2020年9月10日木曜日

【コラム】持ち家か賃貸かの前に考えるべきこと

住宅金融支援機構が、令和2年6月に公表した調査結果がある。
新型ウイルスの影響により、住宅ローン返済の相談件数が急増しているらしい。
2月には15件だった相談件数が、3月には214件、4月には1,158件。
返済のメドが立たない人は、しかたなくマイホームを手放す事態に陥っているらしい。

自身の周囲にも、住宅ローンを返済している人が多い。
完済時の年齢を聞くと、定年後である人が多い。
なかには、子どもが独立するであろう年齢まで、返済予定の人もいる。
完済している人も、わずかながらいるが、多くは親の遺産相続などで完済しているw

住宅ローンを返済している人に聞くと、「賃貸より持ち家の方が得だ」という。
だが、住宅ローンを完済した自身は違和感をもってしまう。
確かに、住宅を購入すると、所有権は購入者に移る。
だが、住宅ローンを組めば、金融機関に抵当権を設定されるw

抵当権が設定されていれば、正確には持ち家ではない。
抵当権が抹消されて、初めて持ち家になるのである。
言い換えれば、住宅ローンで住宅を購入することは、賃貸みたいなものである。
持ち家か賃貸かは、住宅ローンを完済してから、議論できるテーマなのかもしれないw

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