2019年2月27日水曜日

銘柄を明かさない理由R256 いつか必ず天下を(中編)

第256話 いつか必ず天下を(中編)

1914年8月1日、ドイツがロシアに宣戦、英仏が参戦、第一次世界大戦が始まった。
同年8月15日、日本は日英同盟の関係から、第一次世界大戦に参戦した。
日本軍はドイツ軍が駐留する青島攻略のため、軍事行動を開始した。
大連へ集結した日本軍は、山東半島へ軍艦で進撃を始めた。

「こいつだ」、6月に大連港に降り立った男は決断した。
欧州が戦場となっている今、日本軍の御用商人になるしかない。
男は世話になっていた大連の洋服生地問屋に事情を話した。
「軍隊相手に商売するなどとんでもない」、洋服生地問屋の主人は反対した。

主人から何度も引き止められたが、男の決意は変わらなかった。
主人からの餞別を手に、男は日本軍の後を追って、山東半島へ渡った。
当時、男は十六歳の少年で、日本軍の御用商人になれるはずがなかった。
だが、男は諦めず、日本軍の後を追ったのである。

男は山東半島に集結していた日本軍に頼み込んだ。
「なんでもいい、何か商売をさせてくれ」
頼む男に、日本軍はいった。
「ここは戦場だぞ。子どもがうろつくところではない。早く内地へ帰れ」

そのうち、日本軍は250キロ離れた青島へ移動してしまった。
このまま、ここにいては乗垂れ死ぬだけだ。
日本軍に追いつかなければ死ぬ。
男は250キロもの距離を、徒歩で行くことにした。

男は村落の無い山の中を、たった一人で歩き続けた。
人間の味を知っている野犬を撃退し、中国人の畑から食物を盗み、飢えを凌いだ。
青島へ着くまでの5日くらいは、這うようにして歩き続けた。
日の丸の旗がはためく村落の入口で、男は意識を失い、倒れこんでしまった。

気がつくと、家の中に寝かされ、数名の兵隊が男を取り囲んでいた。
助かった、と思うと、再び、男は意識を失った。
二度目に気づいたときは、医務室のベッドの上だった。
回復すると、男の身柄はすぐに憲兵隊に引き渡された。

男は憲兵隊に厳しい取調べを受けた。
「お前のような奴が大陸を放浪して、匪賊の仲間入りをするんだ。
今度、軍用船が来たら内地へ送り返す、それまで炊事場で働け」
男は仕事をもらえたが、軍用船が来れば内地へ強制送還されることになった。

2019年2月26日火曜日

【エッセイ】住民税の還付は忘れた頃にやってくる

自身の本業は会社員だ。
だが、株式投資による収入と大家業による収入もある。
一昨年、所有するマンションをリフォームし、大家業を始めた。
初年度は赤字だったので、昨年末に初めて確定申告を行なったw

申告してから間もなく、所得税の還付金が振り込まれた。
自身の申告内容は間違っていなかったようで、安心した。
先日、会社で総務の人にいわれた。
区から住民税の還付があるため、今月の給与額が増えるとのことだったw

今回は還付なので、会社は自身の副業が赤字だったと思うだろう。
実際は減価償却費を除けば、黒字である。
困ったことに、来年からは減価償却費を除かなくても黒字である。
来年、確定申告をすれば、住民税が増額されることになるw

つまり、会社に儲かっていることが知られてしまうことになる。
株式の所得は分離課税なので、いくら儲けても会社に知られることはない。
不動産所得というのは、このような点で困ったものである。
今、どうやれば、不動産所得をプラスマイナス0にできるか、思案中であるw

2019年2月25日月曜日

【エッセイ】真剣に起業を考え始めた話

自身は娘が大学生になってから、娘名義で毎年100万円で株を買ってきた。
なぜ、100万円かというと、年間110万円までなら贈与税は非課税だからだ。
現在、娘が保有する株の定価(BPS)は、800万円を超えている。
年間配当は12万円を超えているので、毎月1万円の不労所得を得ることになるw

自身はこれからも、娘名義で毎年100万円で株を買っていく予定だ。
自身が生きている限り、娘名義の株は毎年100万円ずつ増え続ける。
非課税枠内での生前贈与だが、最近、これだけでは足りないことに気づいた。
なぜなら、自身の金融資産は毎年100万円以上、殖え続けるからであるw

このままでは、将来、相続税が発生することは間違いない。
どうすれば、相続税を発生させないことができるか。
様々な形で、シミュレーションを行なった。
シミュレーションを行なった結果、法人を起業すればよいという結論に達したw

法人にすれば、代表者や株主が入れ替わることがあっても、法人自体は存続する。
これから殖え続ける自身の資産は、法人の設備投資に充てる。
設備投資では、株式や不動産の購入などが考えられる。
連戦連勝の相場師であり、建築士の自身にとって、これらの法人運営は片足で十分だw

2019年2月24日日曜日

【エッセイ】銀行が融資したそうなので不動産を買うことにした話

先日、取引のある銀行から書類が送られてきた。
書類といっても、いわゆるダイレクトメールだ。
同封されていたのは、アパート用ローンの案内。
いわゆる、不動産投資用ローンの案内であるw

以前、この銀行には借入の相談をしたことがある。
仮審査は余裕でクリアした。
だが、自身の都合で、この銀行からは借入しないことを決めた。
にも関わらず、借りてくれとのダイレクトメール攻撃であるw

銀行の担当者は貸出先がなくて、困っているのかもしれない。
仕方なく、自身は購入するに値する不動産を検索した。
すると、購入してもよい不動産が見つかった。
だが、販売価格が実勢価格(実際の取引価格)より高かったw

固定資産税用路線価から算出した実勢価格にするよう、不動産会社に指値した。
不動産会社からの連絡はまだだが、どのような回答が来るのか楽しみである。
もし、自身の指値が通ったら、自身はためらわず購入するだろう。
だが、現金で支払えるので、銀行からの借入はしない予定だw

2019年2月23日土曜日

銘柄を明かさない理由R255 いつか必ず天下を(前編)

自身のオリジナル小説である「銘柄を明かさない理由R」。
新たな「クーロンズ・アイ編」を開始した。
「クーロンズ・アイ編」は、ドイツのケルンから始まった。
その後、自身が若かりし頃、訪れたことのあるスイスへと舞台へ移した。

タイトルのみ決めて書き始めた「クーロンズ・アイ編」。
これからのストーリーは、中国を舞台に展開する。
ワールドワイドに展開するストーリーは、自身も予測不能だ。
それでは「銘柄を明かさない理由R クーロンズ・アイ編」をお届けするw

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第255話 いつか必ず天下を(前編)

日本で満洲と呼ばれる地域は、建国時の地域全体を意識することが多い。
現在の遼寧省、吉林省、黒竜江省の3省と、内モンゴル自治区の東部を範囲とする。
1900年、ロシア軍によって清国人数千人が虐殺されるアムール川事件が起きた。
1904年から勃発した日露戦争は日本の勝利に終わった。

1931年、大日本帝国は満洲事変を契機に満洲を占領、翌1932年、満洲国を建国した。
満洲国は清朝最後の皇帝であった愛新覚羅溥儀を元首、後の皇帝とした。
日本は南満洲鉄道や満洲重工業開発を通じて、産業投資を行なった。
不毛の地ばかりだった満州に農地が多数開墾され、荒野には工場を建設して開発した。

満州では治安が良くなり、交通が開け、貨幣が統一された。
これらの経済発展を受けて、中国民国側から豊かさを求めて多くの移民が流入した。
満州国地域における日本人以外の人口は満州国建国以前よりも増加した。
1932年に約3000万だった人口は、終戦までには約4500万人に増加した。

1914年(大正3年)6月、1人の男が大連港に降り立った。
東北の方向を望むと、澄み切った青空が広がっていた。
澄み切った青空を背景に、大和尚山が雄大な姿でそびえ立っていた。
標高663.1mの山だったが、その威容に男は魅入られていた。

男は、神戸の高等小学校を卒業すると、すぐに貿易商へ奉公に出た。
男は一日中、休みなしで働かされた。
「いまは下働きの小僧だが、いつか必ず天下に大号令を出してやる」
休みなしで働く男は、胸に思いを秘めていた。

ひたすら、男が仕事と勉強に明け暮れる毎日。
1914年の春、男が勤務する会社が倒産した。
主人は毎日、金策に追われ、債権者は朝から晩まで取り立てにやってきた。
小僧の身ながら、倒産の惨めさをいやというほど思い知らされた。

男は勤務先の倒産に直面して、あることを決意していた。
「いくら懸命に働いても、人に使われていては会社が倒産したらまた失業だ。
こんなことを、繰り返していては、天下を取ることなどおぼつかない。
どうせやるなら、ワシひとりの力でやってみせよう」

1914年6月、大連港に降り立った男は、大連の洋服生地問屋に世話になった。
同年6月28日、オーストリア皇太子がセルビアの青年に暗殺された。
同年7月28日、オーストリアはセルビアに宣戦した。
同年8月1日、ドイツがロシアに宣戦、英仏が参戦、第一次世界大戦が始まった。

2019年2月22日金曜日

【コラム】人生はゲームかもしれない

「ゲーム」とは、勝負、または勝敗を決めること。
守るべきルールがあり、環境または他人との相互作用を元に行なわれる活動である。
邦訳では「プレイ」と混同され、遊びや遊戯の言葉が当てられることが多い。
だが、英語圏では明確に区別されている。(Wikipediaより)

「人生ゲーム」という玩具がある。
文字通り、人の人生を競う玩具だ。
友達の家で遊んだことは、今でも覚えている。
自身が幼い頃の発売だが、家が貧しかったので買って貰えなかったことも覚えているw

最近、つくづく人生はゲームだと思うようになった。
生きていく中で、人はいくつもの選択肢を与えられる。
選んだ選択肢によって、人生が決まることになる。
人生は運命だという人もいるが、結局は自分が決めていることになるw

人生のゲームにおいて、守るべきルールは法律だ。
環境または他人との相互作用を元に行なわれる活動とは、日々の生活である。
法律を守りながら、日々の生活を送ること。
それらの中で、勝敗を決めることが人生なのかもしれないw

2019年2月21日木曜日

【Kファンド】投資先の銘柄決定

自身は数年前から娘と2人暮らしをしている。
理由は数年前に嫁が重い病気になり、今も治療中だからである。
嫁は一昨年から体調が悪化し入院、月々の医療費はかなりの金額になる。
国の補助や健康保険などで助けられてはいるが、負担額はバカにならない金額だw

普通の会社員なら生活に困窮するほどの額である。
嫁の病気が回復する見込みは少ない。
だが、自身としては、希望を持っていたい。
したがって、嫁の資産を運用して殖やすことにしたw

もし、嫁が病から回復すれば、自分の資産が殖えていることに喜んでくれるだろう。
嫁の資産運用は、株の集中投資で考えている。
集中投資の場合、投資先の選択は重要である。
ようやく、集中投資する銘柄が決まったw

今はまだ銘柄を明かせないが、自身には殖やす自信がある。
嫁の資産運用は、嫁のイニシャルを取った「Kファンド」。
買いの金額は、自身にとって過去最高額になる予定だ。
もちろん、数少ない本ブログの読者には事前に予告させていただくw

2019年2月20日水曜日

【ショートショート】奇妙なブログ

国内相場は低迷していた。
半年近い下落相場のあと、相場はボックス圏で推移していた。
ときおり、相場は反発したが、すぐに下落することが続いた。
国内の個人投資家は、含み損を抱えながら、上昇相場を待ち望んでいた。

国内には、無敗の個人投資家がいた。
総勢94名からなる無敗の個人投資家の職業は様々だった。
ある者は公立中学校の教員、ある者は自営業。
また、ある者はどこにでもいる中小企業勤めの会社員だった。

総勢94名からなる無敗の個人投資家は、あるブログの更新を待っていた。
そのブログは、アルファベット一文字の管理人が管理する奇妙なブログだった。
だが、総勢94名からなる無敗の個人投資家は、今までの経験から知っていた。
その奇妙なブログの管理人が買ったとき、上昇相場に転じることを。

ある日のこと、奇妙なブログの管理人が買いを予告した。
数日後、奇妙なブログに予告どおりに株を買った投稿がアップされた。
翌朝の東京証券取引所、外国人投資家はボックス圏で儲けるため、売りを決めていた。
だが、総勢94名からなる無敗の個人投資家は、買い向かうことを決めていたw

2019年2月19日火曜日

【現在の株式評価額】20190219~微増ながらも評価額が最高額更新~

Yファンド株式(特定預り)
・取得額合計:10,305,404円
・評価額合計:21,982,000円
・損益額合計:11,676,596円(損益率113%)
・保有銘柄数:3銘柄

Rファンド株式(特定預り)
・取得額合計:973,095円
・評価額合計:4,217,760円
・損益額合計:3,244,665円(損益率333%)
・保有銘柄数:1銘柄

昨日に続き、先週末に仕込んだ株の株価が上昇した。
株価が上昇したので、Yファンド、Rファンドともに評価額が増えた。
微増なので、1日数万円の評価額増だ。
金額的には微々たる増加だが、記録として残しておくw

前回の買い(8月15日)から、今回の買い(2月15日)までジャスト半年。
おそらく、国内相場は3月末まで騰がり続けるだろう。
自身は今年中に、嫁の資産運用であるKファンドの買いを入れる予定だ。
Kファンドの買いの時期は、今回同様、予告させてもらう所存だw

2019年2月18日月曜日

【現在の株式評価額】20190218~仕込んだ途端に評価額が最高額更新~

Yファンド株式(特定預り)
・取得額合計:10,305,404円
・評価額合計:21,932,000円
・損益額合計:11,626,596円(損益率113%)
・保有銘柄数:3銘柄

Rファンド株式(特定預り)
・取得額合計:973,095円
・評価額合計:4,212,720円
・損益額合計:3,239,625円(損益率333%)
・保有銘柄数:1銘柄

先週末に仕込んだ株の株価が上昇した。
株価が上昇したので、Yファンド、Rファンドともに評価額が増えた。
自身からすると、1日数十万円の評価額増なので、金額的にはしれている。
配当金増額を目的に仕込んだが、1日で配当金相当額が増えたことになるw

普通なら喜ぶところだろうが、自身には困ったことが3つある。
1つは、Kファンドの買いを入れる時期が先になりそうなこと。
1つは、今年から働き始める娘の勤労意欲が失せること。
最後の1つは、自身の勤労意欲が失せることだw

2019年2月17日日曜日

銘柄を明かさない理由R254 プライベートバンカー(後編)

第254話 プライベートバンカー(後編)

プライベートバンカー(Private Banker)という職種がある。
個人またはパートナーシップ等の形態で、銀行を所有し、経営する個人銀行家である。
法人格での銀行経営者の事を「プライベートバンカー」と呼んではいけない。
自称プライベートバンクも、スイス銀行法上のプライベートバンカーにあたらない。(wikipediaより)

春鈴(シュンリン)の父親は、プライベートバンカーで、キリスト教徒でもあった。
春鈴が持ち帰った古びた銀の把っ手が2つついたカップ。
一目見た春鈴の父親は、そのカップが聖遺物である聖杯の特徴を備えていると思った。
春鈴からカップを預った父親は、カップを科学鑑定に出すことにした。

カップを科学鑑定に出してから数週間後、春鈴の自宅。
帰宅した父親が、母親に背広を預けながらいう。
「科学鑑定の結果が出たよ」
「結果はどうでした」、母親がいう。

「聖杯である可能性が、限りなく高いそうだ」、父親がいう。
「そう」、母親はいうと背広をハンガーにかけ始めた。
「春鈴の様子はどうだ」、父親が母親に聞く。
「神父さんが亡くなったショックが、まだ残っているみたい」、母親がいう。

「多感な時期だから、しかたあるまい。
聖杯は、春鈴が神父からいただいたものだ。
お前から春鈴に返しておいてくれないか」、父親が母親に聖杯を差し出していう。
「わかりました」、母親は聖杯を受け取るといった。

十数年後、春鈴の父親はスイスで屈指のプライベートバンカーとなっていた。
徹底した顧客情報の守秘と着実な資産運用は、多くの顧客を獲得していた。
各国の芸能人、プロアスリートをはじめ、顧客の中には各国政財界の要人もいた。
だが、積極的に支店等を展開することなく、その拠点はスイスのみだった。

数年後、高齢だった春鈴の母親が亡くなり、やはり高齢だった父親が体調を崩した。
父親は、秘書として業務に従事してきた春鈴に後を託すことにした。
病床で父親は春鈴に「後はお前に任せた、よろしく頼む」と告げた。
「後は任せて」、黒髪でオリエンタルな美貌の持ち主となった春鈴は答えた。

「ありがとう、春鈴」、父親はいうと安心したのか目を閉じた。
数日後、父親は亡くなり、春鈴が正式に後を継ぐことになった。
跡を継いだ春鈴は、”春鈴”から"スプリングベル"に改名した。
後に伝説となるプライベートバンカー"スプリングベル"が誕生した瞬間だった。

2019年2月16日土曜日

【エッセイ】年間配当金100万円超えに思うこと

昨日、株の買い増しを行なった。
その結果、我が家の年間配当金は100万円を超えた。
自身と娘はどこぞの青○王子と違い、きちんと税金を納めている。
したがって、手取りは100万円に満たないw

自身は所有マンションを人に貸し、年間100万円ほどの家賃収入を得ている。
家賃収入では管理費や長期修繕費、固定資産税等が必要になる。
したがって、100万円ほどの家賃収入があっても、実質の手取りはしれている。
実質の手取りは、現在の年間配当金の手取りとは比べ物にならないw

不動産の場合、年月が経過するにつれ、原価消却される。
また、借主がいつ退去するか予測することは不可能といってもいい。
退去すれば、相応のメンテナンス費用も必要になる。
これらの費用を考えると、利益が確定するのは、かなり先のことになるw

かたや、株の配当金は受領すれば、即時に利益確定だ。
しかも、投資先の企業の成長に伴い、配当は増額される。
今回の年間配当金100万円超えは、自身にとっては通過点である。
自身の定年はまだ先だが、定年を迎えたときに、いくらになっているか楽しみであるw

2019年2月15日金曜日

【現在の株式評価額】20190215~Yファンド、Rファンドの仕込み完了~

Yファンド株式(特定預り)
・取得額合計:10,305,404円
・評価額合計:21,470,000円
・損益額合計:11,164,596円(損益率108%)
・保有銘柄数:3銘柄

Rファンド株式(特定預り)
・取得額合計:973,095円
・評価額合計:4,116,960円
・損益額合計:3,143,865円(損益率323%)
・保有銘柄数:1銘柄

本日、Yファンド、Rファンドの仕込みが完了した。
Yファンドは、8316 ㈱三井住友フィナンシャルグループ 1,000株の買い増し。
Rファンドは、8306 ㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ 1,700株の買い増し。
両ファンドとも前日終値で指値発注したが、指値より安く約定したw

これから、今回、買い増しした株は騰がるかもしれないし、下がるかもしれない。
騰がれば、一定額の利益確定をする。
だが、自身は下がってもいいと思っている。
なぜなら、下がれば、Kファンドが買いを入れるだけだからだw

【Rファンド】株式購入終了のお知らせ

今年からRファンドの運用を担当することになったYの娘Rです。
Rファンドの株式購入が終了したので、お知らせいたします。

(1) 購入した株式の種類 (コード番号8306)三菱UFJフィナンシャル・グループ
(2) 購入した株式の総数 1,700株(※上限1,700株)
(3) 購入価格の総額 972,570円(※上限1,000,000円)
(4) 購入期間 平成31年2月15日
(5) 購入方法 市場買付け

(ご参考) 平成31年2月15日時点の三菱UFJフィナンシャル・グループ株の保有
 保有株式数 7,200株
 2019年3月期末配当(予想) 79,200円
以上

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今年からRファンドの運用を任されました。
今朝、父であるYにいわれる通りに、前の日の値段で発注しました。
すると、なぜか発注した値段より安く買えていました。
なぜ、発注した値段より安く買えたのか、さっぱりわかりませんw

2019年2月14日木曜日

銘柄を明かさない理由R253 プライベートバンカー(前編)

第253話 プライベートバンカー(前編)

聖杯を持って家に帰る春鈴(シュンリン)を見送った神父は部屋に戻った。
神父は部屋を片付け、部屋の隅々まで入念に掃き清めた。
神父は部屋を出て浴室に湯を溜め、身体の汚れを洗い流すと清潔な服に着替えた。
部屋に戻った神父は椅子の上に立つと、天井の梁にロープをかけ、自らの首を通した。

ロープに首を通した神父は、今までの人生を思い返した。
ドイツのケルン、孤児院で過ごした幼少期の思い出。
第二次世界大戦末期、ケルン騎士団に入団して、聖杯をスイスへ避難させたこと。
終戦後に戻ったケルンの街は破壊され、ケルン騎士団と連絡が取れなかったこと。

絶望の中、聖杯と共に生きることを決め、再び、スイスへ向かったこと。
スイスの老神父がいる小さな教会に住み込みで働き、やがて跡継ぎを任されたこと。
数日前、身体の衰えに怯える神父は、夢の中で神からのお告げを受けた。
「近いうちに汝を助ける者が現れる、聖杯はその者に引き継ぐがよい」

キリスト教では、自ら命を絶つことは重罪だとされている。
だが、身体の衰えていた神父は、これからも聖杯の秘密を守りきる自信がなかった。
「神よ、お許しください」、神父は立っていた椅子を蹴った。
しばらくすると、数人の天使が舞い降り、神父は天国に召された。

聖杯を持って家に帰る途中、春鈴はパン屋さんに寄ってパンを買った。
春鈴の自宅は、教会をコンパクトにしたような家だった。
玄関を開けた春鈴は元気よく「ただいま」といい家に入った。
「お帰り、春鈴、朝ごはん食べるわよ」、母親がいう。

「食べる~」、春鈴はダイニングへ買ってきたパンを片手に走っていった。
春鈴、父親、母親が食卓を囲んで、朝食を食べ始めた。
「春鈴、その包みはなんだい」、父親が春鈴に聞く。
「お祈りにいった教会の神父さんから貰ったの」

いうと、春鈴は包みから、古びた銀の把っ手が2つついたカップを取り出した。
「神父さんが、聖なる杯っていってたの、素敵でしょ」
春鈴の父親は、プライベートバンカー(個人銀行家)だった。
また熱心なキリスト教徒でもあり、骨董品の収集家でもあった。

古びた銀の把っ手が2つついたカップを見た父親は、あることに気づいた。
「神父さんから、いいカップを貰ったね。
少しの間、お父さんにカップを貸してくれないかな」
「いいよ、お父さん、貸してあげる」、春鈴は元気に学校へ出かけていった。

2019年2月13日水曜日

【Yファンド】取引口座への資金移動完了

自身はいくつかの口座を保有している。
給与が振り込まれ、光熱費等が引き落とされる生活用口座。
家賃が振り込まれ、管理費や固定資産税等が引き落とされる不動産遊び用口座。
それぞれの口座に貯まった金を移動し、プールしておく投資資金用口座w

先日、自身は狙っていた株を買うことを決めた。
投資資金用口座から、株取引口座へ資金を移動することにした。
ATMを利用して資金を移動しようとしたが、窓口で移動することにした。
なぜなら、ATMの上限額を変更しても、1日では移動できない額だったからだw

ネットバンキングを利用すればよいのだろうが、自身には抵抗がある。
なぜなら、ネットでの取引は、必ずしも安全ではないからだ。
したがって、自身はネットバンキングを利用していない。
おそらく、今後も利用することはないだろうw

資金移動のために訪れた銀行の女性行員は、丁寧な対応をしてくれた。
「ご使用の通帳が使えないATMがあるので、新しい通帳をお作りしますね」
いわれてみると、今の通帳は株式投資を始める際に、新規で作った通帳だった。
取引口座への資金移動が完了し、新しい通帳を手に自身は買いを入れる所存だw

2019年2月12日火曜日

【Rファンド】株式購入のお知らせ

今年からRファンドの運用を担当することになったYの娘Rです。
Rファンドが株式購入を決定したので、お知らせいたします。

1.株式の購入を行う理由
 配当増額のため。

2.購入に関わる事項の内容
 (1) 購入する株式の種類 (コード番号8306)三菱UFJフィナンシャル・グループ
 (2) 購入する株式の総数 1,700株(上限)
 (3) 購入価格の総額 1,000,000円(上限)
 (4) 購入期間 平成31年2月13日~平成31年2月28日
 (5) 購入方法 市場買付け

(ご参考)平成31年2月12日時点の三菱UFJフィナンシャル・グループ株の保有
 保有株式数 5,500株(←タダ株だそうです)

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今年からRファンドの運用を任されました。
でも、運用の仕方がわかりません。
父であるYにいわれる通りに書いた、上の内容も意味がわかりません。
父であるYは株は儲かるといいますが、私は定期預金の方がいいと思っていますw

2019年2月11日月曜日

【コラム】レ○パレスの建築基準法違反について思うこと

レ○パレス物件で建築基準法違反が発覚した。
かなり前の話になるが、レ○パレスの施工業者と話をする機会があった。
施工業者いわく、レ○パレスの現場監督は話が通じる人が多いとのことだった。
自身が理由を聞くと、仕様変更を了承してくれる人が多いとのことだったw

当時は、そんなものかと思った。
まさか、建築基準法違反になる仕様変更を了承していたとは思わなかった。
建築士の自身からすると、今回の外壁、界壁、天井の仕様変更は信じられない内容だ。
おそらく、レ○パレスの現場監督は、建築士の資格を持っていなかったとみているw

今回の件で、最も被害が大きいのは、オーナーだろう。
なぜなら、レ○パレス物件への入居希望者は激減するからである。
入居者を募るために、家賃を下げるか、入居者の属性を広げなくてはならない。
売りに出そうにも、不動産価格が下落している中、希望する金額では売れないだろうw

自身は賃貸物件を購入し、移り住みたいと考えている。
先日、不動産価格の下落がハンパないので、購入時期は東京オリンピック以降と決めた。
もし、そのときにレ○パレス物件が売りに出ていたら、購入もアリだと考えている。
建築士の自身が住んでいる物件なら、入居者も安心して住めるだろうw

2019年2月10日日曜日

【エッセイ】今週の予告を教えてやる

勘違いするな。
自身は自身の為にやっているわけじゃない。
増え続ける税金、減り続ける年金。
金融機関に金を預けても、利息は微々たるものだ。

何がしたいかって?
まあ、黙って見てろよ。
今週の予告を教えてやる。
狙いをつけている株に買いを入れてやるw


世界最初の先物市場は、江戸時代の米相場だ。
にも関わらず、今の国内相場は外国人投資家が好き放題にしている。
国内では投資詐欺が横行し、投資詐欺に遭う被害者が後を絶たない。
投資で損する人が多いことから、「投資はギャンブル」だと考える人が多いw

投資とは、金融資本を経済・経営活動を通じてリスクのある投資対象に投下すること。
だが、適切な投資手法を用いることで、投資はノーリスクにすることができる。
今週は株取引口座への資金移動などで、忙しくなりそうである。
この連休は、今年の株のテーマ曲「U.S.A」を聴きながら、過ごすとしようw

2019年2月9日土曜日

【エッセイ】金銭感覚の違いについて

先日、自身が提訴する訴訟の件について相手方と交渉をした。
交渉相手いわく、「数百万円は大金ですよね」といってきた。
自身はあえていわなかったが、数百万円が大金か否かは主観でしかない。
数百万円を大金と思う人がいるかもしれないが、自身には大金ではないw

自身は数十万円単位、相場の変動が激しいときは数百万円で資産が増減している。
自身からすると、「数百万円は大金ですよね」という心理がわからない。
自身からすると、たかが数百万円。
たかが数百万円のどこが大金なのかという話であるw

当たり前だが、人によって金の価値観は異なる。
確かに、小学生にとっての一万円は大金だろう。
投資経験のない大人にとって、数百万円は大金かもしれない。
だが、自身にとって、数百万円は1回当りの株の買いに必要な金額でしかないw

人によって、金の価値観は異なるが、そのことを否定するつもりはない。
だが、自身と異なる金の価値観を押し付けられては、たまったものではない。
金の価値観の異なる相手との訴訟は、長期戦になるかもしれない。
たかが数百万円ごときで、自身と争おうとする相手の心理がわからないw

2019年2月8日金曜日

銘柄を明かさない理由R252 後を継ぐ者(後編)

自身のオリジナル小説「銘柄を明かさない理由R」。
先日から、「クーロンズ・アイ編」を書き始めた。
よく、小説を書き始めると、登場人物たちが勝手に動き始めるといわれる。
自身は今までこのことを実感しているが、今も実感しているw

書き始めると登場人物たちが勝手に動きだすため、いくらでも書ける気がしている。
自身の定年はまだ先で、定年後は継続雇用には応じないことにしている。
相場師以外に起業も考えているが、作家もいいかもしれないと思い始めている。
それでは、「銘柄を明かさない理由R クーロンズ・アイ編」をお届けするw

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第252話 後を継ぐ者(後編)

教会に着いた春鈴(シュンリン)は、教会の敷地に倒れている神父を見つけた。
春鈴は倒れている神父に駆け寄った。
「神父さん、どうしたの、大丈夫」
春鈴は倒れている神父に呼びかけた。

年老いた青い目、長身、やせ型の神父は目を開いていった。
「おお、春鈴か、わるいが手を貸して立たせてくれんか」
春鈴は神父の手を掴むと、小さな体の全体重をかけて、立たせようとした。
神父は片手の杖を使い、よろけながらも立ち上がることに成功した。

「ありがとう春鈴、最近、歳のせいか、急に意識がなくなることがあってな。
お礼をしたいので、お祈りが終わったら部屋においで」、神父がいう。
「大丈夫でよかった。お祈りが終わったら部屋へいくね」
春鈴と年老いた神父は、教会へ向かって歩き出した。

お祈りが終わった春鈴は、神父の部屋へ向かった。
春鈴が部屋のドアをノックすると、中から神父が「お入り」といった。
神父の部屋は、最低限の設備や家具しかない質素な部屋だった。
「さあ、お座り」、神父が春鈴に椅子に座るよう促した。

春鈴は椅子に座ると、初めて入った神父の部屋を珍しそうに見ていた。
神父は食器棚から、古びた銀の把っ手が2つついたカップを取り出した。
テーブルに置いたカップに、冷蔵庫から取り出したグレープジュースを注いだ。
神父は春鈴に「助けてくれたお礼だよ」といい、カップを差し出した。

「いただきます」、春鈴は美味しそうにグレープジュースを飲んだ。
飲み終わった春鈴に、神父が「美味しかったかい」という。
「うん、美味しかった」、春鈴が笑顔で答える。
「助けてくれたお礼に、そのカップは春鈴にあげよう」、神父がいう。

「貰ってもいいの」、春鈴が神父に確認する。
「いいとも、ただ大事にしていたカップなので、春鈴にも大事にして欲しいんだ。
そのカップには名前があるんだよ」、神父がいう。
「なんて名前」、春鈴が聞く。

「聖なる杯っていう名前だよ」、神父がいう。
「聖なる杯って、素敵な名前、ありがとう神父さん、大事にするね」、春鈴がいう。
家に帰る春鈴を見送る神父は、数十年前、スイスに来たケルン騎士団の男だった。
「聖杯はあの子に引継がれた、全ては神の仰せのままに」、神父はつぶやいた。

2019年2月7日木曜日

銘柄を明かさない理由R251 後を継ぐ者(前編)

第251話 後を継ぐ者(前編)

スイス連邦、通称スイスは中央ヨーロッパにある連邦共和制国家。
永世中立国であるが、欧州自由貿易連合に加盟している。
また、バチカン市国の衛兵はスイス傭兵が務めている。
歴史によって、西欧に分類されることもある。

ドイツ、フランス、イタリアなどに囲まれた内陸に位置している。
国内には多くの国際機関の本部が置かれている。
首都はベルンで、主要都市にチューリッヒ、ジュネーヴ、バーゼルなどがある。
スイスにおける国防の基本戦略は、拒否的抑止力である。

スイスを侵略することによって得られる利益。
スイス軍の抵抗や国際社会からの制裁によって生じる損失。
損失の方が大きくなる状況をつくり出すことにより、国際紛争を未然に防ぐのである。
2002年の国連加盟後も、この基本戦略は変わっていない。

スイスには中世からの銀行業の歴史があり、多数の金融機関がある。
スイス銀行と言われる個人銀行は、顧客情報の守秘義務に関して国際的に有名である。
刑事事件が起こっても、原則として顧客の情報は外部に漏らさない。
この秘密主義の方針は、しばしば世界的な批判の的となっている。

ケルン大聖堂からスイスに聖杯が移動されてから、数十年後。
スイスで最も美しい教会があるといわれる街。
早朝、黒髪の女の子が街の通りを歩いて教会へ向かっていた。
「おはよう、春鈴(シュンリン)」、パン屋の太った店主が声をかける。

「おはよう、パン屋さん」、春鈴が笑顔で応える。
「今日も教会かい、毎朝、熱心だな」、パン屋の太った店主が笑いながらいう。
「パン屋さん、神様へのお祈りは大事よ」、春鈴が笑顔でいう。
「お祈りが大事なのはわかっているんだけどな」、パン屋の太った店主がいう。

「いつでも、どこでもいいのよ、お祈りは」、春鈴が笑顔でいう。
「今日も春鈴にとって、いい日になるといいな」、パン屋の太った店主がいう。
「ありがとう、パン屋さん、帰りに寄るね」、春鈴が笑顔でいう。
「本当、素直で明るい娘だね」、春鈴を見送るパン屋の店主に妻がいう。

教会に着いた春鈴は、教会の敷地に倒れている神父を見つけた。
春鈴は倒れている神父に駆け寄った。
「神父さん、どうしたの、大丈夫」
春鈴は倒れている神父に呼びかけた。

2019年2月6日水曜日

銘柄を明かさない理由R250 ケルンの騎士団(後編)

第250話 ケルンの騎士団(後編)

聖遺物のひとつとされる、聖杯はいくつか存在する。
聖杯の1つは、エルサレム近くの教会にあったとされるものである。
7世紀、ガリアの僧がエルサレム近くの教会でそれを見て、触れたと証言している。
銀でできており、把っ手が2つ対向して付いていたというが、現在の所在は不明。

あと、3箇所にある杯も、聖杯だといわれている。
3箇所とは、ジェノヴァ大聖堂、バレンシア大聖堂、メトロポリタン美術館である。
これらの3箇所の中に、ケルン大聖堂は含まれていない。
だが、ケルン大聖堂には、エルサレム近くの教会にあったとされる杯があった。

ケルン大聖堂に聖杯が持ち込まれてから、聖杯を守る騎士団が誕生した。
「ケルンの騎士団」と名づけられた騎士団の使命は、命を賭して聖杯を守ることだった。
深夜、ケルン大聖堂の一室。
部屋に入ってきた男の1人が、入団を認められたばかりの男にいった。

「アメリカ軍は、刻々とケルンに近づきつつある。
いずれ、ケルンも戦場と化すだろう。
一刻も早く、聖杯を安全な場所へ移動しなくてはならない。
中立国であるスイスへ聖杯を移動して欲しい」

入団を認められたばかりの若い男は、頭を上げていった。
「仰せのまま、聖杯を移動いたします」
部屋に入ってきた男の1人が、入団を認められたばかりの男に紙を手渡していった。
「その紙に聖杯に関する注意事項が書いてある」

紙を受け取った入団を認められたばかりの若い男がいう。
「もし、不測の事態があった場合は、どうすればよいのでしょうか」
部屋に入ってきた男の1人がいう。
「全ては神の仰せのままに」

翌朝、入団を認められた若い男は、ケルン中央駅にいた。
ケルン中央駅は、ドイツ鉄道の主要鉄道駅である。
駅はケルンの中心部にあり、ケルン大聖堂に程近い。
大聖堂にとても近いので、ジョークで駅礼拝堂と言われることもある。

入団を認められた若い男は、スイスへ向かうための切符を購入した。
駅の構内は、避難する大勢の人で混雑していた。
これから向かうスイスで、何が待ち受けているのかはわからない。
入団を認められた若い男は、聖杯の入ったトランクを携え、改札へ向かった。

2019年2月5日火曜日

銘柄を明かさない理由R249 ケルンの騎士団(前編)

本ブログには、自身が初めて書いた小説「銘柄を明かさない理由R」がある。
5人の無敗の相場師、ロイヤルストレートフラッシュの物語である。
そして彼らを取り巻く人々の物語でもある。
もちろん、素人が書いた小説なので、プロの方が書いた小説の足元にも及ばないw

主要登場人物は、無敗の天然こと10(テン)、無敗の相場師J、無敗のクイーンことQ。
無敗の大物相場師キングことK、無敗の若き相場師エースことAである。
一旦、完結していたが、続きを書きたくなったので再開した。
再開したのは「銘柄を明かさない理由R ベイビーワールドエンド編」w

自身としては「ベイビーワールドエンド編」が終われば、休載するつもりだった。
だが、昨年から相場が下がり続けていることもあり、続きを書きたくなってきた。
全てのストーリーは決まっていないが、あとは登場人物が動いてくれるはずだ。
それでは、続編「銘柄を明かさない理由R クーロンズ・アイ編」をお届けするw

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第249話 ケルンの騎士団(前編)

ケルンは、ベルリン、ハンブルク、ミュンヘンに次いで4番目に大きな都市である。
ヨーロッパでは1,000万人以上が住む大都市圏の一つである。
市内にはケルン大聖堂があり、カトリック教会のケルン大司教の拠点がある。
第二次世界大戦まで、ケルンは他国の支配を幾度か経験している。

第二次世界大戦中、ドイツの都市の中でも最も多くの空襲を受けた都市の一つだった。
イギリス空軍(RAF)によって34,711トンの爆弾が都市に落とされた。
この空襲でケルンの人口は95%減少し、市街地のほとんどが破壊された。
第二次世界大戦では、激しい空爆を受けてケルン市内の9割の建造物が破壊された。

1945年3月からはドイツ軍とアメリカ合衆国軍との間で激しい市街戦となった。
同年3月5日陥落したが、ケルン大聖堂だけは奇跡的にも完全には崩壊しなかった。
崩壊しなかったケルン大聖堂は、絶望の淵に陥っていた市民に希望を持たせた。
2015年には、移民による大晦日集団性暴行事件が起き、ドイツ全土に衝撃を与えた。

ドイツのケルンにあるケルン大聖堂は、ゴシック様式の大聖堂である。
正式名称は、ザンクト・ペーター・ウント・マリア大聖堂。
ゴシック様式の建築物としては世界最大である。
大聖堂の維持管理は、主にケルン大聖堂中央建築協会によって担われている。

1945年2月、深夜、ケルン大聖堂の一室。
蝋燭のみで照らされた簡素な部屋に、2人の男が向かい合って立っていた。
1人は年老いたケルン大聖堂の年老いた主席司祭だった。
もう1人の男は、金髪、青い目、長身、やせ型のアーリア人の特徴を持つ若い男だった。

年老いた主席司祭が、アーリア人の特徴を持つ若い男に古びた杯を掲げて見せた。
「この杯は、最後の晩餐のとき用いられた杯、聖杯だ。
イエスと弟子たちの最後の晩餐に使われ、十字架上のイエスの血を受けたものだ」
いうと、主席司祭は聖杯にぶどう酒を注ぎ、若い男の前に差し出した。

「ケルンの騎士となることを誓うか」、主席司祭がいう。
「ケルンの騎士となり、この身を捧げることを誓います」
若い男はぶどう酒が注がれた杯を受け取ると、一気に飲み干した。
ぶどう酒を飲み干した若い男は、ひざまずいて頭をたれた。

部屋の木製ドアが開き、数名の男が入ってきた。
入ってきた男たちは、若い男を取り囲んだ。
取り囲んだ男の1人が、若い男にいった。
「ケルン騎士団への入団を認めよう」

2019年2月4日月曜日

【エッセイ】個人が法人相手に訴訟する際に気をつけたいこと

訴訟において、事実の有無が重要になる。
簡単にいうと、「Aという事実があったので、Bである」だ。
つまり、訴訟では事実(証拠)に基づいた主張をしなくてならない。
当たり前だろうと思うかもしれないが、事実に基づかない主張は多いw

個人が訴訟した場合、自分の主観や感情を述べる主張が多い。
それらの主張には、当然ながら誰も共感できない。
ところが法人は「弁護士に一任したので、あとは弁護士へお願いします」だ。
多くの個人は「弁護士に一任した」という言葉で怖気づくw

自身の経験上、「弁護士に一任した」時点で、勝率は大幅にアップする。
なぜなら、弁護士はあくまで代理人にすぎないからだ。
代理人は、自分以外の利益のために、何らかの行為を代わって行う人のこと。
つまり、報酬の有無に関わらず、自分以外の利益のために行為を代わって行う人だw

確かに、弁護士は代理人として動いてくれる。
だが、あくまでも代理人で、相手への主張は自分たちがしなくてはならない。
このことに、気づいていない法人は数多く存在する。
弁護士に一任して、何もしない法人が多いため、法人相手の勝率がアップするのであるw

2019年2月3日日曜日

【エッセイ】訴訟準備をしている話

ここ数日、ブログの更新ができなかった。
理由は、訴訟の準備をしていたからである。
訴訟とは、裁判所に権利・義務の法律的確定を求めること、および手続きをいう。
もちろん、自身が訴えられたのではなく、自身が相手を訴えるのであるw

今回、予定している訴訟は2つだ。
1つは民事訴訟で、1つは刑事訴訟になる予定だ。
民事訴訟は、人と人、会社と人などの私人の間の紛争を解決するための手続き。
刑事訴訟は、犯罪行為の有無や刑罰を科すべきか等について、判断するための手続きw

両訴訟とも、詳しい内容は書けないが、数年前に発生した事件だ。
訴訟では証拠が重要になるため、ここ数年、証拠を集めてきた。
先日、警察へ出向き、刑事訴訟の被害届の相談をした。
被害届を提出すれば、動いてもらえるとのことだったw

人生で訴訟を経験される方は多くない。
自身みたいに、2つの訴訟を同時進行でされる方は、さらに少ないだろう。
2訴訟とも相手は法人で、法人は判決を残したくないため、和解を望むことが多い。
だが、自身は勝訴する可能性が高いので、和解には応じず、判決を求める所存だw