2021年12月31日金曜日

銘柄を明かさない理由R427 出羽の天狗(後編)

第427話 出羽の天狗(後編)

晃一の口座に謝礼を振り込んだ宗矩は、目を閉じると考え始めた。
淀屋初代本家十三代目のヨドヤコウヘイ、通称「浪花の相場師」。
大学在学中に、合コンの預り金を株式投資で増やすGCファンドを設立。
GCファンドで資産を増やすと、卒業後に資産運用会社YLコンサルタント」を起業。

起業に際し「YLコンサルタント」の取締役社長として、佐々木という男を採用。
名目上は佐々木が取締役社長だが、実質、ヨドヤコウヘイとの共同経営。
YLコンサルタント」の主な事業は、中小企業への融資など。
だが、低金利もしくは無利息であることから、主な収益は株式投資によるものだろう。

淀屋二代目本家のヨドヤタエ、通称「難波の女帝」。
若くして家業である不動産業を継ぎ、業績を伸ばした。
バブルで大きく儲け、崩壊前に高値で仕入れた土地を売り抜けることに成功。
バブル崩壊と同時に相場に参戦、不動産株などの売りで大きく儲けた。

大きく儲けたことで、ヨドヤタエは淀屋一族の中で、多大なる影響力を持つことになった。
後に、ヨドヤタエは売り方として、ある仕手戦を仕掛けるが、敗北。
仕手戦に敗北したことで、ヨドヤタエの影響力は低下。
仕手戦の間に全国の分家をまとめたヨドヤコウヘイが、地位を確固たるものにした

仕手戦をきっかけに、初代本家と二代目本家の確執が表面化したというところか
ヨドヤコウヘイとヨドヤタエは、一枚岩ではないと見るべきだろう
おそらく、影響力が低下したヨドヤタエは、今の状況が面白くないはず。
もし、ヨドヤタエをこちら側につけることができたら、勝ったも同然。

ヨドヤタエは、金には困っていないようなので、金では動かないだろう。
だが、人の子なので、何かしらの弱みはあるはずだ。
今ある情報では足りない、しかたない、晃一に追加調査を依頼するか。
宗矩は目を開けると、晃一への追加調査依頼メールを打ち始めた。

同じ頃、大阪難波のタワーマンション。
ヨドヤコウヘイの自宅は、「YLコンサルタント」のオフィスも兼ねていた。
取締役社長の佐々木がリビングにいると、テレビインターホンが鳴った。
テレビインターホンを見ると、和服姿の「難波の女帝」ことヨドヤタエが映っていた。

「これはこれは、タエ様、どうされました」、佐々木がいう。
「近くまで来たんで、コウヘイの顔でも見たろかな思うて」、タエがいう。
「あいにくですが、東京へ出張しており、ご不在です」、佐々木がいう。
「おらへんのやったら帰るわ、さっきからくしゃみも止まらんしな」、タエがいった。

【これから株を始める君へ】今年の相場は押目待ちの押目なし

買おうと思うが株価は上がる一方。とはいうものの、どうせ一本調子では上がるまい。一度は下がってくるときがあるだろう。そこで買おう――というのが、押目待ち。しかし、相場の勢いが強いときには、なかなか望みどおりには下がってくれないものだ。結局「押目待ちの押目なし」となり、相当高くなってから買ったり、あるいはついに買いを諦めざるを得ないことになる。
また押目待ちの気持ちには、最初買おうと思った値段にこだわる傾向がある。だから、仮に押目があったにしても、小幅であるときには「もう少しで自分の考えていた値段まで下がる」と考え、せっかくの買いチャンスを逃がす場合も多い。
その反対に、下げ相場になって売り損なった人が、少しでも高く売りたい気持ちから戻りを待つが、その期待もむなしく相場はどんどん下がり、ついに売れなかったり大底で投げる羽目に陥る。これが「戻り待ちに戻りなし」である。
(日本証券業協会「押目待ちの押目なし」より)

日経平均株価の昨日の終値は28,791円で、年末終値としては32年ぶりの高値らしい。
だが、昨年の年末終値は27,444円なので、年間では5%ほどしか上がっていない。
下図は、TOPIX(東証株価指数)の昨年と今年の推移だが、10%ほどしか上がっていない。
ジャスダック平均も4%ほど上がったが、マザーズ指数は17%ほど下がっているw

今年の相場は、高値圏の狭いレンジ(値幅)で推移していたことになる。
つまり、「押目待ちの押目なし」の相場だったといえるかもしれない。
「押目待ちの押目なし」の相場では、買いは控えなくてはならない。
後から振り返ると、とんでもない高値掴みになっていることが多いからだw

「押目待ちの押目なし」の相場では、多くの人が含み益なので、景気のよい話が飛び交う。
だが、売って利益確定しなければ、含み益は絵に描いた餅に過ぎない。
おそらく、今年の相場でリターンが最もよかったのは、売った人だろう。
次にリターンがよかったのが、売りも買いもしなかった人で、その次が買った人だろうw

仮に、今年のリターンがよくなかったとしても、何ら悲観することはない。
高値圏の相場は、いずれ下げ相場に転じ、押目を作るからである。
下げ相場に転じた際、「戻り待ちに戻りなし」とばかりに、慌てて売ってはいけない。
なぜなら、売ったところが底になるかもしれないからだw

2021年12月30日木曜日

銘柄を明かさない理由R426 出羽の天狗(中編)

第426話 出羽の天狗(中編)

大学を卒業した宗矩は、地元である山形に帰った。
酒田市郊外の実家で、農業の傍ら、分家筆頭として本家や他の分家をサポートした。
他の分家から金銭的援助を求められると、宗矩は「天狗」を使い、相場で金銭を調達した。
いつしか、他の分家は、宗矩のことを「出羽の天狗」と呼ぶようになった。

宗矩が地元へ帰って、3年が経とうとしていた。
ある日、宗矩は、本家十一代目当主の本間朱蘭の指示を引き受けることになった。
指示は、東へ進出しようとしている淀屋を手痛い目に遭わせることだった
相手は、淀屋初代本家のヨドヤコウヘイ、二代目本家のヨドヤタエとのことだった。

東の本間にとって、西の淀屋は長きにわたる因縁の相手だった。
両家の争いは、1952年から1953年にかけて行われた、伝説の仕手戦に端を発していた。
売り方の主体は、「出羽の天狗」と呼ばれていた大叔父の本間大蔵が率いる本間商会。
追随した売り方には、大手証券会社の山井証券、栄証券などがいた。

買い方の主体は、淀屋初代本家九代目の淀屋勝利が率いる淀三証券。
追随した買い方には、「鬼神」と呼ばれていた独眼竜の犬神が率いる兜証券などがいた。
3銘柄を対象とした大規模な仕手戦は、半年近くに及ぶ激戦となった。
一時は売り方が劣勢となったが、最終的には売り方の勝利に終わった。

朱蘭の指示を引き受けた1週間後の朝。
上下黒のジャージ姿の宗矩は、実家にある土蔵造りの蔵の鉄製扉を開くと、中へ入った。
蔵の中には、先祖代々の品が、所狭しと積み上げられていた。
明かりを点けた宗矩は、扉を閉めると、2階へと続く階段を上った。

2階の壁際には、複数のモニターとキーボードが設置された机と椅子があった。
「起きろ」、宗矩がいうと、宗矩の声を認識した「天狗」が起動した。
宗矩は、明るく輝き始めたモニター前の椅子に座った。
「天狗」が立ち上がると、宗矩はメールをチェックし始めた。

相変わらず仕事が早いな、宗矩は「宗やんへ」という件名のメールを開いた。
宗やんへ」メールの送り主は、東京のコンサル会社社長で盟友の丑田晃一だった。
朱蘭の指示を受けた宗矩は、晃一にヨドヤコウヘイとヨドヤタエの調査を依頼していた。
大阪出身の晃一は、2人のことを調べ上げ、調査報告書として送って来ていた。

宗矩は、晃一が送って来た調査報告書を読み始めた。
調査報告書には、2人の生い立ちから、現在の生活状況までが、詳細に記載されていた。
時間をかけて、読み終わった宗矩は、晃一に礼のメールを打ち始めた。
礼のメールを送信した宗矩は、ネットバンキングで、晃一の口座に謝礼を振り込んだ。

【エッセイ】今年の株式投資年間目標と達成状況

今年のY&Kファンドの年間目標と達成状況は、以下になる。
・譲渡益目標 200万円・・・譲渡益 2,913,246円(達成率145.6%)
・配当金目標 200万円・・・配当金 1,291,500円(達成率64.5%)
譲渡益は目標達成、配当金は目標未達だが、トータルでは420万円となり達成したw

今年の売買金額は、売り金額 52,314,100円、買い金額 30,004,484円。
売り回数は27回、買い回数は40回で、2,200万円ほどの売り越しになる。
月別の売買金額は以下になるが、自身の今年の漢字は「売」かもしれない。
なお、ETFおよびデイトレード等の売買は、ギャンブルなので省いているw

・1月:売り金額 0円、買い金額 0円
・2月:売り金額 17,721,997円、買い金額 0円
・3月:売り金額 8,127,279円、買い金額 16,688,235円
・4月:売り金額 10,361,850円、買い金額 5,176,083円
・5月:売り金額 6,984,853円、買い金額 2,713,640円
・6月:売り金額 0円、買い金額 863,700円
・7月:売り金額 0円、買い金額 0円
・8月:売り金額 438,156円、買い金額 0円
・9月:売り金額 4,827,300円、買い金額 395,975円
・10月:売り金額 541,163円、買い金額 1,943,596円。
・11月:売り金額 3,100,022円、買い金額 2,011,855円
・12月:売り金額 211,480円、買い金額 211,400円w

自身が運用する3ファンドの、昨年末からの増加額と騰落率は以下の通り。
・Y&Kファンド(5銘柄):増加額 5,876,625円(騰落率16.6%)
・Rファンド(1銘柄):増加額 1,996,850円(騰落率36.2%)
・Mファンド(6銘柄):増加額 2,112,418円(騰落率33.5%)w

上記増加額には配当金を含んでいないため、配当金込みだと騰落率は3%ほどプラスになる。
また、今年になって資金を追加したのは、Mファンドの50万円だけである。
下図は、TOPIX(東証株価指数)の昨年と今年の推移。
昨年末からのTOPIXの騰落率が10%ほどなので、3ファンドの騰落率には満足であるw

【現在の株式評価額】20211230~昨年のリベンジ完了~

Y&Kファンド(5銘柄)
・取得額合計:6,755,012円
・配当金合計:873,500円(配当利回り:12.93%)
・評価額合計:18,117,650円(BPS:54,800,990円)
・損益額合計:11,362,638円(損益率:168%)

Rファンド(1銘柄)
・取得額合計:0円
・配当金合計:280,000円(配当利回り:#DIV/0!)
・評価額合計:6,249,000円(BPS:13,862,700円)
・損益額合計:6,249,000円(損益率:#DIV/0!)

Mファンド(6銘柄)
・取得額合計:10,418,545円
・配当金合計:384,400円(配当利回り:3.69%)
・評価額合計:8,348,400円(BPS:19,098,818円)
・損益額合計:-2,070,145円(損益率:-20%)

【現在の株式評価額】には、ETFやデイトレードは反映していない。
不定期投稿だが、投稿するのは以下の場合にしている。
保有銘柄や株数を変更した場合、もしくは前回の投稿より評価額が増加した場合。
今回は、前回の投稿より、評価額がわずかに増加した場合になるw

朝の気配から、今日の相場は大引けにかけて下がると見た。
買っても、売れずに持ち越すのはどうかと思ったので、休むも相場と決めた。
終わってから確認すると、年末休みの参加者が多かったのか、相場は乱高下していた。
大納会は、保有株とインバース型ETFともに上昇しての、前日比プラスだったw

下図は、Y&Kファンドの取得額、損益額、インバース型ETFの昨年年初からの推移。
今年になってから、保有株を売り越し、夏頃からはインバース型ETFを購入してきた。
トレードプランがよかったのか、昨年3月末と比べると、損益額は1,000万円以上増加した。
昨年3月末に、1銘柄で過去最高の含み損になったが、リベンジ完了であるw

2021年12月29日水曜日

銘柄を明かさない理由R425 出羽の天狗(前編)

第425話 出羽の天狗(前編)

宗矩と晃一が通う大学では、同級生たちが就職活動を始めていた。
宗矩が住む都内のワンルームマンションには、朝から晃一が来ていた。
天狗ちゃん、今日も頑張ってや」、晃一が「天狗」を起動させた。
宗矩は横の机で、最近、話題になっている経済小説を読んでいた。

「なあ、宗やんは卒業したら、どないするんや」
「天狗」の稼働状況を確認しながら、晃一が聞く。
「どうするって」、宗矩が読んでいた小説から顔を上げていう。
「どこに就職するつもりなんかなと思って」、晃一が聞く。

「就職か、一度はしてみたかったな」、宗矩がいう。
「ええ~っ、就職せえへんのか」、驚いた晃一が宗矩を見ていう。
「しないよ、卒業したら、地元の山形に帰らなくてはならないからな」、宗矩がいう。
「ちょ、ちょっと、待ちいな、何で地元に帰んねん」、晃一が聞く。

「分家なんだが、長男なので家業を継がなくてはならないんだ。
あと、本家や他の分家のサポートもしなくちゃいけないからな」、宗矩がいう。
「本家や分家、長男って、今の時代、そんなに大事なんか」、晃一が聞く。
「田舎なんでな、特に今は本家が大変なんだ」、宗矩がいう。

「大変って、どない大変なんや」、晃一が聞く。
「跡取りになる予定だった男の子が亡くなり、妹が跡継ぎになったんだ」、宗矩がいう。
「そりゃ、大変かもしれんけど、宗やんの人生なんやで。
自分のやりたいこと、やったらええんちゃうの」、晃一がいう。

「ありがとう、晃一、だが、こればかりは分家の定めなんだよ」、宗矩がいう。
「俺の家も古いけど、そこまでの縛りはないな」、晃一がいう。
「晃一は卒業したら、どうするんだ」、宗矩が聞く。
「宗やんと会社を興そうかなと考えとったんやけど、一人で何とかするわ」、晃一がいう。

「そっか、進む道は違うが、応援させてもらうよ」、宗矩がいう。
「ところで、宗やんの一族って、どんな人がおるんや、写真とかないんか」、晃一が聞く。
「本家の跡継ぎが決まったときに撮った写真がある、これがそうだよ」
宗矩がスマホを操作して画像を表示すると、晃一に渡した。

屋外で撮った集合写真の中央には、整った顔立ちの若い和服姿の女性がいた。
「和服の女の子、めっちゃ美人やん、紹介してえな」、晃一がいう。
「その子は本家十一代目当主の本間朱蘭、紹介できるわけないだろ」、宗矩がいう。
宗やんが特定の彼女を作らんのは、この子がおるからかもな、晃一は思った。

【現在の株式評価額】20211229~新規感染者数の様子見中~

Y&Kファンド(5銘柄)
・取得額合計:6,755,012円
・配当金合計:873,500円(配当利回り:12.93%)
・評価額合計:18,081,750円(BPS:54,800,990円)
・損益額合計:11,326,738円(損益率:168%)

Rファンド(1銘柄)
・取得額合計:0円
・配当金合計:280,000円(配当利回り:#DIV/0!)
・評価額合計:6,256,000円(BPS:13,862,700円)
・損益額合計:6,256,000円(損益率:#DIV/0!)

Mファンド(6銘柄)
・取得額合計:10,418,545円
・配当金合計:384,400円(配当利回り:3.69%)
・評価額合計:8,355,650円(BPS:19,098,818円)
・損益額合計:-2,062,895円(損益率:-20%)

【現在の株式評価額】には、ETFやデイトレードは反映していない。
不定期投稿だが、投稿するのは以下の場合にしている。
保有銘柄や株数を変更した場合、もしくは前回の投稿より評価額が増加した場合。
今回は、前回の投稿より、評価額が増加した場合になるw

朝の気配から、今日の相場は前場で上昇、大引けにかけて下がると見た。
1360 日経平均ベア2倍上場投信の買い注文を出したが、わずかに届かなかった。
終わってから確認すると、1360は上昇、買い注文は約定していなかった。
今日は、保有株とインバース型ETFともに上昇しての、前日比プラスだったw

自身は、WHO(世界保健機関)のサイトで、新型ウイルスの新規感染者数を確認している。
欧州では過去最高を更新しており、世界全体でも過去最高になりそうな勢いである。
年末年始の人の移動で、年明けには過去最高の新規感染者数になるかもしれない。
もしかすると、来年の相場は2020年のような相場になるかもしれないw

【コラム】最近のワクチン報道に思うこと

国内の製薬会社が、開発中の新型ウイルスワクチンの最終段階の治験を開始したらしい。
最終段階の治験は、大規模な国際共同治験で、ベトナムで行われるらしい。
同社は、アジア諸国で約5万人を対象に、ワクチンの有効性と安全性を評価。
評価が終われば、今年度中に厚生労働省に薬事承認を申請し、実用化を目指すらしいw

国は、来年2月以降、一般高齢者への3回目のワクチン接種を予定している。
医療従事者や高齢者施設入所者への接種完了の見込みが立てば、前倒しも容認するらしい。
本来であれば、国内の製薬会社のように、ワクチンの実用化には時間がかかる。
ところが、短期間で承認された外国製のワクチンを接種させようとしているw

ワクチン接種でできる抗体は、時間が経つと効果が少なくなるらしい。
自身は、ワクチン接種でできた抗体より、自然にできた抗体の方がよいと考えている。
ワクチン接種は任意にも関わらず、接種できる人は接種すべきだという人がいる。
自分が接種したのだから、他の人も接種すべきという、訳のわからない理由w

現在の状況は、若かりし頃に読んだ、ディストピアの世界に似ているように思う。
ディストピアでは、国民を洗脳、反抗する者には制裁を加え、社会から排除する。
いずれ、マスコミによるワクチン接種しましょう的な報道が多くなるだろう。
自身は、このような報道が多くなればなるほど、接種したいとは思わなくなるw

2021年12月28日火曜日

銘柄を明かさない理由R424 天狗の降臨(後編)

第424話 天狗の降臨(後編)

「最も重要な部分が欠落しとるって」、晃一は特許内容を受け取ると読み始めた
「一定の割合で変動すれば、売買を行うようになっとるやん」、読み終わった晃一がいう。
「確かに、テングッドのルートAのロジックが記載されている。
だが、ルートBのロジックは記載されていない」、宗矩がいう。

ルートBは普段は使わん、ルートAとは真逆のロジックやん」、晃一がいう。
「晃一、ルートBの起動条件を覚えているか」宗矩がいう。
「ルートBを起動するには、あらかじめ設定したパスワードが必要・・・ま、まさか」
晃一はテングッドの前に坐ると、プログラム画面を表示した。

ルートBを起動するパスワードが、いつものパスワードになっとる」晃一がいう。
「開発の初期段階から、常にルートBが起動するようにしておいたんだ。
実は、ルートBこそが『酒田五法』をベースにした正のプログラムなんだ
すまない、騙すつもりはなかったんだが、万が一のことを考えていた」宗矩がいう。

「謝るのは俺の方や、助かったわ、ありがとうな、宗やん。
で、どないするんや、特許出した会社に何かするんか」晃一がいう。
「何もしない、ルートAの特許なんぞくれてやる。
ルートAが普及すれば、ルートBは『人の行く裏に道あり花の山』になる」、宗矩がいう。

「テングッドの商標登録もしとるみたいやから、名前は変えなあかんやろ」晃一がいう。
「改名か、オリジナルはこちらだとわかる名前にしたいな。
そうだ、テングッドを縮めたテング、漢字で『天狗』というのはどうだ」宗矩がいう。
「異議な~し」、晃一がいい、宗矩と軽くこぶしを合わせると、笑みを浮かべた。

3日後、2人は「天狗」の特許を出願した。
出願した帰り道、「これで『天狗』の特許を出願できんようになったな」、晃一がいう。
「ああ、後はリベンジするだけ、お楽しみはこれからだ」宗矩がいう。
立ち止まった2人は、軽くこぶしを合わせると、笑みを浮かべた。

数週間後、都内の会社が、ルートAのロジックを搭載した「テングッド」を発売した。
初期導入費用やメンテナンス費用が高額のため、購入者は限られていた。
だが、違法コピーなどにより、ルートAのロジックは広まっていった。
やがて、ルートAのロジックは、市場関係者の多くが知るところとなった。

天狗ちゃん、今日も頑張ってや」、「おいおい、天狗も女かよ
ルートAのロジックが普及する中、宗矩と晃一はルートBの「天狗」で相場に挑んだ。
「人の行く裏に道あり花の山」である「天狗」は連戦連勝だった。
宗矩と晃一は、大学生には不釣り合いな、多額の利益を手にすることに成功した。

【現在の株式評価額】20211228~三角保ち合い相場継続中~

Y&Kファンド(5銘柄)
・取得額合計:6,755,012円
・配当金合計:873,500円(配当利回り:12.93%)
・評価額合計:18,036,700円(BPS:54,800,990円)
・損益額合計:11,281,688円(損益率:167%)

Rファンド(1銘柄)
・取得額合計:0円
・配当金合計:280,000円(配当利回り:#DIV/0!)
・評価額合計:6,250,000円(BPS:13,862,700円)
・損益額合計:6,250,000円(損益率:#DIV/0!)

Mファンド(6銘柄)
・取得額合計:10,418,545円
・配当金合計:384,400円(配当利回り:3.69%)
・評価額合計:8,332,300円(BPS:19,098,818円)
・損益額合計:-2,086,245円(損益率:-20%)

【現在の株式評価額】には、ETFやデイトレードは反映していない。
不定期投稿だが、投稿するのは以下の場合にしている。
保有銘柄や株数を変更した場合、もしくは前回の投稿より評価額が増加した場合。
今回は、前回の投稿より、評価額がわずかに増加した場合になるw

朝の気配から今日の相場は寄り天、もしくは大引けにかけて下がると見た。
寄り付きで、1360 日経平均ベア2倍上場投信の買い注文を出すと、約定した。
相場が上昇し始めたので、2回目の買い注文を出すと、ほどなくして約定した。
さらに、3回目の買い注文を出したが、さすがに3回目は約定しなかったw

下図は、三角保ち合いの三角形を落とし込んだTOPIX(東証株価指数)の1年チャート。
本日、上昇したが、三角形上辺の上値抵抗線を突き抜けていない。
個人的には、年末に急落する可能性が高いと見ていたが、この調子だと急落はなさそうだ。
だが、上値抵抗線を突き抜けるような急騰もなさそうである

【エッセイ】インバース型ETF買い

自身は年末安に備えて、保有株を売り越し、夏頃からインバース型ETFを購入してきた。
購入したのは、1357 日経ダブルインバース指数ETFと1360 日経平均ベア2倍上場投信。
いずれも、日経平均先物の騰落率の-2倍となる指標への連動を目指す投資信託。
今まで安くなれば買い、高くなれば売ることで、利益確定してきたw

朝の気配から今日の相場は寄り天、もしくは大引けにかけて下がると見た。
寄り付きから、1360の買い注文を出しては、約定させることを繰り返している。
現在も、1360の買い注文を出しており、約定待ちだ。
詳細は後ほど報告させていただく予定w

2021年12月27日月曜日

銘柄を明かさない理由R423 天狗の降臨(中編)

第423話 天狗の降臨(中編)

都内の宗矩が住むワンルームマンション。
宗矩と晃一は、市場平均の倍以上のリターンをたたき出した十号機を見ていた。
「ようやく、できたな、宗やん」、「ああ、いよいよ実戦投入だな、晃一」
2人は軽くこぶしを合わせると、笑みを浮かべた。

株式投資のテクニカル理論に「エリオット波動」がある。
「エリオット波動」には、上昇5波動と下降3波動が存在するとされている。
上昇5波動は、上昇局面での上昇第1波→調整→上昇第2波→調整→上昇第3波の5つの波動。
下降3波動は、下降局面での下降第1波→戻し→下降第2波の3つの波動。

上昇局面、下降局面においても、波のように上下しながら推移するという理論である。
宗矩と晃一は、「エリオット波動」の波のような動きに着目した。
波の低いところで買い、波の高いところで売れば、倍のリターンが可能になる。
宗矩と晃一は、「エリオット波動」の考えを取り入れた自動売買システムを完成させた。

実戦投入された十号機は、市場平均の倍以上のリターンを出した。
その後も、十号機は市場平均の倍以上のリターンを出し続けた。
いつしか、十号機の呼び名は「テングッド(10 good)」に変わった。
テングッドちゃん、今日も頑張ってや」、「おいおい、テングッドは女かよ

羽振りがよくなった晃一の周りには、男女を問わず大勢の友達が寄って来た。
元々が社交的な性格の晃一は、様々なイベントを企画、人気者になっていった。
「宗やん、週末にクラブ貸し切って、オールするんやけど、参加せえへんか」
「賑やかなイベントは好きじゃない、わるいが遠慮しておくよ、晃一

そんなある日、宗矩と晃一の元に内容証明郵便が届いた。
差出人は、聞いたことのない都内の会社だった。
2人の自動売買システムが、出願中の特許を侵害しているという内容だった。
内容証明郵便には、2人が侵害しているという出願中の特許内容も同封されていた。

「晃一、どういうことだ、誰かにテングッドのことを話したのか」
青ざめた顔の晃一に、宗矩が問いただした。
晃一は、友人たちにテングッドのロジックを教えたこと。
友人たちの誰かが、都内の会社に特許を出願させたのかもしれないと答えた。

「ま、まさか、こんなことになるとは・・・す、すまん、宗やん」
宗矩は、同封されている特許内容を丹念に読み始めた。
読み終わった宗矩は、笑みを浮かべると、晃一にいった。
「安心しろ、晃一、この特許は最も重要な部分が欠落している」

【エッセイ】休むも相場と健康診断

会社員時代は、会社の健康保険組合による無料の健康診断があった。
自身は若干の自己負担が必要な人間ドックを受診していた。
会社員を辞めてからも、人間ドックを受診しようかと考えていた。
だが、区が無料の健康診断を実施しているので、初めて受診することにしたw

朝一の予約だったので、今朝の相場の気配は確認できなかった。
おそらく、市場参加者も少ないので、今日は休むも相場と決めた。
区の健康診断は、会社の健康診断みたいなものだろうと思っていた。
ところが、内容的には、人間ドックの内容に近かったw

会社の健康診断は無料だったが、給与に応じた健康保険料を払っていた。
医療費が発生しない月でも、月額数万円を控除されていた。
考えてみれば、会社員は給与を貰えても、控除される額が多すぎる。
国や自治体も、取りやすいところから取ろうという発想なのだろうw

区の健康診断は国民健康保険加入者が対象で、健康保険料を払わなくてはならない。
自身は、株式投資の収入を分離課税にしているので、健康診断だけで元が取れる。
相場が終わってから確認すると、閑散相場だったようで、保有株の評価額は下がっていた。
だが、インバース型ETFが上昇したので、トータルでは前日比プラスだったw

2021年12月26日日曜日

銘柄を明かさない理由R422 天狗の降臨(前編)

第422話 天狗の降臨(前編)

歴代最年少の13歳で「本間の荒行」を成し遂げた宗矩は、中学校を首席で卒業した。
地元の難関進学高校に入学した宗矩は、卒業まで首席を維持し続けた。
肩まで伸びた黒髪と端正な顔立ちの宗矩はスリムだったが、身体能力は優れていた。
女子生徒からの人気は高かったが、特定の相手と交際することはなかった。

難関進学高校を卒業した宗矩は、地元を離れ、都内の難関大学へ入学した。
入学した宗矩は、同い年で大阪出身の丑田晃一(うしだこういち)と出会う。
晃一は宗矩と異なり、短髪の体育会系だったが、2人はすぐに意気投合した。
やがて、宗矩は、晃一大坂堂島の相場師だった牛田権三郎の一族であることを知った。

その昔、大坂堂島の米相場で名を上げた本間宗久と牛田権三郎。
長き時を経て、それぞれの子孫である本間宗矩と丑田晃一は盟友となった。
「いてもたろうや、宗やん」、「やるか、晃一」、宗矩の部屋で2人は決めた。
稀代の相場師を先祖に持つ宗矩と晃一が、株式投資を行うのは必然ともいえる流れだった。

相場の分析には、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析がある。
テクニカル分析は、株価の推移であるチャートから、今後の株価動向を予測する。
テクニカル分析には、分析で予測精度を上げられるメリットがあった。
現代っ子の2人が着手したのが、自動売買システムの作成だった。

宗矩のテクニカル分析に基づき、晃一が売買プログラムを組んでいった。
着手してから半年後、自動売買システムの初号機が完成した。
「お待たせ~できたで、宗やん」、「早速、試運転するぞ、晃一」
翌日、初号機は市場平均より高いリターンをたたき出した。

「全然あかんな、改良するわ、宗やん」、「だな、晃一」
初号機のリターンは市場平均より高かったが、2人の期待よりは下だった。
「ファンダメンタルズの要素も取り入れた方がええんかな、宗やん」
「テクニカルファンダメンタルズは必要ないよ、晃一」

二号機、三号機、四号機・・・、試運転と改良が繰り返された。
「だいぶ、予測精度が上がってきたで、宗やん」
ファンダメンタルズは必要ないといったろ、晃一」
初号機の試運転から、さらに半年後、十号機が出来上がった。

「たぶん、これで大丈夫や、宗やん」、「期待しているよ、晃一」
取引開始時間に合わせて、十号機が稼働し始めた。
十号機のモニターにTransaction closed(取引成立)」が立て続けに表示された。
十号機は、市場平均の倍以上のリターンをたたき出した。

【エッセイ】承認欲求の強いブログに思うこと

本ブログは、資産運用の状況や日々の生活を忘れないように記録している。
法に抵触しない範囲で書きたいことを書いている、極めて私的なブログになる。
読者を増やしたいなどの目的もなく、ブログで金儲けしようとも思っていない。
上から目線が気にいらなければ、読んでいただかなくても構わないと思っているw

自身は、たまに他のブログを読むことがある。
たまに、承認欲求の強いブログがある。
承認欲求とは「他人から認められたい、自分を価値ある存在として認めたい」という欲求。
簡単にいうと、自分は凄いだろうというアピールが強すぎるブログであるw

当たり前だが、凄いだろうアピールを読みたがる人は少ない。
したがって、読んでくれアピールをしていることも多い。
事実、自身にも承認欲求の強いブログから、読んでくれメールが来たことがある。
たかがブログで、そこまでして読者を増やしたいのかと思ったものであるw

個人的には、様々なブログがあってよいと思っている。
だが、読者を増やしたいのであれば、凄いだろうアピールを極力、抑えるべきである。
なぜなら、本当に凄いか否かは、読み手が判断することだからだ。
承認欲求の強いブログの読者が増えないのは、凄いと思う人が少ないからであるw

2021年12月25日土曜日

【これから株を始める君へ】参考にすべき株ブログとは vol.3

本ブログは、資産運用の状況や日々の生活を忘れないように記録している。
法に抵触しない範囲で書きたいことを書いている、極めて私的なブログになる。
読者を増やしたいなどの目的もなく、ブログで金儲けしようとも思っていない。
上から目線が気にいらなければ、読んでいただかなくても構わないと思っているw

そんな自身だが、たまに他の株ブログを読むことがある。
例えば、自らのトレード内容をリアルタイムで発信している株ブログは参考になる。
また、過去の経験を踏まえた投資スタイルを書いている株ブログも参考になる。
だが、中には何の参考にもならない株ブログもあるw

参考にならない株ブログで、最もよくないのが誤った情報を提供している株ブログ。
例えば、インバース型ETFについて書いている株ブログがある。
ところが、インバース型ETFを正しく理解して、書いている人は少ない。
本人は自信満々で書いているのだろうが、理解している人が読めば、笑うしかない内容w

あと、偉大なる相場師たちの投資手法や相場格言について書いている株ブログがある。
これらについても、正しく理解して、書いている人は少ない。
本ブログもそうだが、株ブログでよいなと思う記事があっても、必ず自分でも調べること。
なぜなら、誤った記事を鵜呑みにして、損失を被ったとしても、自己責任だからであるw

【エッセイ】年末年始は肉三昧

昨日はクリスマスイブ。
若かりし頃や子どもが小さい頃は、それなりに盛り上がった。
だが、子どもが独り立ちすると、盛り上がろうとは思わない。
先日も知人から飲みの誘いがあったが、丁重にお断りしておいたw

夕方、近所のスーパーへ買い出しに行った。
スーパーで、お一人様用の骨付きチキンを購入した。
ふと見ると、やはりお一人様らしき高齢者が同じものを購入していた。
下記は昨夜の酒の肴、自身にとってのクリスマス仕様であるw

晩酌していると、インターホンが鳴った。
出ると、宅配業者がクール便を届けに来たとのこと。
届けに来たのは、先日、娘がふるさと納税で頼んでくれたハラミ肉だった。
下記は届いたハラミ肉だが、想像以上のボリュームだったw

娘にハラミ肉が届いた礼を連絡した。
娘は彼氏とクリスマスを楽しんでいるようだった。
自身の若かりし頃と同じで、年末年始も二人で過ごすのだろう。
若くない自身の年末年始は、肉三昧になりそうであるw

2021年12月24日金曜日

銘柄を明かさない理由R421 酒田の五法(後編)

第421話 酒田の五法(後編)

山形県酒田市には、稀代の相場師とされた本間宗久を輩出した本間本家があった。
長い歴史の中で、本家の周辺には多くの分家が存在していた。
また、北は北海道から南は大阪にも分家があった。
現在の分家筆頭は、「出羽の天狗」と呼ばれている本間宗矩(むねのり)だった。

酒田市郊外にある日本家屋で、宗矩は分家の跡継ぎとして生を受けた。
幼い頃から聡明だった宗矩は、周囲から神童と称えられた。
宗矩の家系は田畑を所有しており、代々、農業を営んでいた。
宗矩も幼い頃から、農業の手伝いをすることが多かった。

宗矩の地元の神社では毎年、秋になると祭礼が催されていた。
祭礼は神人一体の宴の場であり、そこでは歌舞である神楽(かぐら)が行われた。
夜、神楽笛の音色が流れる中、舞う神楽に宗矩は魅了された。
宗矩は神楽笛の手ほどきを受けると、神楽笛の吹き手として神楽に参加するようになった。

宗矩が13歳の誕生日を迎えたある日の夜。
深夜に目が覚めた宗矩は、枕元に立つ人らしき気配を感じた。
宗矩は枕元に立つ人らしき気配を確認しようと、起き上がろうとした。
だが、金縛りにあったようで、起き上がることができなかった。

枕元に立つ人らしき気配が何かをつぶやき始めた。
「三・・・川・・・空・・・三・・・法・・・田・・・なり」。
最初は不明瞭だった声が、次第にはっきりと聞こえてきた。
「三山」、「三川」、「三空」、「三兵」、「三法」、「これ、酒田の五法なり」。

はっきりと聞こえた後、唐突に声は止んだ。
静寂の中、枕元に立つ人らしき気配が一言告げた。
本間の荒行を成し遂げよ」
枕元に立つ人らしき気配は消え、宗矩は体を自由に動かせるようになった。

翌朝、起きてきた宗矩を見た両親と祖父母は、宗矩に違和感をもった。
母親が朝食を用意する間、父親と祖父母は無言で宗矩を見ていた。
朝食の準備が整い、食べ始めようとした両親と祖父母に、宗矩がいった。
「冬になったら、本間の荒行を成し遂げます」

本間本家の跡取りは、18歳の冬に「本間の荒行」を行う必要があった。
しかしながら、分家では年齢に関する定めはなく、「本間の荒行」を行う必要もなかった。
ましてや、13歳での「本間の荒行」は、前例がなく、両親と祖父母は反対した
宗矩は反対を押し切り、歴代最年少の13歳で「本間の荒行」を成し遂げた。

【エッセイ】さえない値動きに思うこと

先日、1360 日経平均ベア2倍上場投信が上昇したので、一部を売却した。
昨日、1360が下がったので購入、買い戻しを完了した。
朝の気配から今日の相場は寄り天、もしくは大引けにかけて下がると見た。
1360の指値を計算、買い注文を出すと、ほどなくして約定したw

自身の監視銘柄に、8316 ㈱三井住友フィナンシャルグループと9531 東京瓦斯㈱がある。
デイトレードすべく、朝から値動きを監視していたが、出来高が少ないので諦めた。
終わってから確認すると、クリスマス休暇が多いせいか、さえない値動きだった。
クリスマスイブにトレードしているのは、自身のようなヒマ人くらいだろうw

例年なら年末高となるところ、今年は年末高になるという人が減った。
下図は、昨年年初からの信用取引の損益率である信用評価損益率。
相場が高値圏で推移しているときは、-5~-10%で推移していた。
ところが、直近の12月17日は、-10%を割り込んでいるw
下図は、三角保ち合いの三角形を落とし込んだTOPIX(東証株価指数)の1年チャート。
最近、上昇しているが、三角形上辺の上値抵抗線を突き抜けていない。
個人的には、年内に、上値抵抗線を突き抜けるのは難しいと見ている。
だが、三角形下辺の下値支持線は突き抜けるかもしれないと思っているw

【エッセイ】インバース型ETF買い

自身は年末安に備えて、保有株を売り越し、夏頃からインバース型ETFを購入してきた。
購入したのは、1357 日経ダブルインバース指数ETFと1360 日経平均ベア2倍上場投信。
先日、インバース型ETFが上昇したので、1360の一部を売却した。
昨日、インバース型ETFが下がったので、1360を購入、買い戻しを完了したw

朝の気配から今日の相場は寄り天、もしくは大引けにかけて下がると見た。
1360の指値を計算、買い注文を出すと、ほどなくして約定した。
もし、後場で下がるようであれば、さらに買い増しする予定だ。
詳細は後ほど報告させていただく予定w

2021年12月23日木曜日

【エッセイ】リスペクトできる個人投資家たち

リスペクト(respect)とは、尊敬すること、敬意を表すこと、価値を認めて心服すること。
現在は情報化社会なので、誰でも株式投資に関する情報を入手することができる。
自身は、独学で株式投資を学んだが、リスペクトしている個人投資家たちがいる
自身がリスペクトしている個人投資家たちについて書いてみるw

自身がリスペクトしている個人投資家には、以下の共通点がある。
1.自らのトレード内容をリアルタイムで発信している。
2.他の投資手法を批判しない。
3.有料情報を提供したり、読者を募ったりしていないw

1については、自身が株ブログを始めたとき、後出しの株ブログばかりだった。
自身は後出ししたくなかったので、前代未聞の事前予告などを行ってきた。
したがって、トレード内容をリアルタイムで発信する個人投資家はリスペクトできる。
言い換えれば、リアルタイムで発信しない個人投資家はリスペクトできないw

2については、個人投資家以前の人としての問題だと思っている。
自身は様々な投資手法があってよいと思っており、異なっても批判しようとは思わない。
3については、そもそも儲かっている個人投資家は有料情報を提供したりしない。
また、読者を増やすことが目的ではないので、読者を募ることもしていないw

【現在の株式評価額】20211223~クリスマス休暇のデイトレード~

Y&Kファンド(5銘柄)
・取得額合計:6,755,012円
・配当金合計:873,500円(配当利回り:12.93%)
・評価額合計:18,035,300円(BPS:54,800,990円)
・損益額合計:11,280,288円(損益率:167%)

Rファンド(1銘柄)
・取得額合計:0円
・配当金合計:280,000円(配当利回り:#DIV/0!)
・評価額合計:6,294,000円(BPS:13,862,700円)
・損益額合計:6,294,000円(損益率:#DIV/0!)

Mファンド(6銘柄)
・取得額合計:10,418,545円
・配当金合計:384,400円(配当利回り:3.69%)
・評価額合計:8,355,100円(BPS:19,098,818円)
・損益額合計:-2,063,445円(損益率:-20%)

【現在の株式評価額】には、ETFやデイトレードは反映していない。
不定期投稿だが、投稿するのは以下の場合にしている。
保有銘柄や株数を変更した場合、もしくは前回の投稿より評価額が増加した場合。
今回は、前回の投稿より評価額が増加した場合になるw

先日、1360 日経平均ベア2倍上場投信が上昇したので、一部を売却した。
売却後、相場は上昇、1360が下がったので買い戻しを始めた。
朝の気配が強かったので、1360の買い注文を出した。
寄り付き後に約定、売却分の買い戻しが完了したw

先日から、監視銘柄の9531 東京瓦斯㈱が下落トレンドになっている。
下図は、9531の6か月チャートだが、下落トレンドになっていることが確認できる。
デイトレードすべく、前場の下がったところで買いを入れた。
大引けにかけて上昇したので、売り抜けることができた
下図は、東京証券取引所の現物株の投資主体別売買状況と日経平均株価の比較。
赤の折れ線が海外投資家の売買状況、青の折れ線が個人投資家の売買状況。
12月第3週(12月13日~12月17日)は、海外投資家は6週連続で売り越している。
個人投資家も2週連続で売り越しており、すでにクリスマス休暇なのかもしれないw

【エッセイ】インバース型ETF買い戻し完了

自身は年末安に備えて、保有株を売り越し、夏頃からインバース型ETFを購入してきた。
購入したのは、1357 日経ダブルインバース指数ETFと1360 日経平均ベア2倍上場投信。
先日、インバース型ETFが上昇したので、1360の一部を売却した。
売却後、インバース型ETFが下がったので、1360の買い戻しを始めているw

朝の気配が強かったので、1360の買い注文を出した。
寄り付き後に約定、売却分の買い戻しが完了した。
もし、さらに下がるようであれば、追加で買い増しする予定だ。
詳細は後ほど報告させていただく予定w

2021年12月22日水曜日

【エッセイ】投資環境に恵まれた時代に思うこと

自身は、独学で株式投資を学んだ。
偉大なる投資家たちの著書を読むことで、自分なりの投資スタイルを作った。
投資スタイルを一言でいうと、現物取引かつ中長期で、無敗の投資スタイル。
投資家たちの著書を読むと、現在が投資環境に恵まれている時代だということがわかるw

以前は、証券会社を通すことでしか、売買できなかったらしい。
取引には証拠金が必要で、信用取引しかできなかった時代もあったらしい。
相場の情報は、証券会社が有しており、個人には伺い知ることができなかったらしい。
業界や企業など投資先の情報も、個人が入手するには苦労したらしいw

現在は、取引口座を開設すれば、証券会社を通すことなく、ネットで取引できる。
信用取引の代わりとなる個人向け証券担保ローンやインバース型ETFも用意されている。
個人でも相場や投資先の情報を、リアルタイムで入手できる。
今は、個人投資家が入手できる情報に、証券会社との差はないのかもしれないw

たまに、株式投資とはこうあるべき的な意見を述べている人がいる。
自身が知る限り、彼らの意見は時代遅れであることが多い。
投資環境に恵まれていない中での株式投資は、さぞかし大変だっただろうとは思う。
だからといって、時代遅れのやり方が正しいと意見する人は、憐みの対象でしかないw

【現在の株式評価額】20211222~あのクリスマスイブをもう一度~

Y&Kファンド(5銘柄)
・取得額合計:6,755,172円
・配当金合計:873,500円(配当利回り:12.93%)
・評価額合計:17,973,750円(BPS:54,800,990円)
・損益額合計:11,218,578円(損益率:166%)

Rファンド(1銘柄)
・取得額合計:0円
・配当金合計:280,000円(配当利回り:#DIV/0!)
・評価額合計:6,235,000円(BPS:13,862,700円)
・損益額合計:6,235,000円(損益率:#DIV/0!)

Mファンド(6銘柄)
・取得額合計:10,418,545円
・配当金合計:384,400円(配当利回り:3.69%)
・評価額合計:8,300,200円(BPS:19,098,818円)
・損益額合計:-2,118,345円(損益率:-20%)

【現在の株式評価額】には、ETFやデイトレードは反映していない。
不定期投稿だが、投稿するのは以下の場合にしている。
保有銘柄や株数を変更した場合、もしくは前回の投稿より評価額が増加した場合。
今回は、前回の投稿より評価額が増加した場合になるw

今日は外出予定があり、朝の気配は確認できなかった。
午後に帰宅、相場を確認すると、昨日より高かった。
1360 日経平均ベア2倍上場投信の買い注文を出し、約定させた。
終値は自身の買値より高かったので、よいタイミングで買えたようだw

以前から書いているが、今年の相場は2018年のように推移するとみている。
2018年の再来になるのであれば、今週から急落するかもしれないと書いた。
ウォール街にも、自身と同じ見通しの人がいるようだ。
下記の2021年12月22日のBloomberg配信記事を、参考に貼っておく

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押し目買いの機会を狙うダイハード(筋金入りの)投資家は、クリスマスに向け、ボラティリティーの一層の高まりとさらに大きく、より魅惑的な相場の下げに備えている。
S&P500種株価指数は21日、4営業日ぶりに反発した。しかし経験豊富なベテランが、じっくり様子をうかがっている。
セブン・インベストメント・マネジメントのシニア投資ストラテジスト、ベン・クマー氏は「2018年のクリスマスイブをもう一度と言いたい。そうすれば、われわれは買いを入れる。これが本当に押し目なのか確信が持てない」という。
テクニカルシグナルは彼の味方だ。ファンドストラット・グローバル・アドバイザーズによれば、売られ過ぎの状況不在や高いグロース(成長)株への圧力など、複数の要因がS&P500種指数のさらなる下落の予兆となる。
ファンドストラットの分析によると、来るべき短期市場フェーズの終わりと「エリオット波動」と呼ばれるテクニカルサイクルの終了に伴い、待望のサンタラリーがその後訪れる可能性がある。
相場の上下動の大きさは、流動性が低下し、動きがより顕著になるクリスマス前のトレーディング共通の特徴といえる。18年にはクリスマス前の最悪の営業日を週の初めに経験した後、12月26日には5%急反発した。
クマー氏は今年についてそれほどのドラマを必ずしも期待しているわけではないが、それでも比較的大きなバーゲンを待って身構えている。パニック売りの最初の兆候があれば、飛び付くだろう。
ファンドストラットのマネジングディレクターで、テクニカル戦略責任者マーク・L・ニュートン氏によれば、いわゆるサンタクロースラリー期間はその年最後の5営業日と、年明け最初の3営業日を始動させ、12月の最初の数週を上回る利益が期待できる。
ニュートン氏は「弱気のセンチメントと強気の季節性の組み合わせは、クリスマス前の押し目買いに有効な『ワンツーコンボ』と思われる」とリポートで指摘した。
(2021年12月22日Bloomberg配信)

2021年12月21日火曜日

【コラム】最も不幸な日本の高齢者

ある記事によると、日本はG7(主要7カ国)の中で、最も幸福度が低いらしい。
さらに、日本人は年を取るほど幸福感が下がる傾向にあるらしい。
結論としては、日本の高齢者は主要国の中で、最も不幸ということになる。
上記は、国連の関連団体と内閣府の調査結果なので、ある程度は信頼できるだろうw

ある研究者によると、日本の高齢者が不幸な理由は、人間関係の希薄さらしい。
だが、自身は、少子高齢化で高齢者が多すぎることが原因だと思っている。
一昔前であれば、子どもが親の面倒をることが多かった。
今は、子どもがいたとしても、面倒をてもらえない高齢者が多いらしいw

今の現役世代は、増加する高齢者の年金や社会保険料を負担しており、余裕がない。
子どもの立場からすると、面倒をさせることなく、自分で終活して欲しいが本音だろう。
面倒をてもらえないので、高齢者施設へ入る人が増えているらしい。
だが、施設は選べても、担当する職員を選ぶことはできないw

よくニュースになっているが、職員に虐待されたりするかもしれない。
もちろん、職員だからといって、高齢者への虐待が許される訳がない。
今の高齢者は、日本経済の成長を牽引してきた人が多いらしい。
老後が人生で最も不幸な時期になるとは思いもしていなかっただろうw

【現在の株式評価額】20211221~反発相場で売った銘柄~

Y&Kファンド(5銘柄)
・取得額合計:6,755,172円
・配当金合計:873,500円(配当利回り:12.93%)
・評価額合計:17,922,550円(BPS:54,800,990円)
・損益額合計:11,167,378円(損益率:165%)

Rファンド(1銘柄)
・取得額合計:0円
・配当金合計:280,000円(配当利回り:#DIV/0!)
・評価額合計:6,230,000円(BPS:13,862,700円)
・損益額合計:6,230,000円(損益率:#DIV/0!)

Mファンド(6銘柄)
・取得額合計:10,418,545円
・配当金合計:384,400円(配当利回り:3.69%)
・評価額合計:8,276,500円(BPS:19,098,818円)
・損益額合計:-2,142,045円(損益率:-21%)

【現在の株式評価額】には、ETFやデイトレードは反映していない。
不定期投稿だが、投稿するのは以下の場合にしている。
保有銘柄や株数を変更した場合、もしくは前回の投稿より評価額が増加した場合。
今回は、前回の投稿より保有銘柄を変更した場合になるw

昨日、1360 日経平均ベア2倍上場投信の一部を売却した。
昨日は各国の株が全面安だったので、今日の国内相場は反発するだろうと思っていた。
朝の気配が強かったので、1360の買い注文を数回に分けて出した。
前場だけで数回約定したが、昨日の売却分全ては買い戻せなかったw

後場で、デイトレードからスイングに変更していた9531 東京瓦斯㈱が上昇した。
すかさず、9531の売り注文を出すと、約定、売り抜けることができた。
後場では、1360の買い注文は約定しなかったが、相場は高値圏で推移した。
自身にとっては、昨日、売却した1360の絶好の買い戻しの機会となったw

個人的には、今日の相場は単なる反発と見ている。
値動きが大きいのは、市場参加者が少ないことが原因だろう。
自身の見通しは年末安なので、今週末くらいに大きく下がるのではないかと見ている。
今宵は、お気に入りの「映像研には手を出すな!」でも観ることにしようw

【エッセイ】インバース型ETF買い戻し中

自身は年末安に備えて、保有株を売り越し、夏頃からインバース型ETFを購入してきた。
昨日、インバース型ETFの1360 日経平均ベア2倍上場投信の一部を売却した。
昨日は、中国株、欧州株、米国株が全面安だった。
おそらく、今日の国内相場は反発するだろうと思っていたw

朝の気配が強かったので、1360 日経平均ベア2倍上場投信の買い注文を出した。
寄り付き後、しばらくすると約定したので、追加の買い注文を出した。
現在まで数回約定したが、昨日の売却分全てはまだ買い戻せていない。
詳細は後ほど報告させていただく予定w

2021年12月20日月曜日

【エッセイ】インバース型ETF利益確定売り

以前から書いているが、今年の相場は2018年のように推移するとみている。
先日も、2018年の再来になるのであれば、今週から急落するかもしれないと書いた。
先週末に米国相場が下落したためか、朝の気配は弱かった。
今日の国内相場は大きく下がる予感がしたので、前場を見ることにしたw

寄り付き後、前日比マイナスで始まったが、下げ幅は大きくなかった。
だが、中国市場が前日比マイナスで始まると、国内相場は急落した。
前場で底打ちしたように見えたが、後場でさらに下がる予感がした。
1360 日経平均ベア2倍上場投信の売り注文を出すと、相場を見るのを辞めたw

終わってから確認すると、後場はさらに下がり、1360の売り注文は約定していた。
中国市場も大引けにかけて下落しており、全面安となっている。
現在、欧州株も全面安、米国先物も大きく下がっている。
ますます、2018年の再来になりそうな雰囲気であるw

自身は年末安に備えて、保有株を売り越し、夏頃からインバース型ETFを購入してきた。
下図は、Y&Kファンドの取得額、損益額、インバース型ETFの今年の推移。
もし、2018年のように年末安になるなら、インバース型ETFの評価額が増加する
インバース型ETFの比率が大きくなりすぎないよう、利益確定売りを行っていく予定だ

2021年12月19日日曜日

【エッセイ】兜神社へのお礼参りと三越での買い物

年末になると、東京証券取引所の北にある兜神社へお礼参りをしている。
兜神社は小さな神社だが、証券界の守り神とされている。
神社の御祭神は、主が商業の守護神の倉稲魂命(御稲荷さんの別名)。
合祀されている神様は、大国主命(大黒様)と事代主命(恵比寿様)w

今年もあとわずか、天気もよかったので、お礼参りに行くことにした。
以前からの読者の方は、また今年もか、と思われるかもしれない。
いつも通り、地下鉄を乗り継ぎ、日本橋駅へ向かった。
日本橋駅から地上へ出ると、東京証券取引所へ向かったw

いつも通り、兜町の中を歩きながら、東京証券取引所の南側へ向かった。
休日のオフィス街なのに、数組の観光らしき人がいた。
中には、東京証券取引所の外観を撮影している人もいた。
自身も東京証券取引所の外観を撮ると、兜神社へ向かったw

兜神社の境内には、兜岩と呼ばれている岩がある。
下記の由来があるが、いずれも確固たる裏付けがあるわけではないらしい。
1.後三年の役(西暦1080年代)、源義家が奥州から凱旋してきたとき、東夷鎮定の祈願を兼ねて、兜を楓川の辺の土中に埋めて塚を作り、兜塚と呼んだが、いつしか兜岩となった。
2.前九年の役(西暦1050年代)、源義家が奥州征伐に向かう際、岩に兜をかけて戦勝を祈願したことから、この岩を兜岩と呼ぶようになった。
3.承平の乱(西暦935~940年)、藤原秀郷が平将門の首を打って京都へ運ぶ際、その平将門の打首に兜を沿えていたが、この地で罪滅ぼしにと兜だけ土中に埋め塚を作って供養、この塚を兜山と呼んだが、そこに兜神社が建ち、いつしか兜岩だけが残った。
(東京証券取引所ホームページより)
個人的には、自身のご先祖様が平家らしいので、3であればよいかなと思うw



兜神社の賽銭箱は、なぜかシルバーの金属製で輝いている。
いつも通り、自身のラッキーナンバー4桁分の賽銭を投じた。
今年の勝利のお礼をし、来年の勝利をお願いしておいた。
もちろん、ブログ読者の方の勝利もお願いしておいたw

兜神社を出ると、銀行発祥の地でもある兜町の中を通って、日本橋へ向かった。
昨年もそうだが、三越にしかないある品物を購入するためである。
三越の豪華な店内で、最高級の接客を受け、目的のある品物を購入した。
新館前のクリスマスツリーを横目に、日本橋を後にしたw




昨年の同時期にも、同じ「兜神社へのお礼参りと三越での買い物」を投稿している。
昨年の投稿では、日本経済の回復を願っていた。
今年の日本経済は回復しつつあるが、完全な回復とまではいかなかった。
来年こそは、完全に回復して欲しいものであるw

【これから株を始める君へ】買いサインを見逃さない

株式投資で勝つことは難しいという人がいる。
勝つためには、企業分析が必要なので、財務諸表などが読めなくてはいけない。
あるいは、トレードテクニックの向上が必要だといったりしている。
自身からすると、株式投資を難しいと考えるから、勝てないのであるw

自身の保有銘柄に、9531 東京瓦斯㈱がある。
9531は自身の監視銘柄の1つであり、株価の推移や需給状況などを監視している。
LNG(液化天然ガス)価格高騰による業績悪化懸念で、10年ぶりの安値圏にある。
下図は、9531の20年チャートだが、10年ぶりの安値圏であることが確認できるw
9531は、今期経常12%の上方修正と配当の5円増額を発表、株価は底打ちした。
底打ち後に反転したが、再び、下落し、底打ちより上の株価で反転し上昇している。
先日、底打ち後の高値(ネックライン)を突破、買いサインのダブルボトムが完成した。
下図は、9531の1年チャートだが、ダブルボトムが完成していることが確認できるw
あと、9531の株価は、信用取引の買い残、売り残に大きく影響を受ける。
下図は、今年になってからの9531の株価と信用取引の買い残、売り残の推移。
買い残が増えると株価が下がるが、今は買い残が減りつつあることが確認できる。
このような買いサインを見逃さなければ、容易に勝てるのである

2021年12月18日土曜日

【エッセイ】2018年相場の再来となるか

15日に金融緩和の縮小や利上げが発表されたが、米国相場は大きく上昇した。
この流れを受けて、16日の国内相場は大きく上昇した。
ところが、16日の米国相場は大きく下落した。
すると、17日の国内相場は大きく下落、米国相場も大きく下落したw

以前から書いているが、今年の相場は2018年のように推移するとみている。
下図は、TOPIX(東証株価指数)の5年チャートだが、2018年と似ていることがわかる。
2018年の再来になるのであれば、来週以降に急落するかもしれない。
下記に、2018年12月の推移をまとめたので、よろしければ参考にしていただきたいw
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2018年12月18、19日に開催された FOMC(米国連邦公開市場委員会)。
FOMCで利上げが決定されると、米国相場は急落した。
急落後、暫定予算の期限切れにより、政府機関の一部閉鎖が現実化。
米国大統領がFRB(米国連邦準備制度理事会)を批判、原油価格も下落したw

12月21、24日の両日で、米国相場は下記のように急落した。
NYダウ:-4.67%、NASDAQ:-5.14%、S&P500:-4.71%。
12月25日の国内相場も下記のように急落した。
日経平均株価:-5.01%、TOPIX(東証株価指数):-4.88%w