2020年9月30日水曜日

【コラム】戸建ての空き家増加に思うこと

自身の親は、地方の戸建てで暮らしている。
高齢にも関わらず、部屋数の多い戸建てに、1人で暮らしている。
利便性のよい場所にあれば、賃貸併用住宅への転用などの有効活用を提案できる。
ところが、実家がある場所は、利便性がよい場所とはいえないw

最寄り駅からは遠く、バス停まではかなりの距離がある。
移動には車がかかせないにも関わらず、前面道路は狭い。
近隣には、親と同世代の人が多くいた。
だが、利便性のよい場所への転出が止まらない状況らしいw

親が現役だった頃は、高度成長の土地神話時代だった。
働いて、部屋数のある戸建てを購入することが、ゴールだったらしい。
普段は使わない部屋も、子どもたちが帰ってきたときに使うことができる。
自分たちに介護が必要になれば、同居して面倒をみてもらうこともできるという考えw

ところが、高度成長の土地神話時代は、とっくに終わった。
利便性のよくない戸建てに、子どもが帰ることは少なくなった。
部屋数のある戸建てを購入することが、ゴールではなくなったのである。
介護が必要になれば施設に入るため、戸建ての空き家が増加しているのかもしれないw

2020年9月29日火曜日

【エッセイ】不動産業界の不景気を感じた話

自身は、地方に所有する区分マンションを、人に貸している。
最初に借りてくれたのは、法人だったが、転勤のため、わずか1年で退去。
次に借りてくれたのは、某大手企業の会社員。
振込サービスを使ってくれているようで、確実に家賃を振り込んでくれているw

このマンションは、新築時に購入したが、すでに、売って出て行った人もいる。
住み続けている人もいれば、自身のように人に貸している人もいる。
自身は、今まで2度、入居者募集をかけた。
偶然だが、自身と同じタイミングで、2度、募集をかけた人がいるw

自身と同じく、その人も、2度とも、すぐに入居者が決まった。
ところが、今年3月、不動産のサイトを見ると、その人が3度目の募集をかけていた。
ときおり見ているが、当初の家賃より下げているにも関わらず、まだ入居者募集中。
今の家賃は、自身の賃貸契約時の家賃を下回っているが、それでも決まらないようだw

自身は、今の住居が賃貸で引越しを検討しているため、不動産のサイトを見ることが多い。
この数年、地方の不動産価格の下落に、拍車がかかっているように思う。
交通の便がよくないところでは、中古車並みの値段で販売されていたりする。
個人的には、不動産業界の不景気は、当面の間、続くだろうと見ているw

2020年9月28日月曜日

【現在の株式評価額】20200928~過去最高の配当利回りに思うこと~

 Y&Kファンド(4銘柄)
・取得額合計:29,196,513円(BPS:83,448,330円)
・配当金合計:1,625,000円(配当利回り:5.57%)
・評価額合計:34,135,500円
・損益額合計:4,938,987円(損益率:17%)

Rファンド(1銘柄)
・取得額合計:1,191,522円(BPS:14,943,960円)
・配当金合計:300,000円(配当利回り:25.18%)
・評価額合計:5,346,000円
・損益額合計:4,154,478円(損益率:349%)

Mファンド(7銘柄)
・取得額合計:9,745,632円(BPS:14,555,204円)
・配当金合計:294,300円(配当利回り:3.02%)
・評価額合計:6,093,350円
・損益額合計:-3,652,282円(損益率:-37%)

保有さえしていれば株主権利を得ることができる権利落ち日。
本日は、9月の権利落ち日で、多くの銘柄の株価が上昇した。
株式投資を始めてから、10年以上だが、このような権利落ち日は初めてかもしれない。
 Y&Kファンドの、取得額に対する配当利回りが過去最高で、5%を超えているのであるw

Y&Kファンドの、取得額に対する配当利回りは、約5.5%。
仮に、配当を再投資した場合、13年で取得額は2倍以上になる。
保有する銘柄の増配や、株価の上昇があれば、2倍になる期間はさらに短くなる。
割安で仕込ませてくれた外国人投資家たちには、感謝する次第であるw

2020年9月27日日曜日

銘柄を明かさない理由R352 Nine dragon eyes(後編)

第352話 Nine dragon eyes(後編)

休日の都内にあるマンションの一室。
"無敗のジャック"ことジョウシマ ユウイチは、河川敷から帰宅していた。
ジョウシマはPCを起動すると、あることを調べていた。
ニューヨーク証券取引所を暴落させた、9匹のドラゴンの絵、"Nine dragon eyes"。

ニューヨーク証券取引所暴落の日。
"Nine dragon eyes"は、東京証券取引所に描かれていた。
他の証券取引所にも描かれていたのか、ジョウシマは検索を開始した。
証券取引所は、株式や債券の売買取引を行う施設で、世界中にある。

ニューヨークにある世界最大の証券取引所である、ニューヨーク証券取引所。
ロンドンのセント・ポール大聖堂近くにある、ロンドン証券取引所。
アジアで東京証券取引所に続く第二の規模である、上海証券取引所。
香港で唯一の証券取引所である、香港証券取引所など。

最初にヒットしたのは、ニューヨーク証券取引所だった。
現地メディアが、暴落の朝、9匹のドラゴンの絵が描かれていたことを伝えていた。
絵を拡大して確認すると、東京証券取引所と同じく"SELL"で描かれていた。
現地メディアは、流行の覆面アーティストの作品かもしれない、としていた。

次にヒットしたのは、ロンドン証券取引所だった。
複数の男女が「ドラゴン発見」のタイトルで、ドラゴンの画像を投稿していた。
ドラゴンの画像は9匹で、拡大すると、ドラゴンは"SELL"で描かれていた。
上海証券取引所や香港証券取引所でも、9匹の"SELL"ドラゴンが描かれていた。

ジョウシマは、劉宋明(りゅうそうめい)の恐ろしさを、垣間見たような気がした。
劉宋明は、自らのネットワークを用いて、各国の証券取引所にドラゴンの絵を描かせた。
描かせたドラゴンの絵には、"SELL(売れ)"という"サブリミナル効果"があった。
カリスマトレーダーのニック・ライアンを含む各国のトレーダーは、その絵を見た。

絵を見たトレーダーたちは、無意識の内に売らされ、全市場が暴落した。
劉宋明は、暴落するタイミングにあわせて、空売りを仕掛けた。
劉宋明は底で買い戻すことで、巨額の利益を手にしたことになる。
ジョウシマは、財務省に属する内海へ報告するため、メールを起動させた。

同じ頃、"無敗のクイーン"ことクジョウ レイコは、ジョギングで帰宅中だった。
クジョウのスマホが、その日、20通を超えているテンマからのメール着信を知らせた。
またか、クジョウは立ち止まると、"無敗の天然"ことテンマ リナからのメールを開いた。
開いたメールには、暴落当日のテンマの夕食らしき料理画像が複数、添付されていた。

2020年9月26日土曜日

銘柄を明かさない理由R351 Nine dragon eyes(中編)

第351話 Nine dragon eyes(中編)

休日、都内の河川敷。
"無敗のジャック"ことジョウシマと、"無敗のクイーン"ことクジョウがいた。
「届いたぞ」、クジョウは寝転んだまま、ジョウシマにスマホを掲げてみせた。
ジョウシマは身を乗り出して、クジョウが掲げるスマホを覗き込んだ。

たしかに、東京証券取引所にドラゴンが黒で描かれていた。
ドラゴンの数は9匹、全てのドラゴンがこちらを睨みつけている。
睨みつけている眼は白抜きになっており、迫力のある絵だった。
「近い、離れろ」、真下からクジョウの声がした。

身を乗り出したジョウシマは、クジョウに覆いかぶさるような姿勢になっていた。
ジョウシマは、慌ててクジョウの身体の上から身をそらせるといった。
「すまない、あまりにも迫力ある画像だったので見入ってしまった」
クジョウも上半身を起こすと、スマホの画像を見つめた。

「なるほどな」、しばらく、ドラゴンの画像を見ていたクジョウがつぶやいた。
「どうした」、ジョウシマがクジョウにいう。
「このドラゴンの絵は、単語で描かれている」、クジョウがいう。
「どうやって、単語で絵を描くんだ」、ジョウシマがいう。

「このドラゴンの絵は、いくつもの線で描かれている。
だが、よく見ると、線は長さや太さを変えたりして、変形させた4文字の英単語だ」
クジョウは、ジョウシマにスマホを手渡した。
ジョウシマは、受け取ったスマホのドラゴン画像を注意深く見始めた。

「こ、これは・・・」、クジョウの指摘に気づいたジョウシマが驚きの声をあげた。
驚きの声をあげたジョウシマに、クジョウがいう。
「そうだ、ドラゴンの絵は、いくつもの"SELL"という単語で描かれている。
このドラゴンの絵には、"サブリミナル効果"がある。

"サブリミナル"は、"潜在意識の"という意味がある。
"サブリミナル効果"は、意識と潜在意識の境界領域より下に刺激を与えることで現れる。
このドラゴンの絵を見た者は、自覚のないまま、"SELL"という刺激を与えられる。
"SELL"の意味は"売れ"、この絵を見た者が、無意識に"売り"をしても不思議ではない」

ジョウシマはクジョウにスマホを返すと、立ち上がりいった。
「RがNに売りを指示した方法を教えてくれて、ありがとう」
「これから、貴様はどうするつもりだ」、クジョウも立ち上がるとジョウシマにいう。
「他の証券取引所にも同じ絵が描かれていなかったか確認だよ」、ジョウシマがいった。

2020年9月25日金曜日

銘柄を明かさない理由R350 Nine dragon eyes(前編)

第350話 Nine dragon eyes(前編)

休日、都内の河川敷。
"無敗のジャック"ことジョウシマ ユウイチは、空を見上げたまま話を聞いていた。
話しているのは、"無敗のクイーン"ことクジョウ レイコ。
クジョウが話しているのは、ニューヨーク証券取引所の暴落が起きた日の出来事だった。

ジョウシマは、クジョウの話の中の、ある言葉が気になった。
暴落当日、東京証券取引所の壁に描かれていた9匹のドラゴン・・・。
たしか、劉宋明(りゅうそうめい)のネットワーク名は、"クーロンズ・アイ"。
クーロンズ・アイ(九龍の眼)・・・Nine dragon eyes(ナインドラゴンアイズ)。

ジョウシマは上半身を起こすと、クジョウにいった。
「暴落当日、東京証券取引所に、9匹のドラゴンが描かれていたのは本当か」
クジョウは寝転んだまま、ジョウシマを見るといった。
「自分は見ていないが、メンバーによると、9匹のドラゴンが描いてあったそうだ」

「メンバーにドラゴンの画像を送るよう頼んでくれないか」、ジョウシマがいう。
「わかった」、クジョウは寝転んだまま、スマホを取り出した。
ニューヨーク証券取引所の暴落が起きた日に撮った画像を送れ」
クジョウは、メンバーである"無敗の天然"ことテンマ リナに、メールを送信した。

「9匹のドラゴンの絵が、ニューヨーク証券取引所暴落の"デッドクロス"なのか」
寝転んだままのクジョウが、ジョウシマに聞く。
「わからないが、"デッドクロス"だったかもしれない」
ジョウシマが答えたとき、クジョウのスマホがメール着信を知らせた。

クジョウがスマホを見ると、テンマからのメールだった。
メールを開くと、複数の画像が添付されていた。
添付されていたのは、テンマの朝食らしい手の込んだ洋食を撮影した画像だった。
違う、これじゃない、クジョウが声に出しそうになったとき、次のメールが届いた。

次のメールにも、複数の画像が添付されていた。
添付されていたのは、街中にある新作ゲームの告知看板を撮影した画像だった。
通勤途中に撮影したらしく、ご丁寧に角度を変えて撮影した画像もあった。
これも違う、あの画像を送れ、とクジョウが思ったとき、次のメールが届いた。

次のメールにも、複数の画像が添付されていた。
最初の画像は、東京証券取引所を背景にしたテンマの自撮り画像だった。
それ以外の画像は、東京証券取引所に黒で描かれたドラゴンを撮影した画像だった。
「届いたぞ」、クジョウは寝転んだまま、ジョウシマにスマホを掲げてみせた。

2020年9月24日木曜日

銘柄を明かさない理由R349 クーロンズ・アイ(後編)

第349話 クーロンズ・アイ(後編)

休日、都内の河川敷、クジョウ レイコは、静かに目を開けると、話し始めた。
クジョウが話したのは、ニューヨーク証券取引所の暴落が起きた日の出来事だった。
クジョウは、東京都中央区日本橋兜町にある証券会社に勤務している。
職住近接こそが合理的という考えのクジョウは、中央区で1人暮らしをしている。

夜明け前に起床、区内をジョギングしてからの出社が、クジョウの日課だった。
その日も、クジョウは起床すると、トレーニングウェアに着替え、ジョギングを始めた。
ジョギングしていると、コンビニの前に1台の黒塗りの乗用車が停車していた。
やがて、コンビニから黒いコートを着てリュックを背負った男が、店員に連れ出された。

黒いコートを着た男が、黒塗りの乗用車に乗り込むと、乗用車は走り去った。
気になったクジョウは、車を見送る店員に近づいた。
「何かあったんですか」、クジョウが声をかけると、茶髪の若い男性店員が振り返った。
振り返った店員は、胸に「上杉」というネームプレートをつけていた。

クジョウを見た「上杉」という店員は、無表情な顔でいった。
「黒いコートを着た男は、東京証券取引所に落書きをしたそうです。
これから、警察に連れていかれて、取り調べを受けるんだと思います」
「上杉」という店員は、クジョウにいうと、コンビニの中へ戻っていった。

黒塗りの乗用車は、警察の車両だったのか。
クジョウはジョギングを続けたが、いくつかの違和感があった。
なぜ、黒いコートを着た男は、コンビニ店員に素直に従ったのか。
なぜ、黒いコートを着た男は、東京証券取引所に落書きしたのか・・・。

ジョギングを終えたクジョウは帰宅、身支度を終えると、いつも通り早朝出社した。
早朝出社したクジョウは、ニューヨーク証券取引所の暴落を確認した。
クジョウは、自社の資産運用部署である"アルカディア"の創設者であり責任者だった。
"アルカディア"メンバーは10名で、全員が女性社員だった。

平時の"アルカディア"は、クジョウと、"無敗の天然"ことテンマ リナの2名体制。
だが、必要に応じて、社長室秘書が他の9名に召集をかける体制だった。
暴落を確認したクジョウは、社長室秘書に"アルカディア"メンバーの招集を依頼した。
社長室秘書の招集に応じて、"アルカディア"メンバーが続々と集まってきた。

"アルカディア"メンバーがざわつく中、テンマ リナがメンバーの1人に話していた。
「出勤途中にある東京証券取引所の壁に、落書きがあったんですよ。
すっご~くリアルなドラゴンが描いてあったんですよ、しかも9匹も、ほら」
テンマはスマホの画像を、メンバーの1人に見せていた。

2020年9月23日水曜日

銘柄を明かさない理由R348 クーロンズ・アイ(中編)

第348話 クーロンズ・アイ(中編)

休日、都内の河川敷に寝転び、考えに耽っていたジョウシマは声をかけられた。
「昼寝かと思ったら、難しい顔して考え事か」
ジョウシマが目を開けると、"無敗のクイーン"ことクジョウ レイコが見下ろしていた。
クジョウは髪を後ろで束ね、トレーニングウェアを着たアスリートスタイルだった。

「悩みがあるなら、聞いてやってもいいぞ」
クジョウはいうと、ジョウシマの横に座り、同じように寝転んだ。
ジョウシマはクジョウに、ニューヨーク証券取引所の暴落について話した。
Rという男が、Nという男に売りを指示したようだが、指示した方法がわからないと。

クジョウは空を見上げたまま、黙って聞いていた。
ジョウシマが話し終わると、クジョウが空を見上げたまま、つぶやいた。
「テクニカルで売りのサインとされている"デッドクロス"。
"デッドクロス"は、中長期の移動平均線が短期の移動平均線を突き抜けた状態・・・」

ジョウシマが、空を見上げたままいう。
「ニューヨーク証券取引所が暴落したときの指標は確認済だ。
NYダウ、日経平均、上海総合指数など、いずれの指標も"デッドクロス"は現れていない。
むしろ、"デッドクロス"が現れていなかったので、あれだけの暴落になったともいえる」

クジョウが、空を見上げたまま続けた。
「Rという男が目的を達成するには、2つの課題があったはずだ。
1つは、Nという男に売りを指示すること、1つは、N以外には売りを指示しないこと。
つまり、Rは、Nにしかわからない"デッドクロス"、を使った・・・」

「Nにしかわからない"デッドクロス"って何だ」、ジョウシマが空を見上げたまま聞く。
クジョウは目を閉じると、沈黙した。
ジョウシマにはわからなかったが、クジョウは明晰な頭脳をフル回転させていた。
クジョウは、ニューヨーク証券取引所が暴落する以前からの出来事を思い返していた。

"AI"ベイビーのブラックフライデー(暗黒の金曜日)による世界恐慌の危機が起きた。
だが、全世界の勇気ある投資家が買い向かったことで、世界恐慌は回避された。
その後、世界経済に波はあったが、概ね順調に市場は推移していた。
ところが、Rの指示でNが売り、ニューヨーク証券取引所は暴落した・・・。

そのとき、クジョウはある出来事を思い出した。
当時は些細に思った出来事だったが、今、思うとあまりにもタイミングがよすぎる。
もし、あれが"デッドクロス"なら、確かに限られた者にしかわからない。
クジョウは、静かに目を開けると、話し始めた。

2020年9月22日火曜日

銘柄を明かさない理由R347 クーロンズ・アイ(前編)

本ブログには、自身が初めて書いた小説「銘柄を明かさない理由R」がある。
5人の無敗の相場師、ロイヤルストレートフラッシュの物語である。
もちろん、素人が書いた小説なので、プロの方が書いた小説の足元にも及ばない。

5人の無敗の相場師は、無敗の天然(10)こと、テンマ リナ。
無敗のジャック(J)こと、ジョウシマ ユウイチ。
無敗のクイーン(Q)こと、クジョウ レイコ。
無敗のキング(K)こと、ジツオウジ コウゾウ。
無敗のエース(A)こと、アマネ オトヤである。

「銘柄を明かさない理由R」は、将来、自費出版したいと考えている。
男友達には高値で販売して、女友達には無償で配布する予定だ。
もちろん、今まで拍手をいただいた読者の方にも、無償で配布したいと考えている。
それでは、「銘柄を明かさない理由R クーロンズ・アイ編」をお届けするw

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第347話 クーロンズ・アイ(前編)

休日の都内にあるマンションの一室。
"無敗のジャック"ことジョウシマ ユウイチは、あることを調べていた。
ニューヨーク証券取引所を暴落させたのは、ニック・ライアンの売り。
だが、ニック・ライアンは、売りを指示されただけらしい。

ニック・ライアンに売りを指示したのは、劉宋明(りゅうそうめい)。
いったい、劉は、どのようにして、ニックに売りを指示したのか。
ジョウシマは、劉宋明とニック・ライアンの接点を検索していた。
だめだ、2人には何も接点はない、ジョウシマは諦め、PCをシャットダウンした。

PCをシャットダウンしたジョウシマは、気分転換に出かけることにした。
晴れていたので、ジョウシマは近くの河川敷を散策することにした。
ジョウシマは、マンションのエントランスを通り、近くの河川敷に向かった。
河川敷には、ランニングやサイクリングをしている人がいた。

ジョウシマは河川敷に寝転ぶと、空を見ながら、考えに耽った。
ニック・ライアンは、"レッドブル(赤い雄牛)ファンド"を率いるカリスマトレーダー。
かたや、劉宋明は、東南アジアの金融施策に影響力を持つ男。
ニックはニューヨーク、劉は上海在住にも関わらず、劉はニックに売りを指示した。

内海さんは日本一の株屋のチーフトレーダーだが、日本の財務省にも属している。
米国には、証券取引を監督・監視する証券取引委員会(SEC)がある。
SECは政府機関なので、SECの情報は、日本の財務省も把握できるはずだ。
日本の財務省が掴めていないということは、SECも掴めていないということになる。

電話や電子メールなどであれば、SECは容易に証拠を入手できたはずだ。
SECが掴めていないということは、電話や電子メールなどではない。
第三者を介したとしても、SECならニックの行動記録から、第三者を特定したはずだ。
いったい、劉は、どのようにして、ニックに売りを指示したのか。

ジョウシマは目を閉じると、それぞれの要素について考え始めた。
ニック・ライアン・・・レッドブルファンド・・・ニューヨーク・・・。
劉宋明・・・東南アジア・・・上海・・・。
もし、自分が劉なら、どのようにしてニックに売りを指示するだろうか・・・。

どうすれば、証拠を残さず、的確に売り内容を指示できる・・・。
わからない・・・劉は、どのようにして、ニックに売りを指示したのか・・・。
「昼寝かと思ったら、難しい顔して考え事か」
ジョウシマが目を開けると、"無敗のクイーン"ことクジョウ レイコが見下ろしていた。

【コラム】「夏枯れ相場、年末高」となるか

相場は「夏枯れ相場、年末高」という動きをすることが多い。
夏枯れ相場は、長期休暇などで相場参加者が少なくなることが原因といわれている。
年末高は、夏枯れ相場の反動で、年末へ向けて上昇することが原因だといわれている。
個人的には、今年の相場は、年末高になる可能性が高いとみているw

下図は、TOPIX(東証株価指数)の5年チャート。
2018年を除く2016年、2017年、2019年は、「夏枯れ相場、年末高」となっている。
今年は3月に暴落したが、現在、短期の移動平均線が長期の移動平均線を突き抜けている。
上記の移動平均線の動きは、「ゴールデンクロス」と呼ばれる買いサインであるw



3月の暴落相場では、多くの株が底値まで叩き売られた。
暴落前の株価まで戻した株もあるが、大半の株は暴落前の株価に戻っていない。
結果、株価が定価(BPS)の半値未満や、配当利回りが5%を超える株がいくつもある。
先日、仕込み終えた自身のファンドも、過去最高の配当利回りであるw

個人的には、現在の状況はアベノミクスによる上昇相場の初期に似ているように思う。
自身はアベノミクスの上昇相場の儲けで、住宅ローンの一括完済に成功した。
もちろん、今年は何らかの要因により、年末高にはならないかもしれない。
だが、もし年末高になれば、自身は儲けでセカンドハウスを購入するかもしれないw

2020年9月21日月曜日

【エッセイ】子どもの金は子どもの金

子どもの頃、親戚からお年玉やお祝いを貰った。
いつも、親戚が帰った後に、親戚から貰った金は、親に没収された。
一度、親に、どうして自分が貰えないのか、聞いたことがある。
親は、子育てにはお金がかかるので、親が貰うのが当たり前、だといったw

子どもだったので、そういうものなんだ、と思った。
だが、自分が、子育てをするようになって、わかった。
子どもの金は子どもの金、であって親の金ではないこと。
親は、子どもの金は親の金、だと思う愚かな思考の持ち主だったのだとw

自身は、娘と2人暮らしを始めてから、親や親戚からのお年玉やお祝いをとっておいた。
具体的には、娘名義のゆうちょ口座を作り、一円も手をつけず、貯めておいた。
娘が高校生になったときに、娘名義の通帳を渡した。
確か、40万円ほどあったと思うが、娘からは感謝されたw

やがて、娘が大学生になり、服代や交際費をバイトして稼ぐようになった。
だが、本来なら、学生の服代や交際費は、親が負担しなくてはならない。
よって、娘名義の株取引口座を開設、自身が毎年100万円を投じて、株を買い続けた。
おそらく、娘は親になっても、子どもの金は子どもの金、だと思ってくれるだろうw

【投資手法】バリュー投資で注視すべき指標とは

主な投資手法に、「バリュー投資」と「グロース投資」がある。
「バリュー投資」は、企業の資産価値などから判断して割安な銘柄を買い付ける手法。
かたや、「グロース投資」は、企業の成長性が市場平均より高い銘柄を買い付ける手法。
自身は、株式投資を始めてから、基本、「バリュー投資」であるw

自身が「バリュー投資」で注視している指標は「BPS(Book-value Per Share)」。
「BPS」は1株当たり純資産といい、計算式は純資産÷発行株式数、いわゆる定価である。
「バリュー投資」は、株価が「BPS」より安いときに買い、騰がるのを待つだけでよい。
例えば、現在、自身が運用している3つのファンドの「BPS」は以下になるw

 Y&Kファンド株式(特定預り)
・取得額合計:29,196,513円
・評価額合計:34,362,000円(BPS:83,448,330円)
・損益額合計:5,165,487円(損益率:18%)
・保有銘柄数:4銘柄

Rファンド株式(特定預り)
・取得額合計:1,191,522円
・評価額合計:5,296,800円(BPS:14,943,960円)
・損益額合計:4,105,278円(損益率:345%)
・保有銘柄数:1銘柄

Mファンド株式(特定預り)
・取得額合計:9,745,632円
・評価額合計:6,046,650円(BPS:14,555,204円)
・損益額合計:-3,698,982円(損益率:-38%)
・保有銘柄数:7銘柄

3ファンドとも、評価額が「BPS」の半値未満であることがおわかりいただけるだろう。
半値未満であるということは、「BPS」になれば、評価額は現在の倍以上になる。
しかも、企業が成長すれば、成長に伴い、純資産が増え、「BPS」は騰がり続ける。
「バリュー投資」で注視すべき指標は「BPS」だけといっても、過言ではないのであるw

2020年9月19日土曜日

【エッセイ】Rファンドの現状について

自身は、娘が大学生になった6年前から、娘の資産を運用している。
運用を始めたきっかけは、娘がバイトで服代や交際費を稼いでいたからだ。
本来なら、学生の服代や交際費は、親である自身が負担しなければならない。
娘の取引口座「Rファンド」を開設、毎年100万円を投じて、娘名義の株を買い続けたw

「Rファンド」は8306 ㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ、1銘柄への集中投資。
昨日の買い増しで、「Rファンド」の保有株数は計12,000株になった。
昨日の8306の終値は、441.4円なので、評価額は12,000株×441.4円=5,296,800円。
現在の8306の年間配当は1株25円なので、12,000株×25円=300,000円になるw

昨日、娘へ、買い増しを行ない、年間配当が30万円になったと報告した。
報告すると、娘から、私の配当はいくらになったの、と質問がきた。
娘だけの税込み年間配当が30万円で、税抜き年間配当は239,056円だと伝えた。
再び、娘から返信がきたが、難しくてわからない、とあったw

娘に株価が500円になれば、評価額は600万円、1,000円になれば、1200万円だと伝えた。
娘からは、夢のような話、と返信があった。
だが、現在の8306の定価(BPS)は、1株あたり1,245.33円である。
いつか定価になれば、評価額は12,000株×1,245.33円=14,943,960円になるのであるw

2020年9月18日金曜日

【現在の株式評価額】20200918~今年最後の買いは6,000株~

 Yファンド&Kファンド株式(特定預り)
・取得額合計:29,196,513円
・評価額合計:34,362,000円
・損益額合計:5,165,487円(損益率18%)
・保有銘柄数:4銘柄

Rファンド株式(特定預り)
・取得額合計:1,191,522円
・評価額合計:5,296,800円
・損益額合計:4,105,278円(損益率345%)
・保有銘柄数:1銘柄

Mファンド株式(特定預り)
・取得額合計:9,745,632円
・評価額合計:6,046,650円
・損益額合計:-3,698,982円(損益率-38%)
・保有銘柄数:7銘柄

本日、かねてからの予告通り、Rファンドの買い増しを行なった。
買い増したのは、8306 ㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ。
@441.7円で1,000株買い増したので、計12,000株になった。
これでRファンドの年間配当は、税込みジャスト30万円の予定であるw

本来は、Rファンドで1,000株買い増すだけの予定だった。
だが、急遽、 Yファンド&Kファンドも、8306を@441.7円で5,000株買い増した。
自身には、株を教えている一期生と二期生がいるが、2人とも8306への集中投資だ。
今回のRファンドの買い予定を伝えたところ、2人とも自身より多く買おうとしていたw

2人と張り合うつもりはないが、株を教えている立場としては見過ごすわけにはいかない。
幸いにも、8306の配当利回りは5%を超えており、株価は10年来の安値水準である。
よって、Yファンド&Kファンドも、8306を5,000株買い増し、計25,000株にした。
今年最後の買いが1,000株ではなく6,000株と知ったときの、2人の反応が楽しみであるw

2020年9月17日木曜日

【エッセイ】保険料払込期間満了のお知らせに思うこと

自身には若かりし頃に加入した生命保険がある。
主契約が200万円で、特約が1800万円の保険だ。
自身に万が一のことがあったとき、家族に2000万円が支払われる。
当時の取引先に保険会社のおエライさんがいて、強引に加入させられたw

先日、主契約の保険料払込期間満了のお知らせが届いた。
これから保険料は不要ですが、主契約の200万円だけになります、というお知らせ。
この先、自身に万が一のことがあっても、200万円しか支払いませんという内容である。
偶然とはいえ、まさしくベストなタイミングの期間満了に笑いが止まらなかったw

なぜなら、自身の娘は昨年、大学を卒業しており、教育費を払い終えているからだ。
この先、自身に万が一のことがあっても、娘が困ることはない。
もし、困るとしたら、自身の葬儀費用だが、200万円あれば充分だろう。
自身が使えない金なので、残りは好きなように使ってもらえばよいと思っているw

周りの人と比べると、自身は子育てを早く終えた方だと思う。
同年代でも、子どもが学生の人が多くいるが、定年を過ぎても、子どもが学生の人もいる。
そういう人は定年後も、保険料を払い続けなくてはいけないのだろうなと思う。
だが、自身は新たに子どもを作らない限り、保険料の心配をすることはないのであるw

2020年9月16日水曜日

【エッセイ】出資者の契約前審査の話

自身には出資者がいる。
出資者は、自身が依頼すれば、数千万円単位の現金を、口座に振り込んでくれる。
前日に依頼すれば、翌日には口座に振り込まれる。
個人で、数千万円単位の現金を、翌日に用意できる人は、そう多くないと思っているw

出資は融資とは異なり、月々の元本返済義務はない。
事実、自身の契約内容も、出資を受けている間は、配当のみを払えばよい。
ちなみに、契約の期限は、出資者が亡くなるまで、もしくは自身が75歳を迎えるまでだ。
つまり、自身が75歳になるまでに受けた出資は、75歳になるまでに返済すればよいw

多くの融資は使用目的を限定されるが、自身への出資は使用目的を限定されていない。
株を買ってもよし、住宅を購入してもよし、賭け事に使ってもよい。
出資者としては、長期にわたって、配当を手に入れることができればよいのである。
だが、出資者は、自身が住宅や賭け事には使わないと確信しているはずであるw

出資者の契約前審査では、自身の資産と今までの運用について、こと細かく聞かれた。
融資の残債がないか、株の信用取引を行っていないかなどなど。
関係先への確認のためか、審査には日数を要したが、無事に契約締結することができた。
おそらく、自身が、住宅の購入や、賭け事に使わないことを確信したからだろうw

2020年9月15日火曜日

【エッセイ】不景気、悲観時代には思い切った投資

本多静六という偉大なる相場師がいた。
彼は1866年(慶応2年)に貧農の家に生まれたが、苦学の末、東大教授になった。
「月給4分の1天引き貯金」で得た資金を元手に投資して、巨万の富を築いた。
定年を期に全財産を匿名で寄付、1952年(昭和27年)に85歳で没した。

自身は株式投資を始めた初期に、図書館で彼の著書「私の財産告白」を借りた。
帰って読み始めると、内容に引き込まれ一気読みしたことを覚えている。
その後、書店で「私の財産告白」を購入、ときおり読み返している。
彼の教えもシンプルであり、我々に数多くの教訓を残してくれている。

「貯金の問題は、要するに方法の如何ではなく、実行の如何である」
彼は通常収入の4分の1、臨時収入の全てを貯蓄し、残った費用で生活するよう努めた。
彼自身言っているが、収入の一定額貯蓄は、古来からある当たり前の貯蓄方法である。
彼の凄さは生涯、「月給4分の1天引き貯金」を実践したことである。

「二割利食い、十割益半分手放し」
彼は株で、思いがけない値上りがあった場合は二割益で利食い。
長い年月の間に、2倍以上になることがあれば、元本分を売って回収していた。
値下りした場合、いつまでも持ち続けるので、絶対に損はしないと彼はいう。

「好景気、楽観時代は思い切った勤勉貯蓄、不景気、悲観時代には思い切った投資」
不思議なことに、好景気になると投資を行い、不景気になると投資を手控える人が多い。
自身が運用するファンドでは、今年、過去最大規模となる投資を行っている最中だ。
なぜなら、彼の教えどおり、不景気、悲観時代には思い切った投資が必要だからだw

2020年9月14日月曜日

【エッセイ】今週の予告を教えてやる

祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
奢れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。
猛き者もつひにはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。
(「平家物語」より)

何を、一人でぶつぶつ言っているんだって?
まあ、黙って見てろよ。
今週の予告を教えてやる。
今週中に、Rファンドで買いを入れてやるw

Rファンドは、娘名義の株を運用しているファンドだ。
Rファンドは、8306 ㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ、1銘柄への集中投資。
2015年に1,300株購入、2016年は2,200株買い増し、2017年は1,500株買い増し。
年末に1,000株売却、2018年は1,500株買い増し、2019年は1,700株を買い増したw

今年は、2月に1,800株買い増し、3月に1,000株買い増し、8月に1,000株買い増し。
今週中に1,000株買い増しすることで、計12,000株(年間配当30万円)にする予定だ。
もちろん、買い増しが終わり次第、ブログで結果を報告させていただく。
本予告は買い煽りなどではないので、くれぐれも投資は自己責任でお願いするw

2020年9月13日日曜日

【コラム】論語と算盤(そろばん)

あまり時事ネタは書きたくないが、思うところがあるので書いてみる。
総理大臣が辞任を表明、現在、後継者選びが始まっている。
後継者候補による会見の中で、ある候補者が「論語と算盤」を持ち出していた。
「論語と算盤」は、偉大なる実業家、渋沢栄一氏の言葉であるw

自身は「論語と算盤」のことは、偉大なる相場師、本多静六氏の著書で知った。
簡単にいうと、「事業とは儲かるものでなければならない。
しかし、この儲けを一人占めにしようなどと企てては、結局失敗である。
みんなで儲かるようなものでなければ、いい事業、いい会社にはならない」w

さすが、偉大なる実業家の言葉であって、なかなか、このようなことはいえない。
本多静六氏は著書「私の財産告白」の中で、渋沢氏を馬鹿正直としている。
だが、「利己本意に事業を始めたり投資をすれば、ゆくゆく関係者と利害の衝突を来して、ついに破綻を招く」と、渋沢氏の言葉を肯定しているw

自身には、大家としての家賃収入があり、株式投資による収入がある。
自身は利己本意の脱税が好きではなく、国の決まり通りに税金を納めている。
だが、自身が見た限り、「論語と算盤」について、詳しく解説する報道はなかった。
おそらく、「論語と算盤」の意味を知らない人が多いのだろうなと思うw

2020年9月12日土曜日

【エッセイ】雇われ会社員はローリスクローリターン

書類整理をしていると、過去に作った職務経歴書が出てきた。
先日、自身は会社を辞めて、個人投資家になった。
職務経歴書は、先日、辞めた会社に中途入社する際に作った書類である。
作ったのは、今から10年以上前だが、懐かしく思い、読み返してみたw

大学卒業後、入社した会社で、1年目に優秀新人賞を受賞。
翌年から、毎年、数億円規模の現場を担当。
その後、転職した会社でも、入社後、優秀社員賞を受賞。
毎年、数億円の売上げをたたき出したw

読み返して、実績に対して、給与が少なかったなと思った。
自身の給与は、いつも業界における各年代のほぼ平均だった。
在職中は、比較的、利益面で貢献をしてきたが、時間給にすると、数千円である。
確かに、会社のネームバリューで利益を出せたし、資金の心配をすることもなかったw

リスクという観点では、ローリスクで、リターンという観点では、ローリターンだった。
雇われ会社員は、ローリスクローリターンなんだと、あらためて実感した。
自身が在職中、会社はかなり儲かったはずである。
なぜなら、自身が退職してから、2社の業績は右肩下がりだからだw

2020年9月11日金曜日

【コラム】ある不動産投資家の銀行取引停止に思うこと

以前にも書いた、苦境に陥っていたある不動産投資家。
ついに、金融機関への返済が滞り、銀行取引停止処分を受けたらしい。
ある不動産投資家は、金融機関から数百億円の借入をしていた。
負債総額は、100億円を超えるらしいw

この不動産投資家は、金融機関から融資を受け、物件を増やしていたらしい。
地方の不動産王と呼ばれていたらしいが、単なる借金王である。
もちろん、銀行取引停止処分を受けたのは、この不動産投資家に責任がある。
少し考えればわかるが、融資という借金を増やし続ければ、いつかは返せなくなるw

だが、ある意味、金融機関のカモにされた被害者なのかもしれない。
ある程度の取引があれば、金融機関から出資を受けることが出来たはずである。
出資は融資とは異なり、毎月、元本分を返済する必要はない。
元本は決められた期日までに返済すればよく、期日までは利息のみ支払えばよいw

自身には出資者がいて、いつでも千万円単位の出資を受けることができる。
出資を受けても、所定の期日までに返済すればよく、期日までは配当のみ払えばよい。
ただ、出資者との契約には、現在、どこからも融資を受けていないことが条件である。
残念だが、ある不動産投資家は、自身の出資者とは契約したくてもできなかっただろうw

2020年9月10日木曜日

【コラム】持ち家か賃貸かの前に考えるべきこと

住宅金融支援機構が、令和2年6月に公表した調査結果がある。
新型ウイルスの影響により、住宅ローン返済の相談件数が急増しているらしい。
2月には15件だった相談件数が、3月には214件、4月には1,158件。
返済のメドが立たない人は、しかたなくマイホームを手放す事態に陥っているらしい。

自身の周囲にも、住宅ローンを返済している人が多い。
完済時の年齢を聞くと、定年後である人が多い。
なかには、子どもが独立するであろう年齢まで、返済予定の人もいる。
完済している人も、わずかながらいるが、多くは親の遺産相続などで完済しているw

住宅ローンを返済している人に聞くと、「賃貸より持ち家の方が得だ」という。
だが、住宅ローンを完済した自身は違和感をもってしまう。
確かに、住宅を購入すると、所有権は購入者に移る。
だが、住宅ローンを組めば、金融機関に抵当権を設定されるw

抵当権が設定されていれば、正確には持ち家ではない。
抵当権が抹消されて、初めて持ち家になるのである。
言い換えれば、住宅ローンで住宅を購入することは、賃貸みたいなものである。
持ち家か賃貸かは、住宅ローンを完済してから、議論できるテーマなのかもしれないw

2020年9月9日水曜日

【エッセイ】選択肢の多い人生は素敵かもしれない

自身は会社員を辞めて、個人投資家(相場師)になった。
大家としての家賃収入もあるので、正確には個人事業主である。
自身が会社員を辞めることができたのは、住宅ローンと子どもの教育費を払い終えたこと。
あと、生涯、収入を得ることができる、黄金のサイクルを構築できたからであるw

会社員を辞めてから、自身は時間を自由に使える。
気が向いたら、散歩がてらに買い物、身体を動かしたくなったら泳ぎに行く。
基本、平日の昼間なので、どこへ行っても空いている。
今のところ、会社員復帰の予定はないが、条件がよければ働くのもアリだと思っているw

ときどき思うが、多くの会社員は、定年まで会社勤めしなくてはならない。
理由は、住宅ローン返済のため、子どもの教育費のため、老後資金確保のためなど。
つまり、会社員として働き続けるしか、選択肢がないのである。
それに引き換え、自身には会社員以外の個人事業主という選択肢があったw

子どもの進路もそうだが、人生の選択肢は多ければ多いほどよい。
働き方改革で、できるだけ長く働くことが推奨されている。
だが、自身からいわせると、いつまで働かせるんだという話である。
自分の人生である、自分のために時間を自由に使える人生を選択させろといいたいw

2020年9月8日火曜日

【エッセイ】人生は己に勝つことが重要である

自身はヒマになると、近くのプールへ泳ぎに行っている。
目的は体型維持で、全身の筋肉に負荷をかけることである。
ある程度の運動経験がある方には、おわかりいただけると思う。
全身の筋肉に効果的に負荷をかけるためには、部位別に負荷をかけなくてはならないw

初心者でよくあるのが、全力で泳ぐことこそがベストだという思いこみだ。
全力で泳いだ場合、どうしても特定の部位に負荷がかかってしまう。
結果、均整の取れた体型を作れなくなる。
効率よく、均整の取れた体型を作りたければ、全力で泳がないことであるw

最小限の動きで泳ぎながら、鍛えたい部位に意識的に負荷をかける。
例えば、腕から胸の筋肉を鍛えたければ、水を引き寄せる腕のスピードを速くする。
腹筋や背筋を鍛えたければ、水をつかむ腕をできるだけ伸ばすことが必要になる。
足の筋肉を鍛えたければ、キックスピードを速くするなどであるw

たまに、自身が泳いでいると、対抗意識からか、横に並んで泳ぐ人がいる。
全力で泳いでいない自身に対して、全力で泳いでくるので、正直、うざい。
条件の違う相手に勝ったとしても、単なる自己満足である。
人生もそうだが、人に勝つことでなく、己に勝つことが重要なのであるw

2020年9月7日月曜日

【エッセイ】娘への勤務先制度のアドバイス

昨年、自身の娘は大学を卒業し、就職した。
娘の就職先は、大手で安定しており、福利厚生などもかなり充実している。
国家資格手当なども含めると、月額30万円ほどの給与で羨ましい限りである。
就職する際、勤務先の福利厚生について、娘から相談をされたw

大手なので、独自の福利厚生がある。
大きくは、グループ保険、企業年金制度である。
グループ保険は、保険料が安いので、加入しておいた方がよいと伝えた。
だが、企業年金制度については、どうしたものかと考えたw

リーフレットには、毎月の拠出金と定年後の受取額例が記載されていた。
娘は、職場から、得だから、是非、入った方がいいといわれていた。
だが、自身からすると、あまりにも運用利回りが低すぎたのである。
結局、最少額の拠出金コースを選択するように、アドバイスしたw

自身が勤務していた会社にも、企業年金制度があった。
だが、同じように運用利回りが低すぎたため、自身は加入しなかった。
その代わり、毎月、貯蓄に励み、一定額、貯まると、株を買い続けた。
株の配当利回りの方が高いので、初年度から、企業年金のリターンを上回っているw

2020年9月6日日曜日

【エッセイ】会社員を辞めて、最もよかったこと

自身は会社員を辞めて、個人投資家になった。
会社員を辞めて、最もよかったことは、ストレスがなくなったことである。
ストレスといっても、仕事内容や人間関係におけるストレスではない。
いいたいことがいえないストレスであるw

会社員の場合、就業規則というルールがある。
私生活においても、会社員としてあるべき行動が求められる。
私生活で法に抵触する行為をしていれば、それなりの処分がある。
仮に、会社が違法行為を行なっていても、告発すると、それなりの処分を受けるw

その点、会社員という立場でなくなれば、処分の受けようがない。
私生活上での違法行為を、いつでも告発することができる。
自身は、過去に多くの違法行為を目にしてきた。
今までは会社員であるため、告発を控えてきたが、これからはいつでも告発できるw

以前から、自身が気づいている違法行為に、身内が行ったある違法行為がある。
身内は、自身が気づいていないと思っているはずだが、自身はとっくに気づいていた。
気づいていたが、会社員という立場上、告発を控えていたのである。
もし、自身に敵に回したくない奴がいるとしたら、他の誰でもない自身であるw

2020年9月5日土曜日

【エッセイ】正直者が得をするとは限らない

自分で言うのも何だが、いわゆる真っ当な人生を歩んできたつもりだ。
もちろん、全く罪を犯さなかったかと問われると、はいとはいえない。
若かりし頃、道交法違反で反則切符を切られたことは、少なからずある。
それ以外では、おそらく、正直に生きてきたつもりだw

「正直者が得をする」という言葉があるが、「正直者がバカを見る」という言葉もある。
果たして、正直者は得をするのか、バカを見るのか。
結論からいうと、どちらも正しい。
ただ、「正直者がバカを見る」ではなく、「正直者が(相手の)バカを見る」だw

世の中には、自分の利益のために、人を騙そうとする人がいる。
自身も経験があるが、保険会社から、不利な契約への変更を勧められたことがある。
あと、法的には問題ないですといわれたことが、確認すると、違法だったこともある。
両方とも、然るべき相談窓口へ告発したことで、事なきを得たw

「正直者が得をする」という言葉は正しい。
ただ、正直者であるだけでは、得をすることはできない。
騙されそうになったときに、そのことに気づくことができるか。
さらに、気づいたときに、正しく行動することで、正直者が得をするのであるw

2020年9月4日金曜日

【コラム】魑魅魍魎の業界話

ある記事を読んで、思うところがあるので書いてみる。
築年数が古く、入居者がいない総戸数9戸のマンションがあった。
建物の傷みが激しく、解体することになった。
ところが、解体に必要な所有者の同意が得られず、行政主導で解体することになったw

解体業者の当初の見積は、5000~6000万円だったらしい。
ところが、追加工事や工法変更などにより、最終1億1800万円ほどになったらしい。
1所有者あたりの負担額は、1億1800万円÷9人=約1300万円。
あまりの高額請求に、支払いに困っている所有者がいるらしいw

記事では、マンション購入のリスクを伝えている。
だが、自身からいわせると、後から追加請求してくる解体業者を問題にすべきである。
ど素人じゃあるまいし、解体前に追加のない解体費を算出すべきである。
おそらく、行政の発注なので、後からいくらでも請求できると思ったのだろうw

建築業界にはこのような業者が多く、魑魅魍魎の業界である。
自身が所有するマンションでも、ときおり、管理会社から維持管理の見積が出てくる。
一度、あまりにも高いので、自身が反対すると、別会社の安い見積が出てきた。
以降、適切な見積が出てくるようになり、建築士の自身が反対することはなくなったw

2020年9月3日木曜日

【エッセイ】金銭感覚の違いに思うこと

自身は一日あたり、数十万円単位で株式評価額が増減する。
一回当りの株の売買額は、数十万円から千万円単位である。
自身には出資者がいるが、依頼すれば、口座に千万円単位の現金を振り込んでくれる。
自分でも思うが、個人でこれだけの金額を扱える人は、少ないだろうなと思うw

日頃から、多くの金額を扱っている人と、そうでない人には明らかに違いがある。
別に身なりや持ち物とかではなく、金額に対する反応である。
多くの金額を扱っている人は、高額と思う桁が多い。
事実、自身の知人も、○百万円くらい、とっとと払えよ、という金銭感覚であるw

ところが、多くの金額を扱っていない人は、高額と思う桁が少ない。
かって、自身がある交渉の席で「たかが、○百万円でしょ」といったことがある。
すると、相手は血相かえて「○百万円は大金でしょ!」といった。
自身が「私には大金ではありませんよ」というと、黙ってしまったことがあるw

もちろん、世の中、金だけが全てではない。
高額と思う桁が多い人が、人より偉いわけでもない。
ただ、高額と思う桁が多い人には、少ない人には見えない世界が見えている。
おそらく、高額と思う桁が多い人と、少ない人の金銭感覚が合うことはないだろうw

2020年9月2日水曜日

【エッセイ】趣味の水泳の話

自身はヒマになると、近くのプールへ泳ぎに行っている。
別に、大会に出たいとかではなく、目的は体型維持である。
運動しなければ、年齢に関係なく、だらしない体型になる。
事実、自身の周りの同世代は、運動不足のため、だらしない体型の人が多いw

水泳のよいところは、個人競技であることだ。
個人競技なので、いつでも一人で始めて、終えることができる。
わるくいえば、孤独なスポーツ、よくいえば、自分との戦いである。
自身のフォームは進化しており、若かりし頃より、楽に速く泳げるようになったw

あと、水泳のよいところは全身運動であることだ。
全身の筋肉に負荷がかかり、息継ぎの際には顔の表情筋まで鍛えられる。
自身は実年齢より、一回り以上、若く見られることがある。
ひょっとすると、水泳で顔の表情筋が鍛えられているからなのかもしれないw

ただ、水泳は全身運動であるが故、疲労度がハンパない。
若かりし頃は、泳いだ翌日に身体全体が筋肉痛になったものである。
今は、翌日に筋肉痛になることはなく、翌々日に筋肉痛になる。
どうやら、フォームだけでなく、身体も進化しているようだw

2020年9月1日火曜日

【エッセイ】会社は職業訓練校かもしれない

自身は会社員を辞めて、個人投資家になった。
会社員を辞めた理由は、会社勤めの効率がよくないからである。
会社員の場合、自らの時間に比例して、毎月の給与を貰う。
個人投資家の場合、時間と収入は比例せず、一日で給与以上の額を稼ぐこともできるw

会社員を辞める前も、一日で給与以上の額が増減していた。
当時の自身は、仕事は趣味だと割り切っていた。
そうしないと、仕事へのモチベーションを保てなかったからである。
だが、必要なスキルは習得し終え、趣味にもならなくなったので辞めたw

会社員を辞めてから、会社とは何だったのか考えることがある。
学校を卒業したら、会社へ入社、働くことが多い。
だが、会社もある意味、学校ではないかと思う。
学びながら収入を得られる点では、職業訓練校みたいなものかもしれないw

毎朝、決められた時間に出社(登校)、勤務(学習)内容を評価される。
定年を迎えたら卒業で、卒業テーマは「定年後も生活できる仕組み作り」。
卒業テーマが達成できなければ、再雇用(留年)を選択することになる。
ひょっとすると、定年前に卒業した自身は、数少ない飛び級組かもしれないw