思っていた。
今、思えば、愚かだったと思うが、当時はそういう風潮だったw

株式投資を始めてから、自身は残業をしなくなった。
なぜなら、残業して勤務時間が長くなると、時間給が少なくなることに気づいたからだ。
中長期投資の場合、株式投資に要する時間はわずかである。
要した時間に対して得た利益は、会社員の時間給をはるかに上回るw

以来、自身は定時になったら、どれだけ仕事が残っていようが帰るようにしていた。
かって、定時に帰る自身のことを、陰でわるくいう上司もいた。
だが、上司に面と向かって、注意されたことは一度もない。
考えてみれば当たり前で、キャパ以上の仕事を割り振る上司が愚かなのであるw

仕事が残っていようが、自身は定時で帰り続けた。
やがて、キャパ以上の仕事を割り振っていたことに気づいた上司は割り振りを見直した。
えっ、その後、どうなったか知りたいって。
自身は変わらず定時で帰っていたが、マネージメント能力のない上司は左遷されたよw

2019年5月8日水曜日

【コラム】高齢者の交通事故における提言

あまり時事ネタは書きたくないのだが、思うところがあるので書いてみる。
高齢者が運転する車が、若者や幼子を殺傷する事故が多発している。
事故を起こしたあと、高齢者は後悔しているらしい。
だが、後悔したからといって、許されるものではない。

自身が若かりし頃、父親が公務員の女友達がいた。
父親は在職中に事故を起こさないよう、私生活でも車を運転しなかったそうだ。
当時の自身は、公務員は大変だなと思ったことを覚えている。
だが、今は元カノ、いや、女友達の父親は正しかったと思う。

自身は10年以上前からハンドルを握ってないが、狭い日本で不便を感じたことはない。
10年以上前から無事故無違反なのでゴールド免許、更新も5年毎といいことずくめだ。
自身は事故を起こしたことはないが、ヒヤリとした経験になると数え切れない。
もし、あの時、事故っていたらと思うと、今でも恐ろしくなる。

己の能力を過信する高齢者には、免許更新時に実技講習を義務付けるべきだ。
一定の年齢になれば、自動車教習所での実技試験合格を更新の条件とするのである。
若者の車離れが進む中、自動車教習所は金持ちの高齢者から儲けることができる。
もちろん、最大のメリットは、高齢者が若者や幼子を殺傷する事故が減ることだ。

2019年5月7日火曜日

【これから株を始める君へ】鋼のメンタルを手に入れる方法

自身は株式投資を始めてから、連戦連勝の無敗だ。
なぜなら、いくら含み損になろうが、損切りせずに、買い向かうことができるからだ。
最近、自身が鋼(はがね)のメンタルを持っていることに気づいた。
自身が鋼のメンタルを手に入れた方法について書いてみるw

自身は学生時代、この先、どのようにして生きていくべきか考えたことがある。
3日3晩、様々なシミュレーションを行なった。
シミュレーションを行なった結果、ある結論に辿りついた。
「人生で岐路に立ったとき、ベストだと思った道を選べば、悔いはない」だw

選択した結果が、本当にベストだったかは、人生を終えるときにしかわからない。
仮に、選択した結果がベストではなかったと気づいても、やり直すことはできない。
ならば、そのときに自分がベストだと思った道を選べば、悔いはない。
以来、自身は岐路に立ったとき、そのときベストだと思った道を選択しているw

株式投資においても、今が買いなのか、売りなのかなど、岐路に立つときがある。
他人の意見に惑わされることなく、自分がベストだと思った道を選べばいい。
君は世界で最も偉い存在で、誰も君と同じ道を歩むことはできない。
ベストだと思った道を選ぶだけで、鋼のメンタルの持ち主になれるのであるw

2019年5月6日月曜日

【エッセイ】娘から聞いた「蛙の子は蛙」の話に思ったこと

ようやく、退屈だった10連休が終わろうとしている。
普段の日でも時間を持て余している自身にとっては長すぎである。
ブログがなければ、どうなっていたかわからない。
まだ、10連休が終わらないので、件名の話を書いてみるw

自身は娘と2人暮らしをしている。
先日、娘が、蛙の子は蛙かもしれないという話をしてきた。
聞くと、片親の結婚していた友達が、旦那のDVが原因で別れた話。
母親がキャバ嬢だった別の友達が、キャバ嬢として働いているという話だったw

自身は娘に、女性に暴力振るう男は最低だ、友達は別れて正解だ、といっておいた。
ただ、娘にはいわなかったが、「蛙の子は蛙」という言葉には違和感をもった。
「蛙の子は蛙」には、凡人の子は凡人にしかならないという意味もある。
違和感をもった理由は、キャバ嬢は凡人ではないかもしれないからだw

世の中には、キャバ嬢になりたくてもなれない女性もいるかもしれない。
すなわち、キャバ嬢になった友達は、キャバ嬢になれた勝ち組かもしれないのである。
あと1つ、違和感をもった理由がある。
その理由は、蛙の子は、蛙ではなく、おたまじゃくしだからであるw

【エッセイ】東京都住宅供給公社から学んだこと

自身は住宅ローンで、新築マンションを購入した。
ちなみに住宅ローンは一括完済したが、諸事情により人に貸している。
今は、東京都住宅供給公社(JKK東京)の物件に住んでいる。
持ち家がありながら、賃貸に住むという変った生活をしているw

立地条件やオートロックなどのセキュリティの良さから、JKK東京の物件を選んだ。
もちろん、持ち家じゃないので、住み続けるためには家賃を払い続けなくてはならない。
だが、今はJKK東京の物件に住み続けてもいいかもしれないと思っている。
JKK東京の物件に住み続けてもいいかもしれないと思った理由について書いてみるw

JKK東京の「平成31年度 事業計画」によると、賃貸住宅利用率は90%を超えている。
事実、自身が住んでいる物件でも、空き家が出ると、すぐに埋まる。
だが、自身が住んでいる物件の共益費の収支は赤字らしい。
共益費の収支が赤字なのに、高くしないのには、理由があるw

一般賃貸住宅の継続家賃(既存入居者の家賃)は、入居から3年ごとに改定している。
ちなみに、平成31年度は家賃を引き上げた戸数より、引き下げた戸数が多かった。
つまり、空き家を作らないように、家賃を高くしないのである。
自身が貸しているマンションの家賃も、3年ごとに見直してみても面白いかもしれないw

2019年5月5日日曜日

【エッセイ】令和になって浮かれている人に思うこと

昭和から平成になったとき、自身はある人にいった。
「これから平成になって、どんな時代になるか、楽しみですね」
すると、その人はいった。
「平成になっても、何も変らねーよ。何を浮かれてんだ」w

いわれて、我に返った。
確かに、元号が変っただけで、生活が変わる訳でもない。
平成になっても、いつもと同じ日常が繰り返されるだけだ。
自身は、平成になって浮かれていたことを恥ずかしく思ったw

平成から令和になった。
元号が変っただけなのに、浮かれている人が多い。
令和になっても、いつもと同じ日常が繰り返されるだけである。
自身は「令和になっても、何も変らねーよ。何を浮かれてんだ」といいたいw

恥ずかしながら、自身の娘も令和になって浮かれている。
先日、自身は娘があるポーズをとった写真を撮った。
自身が買い求めてきた「令和」のお菓子を、嬉しそうに掲げた写真である。
自身には、令和になっただけで浮かれる人の気持ちがわからないw

【エッセイ】会社員にとって最大のリスクとは

自身は大学を卒業してから、会社員である。
よく、会社員は自営業より恵まれているといわれている。
ブラック企業でなければ、定年まで安定した収入が得られるともいわれている。
本当にそうだろうか、会社員にとって最大のリスクについて書いてみるw

労働契約法により、会社は合理的理由がないと従業員を解雇することができない。
したがって、業績不振に陥った場合、早期退職により合理的に従業員を削減する。
だが、辞めて欲しい従業員がいる場合、会社は自己都合による退職に追いやろうとする。
辞めて欲しい理由には、仕事内容と給与が合っていない、世代交代などがあるw

自己都合による退職に追いやるため、よく使われる手法が仕事をなくすことだ。
権限や部下を取り上げることで、社内での失業状態にするのである。
また、出向先や転籍先などを探すことを目的とする部署へ異動させたりもする。
本人に社外での居場所、出向先や転籍先を探させるのであるw

真面目に働いてさえいれば、大丈夫だと思うかもしれない。
だが、これらリスクは誰にでも起こりえるし、いつ訪れるのか予測することはできない。
これらリスクへの備えは、たった1つしかない。
いつでも転職できるよう、資格やスキルを身につけておくことであるw

2019年5月4日土曜日

【ショートショート】強敵の正体

男は週末になると、近くのプールで泳ぐことにしていた。
男は学生時代、水泳部だったので、泳ぎには自信があった。
事実、近くのプールで、男より速い奴は見当たらなかった。
いつしか、男が泳ぐコースには、誰も寄り付かないようになった。

大型連休の週末も、男はプールへ泳ぎに出かけた。
プールサイドへ出ると、男がいつも泳ぐコースに、高校生らしき男たちがいた。
男は邪魔だと思ったが、競うのもいいかもしれないと思った。
高校生らしき男たちを先に泳がせ、男は追い上げてやることにした。

高校生らしき男たちがスタートした。
時間差をおいて、男もスタートした。
だが、距離を縮めることはできず、距離は開いていく一方だった。
こいつら、水泳部で大会出場経験もあるに違いない、男は思った。

そのとき、チャイムが鳴り、アナウンスが流れた。
「時間になりました、小学生は帰りましょう」
帰ろ、帰ろといい、男のコースで泳いでいた男たちは帰っていった。
高校生だと思っていた男たちが小学生だったことに、男は愕然としたw

【エッセイ】連休の渋滞に格差を感じる話

各地の高速道路では渋滞しているらしい。
渋滞のニュースを聞くたびに、なぜ、学習しないのかと思ってしまう。
車は、目的地へ最短でたどり着くための移動手段である。
渋滞に巻き込まれ、最短でたどり着けなければ、車で出かける意味がないw

渋滞の車内で、子どもが退屈しないよう、DVDを用意する人がいるらしい。
狭い車内でDVDを見せられる子どもは、大人になったら子どもに同じことをするだろう。
運転する父親は、進まない車列にストレス溜まりまくりに違いない。
あおり運転でもされようものなら、何のために出かけたのかわからないw

自身は10年以上前に車を手放してからは、運転免許は更新しているが運転していない。
旅行の際は、目的地まで新幹線や飛行機で移動、現地ではタクシーで移動している。
手入れが行き届いており、時間通りに移動できるので、ストレスを感じることはない。
交通費はかかるが、車を購入し維持管理する費用に比べたら、微々たるものであるw

よく、車がないと生活できないという人がいる。
自身が知っている金持ちは、車がなくても生活できる場所に住んでいる。
もちろん、金持ちであっても、車を所有している人はいる。
だが、金持ちが車を所有するのは、移動手段ではなく、趣味であるw

2019年5月3日金曜日

【エッセイ】旅行の思い出~九州地方編~

自身はプライベートや仕事で、多くの都道府県を訪れた。
先日、拍手を多く頂けたら、都道府県の思い出を書くと投稿した。
拍手を多く頂けたので、過去に訪れた都道府県の思い出について書くことにした。
四国地方編の次は、九州地方編を書いてみるw

九州地方は、日本の南西部に位置している。
北海道、本州、四国とともに主要4島の一つだが、主要4島の中では3番目に大きい。
福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県から構成されている。
自身は7県を訪れたことがあると書きたいが、長崎県だけは訪れたことがないw

福岡県福岡市博多区には、福岡空港がある。
福岡市街地から、5km以内という至近距離に位置している。
市街中心地の博多駅までは約5分という、アクセスの良い空港である。
自身が利用した空港の中で、アクセスの良さはトップかもしれないw

全国にある空港には、飲食店が入っていることが多いが、まず味にハズレはない。
味にハズレがないのは、どの空港も力を入れていることが理由だろう。
福岡空港の国内線ターミナルには、数多くの飲食店が入っている。
市内で飲食店を探すのであれば、ターミナルで飲食されることをオススメするw

佐賀県は、九州地方の中では最も経済規模が小さい県である。
佐賀では、1986年に発見された吉野ヶ里遺跡が知られている。
およそ50ヘクタールの弥生時代の大規模な環濠集落跡。
現在は、国営吉野ヶ里歴史公園として一部を国が管理する公園となっているw

佐賀でオススメしたい穴場は、佐賀市内の県庁周辺である。
街路や水路などの風景は、城下町時代の名残を感じさせてくれる。
近くには、佐賀城本丸御殿の一部を復元した佐賀県立佐賀城本丸歴史館がある。
入館料無料なので、佐賀を訪れることがあれば、立ち寄られることをオススメするw

大分県は、九州地方東部に位置している。
別府温泉や由布院温泉などの温泉が広く知られている。
大分で自身がオススメするのは、「九州の小京都」こと杵築市である。
杵築市には、杵築藩の武士と町民の居住区があるw

南北の高台に武家があり、間に町人が暮らしていた日本唯一の城下町。
サンドイッチ型城下町といわれ、独特の景観を形作っている。
近くには、日本一小さな城の杵築城もある。
自身は杵築城の天守閣に登ったが、小さいながらも眺めは絶景であるw

北海道から九州までの思い出を書いたので、旅行の思い出は一旦、終了する。
えっ、沖縄や関東地方の旅行について書いてないって。
自身は沖縄県を訪れたことはない。
あと、東京在住の自身にとって、関東地方は旅行ではなく、単なる外出であるw

【コラム】会社員のメリットとデメリットから思うこと

自身は大学を卒業してから、会社員として働いている。
趣味として株式投資をしており、所有するマンションを貸している大家でもある。
よく、会社員は自営業より恵まれているといわれている。
本当にそうなのか、会社員のメリットとデメリットについて書いてみるw

会社員のメリットは、収入が安定していることだ。
正社員であれば、有給休暇を取得しても、給与が減ることは無い。
年金は2階建てで、会社が同額を拠出してくれるため、受給額は倍になる。
社会保険は完備しており、交通費全額支給など、至れり尽くせりであるw

会社員のデメリットとは、在籍期間に限りがあることである。
つまり、一定期間しか収入を得ることができないことが、デメリットなのである。
経営層にまで登りつめたとしても、いずれ会社から収入を得ることはできなくなる。
このことに気づいてなく、会社員の収入のみを増やそうとしているだけの人が多いw

その点、自営業は商売を営んでいる限り、収入を得続けることができる。
株式投資や大家業も、よほどのことがない限り、エンドレスで収入を得ることができる。
自身の定年はまだ先だが、先が見えている会社員の収入を増やしたいとは思わない。
自身にとって、これからの会社での仕事は、優勝後の消化試合みたいなものであるw

2019年5月2日木曜日

【エッセイ】旅行の思い出~四国地方編~

自身はプライベートや仕事で、多くの都道府県を訪れた。
先日、拍手を多く頂けたら、都道府県の思い出を書くと投稿した。
拍手を多く頂けたので、過去に訪れた都道府県の思い出について書くことにした。
中国地方編の次は、四国地方編を書いてみるw

四国地方は、香川県、愛媛県、徳島県、高知県から構成されている。
北海道、本州、九州とともに主要4島の一つだが、主要4島の中では最も小さい。
空海が拓いた四国巡礼八十八箇所は、お遍路さんで有名だ。
自身は4県を訪れたことがあり、自身にとっては思い出が多い地方でもあるw

香川県は瀬戸内海に面しており、四国の北東部に位置している。
全国で最も面積が小さい県だが、県庁所在地である高松市には多くの企業の支店がある。
また、特産うどんでもある讃岐うどんは、全国的に人気を博している。
自身も香川を訪れた際、讃岐うどんを食し、あまりの美味に驚いた思い出があるw

全国で最も面積が小さいにも関わらず、香川には観光地が多い。
源平合戦の古戦場がある屋島、「こんぴらさん」の愛称で親しまれている金刀比羅宮。
国の特別名勝に指定されている栗林公園、「二十四の瞳」の舞台である小豆島など。
自身が穴場としてオススメするのは、ゴールドタワーだw

ゴールドタワーは、香川県綾歌郡宇多津町にあるガラス張りのタワー。
文字通り、ゴールドのタワーで高さ158m、127mには展望台がある。
今は知らないが、自身が訪れたときは、トイレの内装もゴールドだった。
バブル時代の遺物ともいうべき、建築物は一見の価値アリだw

香川県には優しい女性が多いことも、思い出に残っている。
かって、自身は高松に短期滞在していたことがあった。
高松を離れる前日、行きつけにしていたクラブで送別会があった。
ママさんを始め、女性全員が別れを惜しんでくれ、しんみりとした雰囲気だったw

中には、涙ぐんでくれている女性もいた。
そのとき、他店の女性がドアを開けて、自分の店に芸能人が来ているといった。
女性全員が芸能人を見るため出て行き、自身は店に取り残された。
おそらく、自身が未練を残さないよう、わざと取り残してくれたのだと信じているw

【コラム】郊外の宅地購入に潜むリスク

人生の支出で多くを占めるのは、住居費と教育費だといわれている。
当たり前だが、子どもが卒業すれば教育費は終わる。
あるいは、子どもを作らなければ、教育費が必要になることはない。
だが、ホームレスにでもならない限り、住居費が終わることはないw

空き家に関する総務省統計局のデータがある。
昭和38年に52万戸だった空き家は、平成20年には757万戸と約15倍も増加。
空き家率は2.5%から13.1%と、およそ5倍に増えている。
自身が知っている、かってのニュータウンも、ゴーストタウンになりつつあるw

原因は、少子高齢化や地方における人口減少といわれている。
自身からいわせると、将来を見据えずに郊外の宅地を購入したことが原因である。
当たり前だが、子どもはいずれ家を出て行くため、子ども部屋は空き部屋になる。
加齢と共に自動車の運転が困難になるため、いずれ免許を返納しなくてはならないw

売却しようにも、誰も不便なところに住みたいとは思わないので、売るに売れない。
空き家にしても、固定資産税や都市計画税を払い続けなくてはいけない。
また、近隣住民に迷惑をかけないため、最低限の維持管理も必要になる。
郊外の宅地を購入することは、生涯にわたる負債を抱えるようなものであるw

2019年5月1日水曜日

【エッセイ】旅行の思い出~中国地方編~

自身はプライベートや仕事で、多くの都道府県を訪れた。
先日、拍手を多く頂けたら、都道府県の思い出を書くと投稿した。
拍手を多く頂けたので、過去に訪れた都道府県の思い出について書くことにした。
近畿地方編の次は、中国地方編を書いてみるw

中国地方は本州西部に位置している。
意外と知られていないが、活断層が少ないため、重要施設が多くある地方でもある。
鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県の5県から構成されている。
自身は5県を訪れたことがあると書きたいが、島根県だけは訪れたことがないw

鳥取で有名なのは、観光可能な砂丘としては日本最大の鳥取砂丘だろう。
自身も訪れたことがあるが、異国のような風景は圧巻である。
もし、訪れたことのない方は、一度、訪れることをオススメする。
鳥取砂丘以外のオススメは、「山陰の小京都」と呼ばれる倉吉市であるw

倉吉市には、打吹玉川という地区がある。
通称は白壁土蔵群で、国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されている。
本町通りの石州瓦の町家群や玉川沿いの土蔵群をはじめ、約100棟が現存する。
歴史を感じさせてくれる、まさしく歩きたくなる街並みであるw

岡山県倉敷市には倉敷美観地区という、町並保存地区・観光地区がある。
倉敷川の畔から鶴形山南側の街道一帯に、白壁なまこ壁の屋敷や蔵がある。
倉敷川は、かつては運河として利用されていた。
倉敷川沿いの散策は、都会の喧騒を忘れさせてくれるw

倉敷を訪れた際は、倉敷アイビースクエアに宿泊した。
倉敷アイビースクエアは、明治時代の工場を再利用した複合観光施設。
名前の由来である蔦(アイビー)のからまる赤レンガの外観は、時の流れを感じさせる。
料金もリーズナブルな倉敷アイビースクエアは、オススメのホテルであるw

広島で思い出深いのは、広島県の東部に位置する福山市である。
福山市の福山城は、あることで日本一である。
ある日本一とは、最も駅から近い城としてである。
JR福山駅のホームはもちろん、駅構内からも福山城の石垣を見ることができるw

明治時代、福山城は敷地のほとんどが売却され、宅地や農地などに転用された。
福山市内には、城の部分的な遺構が残っているらしい。
福山市には、福山城以外にも思い出がある。
だが、プライベート過ぎる内容なので、ここでは書かないことにするw

【コラム】平成に投資をしなかった人は老後破産予備軍

全国には約600万人の独居老人がいるらしい。
うち、200万人が老後破産者、100万人が生活保護受給者。
彼らの多くは真面目に働き、貯蓄もし、年金も納めてきた。
にも関わらず、半数の独居老人が老後破産、もしくは老後破産状態にあるw

老後破産状態になった原因は、下記のようなことらしい。
「病気になった」、「親の介護が必要になった」、「子どもが働かない」など。
自身からすると、それらは以前から、よくあることであって、真の原因ではない。
真の原因は、「貯蓄から投資へ」といわれた平成に投資をしなかったことであるw

平成になりバブル崩壊、国の経済施策により歴史的低金利となった。
貯蓄しても殖やせないことから、国は投資による資産運用を推奨した。
ところが、時代の変化についていけない人は、投資をしなかった。
結果、貯蓄を取り崩すことでしか、生活できなくなったのであるw

現在の高齢者の悲惨な実情は、現役世代への警鐘ともいえる。
平成に投資をしなかった人は、老後破産予備軍といっても過言ではない。
いくら、貯蓄できたとしても、取り崩していれば、いずれ貯蓄は底を尽く。
老後破産したくないのであれば、投資による収入源を作らなくてはならないw