2020年11月30日月曜日

【エッセイ】3つの不労所得について

今の自身には、3つの不労所得がある。
1つは、保有株の配当。
1つは、大家業の家賃収入。
1つは、失業給付であるw

保有株の配当は、税抜きで月10万円以上あるので、生活費を賄っている。
権利日に株を保有しているだけで、手に入れることができる不労所得。
事実、配当で買い物をしたりするときに、いつも思うことがある。
よくないことをしていないのだが、なぜか、働いている人に申し訳なく思うのであるw

大家業の家賃収入は、必要経費を除いた所得としては、月数万円である。
借主との直接契約だが、リフォームの際、設備関係を重点的にメンテナンスした。
よって、借主から不具合などの連絡が来たことはない。
月末に家賃が振り込まれているか、口座残高を確認するだけであるw

失業給付は、働いて収入がある場合、減額されたり、不支給となる。
働いていると満額もらえないため、究極の不労所得といえるかもしれない。
月末だったので、口座残高を確認すると、今月の家賃と失業給付が振り込まれていた。
その後、保有株の評価額を確認すると、1年分の家賃と失業給付以上の額が減っていたw

2020年11月29日日曜日

【エッセイ】人の行く裏に道あり花の山

「人の行く裏に道あり花の山」
株式投資の格言といえば、何をおいてもまず出てくるのが、この言葉である。投資家は、とかく群集心理で動きがちだ。いわゆる付和雷同である。が、それでは大きな成功は得られない。むしろ他人とは反対のことをやった方が、うまくいく場合が多いと説いている。
大勢に順応すれば、確かに危険は少ないし、事なかれ主義で何事によらず逆らわないのが世渡りの平均像とすれば、この格言、多分にアマノジャク精神に満ちている。だが、人生の成功者は誰もやらないことを黙々とやってきた人たちであり、欧米では「リッチマンになりたければ“孤独”に耐えろ」と教えるのが通例。人並みにやっていたのでは、人並みの結果しか得られないというわけだ。
株式相場は、上げばかりでもなければ、下げばかりが続くこともない。どこかで転機を迎える。その転機を、どうしたらつかめるか。四囲の環境や材料から続み取るのは、むろん大切なことだが、大勢があまりにも一方へ偏り過ぎたときなどには、この格言を思い出すことだ。
これと類似の格言に「友なき方へ行くべし」「相場師は孤独を愛す」などがあり、ウオール街にも「人が売るときに買い、人が買うときには売れ」(Buy when others sell; Sell when others buy.)「株というものは高いときには最上に、安いときには最低に見えるものだ」という言葉がある。
(日本証券業協会ホームページより)

自身の今までの人生は「人の行く裏に道あり花の山」だったと思う。
住宅ローンを借りた場合、繰り上げ返済が推奨されている。
だが、効率がよくないため、自身は繰り上げ返済したことは一度もない。
その後、銀行株を買い続け、利益が出てから一括完済したw

退職した会社には、任意加入の企業年金があった。
任意加入だった企業年金には、多くの人が加入していた。
だが、運用利率が低すぎたので。自身は一度も加入しなかった。
その後、運用を委託されている会社の株を、個人口座で取引きし、利益を得たw

退職した会社は上場しており、従業員持株会があった。
従業員持株会には、多くの人が加入していた。
だが、ドルコスト平均法の買い付けだったので、自身は一度も加入しなかった。
その後、会社の株価が下がったときに、個人口座で取引きし、利益を得たw

老後のため、年金の不足分は貯蓄しましょう。
貯蓄するためには、働ける間は働きましょう、といわれている。
自身の老後はまだまだ先で、働こうと思えば働けるが、働いていない。
なぜなら、不労所得を得ることができる「黄金のサイクル」を構築済だからであるw

2020年11月28日土曜日

【エッセイ】もし株式投資をしていなかったら

自身が株式投資を始めたのは、忘れもしない2005年8月。
たまに、「もし株式投資をしていなかったら」と考えることがある。
考えるたびに、株式投資をしていてよかったと思う。
「もし株式投資をしていなかったら」について書いてみるw

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20××年、嫁がザルだったので、自身が家計管理をすることにした。
毎月の給与から、必要な金額を嫁に渡すようにしたので、今後は大丈夫だろう。
やがて、娘は大学へ進学するかもしれない。
学費を貯めることができないので、奨学金を借りてもらうしかない。

20××年、自身は定年を迎え、継続雇用で働くことになった。
給与は今までより大幅に目減りし、新入社員並みの年収になった。
上司はかっての部下で気をつかうが、向こうも気をつかっているようだ。
住宅ローンが残っていなければ退職するのだが、残っているので退職できない。

20××年、景気がよくないので、来年は継続雇用できないといわれた。
住宅ローンはまだ残っており、年金が受給できるのは、まだ先だ。
年金が受給できるまで、自身は継続雇用してもらえるものだと思っていた。
だが、今はシニアの求人も多くなっているらしい、選ばなければ仕事はあるはずだ。

20××年、納付した公的年金を自分で運用する「確定拠出公的年金法」が成立した。
自身が納付した年金だけでは、10年分の生活費になるか、ならないかだ。
運用なんてしたことがないし、住宅ローンもまだ完済できていない。
しかたないので、掛け持ちしているバイトの数を増やすしかないw

【コラム】投資センスのない人

新型ウイルスの影響で、観光業、飲食業、宿泊業が、苦境に立たされている。
倒産、廃業を余儀なくされているところも多いらしい。
先日も飲食店に時短要請が出され、応じた店には協力金が支払われるらしい。
個人的には、協力金を払って欲しくないと思っているw

偉大なる相場師の1人に、本多 静六氏がいる。
彼の著書「私の財産告白」に以下の言葉がある。
「好景気、楽観時代は思い切った勤勉貯蓄(すなわち金を重しとする)」
「不景気、悲観時代には思い切った投資(すなわち物を重しとする)」

簡単にいうと、好景気には、勤勉貯蓄で資産蓄積の基礎を作る。
不景気には、株式、土地、事業等への投資を行えば、資産を増やせるという教えである。
ところが、観光業、飲食業、宿泊業の多くが、好景気に事業への投資を行う。
すると、不景気になったとき、たちまち、資金繰りに窮することとなるw

観光業、飲食業、宿泊業は、外国人観光客により、景気がよかった。
好景気のときに、貯蓄していれば、不景気になれば、投資できるはずである。
自身が協力金を払って欲しくないと思っている理由は、金が惜しいからではない。
投資センスのない人に協力金を払っても、リターンが得られないからであるw

2020年11月27日金曜日

【エッセイ】日本の医療保険が高すぎる話

会社員を辞めた場合、医療保険には3つの選択肢がある。
1つは、会社の健康保険の任意継続。
1つは、国民健康保険への加入。
1つは、家族の被扶養者となり、家族が入っている健康保険への加入w

自身は会社員を辞めるにあたり、会社の健康保険の任意継続を検討した。
すると、会社が負担していた半額分が加算され、月の保険料が40,000円ほどだった。
今まで、40,000円の半額20,000円も払っていたことに驚いた。
なぜなら、自身の月の医療費は、20,000円もかかっていないからであるw

次に、国民健康保険への加入を検討した。
すると、月の保険料が60,000円ほどになることがわかり、さらに驚いた。
ならばと、娘の被扶養者になり、娘が入っている健康保険への加入を検討した。
だが、自身の株式投資の所得が、所得制限の上限額を超えているため、断念したw

任意継続にすべきか、国民健康保険にすべきか、考えた。
すると、国民健康保険に減額制度があることを知り、国民健康保険に加入した。
減額制度では、一定の要件に該当する場合、大幅に減額されるのである。
減額制度で保険料を20,000円ほどにできたが、それでも自身には高すぎる保険料であるw

2020年11月26日木曜日

【エッセイ】所得税が優遇されている人について

自身は大学を卒業、先日、辞めるまで会社員だった。
会社員の場合、会社が年末調整で所得を申告してくれる。
したがって、特に所得税について意識することはなかった。
源泉徴収票や課税証明書を見るたびに、所得税が多いなという感じだったw

所得税の税率は、課税される所得金額に応じて、5%から45%の7段階に区分されている。
所得が多くなればなるほど、多く所得税を納めなくてはならない、累進課税である。
自身は、3年前に所有するマンションをリフォーム、人に貸している。
以来、家賃収入による不動産所得があるので、確定申告を行っているw

ご存じの方も多いだろうが、不動産所得の場合、給与所得との合算所得になる。
今年、行った昨年分の確定申告では、初めて所得税を追納することになった。
合算所得のため、不動産所得のみの税率以上の所得税を追納している。
ところが、株式投資の所得である譲渡益や配当は、分離課税にすることができるw

分離課税にしておけば、いくら儲けようが、所得税の税率は一律15.315%である。
自身は株式投資の所得が、給与所得を上回ったことがあるが、税率は15.315%だった。
おそらく、株式投資の所得がメインの人はそんなにいないという考えからだろう。
だが、自身のように株式投資の所得がメインになる人にとっては、大きな優遇であるw

2020年11月25日水曜日

【コラム】「金持ちはより金持ちに」が正しい理由

「金持ちはより金持ちに、貧乏はより貧乏に」という格言がある。
初出は、女性詩人であるパーシー・ビッシュ・シェリーの詩集らしい。
格言は、資本主義によって生み出される貧富の差の効果を簡潔に述べている。
近年では、経済学者であるトマ・ピケティの著書でも、引用されている。
著書では、「"the rich-get-richer"(金持ちはより金持ちに)」と説明されている。
いわゆる、「資本の所有者は、労働者よりも早く資産を蓄積する」という考えである。
彼は、数百年にわたるデータを元に立証しているw

資本主義では、資本は資本家(株主)から企業へ提供される。
企業は提供された資本を元に事業を行い、労働者を雇用する。
労働者が稼いだ金で、企業は利益を得て、利益を資本家へ還元する。
よって、収益の力関係は「労働者<企業<資本家」となるw

「労働者<企業<資本家」は、企業をメガバンクにすると、わかりやすいかもしれない。
労働者の預金金利は0.002%前後で、1,000万円預けても、200円ほどである。
メガバンクの住宅ローン金利は1%前後で、1,000万円貸せば、10万円の金利がもらえる。
資本家の配当利回りは5%前後で、1,000万円の株を買えば、50万円の配当になるw

同額の1,000万円を同期間の1年運用した場合、以下になる。
労働者:200円(1倍)、メガバンク:10万円(500倍)、資本家:50万円(2,500倍)。
労働者は、メガバンクと同じ運用をするのに500年、資本家と同じ運用は2,500年。
「"the rich-get-richer"(金持ちはより金持ちに)」が、正しいことは明らかであるw

2020年11月24日火曜日

【エッセイ】ある個人事業主の日常

自身は会社員を辞めて、個人事業主(個人投資家)になった。
前の会社で親しくしていた人から、連絡があるたびに聞かれることがある。
連絡があるたびに聞かれることとは「ヒマだろ」。
いつも、自身は「ヒマです」と答えているw

自身の確定申告における所得は、大家業の家賃収入だけになる。
大家業では、不動産会社に任せず、自身が借主と直接、契約している。
なにか不具合があれば、借主から連絡があるだろうが、現在まで不具合の連絡はない。
なぜなら、リフォームする際に、給水管の水圧テストなどを実施しているからであるw

あと、自身には、大家業より多い株式投資の譲渡益と配当の所得がある。
だが、自身は中長期投資なので、年に数回ほどしか取引しない。
よって、保有株の株価確認はするが、数分程度で終わってしまう。
取引することがあっても、売り買いの発注は数分程度であるw

そんな自身の日常で、大きな割合を占めることが3つある。
1つは、日常生活にかかせない掃除、洗濯、料理など。
1つは、体型維持のための、近所のプールでの水泳。
1つは、失業給付を受給するために必要な、ハローワークでの相談(雑談)であるw

2020年11月23日月曜日

【コラム】高齢者の貯蓄額は意外と多いかもしれない

以前から疑問に思っていたことがある。
疑問に思っていたのは、高齢者の貯蓄額の少なさである。
例えば、金融中央広報委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(令和元年)」がある。
60代の二人以上世帯の平均貯蓄額は、中央値:650万円、平均値:1,635万円らしいw

少ない方から順番にデータを並べたときの中央値が、650万円。
平均値でさえも、老後に必要とされる2000万円に満たない、1,635万円である。
現在の高齢者が現役世代の頃は、金利が高かったので貯蓄で資産を殖やせた。
本来であれば、貯蓄額はもっと多いはずなので、調べてみたw

調べたのは、内閣府の令和2年「高齢者の経済生活に関する調査」。
調査の中に、貯蓄額が該当する項目を選択する設問と回答がある。
1(ア)100万円未満(0円は除く)・・・10.8%
2(イ)100万円~500万円未満・・・18.8%
3(ウ)500万円~1,000万円未満・・・12.1%
4(エ)1,000万円~2,000万円未満・・・11.2%
5(オ)2,000万円以上・・・15.6%
6(カ)貯蓄はない・・・8.3%
7 (不明・無回答)・・・23.1%

回答は「100万円~500万円未満」が最も多く、次が「2,000万円以上」だった。
だが、最も多い項目は「(不明・無回答)」の23.1%だった。
考えてみれば当たり前で、国の調査で貯蓄額を答えたくない人もいるだろう。
「(不明・無回答)」も「2,000万円以上」とすると、貯蓄額は意外と多いかもしれないw

2020年11月22日日曜日

【エッセイ】資本家の視点と会社員の視点が異なる話

会社員が受け取れる年金には、老齢基礎年金と老齢厚生年金のほかに、企業年金がある。
1階の国民年金、2階の厚生年金に加算される、3階部分の年金である。
主な企業年金は「厚生年金基金」、「確定給付企業年金」、「企業型確定拠出年金」。
自身は何度か転職をしたため、上記の3つの企業年金に加入したことがあるw

最初に加入したのは「厚生年金基金」だった。
「厚生年金基金」は、企業が一部の運用を代行、独自の上乗せ給付を行うことができる。
当時、加入した生命保険があるが、予定利率5.5%のお宝保険である。
今とは異なる高金利だったので、払い込んだ年金には結構な額が上乗せされているw

次に加入したのは、「確定給付企業年金」だった。
「確定給付企業年金」は、勤続年数に応じた将来の支払額が約束されていた。
ところが、途中で改悪があり、「確定給付企業年金」の予定利率が1%台になった。
「確定給付企業年金」は半分に減らされ、残りは「企業型確定拠出年金」になったw

「企業型確定拠出年金」は、会社が金を出すが、運用は自分でしなさいという制度。
簡単にいうならば、企業年金は減りますが、減った分は自分で何とかしてねである。
しかし、「企業型確定拠出年金」を運用しようにも、ろくな商品がなかった。
ろくな商品がないため、自身の「企業型確定拠出年金」は定期預金100%だったw

先日、第一生命が、「確定給付企業年金」の予定利率を、引き下げると発表した。
予定利率が1.25%から0.25%になり、導入企業の会社員の企業年金が減ることになる。
だが、自身のような8750 第一生命ホールディングス㈱の株主にとっては朗報である。
なぜなら、予定利率の引き下げで、8750の利益が向上、増配が期待できるからであるw

2020年11月21日土曜日

【エッセイ】増配による嬉しい誤算

かなり前になるが、自身は将来の収支についてシミュレーションを行った。
娘が1人暮らしを始めて、単身世帯になったときの収支。
退職し、給与収入がなくなってからの収支。
年金を受給できるようになってからの収支などであるw

物価上昇を考慮した食費や光熱費など、細かい部分まで落とし込んだ。
最初にシミュレーションを行ったとき、年金受給後のシミュレーション結果に愕然とした。
収入が大幅に減るため、生活レベルを落とさなくてはならなかったのである。
考えてみれば、最も比率の高かった給与収入がなくなるので当たり前であるw

その後、投資先の企業の株が増配されるたびに、シミュレーションを行った。
すると、年金受給後も生活レベルを落とさなくてよいことがわかった。
自身の投資先の企業は、保険会社やメガバンクである。
投資先の企業は、過去10年で配当が2~4倍になっていたのであるw

下図は、現在、自身が保有する主要3銘柄の過去10年の配当推移である。
過去10年で、配当が2~4倍になっていることが、おわかりいただけるだろう。
2020年の配当は160万円ほどだが、10年後に2倍になれば320万円ほどになる。
さらに10年後も2倍になれば640万円ほど、さらに10年後も2倍になれば・・・w

2020年11月20日金曜日

【エッセイ】2020年配当は過去最高の1,622,000円なり

決算発表が終わり、2020年の配当が確定したので記録しておく。
2019年前半の配当は、617,000円。
2019年後半の配当は、694,500円。
2019年の配当は、1,311,500円(税抜き1,045,072円)だったw

2020年前半の配当は、1,103,500円。
2020年後半の配当は、518,500円。
2020年の配当は、過去最高となる1,622,000円(税抜き1,292,493円)だった。
もちろん、配当から納める税金も、30万円超と過去最高であるw

2020年前半の配当内訳は以下になる。
・仕手株:16,000円。
・5938 ㈱LIXILグループ:17,500円。
・8306 ㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ:250,000円。
・8316 ㈱三井住友フィナンシャルグループ:200,000円。
・8750 第一生命ホールディングス㈱:620,000円w

2020年後半の配当内訳は以下になる。
・仕手株:16,000円。
・8306 ㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ:312,500円。
・8316 ㈱三井住友フィナンシャルグループ:190,000円w

2020年の配当を1ヶ月当たりにすると、135,167円(税抜き107,708円)になる。
ちなみに、2020年の配当を日割り計算した場合、以下になる。
1,622,000円÷365日=4,443円(税抜き3,541円)。
年に数回、売買するだけで、毎日、数千円の配当が手に入るので、株主はやめられないw

2020年11月19日木曜日

【エッセイ】年初来高値で売っていた銘柄

「年初来高値」とは、その年に付けた最も高い値段(株価)のこと。 
ただし、1~3月間は「年初来高値」ではなく、「昨年来高値」が使われる。
来年の確定申告に備え、今年の株の利益と納めた税金を確認した。
すると、「年初来高値」で売っていた銘柄があることに気づいたw

「年初来高値」で売っていた銘柄は、今年1月9日に売ったメガバンク2銘柄である。
・8306 ㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ 20,000株 @586円。
・8316 ㈱三井住友フィナンシャルグループ 2,000株 @4,054円。
ちなみに、売却額は総額1900万円超えで、自身にとっては過去最高の売りであるw

株価データを確認すると、2銘柄とも1月9日の株価が「年初来高値」だった。
現在、8306は586円→461.1円、8316は4,054円→3,174円と、大幅に下がっている。
自身の株式投資歴は15年になるが、「年初来高値」で売ったのは初めてかもしれない。
売りの理由をブログに書いているが、なぜ売りを決めたのか、今、読むとわからないw

結構、儲けているのでは、と思われるかもしれない。
確かに、そのまま、買わなければ、結構な額が儲かっていただろう。
だが、自身は2月14日に過去最高となる総額2800万円の買いを行った。
買いが「年初来安値」ではなかったので、そんなには儲からないだろうと思っているw

2020年11月18日水曜日

【コラム】 第〇生命の元女性社員19億円詐取について

「第〇生命保険が、山口県周南市で勤務していた元社員の女性(89)が在職中に、顧客から約19億円をだまし取ったとして県警に告発していた問題で、金融庁に経緯などを盛り込んだ経過報告書を提出した」
あまり、時事ネタは書きたくないのだが、第〇生命の株主なので書いてみるw

例えば、下記の報道がある。
「同社は17年に元社員の不審な行動について外部から情報提供があり調査している。
だが、元社員や顧客が事実関係を否定したため、問題を見抜けず調査を終了していた」
これが事実なら、元社員だけではなく、顧客も事実関係を否定していたことになるw

なぜ、被害者とされている顧客が、事実関係を否定していたのか。
自身の推測では、顧客は被害を受けていないのではないかとみている。
ある日、新規契約を獲得するため、元社員はある方法を思いついたかもしれない。
顧客が支払うべき保険料を、自らが立て替えることで、新規契約を獲得する方法であるw

具体的には、顧客と新規保険契約を締結、元社員が保険料を立て替える。
顧客は保険料を払わなくても、医療費や入院費用などを払ってもらうことができる。
元社員は、新規契約による歩合給や、会社での地位を得ることができる。
立て替えた保険料は、亡くなった後の保険金で回収できるので、Win-Winであるw

もちろん、保険金が、支払った保険料を上回るケースは少ない。
だが、新規契約で得た歩合給などを考えれば、損はしなかったかもしれない。
もちろん、これは第〇生命の株主である自身の、個人的な推測である。
もし、これが事実なら、株主としては、正規のやり方で業績を上げろよといいたいw

2020年11月17日火曜日

【現在の株式評価額】20201117~長期金利上昇を追い風に最高評価額更新~

 Y&Kファンド(4銘柄)
・取得額合計:29,196,513円
・配当金合計:1,657,000円(配当利回り:5.68%)
・評価額合計:37,347,000円(BPS:83,693,410円)
・損益額合計:8,150,487円(損益率:28%)

Rファンド(1銘柄)
・取得額合計:1,191,522円
・配当金合計:300,000円(配当利回り:25.18%)
・評価額合計:5,752,800円(BPS:14,943,960円)
・損益額合計:4,561,278円(損益率:383%)

Mファンド(7銘柄)
・取得額合計:9,745,632円
・配当金合計:294,300円(配当利回り:3.02%)
・評価額合計:6,272,500円(BPS:14,555,204円)
・損益額合計:-3,473,132円(損益率:-36%)

本日、Y&KファンドとRファンドの評価額が、買い増し後の最高額を更新した。
米国の長期金利上昇が、保険会社とメガバンク株への追い風になっているようだ。
Y&Kファンドの大部分は、保険会社1銘柄とメガバンク2銘柄への集中投資。
Rファンドにいたっては、メガバンク1銘柄への"全集中"、"MUFGの呼吸"であるw

先日、役所から、会社員を辞めた後の特別区民税・都民税の納税通知書が届いた。
すでに用意しているが、納期限がまだ先なので、期限までには納めるつもりでいる。
だが、本日みたいに1日で評価額が100万円以上増加すると、ある誘惑にかられる。
ある誘惑とは、すぐにでも納めてしまいそうになる誘惑だw

2020年11月16日月曜日

【エッセイ】読者からの質問~メガバンク株の株価について~

本ブログは私的なブログなので、読者が少ない。
だが、ときたま、数少ない読者の方からメールをいただくことがある。
久々に、読者の方から、メールで質問をいただいた。
いい質問なので、本ブログで回答させていただくw

質問は、メガバンク株の株価について、である。
質問者の方が保有しているメガバンク株の、今後の株価について知りたいとのこと。
保有しているメガバンク株は、8306 ㈱三菱UFJフィナンシャル・グループらしい。
8306は、自身も長期にわたって保有しており、今年も買い増しした株であるw

結論からいうと、少なくとも年内は上昇する可能性が高いとみている。
昨日も書いたが、メガバンクや保険会社は、米国国債10年で運用を行っている。
よって、米国国債10年の金利が上昇すれば、運用益の期待から株価は上昇する。
米国国債10年の金利は、今年3月に低下しすぎたので、年内は上昇するとみているw

下の図は、上が米国国債10年の1年チャート、下が8306の1年チャート。
8306が、米国国債10年の金利の影響を受けていることが、おわかりいただけるだろう。
もちろん、自身は予言者ではないので、金利も株価も上昇しないかもしれない。
だが、今でも配当が5%を超えているので、保有している限り、損をすることはないw

2020年11月15日日曜日

【今後の戦略】休むも相場と決めている理由

年中、売ったり買ったりしていなければ気のすまない人がいる。失礼な言い方だが、そういうやり方で儲かっている人はいないのではないだろうか。
株式投資に売りと買いのどちらかしかないと思うのは誤りで、休むことも大切な要素であると説くのが、この「売るべし 買うべし 休むべし」である。「売り買い休みの三筋道」とか「休むも相場」等ともいう。
だいたいが人間は欲と道連れである。相場で利益を上げれば「もっと取ってやろう」と思い、損をすれば「今度は取り返そう」と、常に売ったり買ったりしてしまいがちだ。こういう心理には、知らず知らずにおごりと焦りの気持ちが入り込んでいる。この2つが、共に相場には大禁物であることは前にも述べた。むろん結果は歴然であろう。
(日本証券業協会ホームページより)

以前にも書いたが、自身は年内の買いを終えているので、これ以上、買う予定はない。
したがって、年内は「休むも相場」と決めている。
なぜなら、自身が保有する主力株が、「年末高」になる可能性が高いとみているからだ。
自身の主力株が「年末高」になる可能性が高いとみている理由について書いてみるw

自身の保有する現在の主力株は、8750 第一生命ホールディングス㈱である。
8750は保険業の株で、メガバンク株と同じく、米国国債10年の金利の影響を受ける。
米国株が騰がれば、国債を買う人が減るので、国債の金利が騰がる。
国債の金利が騰がれば、国債での運用益への期待から、株価が騰がるという仕組みだw

下の図は、上が米国国債10年の1年チャートで、下は8750の1年チャートだ。
8750が、米国国債10年の金利に影響を受けていることが、おわかりいただけるだろう。
米国国債10年の金利は、今年3月に大幅に低下、その後、徐々に金利は上昇しつつある。
先日も金利が上昇したが、少なくとも年内は上昇が続くとみているのであるw

2020年11月14日土曜日

【エッセイ】国民年金保険料を全額免除にした理由

所得が少なく本人・世帯主・配偶者の前年所得が一定額以下の場合や失業した場合など、国民年金保険料を納めることが経済的に困難な場合は、ご本人から申請書を提出いただき、申請後に承認されると保険料の納付が免除になります。
免除される額は、全額、4分の3、半額、4分の1の4種類があります。
(日本年金機構ホームページより)

自身は会社員を辞めて、厚生年金から国民年金になったが、保険料の全額免除を申請した。
先日、「国民年金保険料免除・納付猶予申請承認通知書」が届いた。
通知書の内容を確認すると、申請通り、全額免除で承認されていた。
なぜ、自身が全額免除を申請したのか書いてみるw

国民年金に40年間、加入した場合の受給額(リターン)は、年額781,700円。
単純計算で、1年あたりの受給額は、781,700円÷40年=19,543円。
国民年金の月額保険料は16,540円なので、年額は16,540円×12か月=198,480円。
したがって、年金の利回りは、19,543円÷198,480円=9.8%となるw

全額免除の場合でも、全額納付の場合の半額、19,543円÷2=9,771円は受給できるらしい。
全額納付と同じ受給額を得るのに、必要な年間利回りは、9,771円÷198,480円=4.9%。
自身は、年金保険料相当額を、配当利回り5%以上の株に投資、複利で運用する予定だ。
自身が65歳になるのは、まだまだ先なので、年金の利回りを超えるのは楽勝とみているw

ちなみに、会社員を辞めた場合、全額免除の申請に、そんなに時間を要さない。
事実、自身が申請に要した時間は、10分もかからなかった。
ただ、申請の際に、気をつけなくてはならないことがある。
担当者に「払えないんですかぁ」といわれても、感情的にならずに対応することであるw

2020年11月13日金曜日

【エッセイ】資本家になってよかったこと

「資本家」とは、企業体に資本を提供し、出資した範囲ですべての責任を負う人。
つまり、典型的な「資本家」とは、「株主」に他ならないことになる。
資産運用の目的の一つに「経済的自由(フィナンシャル・インディペンデント)」がある。
「経済的自由」とは、資産から得るキャッシュフローだけで生活ができる状態をいうw

自身は2005年に株式投資を始めてから、会社員兼投資家だった。
資産を増やすことが目的だったが、運用する規模は副業や趣味の範囲だった。
1銘柄への投資額は数十万、1日に増減する額は数万円、配当も数万円だった。
1日に数万円の増減だったが、毎日、増減を確認するのが楽しみだったw

しばらくすると、1銘柄への投資額が数十万円から数百万円になった。
1日に増減する額は数万円から数十万円、配当も数十万円になった。
やがて、1銘柄への投資額が、一千万円を超えるようになった。
1日に増減する額は、多いときは百万円を超えるようになり、配当も百万円を超えたw

会社員の日給換算では、数万円にしかならないにも関わらず、それ以上の額が増減する。
1日に増減する額が数万円を超えると、労働の対価として報酬を得ることが空しくなる。
なぜなら、1日何時間も働かなくても、年に数回、売買するだけでよいからである。
会社員を辞めて「資本家」になってから、ようやく自身は空しくなくなったw

2020年11月12日木曜日

【エッセイ】我が家の黒歴史について

自身が、株式投資を始めたのは、忘れもしない2005年8月である。
株式投資を始めたのは、嫁がザルだったことに危機感を持ったことが理由である。
嫁と結婚する際、嫁からいわれたことがある。
嫁いわく「友達は家計を任せてもらっているので、任せてほしい」であるw

そういうものなのかと思った自身は、給与振込口座の通帳を渡し、家計を任せた。
嫁に家計を任せてからは、家計に関しては、一切、口出しをしなかった。
嫁は専業主婦だったが、それなりに大変だろうと思っていたからだ。
自身は、金が必要になるたびに、嫁から貰っていたw

ある日、自身が金が欲しいというと、嫁が金がないといってきた。
どうしても必要なら、貯めている子どものお年玉を使うようにいわれた。
自身は高給取りではなかったが、浪費していなかったので、ギモンをもった。
嫁から見せてもらった給与振込口座の通帳を見た自身は、開いた口がふさがらなかったw

給与が入るたびに小分けに引き出しており、月末には見事に使い切っていたからである。
このままでは、子どもの学費は払えず、住宅ローンも完済できない。
危機感を持った自身は、自らが家計を管理、株式投資による資産運用を開始した。
あの日から15年になるが、結婚からあの日までの期間は、我が家の黒歴史であるw

2020年11月11日水曜日

【現在の株式評価額】20201111~2日で評価額が300万円超、増加して思うこと~

 Y&Kファンド(4銘柄)
・取得額合計:29,196,513円
・配当金合計:1,625,000円(配当利回り:5.57%)
・評価額合計:37,054,000円(BPS:83,693,410円)
・損益額合計:7,857,487円(損益率:27%)

Rファンド(1銘柄)
・取得額合計:1,191,522円
・配当金合計:300,000円(配当利回り:25.18%)
・評価額合計:5,508,000円(BPS:14,943,960円)
・損益額合計:4,316,478円(損益率:362%)

Mファンド(7銘柄)
・取得額合計:9,745,632円
・配当金合計:294,300円(配当利回り:3.02%)
・評価額合計:6,119,300円(BPS:14,555,204円)
・損益額合計:-3,626,332円(損益率:-37%)

昨日に続いて、各ファンドの評価額が増加した。
本日の上昇で、Y&KファンドとRファンドの評価額が、買い増し後の最高額を更新した。
Y&Kファンドの評価額は、昨日今日の2日で、300万円超の増加である。
何もしなくても、2日で300万円超も増加するのだから、株は面白いw

現在のY&Kファンドの主力株は、今年初めに購入した8750 第一生命ホールディングス㈱。
8750の株価は、購入後に暴落したが、現在は自身の買値を上回っている。
再び、買値を下回ることがあるかもしれないが、自身は一向に心配していない。
なぜなら、値動きを観察することで、ある程度、値動きが読めるようになったからであるw

2020年11月10日火曜日

【現在の株式評価額】20201110~200万円超の増加で最高評価額更新~

Y&Kファンド(4銘柄)
・取得額合計:29,196,513円
・配当金合計:1,625,000円(配当利回り:5.57%)
・評価額合計:36,115,500円(BPS:83,693,410円)
・損益額合計:6,918,987円(損益率:24%)

Rファンド(1銘柄)
・取得額合計:1,191,522円
・配当金合計:300,000円(配当利回り:25.18%)
・評価額合計:5,350,800円(BPS:14,943,960円)
・損益額合計:4,159,278円(損益率:349%)

Mファンド(7銘柄)
・取得額合計:9,745,632円
・配当金合計:294,300円(配当利回り:3.02%)
・評価額合計:5,970,650円(BPS:14,555,204円)
・損益額合計:-3,774,982円(損益率:-39%)

泳ぎに行ったプールから帰ると、各ファンドが保有する株の株価を確認した。
すると、Y&Kファンドの評価額が、今日だけで200万円超、増加していた。
本日の上昇で、Y&KファンドとRファンドの評価額が、買い増し後の最高額になった。
利益確定していないので含み益だが、含み益でも増加するのは気分がよいものであるw

以前にも書いたが、今年の相場は「年末高」になる可能性が高いとみている。
自身は今年の「買い」を終えているので、今年中に「買い」を入れる予定はない。
だが、「年末高」になった場合、適切な時期で利益確定の「売り」をするかもしれない。
もちろん、「売り」を行う際には、数少ない読者の方に予告させていただく予定だw

2020年11月9日月曜日

【エッセイ】不採用通知が待ち遠しかった理由

自身は会社員を辞めて、今は雇用保険の失業給付待ちの状態である。
先日、ある大手企業の求人があった。
絶対に受からないと思ったので、求職実績を作るために応募した。
すると、面接と筆記試験に来るようにとの通知が来てしまったw

自身は個人事業主(個人投資家)になる予定なので、誰かに雇用されるつもりはない。
だが、失業給付に影響するかもしれないので、仕方なく面接と筆記試験を受けてきた。
面接では、受かるといけないので、途中からあえてテンションを落とした。
すると、後日、予定通り、不採用通知が届いたw

これほどまでに、不採用通知が待ち遠しかったのは、人生で初めてである。
大手企業なので、福利厚生も充実しており、そこそこの給与だった。
事実、自身以外にも、多くの人が応募していたようだ。
だが、自身にとっては、全く魅力を感じなかったw

なぜなら、そこそこの給与だが、月額で数十万円である。
だが、月額数十万円の給与を得るためには、平日に拘束されなくてはならない。
自身の保有株の評価額は、1日で数十万円、多いときは百万単位で増減する。
拘束されなくても、同額以上の収入が得られるのであれば、拘束されたいとは思わないw

2020年11月8日日曜日

【エッセイ】時代遅れの親の価値観に呆れた話

自身の母親は、実家で1人暮らしをしている。
実家の近くには、自身の弟たちがいて、近所に友人も多くいるらしい。
先日、母親から、弟の長女が大学進学を目指しているという話を聞いた。
母親は、弟に対して「女の子は結婚するから、学歴は必要ないのに」といったらしいw

自身は「大学に行ける学力があるのであれば、行かせるべき」と、母親にいった。
だが、時代遅れの価値観の母親には、理解できないようだった。
その後も「女の子に学歴は必要ないのに」と、繰り返し言っていた。
母親は認知症かもしれないと思っているが、繰り返したのは認知症のせいかもしれないw

自身の両親は、2人とも中卒だったらしい。
学力はあったらしいが、家が貧しかったため、中卒で働かざるを得なかったらしい。
世の中、学歴が全てとはいわないが、学歴があれば、選択肢が広がる。
中卒だと大卒の仕事は選べないが、大卒は中卒の仕事も選べるのであるw

両親は働き出してから、貧しかった祖父母に仕送りをしていたらしい。
そのせいか、自分たちも子どもから仕送りをしてもらおうと考えていた。
自身が就職したときも「毎月、いくら仕送りしてくれるんだ」と、真顔で聞かれた。
自身は、時代遅れの親の価値観に呆れていたので、親に仕送りしたことは一度もないw

2020年11月7日土曜日

銘柄を明かさない理由R361 疾きこと風の如く(後編)

第361話 疾きこと風の如く(後編)

東京都中央区の日本橋のすぐ近くにある、日本一の株屋の本社。
早朝、取締役兼大阪支店長のムラノ キョウスケは、メールをチェックしていた。
ムラノは、創業者である野村徳七の血を継いでいる直系だった。
取締役とはいえ、ムラノは日本一の株屋の実質的な最高経営責任者だった。

メールチェックすると、"無敗のキング"こと、ジツオウジ コウゾウのメールがあった。
相場師から証券会社を興したジツオウジは、証券界で伝説になりつつある。
ムラノは、ジツオウジと会ったことがある。
とんでもない威圧感を持っている巨躯の男で、ムラノは小僧呼ばわりされていた。

何のメールや、ムラノはおそるおそるメールを開いた。
メールを読み終わったムラノは、銀縁眼鏡の奥にある目を閉じた。
多くの企業が協賛する謎の舞台「Nine dragon eyes(ナインドラゴンアイズ)」。
ジツオウジは、なぜ、このことをメールしてきた。

ジツオウジが「Nine dragon eyes」に、何らかの違和感をもったことは間違いない。
証券界で伝説になりつつある男の違和感か。
しゃあない、確認するか、ムラノは目を開くと、机の上にある内線を取り上げた。
「午後一で、緊急の取締役会を開くようにせい」、ムラノは内線に出た秘書に告げた。

同日、日本一の株屋の本社から徒歩圏のある証券会社。
その会社は、会長である"無敗のキング"、ジツオウジ コウゾウが興した証券会社だった。
ジツオウジの会社は、自社の資産運用を"アルカディア"という部署で行っていた。
連戦連勝の"アルカディア"の責任者は、"無敗のクイーン"こと、クジョウ レイコだった。

その日の相場が始まると、クジョウのデスクの内線が鳴った。
クジョウへの内線は、社長室秘書から、社長室へ来るようにとの内線だった。
「社長室へ行ってくる」
クジョウは、"無敗の天然"こと、テンマ リナへ告げると、社長室へ向かった。

社長室秘書の案内で、クジョウは社長室に入った。
クジョウを見た社長の速水は、向かいのソファーに座るよういった。
クジョウがソファーに座ると、速水はテーブルの上にある書面を滑らせた。
「今朝、会長から届いたメールだ」、速水がいう。

クジョウは、メールを読み終えると、目を閉じた。
しばらくしてから、クジョウはおもむろに目を開くといった。
「情報ありがとうございますと、会長にお伝えください」
「頼んだぞ」、速水がいうと、クジョウは口元に笑みを浮かべ、社長室を後にした。

【エッセイ】同居期間より別居期間が長くなった嫁について

嫁と同居した期間より、別居している期間が長くなった。
嫁と別居したのは、当時の経済事情と嫁の体調不良が理由である。
別居してからは、娘と2人暮らしだった。
昨年、娘は社会人になり、自身も娘も1人暮らしをしているw

嫁と別居しているが、世間の別居している男への偏見を思い知らされた。
役所などへ手続きに行くと、別れていないにも関わらず、不審がられる。
不審がる対応に、腹が立ったことは数えきれない。
あまりにも不審がられるので、別れて代理人になろうかと思ったほどであるw

ある担当者からは「夫婦といっても他人です」と、面と向かっていわれた。
人間というのは、思ってもいなかったことをいわれると、思考が停止する。
事実、いわれた瞬間、自身の思考は数秒間、停止した。
その後、苦情を申し入れて、再訪すると、自身に対応した担当者はいなくなっていたw

親戚の集まりでは、別居する自身に問題ありと意見されることが多かった。
自身からすると、同じ立場になったことがないのに、よく意見できるなと思っていた。
世の中には、自身のように別居せざるを得ない事情の家庭もあるのである。
別居している男に問題ありとする偏見は、何とかならないものかと思うw

2020年11月6日金曜日

【エッセイ】株式投資で大切な指数とは

ヒマな時間があったので、近くのプールへ泳ぎに行った。
ちなみに、ヒマな時間があるのは、ほぼ毎日である。
会社員を辞めると、ヒマな時間を持て余す人が多いらしい。
自身はヒマな時間があると、やりたいことができるので、ウェルカムヒマな時間であるw

プールから帰って、相場を確認した。
日経平均株価が、バブル崩壊後の最高値2万4270円を一時突破したらしい。
ちなみに、1991年11月以来、約29年ぶりの高値だったらしい。
自身としては、ふ~んという感じであるw

なぜなら、自身が注視している指数は、東証株価指数(TOPIX)だからである。
日経平均株価は、基本的に225銘柄の単純平均なので、値がさ株の影響を強く受ける。
事実、東京証券取引所の動きを反映していない「歪んだ株価指数だ」という見方がある。
よって、外国人投資家は日経平均株価ではなく、TOPIXを重視しているらしいw

TOPIXは、一部上場株の時価総額の合計を、終値ベースで評価している。
基準日である1968年1月4日の時価総額を100として、指数化したものである。
現時点で、TOPIXは、バブル崩壊後の最高値を突破していない。
よって、自身の保有株も、バブル崩壊後の最高値を突破していないのであるw

2020年11月5日木曜日

【エッセイ】株式投資視点で見た大家業の利回りが低すぎた話

自身は所有する区分マンションを人に貸している。
住宅ローンは完済しているので、毎月、いくらかの所得を得ることができている。
不動産を人に貸したのは初めてだが、いろいろ学んだことがある。
学んだのは、大家業にも株式投資視点が必要ということであるw

例えば、自身が貸している物件は借り入れがないため、家賃イコール収入である。
不動産会社の表面利回りでいうと、利回り100%ということになる。
だが、管理費や固定資産税などの税金を考慮すると、利回りは50%ほどになる。
さらに経年劣化に伴う減価償却費を考慮すると、利回りは25%ほどであるw

自身は最初の頃は、利回り25%なら十分だと思っていた。
ところが、いつも何かが欠けている気がしていた。
しばらくして、自身は欠けているものが何なのか、気づくことができた。
株式投資でいうところの配当(インカムゲイン)の考えが欠けていたのであるw

株式投資には配当と譲渡益という2つの利益があり、家賃所得は配当みたいなものである。
株式投資の配当で、利回りを計算する場合、ベースは取得価格になる。
すなわち家賃から必要経費を除いた所得を、売れる価格で割ったものが真の利回りである。
株式投資視点で見た場合、真の利回りは3%ほどにしかならないことがわかったのであるw

参考(年間家賃収入が120万円の場合)
・家賃収入120万円-管理費・固定資産税等60万円=60万円(利回り50%)
・家賃収入120万円-管理費・固定資産税・減価償却費等90万円=30万円(利回り25%)
・家賃から必要経費を除いた所得30万円÷売れる価格1000万円=3%w

2020年11月4日水曜日

【エッセイ】年金に頼らなくても生活できるかもしれない

自身は会社員を辞めて、個人事業主になった。
会社員の場合、厚生年金加入だが、個人事業主は国民年金加入になる。
だが、会社員を辞めた場合、国民年金を全額免除することができる。
全額免除しても、受給期間には算入され、全額納付の半額の年金は受給できるw

先日、この先、全額免除を続けた場合、将来、いくら年金を貰えるのか試算した。
試算の結果、65歳からの受給で、月額15万円ほどだった。
自身は高給取りではなかったが、同年代平均の給与収入だった。
いくら1人分で、全額免除とはいえ、月額15万円は少なすぎるだろうと思ったw

自身は、タワマンの家賃や光熱費などを除く生活費を、株の配当で賄っている。
株の配当は月額10万円を超えており、生活費だけでは使い切れない。
現在の株の配当や大家としての家賃収入を、あらためて計算してみた。
すると、将来の年金受給額である月額15万円を超えていたw

自身がいうのもなんだが、自身の生活は質素である。
酒やタバコを嗜むが、食事は自炊で、趣味は体型維持のための水泳である。
おそらく、今後も生活スタイルは大きくは変わらないだろう。
自身が65歳になるのは、まだまだ先だが、年金に頼らなくても生活できるかもしれないw

2020年11月3日火曜日

【コラム】米国大統領選挙~二度あることは三度あるか~

「二度あることは三度ある」
同じようなことが二度続けて起こった時は、もう一度起こる可能性があるという意味。
ご存じのように、日本の取引市場は、外国人投資家が半数以上を占めている。
外国人投資家の動向は、日本の取引市場を大きく左右するw

そんな彼らにとって、最も関心が高いであろう選挙が行われる。
4年毎に行われる、米国大統領選挙である。
前々回の2012年は当時の大統領が再選、ところが前回の2016年は大番狂わせがあった。
多くの人の予想を裏切り、現在の大統領が当選したのであるw

2012年と2016年の大統領選挙の結果は、異なるものだった。
ところが、当時の東証株価指数(TOPIX)を確認すると、興味深いことがわかる。
下図はTOPIXの10年チャートである。
2012年と2016年の大統領選挙後に、TOPIXの指数が上昇しているのであるw

結果がどうだろうと、大統領選挙後の相場は上昇するのではないかとみている。
個人的には、これまでの経済政策の実績から、現在の大統領の再選を希望している。
なぜなら、彼の発言や政策はシンプルで、わかりやすいからである。
もちろん、投資は自己責任でお願いするw

2020年11月2日月曜日

【エッセイ】会社員にとってのリスクとは

結論からいうと、雇用されることによるストレスである。
自身が勤めてきた会社には、ストレスから休職する人たちが少なからずいた。
医師の診断結果で要休職とされ、自宅療養を指示されるのである。
医師はリスクをとらないので、休職しなくても大丈夫です、とは決していわないw

自身の知る限り、一度、休職して、復帰できた人は少ない。
多くが、休職を繰り返し、やがて会社を辞めていく。
考えてみれば、原因となるストレスを解消していないのだから、当たり前ともいえる。
だが、雇用されている以上、大なり小なりのストレスはあるw

自身は会社員を辞めて、個人事業主になった。
会社員だった頃、自身には仕事でのストレスはないと思っていた。
会社を一歩出れば、仕事のことは忘れることができていたつもりだ。
帰宅してからも、仕事のことを考えることは、ほとんどなかったように思うw

会社員を辞めると、当然ながら、会社へ行く必要がなくなる。
すると、予定がないので、何時まで寝ていようが、何をしようが、自由である。
不思議なもので、会社員を辞めてから、自身の心身はすこぶる好調である。
気づかなかったが、自身にも雇用されることによるストレスがあったのかもしれないw

2020年11月1日日曜日

【エッセイ】会社員より個人事業主の方がメリットが多かった話

自身は会社員を辞めて、個人事業主になった。
会社員を辞めるにあたり、様々なことを調べ、シミュレーションを行った。
調べたのは、年金、健康保険、医療費などである。
自身の場合、会社員より個人事業主の方がメリットが多いことがわかったw

年金の場合、自身のように会社員を辞めると、全額免除することができる。
全額免除の期間であっても、障害基礎年金や遺族基礎年金の受給期間には算入される。
しかも、年金を全額納付した場合の、2分の1の年金額を受給できるのである。
つまり、年金を納めなくても、受給期間に算入、半額の年金額を受給できるのであるw

健康保険の場合、会社員であれば健康保険組合に加入する。
言い換えれば、会社員の場合、国民健康保険に加入することはできない。
国民健康保険加入者には、各自治体が格安の健康診断やがん検診を行っている。
保険料は前年の所得によって決定するので、低所得であればあるほど安くなるw

会社員を辞めた場合、会社の健康保険を任意継続することもできる。
任意継続の場合、会社負担分の保険料も自己負担になるため、倍になる。
だが、国民健康保険に加入した場合、更に負担額が多くなることが多い。
月額のシミュレーションでは、任意継続が約4万円、国民健康保険が約6万円だったw

だが、会社員を辞めて、国民健康保険に加入する場合、軽減制度がある。
対象条件に合致すれば、前年所得の3割で保険料が計算されるのである。
自身は対象条件に合致したので、約6万円の3割である2万円ほどになった。
しかも、この軽減制度は、嫁が利用している高額療養費なども対象となるのであるw