2016年3月31日木曜日

我が家の貯蓄の公式

我が家は貯蓄できない体質から、貯蓄できる体質になった。
なぜ貯蓄できる体質になったかというと、ある公式を見つけたからである。
意外と盲点となりがちな公式である。
その公式とは、収入-支出=貯蓄であるw

当たり前だろうと思われるかもしれない。
もちろん、収入額-支出額=貯蓄額であれば、子どもでもわかる話だ。
だが、自身がいいたいのは、収入-支出=貯蓄である。
わかりやすくすると、収入の数-支出の数=貯蓄なのであるw

自身の場合、収入の数は給与収入、株式投資の利益の2つだった。
支出の数は、自身が家計を管理するようになってから、1つだった。
つまり、収入の数2に対して、支出の数1だった。
収入の数-支出の数=2-1=1となり、貯蓄できたのであるw

この公式は口座の数に置き換えても、応用できる。
自身の場合、収入の数は給与振込口座、株の取引口座の2つだった。
支出の数は、住宅ローンや光熱費等の引き落とし口座の1つだった。
収入の数が支出の数を上回れば、比較的、楽に貯蓄できるのであるw

2016年3月30日水曜日

下落相場の記念

自身が下落相場の記念としている物について書いてみる。
記念として保管しているのは、2月14日付東京新聞である。
同日の新聞に掲載された東証1部 週間動向表で、多くの株が年初来安値になっている。
2月12日に日経平均株価が16,000円を割り込み、底打ちしたことを示す記念なのであるw

今回の下落相場は比較的、底打ちがわかりやすかった。
なぜなら下落するスピードが速かったからである。
もし下落が緩やかであれば、日経平均株価が1万円割れてもおかしくなかった。
あまりにも速い下落に恐怖を覚えた多くの者が、早期に損失を確定したのであるw

自身は当面、日経平均株価が16,000円から17,000円を推移するとみている。
現在、優良企業でありながら割安な株が至るところに転がっている。
自身は、今の相場が秋ごろまで続いてくれないかなと思っている。
なぜなら、3月の配当と夏の賞与で、更なる資金投下ができるからであるw

※注:あくまでも個人の投資判断です。くれぐれも投資は自己責任でw

2016年3月29日火曜日

銘柄を明かさない理由R53 最初の仕事

第53話 最初の仕事

ある日のこと、ある求人雑誌の求人が男の目に止まった。
「システムエンジニア求む、経験学歴不問」というものだった。
聞いたこともない金融情報サービスの会社の求人だった。
男はダメ元で、ハッキングのことも含め、正直な経歴を履歴書に書いて送った。

面接日時の連絡があったのは、履歴書を送って数日後だった。
面接の当日、男は募集をしていた金融情報サービスの会社を訪れた。
築年数の古そうな雑居ビルの一室に、その会社はあった。
面接に来たことを伝えると、応接室らしき部屋へ通された。

お茶を持ってきた男性社員が、部屋を出る際にいった。
「我が社が、君に選ばれることを願っているよ」
今、何ていった、君に選ばれる、聞き間違いに違いないと男は思った。
突然、部屋のドアを開けて、巨躯の男が入ってきた。

慌てて立ち上がろうとする男を手で制し、巨躯の男は向かいのソファに座った。
巨躯の男は、男の顔を見据えた。
心の中まで見透かされそうな目だ、男は巨躯の男の眼力に耐えた。
やがて巨躯の男は、男の顔を見据えたままいった、「いつから来れる」

「採用されたということでしょうか」、男はたずねた。
「そうだ」、巨躯の男はいった。
「なぜ、採用されたのですか」、男は再び、たずねた。
「採用してもよいと思ったからだ、他にどのような理由がある」、巨躯の男がいった。

「履歴書に書いたように罪を犯した人間ですよ、簡単に雇い入れてよいのですか」
「これからも罪を犯すのか」、巨躯の男はいった。
「二度と罪は犯しません」、男はきっぱりといった。
「なら何も問題はない、経験学歴不問とあっただろう、採用だ」、巨躯の男はいった。

男の最初の仕事は、下校中の子どもたちへ封筒を渡すことだった。
最初にいわれたときは正直、面食らった。
男は商店街の一角で、下校中の子どもたちに封筒を渡しまくった。
あとで、その目的と成果を聞いた男は、案外いい会社かもしれないと思った。

入社したときは、雑居ビルの1室にしか拠点がなかった。
それが今や全国の主要都市に拠点を持つまでに成長した。
会社の主要なシステムには、全て男が関わっていた。
攻撃されたら反撃か、男は女性社員から依頼されたシステムの構築に取り掛かった。

2016年3月28日月曜日

銘柄を明かさない理由R52 女王の依頼

第52話 女王の依頼

取締役会での報告を終えた情報システムの男は、自席に戻り考えていた。
アルカディアの女性社員は、何の問題もないといった。
だが、自分にはわかる、早く手を打たないと大変なことになる。
そのとき、アルカディアを創設した女性社員が近づいてくるのが見えた。

「ログイン情報の流出を防ぐことは不可能なのか」、女性社員がたずねる。
「不可能だ」、男が答える。
「なら、あるシステムを作ってもらいたい」、女性社員がいった。
そのあと、女性社員はシステムの内容を男に話し始めた。

「どれくらいでできる」、女性社員がたずねた。
「そうだな、2日あればできると思う」、男は答えた。
「じゃあ、頼んだ」、立ち去ろうとする女性社員に男が声をかけた。
「気をつけろよ」、女性社員が振り向きいった、「何にだ」

「このアクセスはあくまでも、何かの目的を達成するための手段だ。
間違いなく、このアクセスは敵の攻撃の前兆だ」
「なぜ、わかる」、女性社員がたずねた。
一瞬の間をおいて男は答えた、「経験からくる勘ですよ」

女性社員が立ち去ったあと、男は心の中でいった。
攻撃を受けた経験ではなく、攻撃した経験からくる勘ですよ。
男は大学生の頃、大手企業のサーバーに不正アクセスしていたハッカーだった。
男は不正アクセスで得た情報を、自分が立ち上げた会員制のサイトに書き込んでいた。

サイト上には、男を賞賛する書き込みが相次いだ。
男はヒーロー気取りだった。
攻撃を防ぐことができない奴らが悪い。
悔しかったら、俺を止めてみろ。

ある日、2階の自室にいると、母親が誰かと言い争っている声が聞こえた。
「うちの息子に限って、そんなことをする筈ありません」
しばらくして部屋のドアが乱暴に開けられ、複数の男が土足で部屋に入ってきた。
「君のしていることについて話を聞きたいんだ、一緒に来てもらえるかな」

男が行ったハッキングはマスコミに取り上げられ、自宅には多くのマスコミが押しかけた。
初犯であったこともあり、男は執行猶予つきの判決ですんだ。
だが男は大学を退学となり、家族は離散した。
家を出て1人暮らしを始め、バイトで食いつなぐ日々が始まった。

2016年3月27日日曜日

服に体型をあわせる娘

娘が「見て」というので見た。
何の変哲もない普段着の娘が立っている。
何も変わったところがない、「何だ」と聞いた。
娘が嬉しそうにいうw

「今、穿いているズボン、前はベルトがなかったら落ちてきた。
でも4キロ太ったから、ベルトがなくても落ちなくなった」
先日、娘は自身の実家に帰省していた。
帰省していた間に、体重が4キロ増えたらしいw

体重が増えたことにより、ベルトなしで穿けるようになったことが嬉しいらしい。
タイミングよく、自身の親から米が送られてきた。
自身の親に、米が届いたお礼と娘が4キロ太りましたとメールした。
ほどなく、親から返信が来た、「ウチに来たときから、横に伸びていたよ」とw

仕事の考察(Work or Play?)

仕事が苦痛になり、心を病む会社員がいる。
出社拒否になり、会社を長期にわたって休んだりするらしい。
特に大手企業の会社員に多いらしい。
年収は多いらしいが、仕事はHard work(ハードワーク)なのだろうなと思うw

自身は休日のように、自分の好きなように時間を使える生活が基本だと考えている。
なぜ会社へ行くかというと、お金が貰えるから行くのである。
自身にとって会社は行くだけで、お金を貰える場所である。
自宅にいてもお金を貰えないが、会社へ行けばお金を貰うことができるw

実務と管理職を兼務する人を、Playing manager(プレーイングマネージャー)という。
仕事とはWorkではなくPlay(プレイ)だと考えれば、会社は一種の競技場である。
競技場といっても、社員同士が競い合う競技場ではないと考えている。
自身にとって会社とは、他社と競い合うためにPlayする競技場なのであるw

私が嫌いなお金の話

先日、買い物をしたときのこと。
レジの店員が、自身に告げた金額が明らかに少なかった。
何か間違えていませんかと聞くと、打ち間違いがあることがわかった。
再度、レジを打ってもらい、正しい金額を支払ったw

自身には嫌いなお金がある。
人を騙して手に入れたり、人のミスにつけ込んで手に入れたお金である。
多くの方は、当たり前だと思われるかもしれない。
だが、詐欺や年金および生活保護の不正受給が、後を絶たないのも事実であるw

自身はこれらの方法でお金を手に入れた人は、負のスパイラルに入ると思っている。
楽してお金を手に入れることに味を占めた人は、再び同じことを目論む。
ところが、いつまでも同じ手口でお金を手に入れることはできない。
やがて、手口はエスカレートしていき、世間の知るところとなるのであるw

2016年3月26日土曜日

相場師VS里芋 リベンジ

前回のあらすじ
生まれて始めて里芋を調理した相場師は、強烈な手のかゆみに襲われた。
ネットでかゆみを抑える方法を調べた相場師は、かゆみを抑える方法を見つけた。
だが相場師の家には、かゆみを抑える酢がなかったw
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相場師は万全の態勢で、里芋とのリベンジに挑もうとしていた。
相場師は女子力も高くなくてはいけないというのが、男の持論だった。
用意したのは園芸用のゴム手袋、しかも天然ゴム製の厚手だ。
攻撃されたら反撃するまでだ、相場師の里芋へのリベンジが始まったw

里芋よ、お前は自身に酢を買わせようとした。
だが、酢は自身にとって利用する機会の少ない調味料だ。
芋の如き貴様には、100円ショップのゴム手袋で十分だ。
相場師は手にかゆみを覚えることなく、里芋を調理することに成功したw

我が家の資産はざっくり管理

今月は娘が自身の実家に帰省したため、いつもの月より15万円ほど支出が多かった。
給与が振り込まれたので、今月の収支を確認することにした。
昨日、会社帰りにATMへ立ち寄り、口座残高を確認した。
意外と残高があったので、いつものように一定額を残して貯蓄用口座へ資金移動したw

我が家の資産は、ざっくり管理である。
給与振込みや光熱費等引き落とし用の口座、生活費用の口座は1つにまとめている。
生活費用の口座以外に3口座あるが、それらは貯蓄専用の口座にしている。
生活費用の口座の残高が一定額を超えると、貯蓄専用口座に振り分けるようにしているw

貯蓄専用の口座は引き落としがないため、月の収支がプラスであれば増え続ける。
3口座の残高を集計するだけで、貯蓄総額が簡単に把握できるのである。
不思議なもので、貯蓄状況を把握できるようにしてから、貯蓄スピードが加速している。
おそらく、無意識の内に無駄な支出をしないようになったのだと思うw

あと金融資産として株を保有している。
自身が保有している株は、5銘柄で売買頻度も少ない。
5銘柄で売買頻度も少ないため、保有銘柄と保有株数は常に頭の中に入っている。
よって、保有銘柄や保有株数を記録したりして管理する必要はないのであるw

銘柄を明かさない理由R51 嗤う男(後編)

第51話 嗤う男(後編)

あるビルの一室、照明の照度を落としてあるのか、部屋の中は薄暗い。
部屋の中には1人の男がいた。
ある男からのメールを待っている間、男は過去を回想していた。
男は一流大学を卒業後、大手証券会社に入社した。

同期の中でトップクラスの成績をたたき出す男に、ライバルは1人しかいなかった。
その男は自分とは正反対の男だった。
自分の地べたを這いずり回るような仕事に比べ、その男の仕事は洗練されていた。
成績は常にトップクラスで、社内一の美人と噂された女性社員と社内結婚した。

ある日、2人が勤務していた証券会社が破綻した。
テレビでは、社長が号泣しながら社員は悪くないといっていた。
当たり前だ、社員は悪くない、悪いのはお前たちだ。
男は冷めた目でテレビを見ていたことを覚えている。

その後、外資系の証券会社に入社した男は、死に物狂いで働いた。
死に物狂いで働いた甲斐があり、男はその証券会社で取締役にまで上り詰めた。
ある日、破綻した証券会社の元社員たちの集まりがあった。
男には自分が一番、成功しているという自信があった。

集まりには、ライバルのあの男も来ていた。
順番に近況報告をすることになり、ライバルのあの男の順番になった。
「お久しぶりです、会社に見捨てられ、妻にも見捨てられましたが、何とか生きています」
会場から、くすくすと笑いが起きた。

「いろいろありましたが、ある方とご縁があり、今は証券会社の社長をしています。
会社を破綻させないよう、日々、忙しい日々を送っています。
バツイチですので、興味のある方は、後で連絡先を交換させてくださいね」
会場の笑いの中、自分は取締役なのに、奴は社長になったのか、男は思った。

所詮、自分はあの男には敵わないのか。
いや、そんなことはない、奴はたまたま運がよかっただけだ。
外資系はドライだ、ライバルを蹴落とすためにはあらゆる手段を使う。
会社は違えど、奴は自分にとって永遠のライバルだ。

そのとき、ノートPCが1通のメールの着信を知らせた。
ある男に依頼していたモノが手に入ったことを知らせるメールだった。
メールには個人投資家たちが、奴の証券会社へログインする際の情報が記されていた。
真の勝者は誰なのか思い知らせてやる、男は嗤った。

2016年3月25日金曜日

銘柄を明かさない理由R50 嗤う男(中編)

第50話 嗤う男(中編)

おかしい、海外のサーバーを経由したアクセスがある、情報システムの男は気づいた。
そのアクセスは、取引口座のログインサイトに集中していた。
ネットバンキングならわかるが、なぜ証券会社のログインサイトにアクセスするんだ。
一体、何が目的だ、情報システムの男は取締役へ報告することを決めた。

午後、臨時の取締役会で情報システムの男の報告が行われていた。
「以上のように、当社への海外のサーバーを経由したアクセスが急増しています。
このアクセスは、何らかの目的をもって行われているものと思われます」
「その判断根拠は」、取締役の1人が尋ねた。

情報システムの男は、画面を切り替えて、説明を続けた。
「今回のアクセスは、個人投資家たちがログインするサイトに集中しています。
おそらくですが、個人投資家たちのログイン情報を入手することが目的だと思われます」
「その目的は何だね」、別の取締役が尋ねた。

情報システムの男は、画面を切り替えて、説明を続けた。
「個人投資家のログイン情報を、手に入れることができたと仮定します。
その人物はログイン情報を使って、個人投資家の売買状況をリアルタイムで確認できます」
「個人投資家の売買状況を確認して、何のメリットがあるのかね」、取締役が尋ねた。

「私から説明しよう」、社長がいった。
「当社の資産運用を担当する部署アルカディアについては、ご存知だと思う。
アルカディアでは、無敗の個人投資家たちの売買データを元に運用を行っている。
売買データを手に入れれば、無敗の運用が可能になる反面、我々に不利な売買も出来る」

「防ぐ手立てはないのかね」、取締役がいった。
情報システムの男がいった。
「社内へのアクセスは防げても、ログインサイトへのアクセスを防ぐ手立てはありません。
無敗の個人投資家たちのログイン情報流出を食い止めることは不可能です」

「何をくだらない議論をしているのでしょうか」
その声は、社長の後ろに立っている端正な顔立ちの女性社員が発したものだった。
「く、くだらないとは何だ、貴様、誰に向かっていっている」、取締役の1人がいった。
アルカディアを創設した女性社員、無敗のクイーンは一同を見渡すといった。

「仮に無敗の個人投資家たちの売買データが流出しても、何の問題もありません。
運用方針を決定するのは、あくまでもアルカディア、私たちだからです。
攻撃してくるなら、反撃するまでです」、女性社員はいい放つと会議室を出て行った。
「そういうことだ、諸君」、社長がいい、臨時の取締役会は終わった。

2016年3月24日木曜日

銘柄を明かさない理由R49 嗤う男(前編)

第49話 嗤う男(前編)

それは会社帰りの会社員たちで混雑する駅のホームで起きた。
混雑する駅のホームにいた女性会社員に、1人の男がぶつかった。
男が持っていた飲み物が、女性会社員のコートにかかった。
なんてことするのよ、女性会社員は男を見た。

「申し訳ありません」、そこには長髪で長身のスーツ姿の男がいた。
高級そうなスーツを身にまとった男は、さながらファッション雑誌のモデルのようだった。
「考え事をしていて、よく前を見ていませんでした。
お詫びにコートを買わせていただきますので、コート選びにお付き合い願えませんか」

女性会社員は、自分が置かれた状況が信じられなかった。
何、この展開、特定の彼氏がいなくてよかった、女性会社員は思った。
「いかがでしょう、コート選びにお付き合い願えませんか」、男は笑顔でいった。
「は、はい」、証券会社で社長室秘書をしている女性は、素直にうなずいた。

数日後、長髪で長身のスーツ姿の男は、あるビルの中の一室へ向かっていた。
目的の部屋にたどり着いた男は軽くノックをし、入ることを承諾され、部屋の中へ入った。
照明の照度を落としてあるのか、昼間だというのに部屋の中は薄暗い。
「では、報告を始めたまえ」、薄暗い部屋の中にいた男がいった。

「その会社の資産運用を行っている部署は、通称アルカディアと呼ばれています。
アルカディアが創設されたのは、今からかれこれ10年ほど前とのことです。
創設したのは、社内で無敗のクイーンと呼ばれている女性社員です。
アルカディアのメンバーは、普段は配属先の業務をしています。

メンバーは無敗のクイーンの招集があったときだけ、トレーディングを行うそうです。
アルカディアは、リーマンショック前に元本を引き上げました。
この元本引上げにより、リーマンショックによる損失をゼロにすることができたそうです。
以来、アルカディアは莫大な利益をたたき出しているようです」

「アルカディアが10年以上、利益を出している理由は聞けたか」、部屋にいた男が聞く。
長髪で長身のスーツ姿の男が答える。
「聞いたのですが知らないといわれました、ただ社内ではある噂が流れているそうです。
自社に取引口座をもつ無敗の個人投資家たちの売買データを活用していると」

長髪で長身の男が報告を終えて出て行った部屋で、男は考えていた。
無敗の個人投資家たちの売買データか、問題はどうやって手に入れるかだ。
少し考えてから、男は内線を使い、ハッキングに詳しい男を探すよう指示した。
いよいよ静かなる宣戦布告だ、気づいたときにはすでに手遅れだ、男は嗤った。

2016年3月23日水曜日

子どもにお金を返すといわれたら

娘が大学に入学する際、親戚からもらったお祝いやお年玉の入った通帳を渡した。
渡したときの口座の残高は40万円ジャストだった。
大学に入学してから、一時期、30万円近くにまで減った。
だが、バイトを掛け持ちするなどして、ついに1年で残高が50万円を突破したらしいw

自身が凄いなというと、娘がお金返そうかといってきた。
なぜと理由を聞くと、お祝いは入学の準備などで使うと聞いたからだという。
確かに事情によっては、そういう家庭もあるだろうと娘にいった。
事実、自身の実家はそうだった、両親からお祝いなど貰ったことがないw

試しに返すのなら、いくら返してくれるのか娘に聞いてみた。
娘は30万円という、娘の記憶は30万円近くにまで減ったときから始まっているらしいw
「もし30万円返してくれるのなら、全額、慈善団体に寄付しよう」と自身がいった。
自身の言葉を聞いた娘は、お金を返すとはいわなくなったw

2016年3月22日火曜日

3連休最後のレシピ

3連休初日、娘がいないのに、うっかりして、いつも作る量のおでんを作ってしまった。
初日はおでん、2日目もおでんだった。
さすがに3日目もおでんだと飽きる。
ひょっとすると、夢の中におでんが出てきて、うなされるかもしれないと思ったw


ネットで、おでんのリメイクレシピを調べた。
カレーにしたり、炊き込みご飯にしたり、様々なリメイクがあった。
レトルトカレーを使って、おでんカレーにするリメイクレシピがあった。
これなら簡単そうだと思い、レトルトカレーでおでんカレーにリメイクすることにしたw

どうでもいい情報だが、自身は辛口派である。
レトルトカレーにLEEという商品があり、期間限定で辛さ40倍のカレーを発売する。
LEEの40倍カレーを完食できることは、自身の数少ない自慢の1つである。
最もリアルで話しても、誰も凄いなとはいってくれない自慢であるw

リメイクは簡単で、おでんを温めた後、レトルトカレーを投入、煮込めば完成である。
大根の上にかかっている赤い粉は、辛さを高めるための一味唐辛子である。
食したが、おでんの出汁が多過ぎたのか、おでんカレーでなく、カレー味のおでんだった。
次回からは、作り過ぎないように気をつけようと心に誓った3連休だったw

2016年3月21日月曜日

ストレスを感じない方法(仕事編)

ストレスとは、プレッシャーおよびプレッシャーを感じたときの苦痛である。
ストレスを感じないようにするには、プレッシャーをなくせばいいのである。
仕事におけるプレッシャーとは何か。
指示されたことを納期までに終えられないかもしれないと思うことであるw

指示されたことを納期までに終えることができると思えば、プレッシャーは生まれない。
ところが納期までに終えられないかもしれないと思うと、プレッシャーが生まれる。
指示されたことが納期までに終わらないのは、君の能力が低いからではない。
上司のレベルが低い、すなわち上司が業務量を把握できていないのであるw

指示された内容と決められた納期に、もともと無理があったのである。
君が納期までに終えることができないことは、上司も終えることができない。
君は指示されたことを就業時間内に、できるだけ効率よく行う。
納期までに終わらないようであれば、終わらないと報告すればよいのであるw

優れた上司であれば、納期までに終わらなかったことを自省する。
なかには部下の責任にする上司もいるが、そのような上司は相手にしないことである。
そのような上司が経営層まで登りつめることはない。
一生、中間管理職、場合によっては降格されるのがオチであるw

ストレスを感じない方法(日常生活編)

日常生活や仕事において、ストレスを感じる方は多いと思う。
自身も昔は、ストレスを感じることが多かった。
だが、最近はほとんどストレスを感じることはなくなった。
自身のストレスを感じない方法について書いてみるw

ストレスとは、プレッシャーおよびプレッシャーを感じたときの苦痛である。
ストレスを感じないようにするには、プレッシャーをなくせばいいのである。
1人暮らしであれば、日常生活でプレッシャーを感じることはまずないだろう。
ところが結婚して子どもができると、日常生活でプレッシャーを感じるようになるw

プレッシャーを感じる理由は「相手のために、こうしなければならない」と思うからである。
よくいえば相手への思いやり、悪くいえば自分1人の思い込みなのである。
例えば子どものために食事を作る場合、子どもが食べたいものを作る人がいる。
子どもが食べたいものでなく、自分が子どもに食べさせたいものを作るのであるw

自分が子どもに食べさせたいものを作るとなれば、やりがいが生まれる。
やりがいが生まれれば、プレッシャーなど感じなくなる。
全てにおいて自分がこうしたいと思うことをすれば、ストレスを感じることはなくなる。
次回は、仕事でストレスを感じない方法をお届けするw

外国株を手がけない理由

自身には開設したが、一度も使っていない取引口座がある。
使っていない口座は、外国株取引口座である。
国内株より外国株の方が、何となく面白そうだと思い口座を開設した。
口座開設が終わり、いろいろと調べるうちに、どうしても納得いかないことがあったw

外国株の取引では、外国と日本の双方から税金を取られるのである。
日本で税金を取られることは一向に構わない。
税金が低所得者への支援やインフラ整備に使われるのであれば、本望である。
ところが住んでもいない国のために、税金を支払うのは納得がいかないw

株を買ってやるのだから、お礼をくれるのであればわかる。
自身は国内株で連戦連勝なので、どこの国の株であろうと勝つ自信はある。
もちろん自身が外国株で得られる利益から払う税金は、微々たるものである。
だが住んでもいない国に税金を支払うのは、もったいなく感じるのであるw

2016年3月20日日曜日

料理撮影にオススメの設定

自身はiPhoneで料理を撮影している。
以前、テレビで料理を撮影するなら「クローム」がよいと紹介されていた。
それ以来、「クローム」設定にして、撮影している。
「クローム」にすると、色鮮やかになるw

下は、自身の酒の肴に作ったおでんである。
地味な色だが、「クローム」設定のため、美味しそうに見える。
なに、美味しそうに見えない?
美味しそうに見えなくても構わない、男の料理は見た目ではなく量だw
今回、娘がいないのに、うっかりして、いつも作る量を作ってしまった。
昨日もおでん、今日もおでん、明日もおでんの予定である。
さすがに3日もおでんが続くと飽きる気がする、いや間違いなく飽きる。
明日は、おでんのリメイクレシピを調べるとしようw

読ませるブログ

当初、自身は、にほんブログ村の「株」カテゴリに参加していた。
多くの人に株式投資を知ってもらいたいと、「株」カテゴリを離れた。
今は「その他生活」というカテゴリで、主に株式投資に関する記事を書いている。
そろそろ違うカテゴリに移ろうかと考えていたのだが、ためらっているw

なぜなら、「その他生活」に読ませるブログがあるからである。
特に読ませるブログは2つある。
1つは株式投資で資産運用をしている方のブログである。
最初にその方の含み損を見たときは、桁を間違えているのではと思ったほどであるw

ただ、その方が凄いのが、ポジティブに株式投資に取り組まれていることである。
銘柄選択等のセンスもよいので、含み益に転じる日は近いだろうなと思っている。
もう1つのブログは、日常の記事を面白おかしく紹介しているブログである。
ツッコミどころ満載のブログで、読む度に心の中でツッコミを入れさせてもらっているw

両ブログとも更新が多く、実に読みやすい。
きっと、読み手のツボを心得ている聡明な方たちなんだろうなと思っている。
移動予定のカテゴリは、すでに決めている。
もうしばらく、移動予定のカテゴリの方々には、魔法のバトンをお待ち頂くことにしようw

公園デビューの思い出

帰省中の大学生の娘が懐かしいといって、昔、遊んだ公園の画像を送ってきた。
公園の画像を見た瞬間、公園デビューしたときの思い出が甦ってきた。
幼かった娘を連れて、公園の砂場で遊んだ。
スコップやバケツを持っていったのだが、他の子どもが使い始めて困ったことを覚えているw

砂でレジを作り、お買い物ごっこをした。
自身が買い物客の役で、娘が店員役だった。
今、娘はスーパーでレジのバイトをしている。
ひょっとしたら、この頃の遊びがレジのバイトをする動機になっているのかもしれないw

考えてみれば、娘が最も長く同じ時間を過ごしてきたのは、自身だったんだなと思った。
自身は結婚はこりごりだが、子育てを経験できたのはよかったと思っている。
娘は日頃から、結婚したら幸せな家庭を作るんだといっている。
娘の夢が叶うよう、できる限り応援してやろうと思っているw

2016年3月19日土曜日

我が家のもったいないお化け

我が家のもったいないお化けについて書いてみる。
もったいないお化けとは、普通預金に入れてある娘の大学の3年分の学費である。
これから3年間かけて支払わなくてはならない数百万円である。
もったいないのは、3年間増やせないことであるw

株式運用するという方法もある。
株式運用すれば、現在の相場水準から年平均20%以上のリターンも可能かもしれない。
だが、3年の間にリーマンショック級の暴落相場がくるかもしれないと思うと踏み切れない。
さすがの自身も、そこまでリスクテイカーではないのであるw

現在、保有している株の無限ナンピンのために、用意している現金がある。
無限ナンピン用の現金は、使用目的が明確なので増やせなくても何とも思わない。
だが、大学の学費については、資金を拘束されているような気がしてくるのである。
いっそのこと、学費全額を前納させてくれれば、このような思いをしなくてすむのにと思うw

数銘柄からの集中投資

複数の人が同じ資金を同じ期間にわたって運用しても、同じリターンにはならない。
なぜなら、銘柄の比率と売買時期が異なるからである。
よく初心者向けの株式投資本に、「銘柄は分散しましょう」と書いてある。
間違えてはいないが、正解でもないと考えているw

銘柄を絞れば絞るほど、ハイリターンとなる確立は高くなる。
また売買時期を集中させることで、さらにハイリターンとなる確率は高くなる。
資金に余裕がある個人であれば、10銘柄以上への分散投資もアリだ。
だが自身のように小額資金からのスタートであれば、低位株への集中投資をオススメするw

もちろん、最初から1銘柄への集中投資を勧めている訳ではない。
複数の銘柄に投資し、株価の推移をみて、1銘柄に絞り込むのである。
自身の過去最大の集中投資は、1銘柄の保有株数6万株である。
賢明な読者の方はおわかりだろう、その株は8411 みずほフィナンシャルグループであるw

魔法のバトン in OSAKA

先日、大阪へ出張したときの食事について書いてみる。
地元の方は読み飛ばしていただいて、一向に構わない。
自身は、今まで国内のいろいろな所に出かけた。
今まで出かけたことのない都道府県は、数えるほどであるw

自身が今まで訪れて、最も食文化が発達していると思ったのは大阪である。
次点が博多、その次が東京である。
大阪の食文化の発達度合いはダントツである。
凄いのは値段に対する質、いわゆるコストパフォーマンスが他を凌駕しているのであるw

昼はセルフのうどんを食べた、ナント、1杯180円。
下はうずら卵とウインナーの天ぷらとコロッケで各130円、計440円である。
うずら卵とウインナーだとわからない位、衣が厚いのはご愛嬌だ。
ここまで安いと、自身が好きではないねぎまで美味しそうに見えてくるから不思議だw
仕事が終わってから、知人と待ち合わせ、知人がオススメするワインバーへ行った。
ワインと小皿料理を頼めるのだが、小皿1品が300円という値段である。
下の写真は魚介のマリネで、300円である。
やはり大阪のコストパフォーマンスは他を凌駕していると、改めて実感した次第であるw

2016年3月18日金曜日

我が家のお金は子から親、親から孫へ

数日前から、我が家の大学生の娘は、自身の実家に1人で帰省している。
先日、娘の口座へ10万円振り込み、父母に小遣いとして渡すように伝えた。
その日の夕方、娘から10万円を父母に渡したとLINEがきた。
目を疑ったのは、その後のLINEであるw

自身の父と母から、娘は小遣いとして封筒をもらったらしい。
封を開けると予想外の2万円ずつ入っていたので、自分の口座に預けたとのこと。
自身は父と母、それぞれに5万円を渡したが、父と母は娘に2万円ずつくれた。
父と母のそれぞれの収支は、5万円-2万円=3万円であるw

ところが娘は自身の父と母から2万円ずつもらったので、2万円+2万円=4万円である。
結局、10万円の割り振りは、父3万円、母3万円、娘4万円となった。
なぜ、娘の取り分が最も多くなるのか、全くもって不本意である。
娘に「旅費と土産代返せ」とLINEしたら、「え笑」とだけ返ってきたw

朝の通勤風景に思う

通勤途上に某銀行の支店がある。
通りがかると、毎朝、通用口前で行員がたむろしている。
通用口が開くと同時に、中へ入って仕事をするためらしい。
仕事がしたくて堪らないのだろうか、それとも愛社精神のアピールなのかと思うw

メガバンクの株を保有するようになってから、自身と銀行の関係は変わった。
株を保有するまでは、金を借りたり、預けるところが銀行だった。
今は自身が株主として、銀行に金を貸している。
朝、たむろする行員たちに、心の中で株主のためにしっかり働けよといっているw

自身は心にゆとりを持ちたいから、早目に自宅を出ている。
通勤途中には公園があり、あえて公園の中を通り抜けて会社へ向かっている。
仕事量が多くないときは、公園の風景を楽しみながら、ゆっくりと歩くようにしている。
途中、コンビニもあるが、先日、面白いマンガがあったので立ち読みしたほどであるw

もちろん仕事は大事だが、仕事中心の生活にはしたくない。
定時前に仕事を終え、定時になったら会社を出る。
給与で得られる額は決まっており、この先、昇給したとしてもしれている。
これからも会社とは適度に距離をおいて、対等に付き合っていく所存であるw

2016年3月17日木曜日

株式投資初心者にオススメのブログ

ズバリ、株銀さんの「アベノミクスの上昇相場の大天井は、いつか?」である。
株銀さんは株式投資歴が長く、保有銘柄は100銘柄以上の個人投資家である。
運用額は明かされていないが、自身とは比べ物にならない額を運用されている。
ちなみに、一昨年のリターンは30%、昨年のリターンは40%という凄腕である。

株銀さんの凄いところは、日々、初心者に有益な情報を無償で発信していることである。
投資手法の優れたブログの紹介や銘柄分析などなどである。
しかも、1日数回の投稿はざらである。
ご本人はボランティアだと仰っているが、なかなかできることではない。

自身は前々から、無料で有益な情報を提供してくれる奇特な人はいないと言い続けて来た。
だが、株銀さんのブログを知ってから、奇特な人はいたんだと思った。
以前にも書いたが、自身は本当のお金持ちは人に優しくできる人だと思っている。
そういう意味では、株銀さんは本当のお金持ちだと思っている。

自身は、株銀さんとはブログのみで交流させていただいている。
1人でも多くの初心者の方に、株銀さんを紹介したいと思い、記事にさせていただいた。
孤独な個人投資家の道標になるのが、株銀さんのブログだと思っている。
念のため言っておくが、株銀さんから紹介を頼まれたわけでも、同一人物でもないw

株銀さんへ
こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします。
「アベノミクスの上昇相場の大天井は、いつか?」愛読者のYより。

2016年3月16日水曜日

初心者に危険な銘柄

自身は現在、5銘柄を保有しており、3銘柄はメガバンクの株である。
自身が、残り2銘柄を明かさないのには理由がある。
理由は、初心者にとっては危険な銘柄だからである。
具体的にいうと、2銘柄は変動の幅が大きく、安心して持っていられる銘柄ではないw

いわゆる仕手の方々が好む銘柄である。
だが、この2銘柄、自身にとっては面白い銘柄だと思っている。
変動の幅がどれだけ大きくても、自身には勝てる自信がある。
すでに1銘柄は元本分を引き上げ、タダ株にしてやったw

残り1銘柄は万株単位で保有しており、保有株の中で唯一の含み損となっている。
この銘柄は、自身が相場師になってから始めて手がけた銘柄である。
また社歴は古く、多くの相場師たちが手がけたきた銘柄でもある。
この銘柄をタダ株にしたとき、自身は相場師見習いから卒業できると考えているのであるw

「アベノミクスの上昇相場の大天井は、いつか?」のden298さんこと株銀さんへ
自身が明かしていない保有株は、初心者には危険な株です。
おわかりになっても、決して明かさぬようお願い申し上げますw

2016年3月15日火曜日

従業員持株会に入会しない理由

自身の勤務先には、従業員持株会がある。
給与や賞与から一定額を拠出すれば、自社株を購入してくれる。
購入時には会社が補助を出してくれるため、配当と合わせると結構な利回りになる。
だが、自身は一度も従業員持株会に入会したことはないw

株には譲渡益のキャピタルゲインと配当などのインカムゲインがある。
キャピタルゲインは、従業員持株会がメリットとするインカムゲインとは比べ物にならない。
従業員持株会の購入方法は、ドルコスト平均法による積立である。
ドルコスト平均法の積立であれば、含み損もきれいに平均化されるw

株価が割高のときに、買いたくもない自社株を買わされる。
株価が割安のときに、多く買いたくても一定額しか買えない。
株式投資は、いかに安く買って、高く売るかなのである。
安く買えない従業員持株会には、今後も入会することはないと考えているw

2016年3月14日月曜日

現在の株式評価額20160314

株式(特定預り)合計
・評価額合計:15,672,000円
・評価損益合計:3,392,400円
・保有銘柄数:5

本日、保有している3メガバンクの評価額が1000万円を超えた。
一昨年の元本引上げ以降、初めてメガバンクの評価額が1000万円を超えたので記録しておく。
今日一日で、給与を超える50万円以上、評価額が増加した。
給与の額を見る度に少ないなと思うが、評価額が給与以上に増減するのだから仕方あるまいw

さて、今後は株式評価額が高値更新する度に、記録していこうと考えている。
もちろん、高値を更新しなければ記録しないw
自身にとって、元本引上げ後、初の買い増し。
果たして、吉と出るか、吉と出るかであるw

2016年3月13日日曜日

銘柄を明かさない理由R48 バトルモード突入

第48話 バトルモード突入

天使の笑顔をもつ男は、自宅で取引開始時間を待っていた。
自分は学生なので、講義のない日はリアルタイムで取引できる。
卒業すれば、リアルタイムでの取引はほぼ不可能になる。
リアルタイムで取引できることが、今の自分にとって最大の強みであり武器だ。

小柄な小動物を連想させる女性は、数日前から毎日が楽しくて仕方がなかった。
「本日も買い注文確認しました」、女性はインカムで創設者の社員に報告した。
「任せた」と創設者の社員から指示が返ってきた。
援護は任せて、巨大人型兵器が戦うアニメの曲をBGMに女性はトレーディングを始めた。

後場になり、小柄な小動物を連想させる女性は、バトルモードに入っていた。
あら、そんな高値で売りたいの、そんな高値で買うわけないでしょ。
女性は大幅に低い指値で買い注文を入れた、しかも大量の買い注文だった。
私を落としたいなら、ここまで来てね、女性はモニターに向かってウインクした。

女性は隣のモニターに素早く目をやった。
隣のモニターの銘柄は、日経平均に大きく影響する大型株だった。
朝方、大きく売られたときに仕込んだが、徐々に値を戻してきつつあった。
これから騰がるか下がるか、どちらへ動くのかしら、まっ、どちらに動いても戴くけどね。

最初のモニターに目をやると、株価が徐々に女性の指値に近づいてきていた。
焦らない、焦らない、焦る男はモテナイわよ。
女性が指値を大幅に上げて、発注すると、瞬時に全てが約定した。
一瞬の間をおいて、無敗の個人投資家が売り抜けた。

いつもながら早いのね、私はもう少し遊んでいくわね。
モニターの中では、徐々に売り注文が膨らみつつあった。
懲りないのね、女性は大量の買い注文と売り注文を同時に入れた。
瞬時に全てが約定した、まだまだ、お楽しみはこれからよ、女性は微笑んだ。

短期売買、いわゆるデイトレードで連戦連勝を続けることは、通常は不可能である。
デイトレードでの連戦連勝は、コイン投げで出る面を当て続けることと同じである。
初日に勝つ確率は1/2、翌日も勝つ確率は1/4と、連戦連勝の確率は低下する。
だが、豊富な資金で機動的な売買を行えば、連戦連勝を続けることも可能なのである。

まただ、天使の笑顔をもつ男は思った。
自分の買いに呼応するかのように、大きな買いが入る。
1度や2度なら偶然かもしれないが、ここまで続くと偶然とは思えない。
誰が、いったい何の目的で、大きな買いを入れてくるのだろう。

マネー雑誌の取材が来ない理由

自身は運用額は小額だが、株式投資で連戦連勝の無敗である。
しかも相場が見えるため、昨年からの下落相場の底打ちも見抜くことができた。
自身のブログには、問い合わせ先のメールアドレスを掲載している。
ところがブログを始めてから、一度もマネー雑誌からの取材が来ないw

ブログを開始するときから、マネー雑誌の取材はこないだろうと思っていた。
なぜなら、自身の投資手法が広まると、証券会社は困ったことになるからである。
自身の投資手法は中長期の現物投資で、売買回数は年に数回あるかないかである。
しかも高値で元本分を売りタダ株にする、ノーリスクハイリターンの投資手法であるw

マネー雑誌のスポンサーは、証券会社や投資信託販売会社である。
デイトレや投資信託で儲けた記事を載せたほうが、スポンサーにはメリットがあるのである。
ないとは思うが、もしマネー雑誌から取材依頼がきたら、次のように回答するつもりだ。
「全てブログに書いてあるので読んでください、謝礼?無償で結構ですよ」とw

2016年3月12日土曜日

現在の株式評価額20160311

株式(特定預り)合計
・評価額合計:15,164,000円
・評価損益合計:2,884,400円
・保有銘柄数:5

一時期、1000万円を超えていた評価損益合計が、ご覧の通りである。
だが自身は株式投資の元本を引き上げており、売却もしていないためノーダメージである。
また先月の8306の買い増しは、10年間で得た配当で購入したようなものである。
先月、底打ちした下落相場は、自身に絶好の仕込み時期を与えてくれたともいえるw

買い増ししてから1ヶ月にもならないが、すでに8306だけで数十万円の含み益が出ている。
8306が本来の株価(BPS)になれば、8306だけで評価額が1000万円超えとなる。
8306の株価が本来の株価になれば、5,000株を売却し、残り5,000株をタダ株にする。
あとは8306の株価が本来の株価になるのを、気長に待つだけであるw

いまどきの女子大生に思う

自身は大学生になる娘と2人暮らしをしている。
娘は大学生になってから、やりたい放題である。
夕方から出かけては、友達と朝まで遊んでいる。
オールだか、ボートだか、捕鯨船だか知らないが、困ったものであるw

ウチの娘は誰に似たのか、男女を問わず友達が多い。
以前、話してくれたが、娘は付き合った男の数も多いらしい。
本当かどうかは知らないが、別れるときは全て自分から振ったという、けしからん女である。
娘のどこに男が惹かれるのか、親としてはさっぱりわからないw

大学生になるまでは、帰りが遅いと注意していた。
注意するのも疲れたので、大学生になってからは、基本、放置している。
一度きりの大学生活である。
多くの有意義な経験をしてくれたらいいなとは思っているw

2016年3月10日木曜日

私が定時で退社する理由

自身は株式投資を始めてから、定時で退社するようになった。
10年前に数百万円で株式投資を始めたが、それでも1日数万円単位で増減していた。
当時の残業手当に比べると、比べ物にならない金額が増減していたのである。
会社に残って残業手当を得る行為が、空しくなったのであるw

以来、基本的に定時で退社するようにしている。
たまに仕事が多くなったときは、毎日、早目に出勤している時間を有効に使う。
10年前に悟った、これから先、出世をしたとしてもしれている。
いくら頑張って出世したとしても創業者にはなれず、雇われ社長止まりであるw

今、自身が保有する株の評価損益額は、1日数十万円単位で増減したりする。
統計をとったことはないが、1日数十万円単位で資産が増減する会社員は少ないと思う。
少なくとも、自身の周囲では聞いたことがない。
もし自身に残業させたいのであれば、1時間10万円くれるのなら考えてもよいと思っているw

2016年3月8日火曜日

銘柄を明かさない理由R 登場人物紹介

自身のブログでは、「銘柄を明かさない理由R」という読み物を執筆中である。
もちろん、フィクションの読み物である。
自身は作家ではないが、よく作家が登場人物が勝手に動き出すという。
自身は「銘柄を明かさない理由R」を執筆してから、その気持ちがわかるような気がしているw

書き進めるにしたがって、登場人物たちが主張するのである。
「俺はこんなキャラにしろ」、「私はこんなキャラにして」と。
ようやく、それぞれのキャラが固まったので、今までの登場人物を紹介させていただく。
まずは、5人の無敗の相場師「ロイヤルストレートフラッシュ」で、左から順番にご紹介するw
無敗の天然ことテン(10)
ある証券会社の女性社員で、入社以来、数々の天然ぶりを発揮してきた。
部署を転々とさせられていたが、類稀なるトレーディングの才能を持つ。
類稀なる才能をQに見出され、資産運用部署アルカディア初の専属社員となる。
小柄な小動物を連想させる容貌で、趣味はゲームとアニメという若き天才女性トレーダー。

無敗の相場師J
リーマンショック前から、株式投資を始めた無敗の個人投資家。
リーマンショック、東日本大震災の相場に買い向かった過去を持つ。
筆者が憧れる人物像だという説もあるが、定かではない。
趣味は、焼酎のロックを飲みながらの読書。

無敗の相場師Q
テンと同じ証券会社の女性社員で、元は顧客の資産コンサルティング部署にいた。
社長の指示を受け、会社の資産運用部署、通称アルカディアを創設した。
リーマンショック前に、元本分の資産を引き上げる手腕を発揮した。
端正な顔立ちで無敗のクイーンと呼ばれている、好きな言葉は天上天下唯我独尊。

無敗の相場師K
地方の貧農の家に生まれたが、成功を求めて上京した。
最後の相場師に長年、師事し、バブル相場で巨額の資産を手に入れた。
巨額の資産を元に金融情報会社を設立、後にアルカディアを有する証券会社にする。
現在は会長職にあるが、相場を読む力は衰えてはいない巨躯の男。

無敗の相場師A
大学入学後に、実家が全焼し家族全員を失った若き無敗の個人投資家。
天涯孤独となってから、株式投資での資産運用の必要に気づく。
本人は気づいていないが、容姿端麗で多くの女性を惹きつける魅力をもつ。
通称、天使の笑顔をもつ男。

以上が5人の無敗の相場師「ロイヤルストレートフラッシュ」である。
では続けて、他の登場人物も紹介するw

社長
一介の社員であるQに、会社の資産運用を任せた証券会社の社長。
会長には頭が上がらないようで、会長が来たときは常に直立不動でいる。
Qのリーマンショック前の元本引上げを瞬時に見抜くなど、洞察力には長けている。
噂では、破綻した大手証券会社の元エリート社員ではないかといわれている。

社長室秘書
社長のスケジュール管理を主業務としている女性社員。
社長直轄の部署であるアルカディアの召集の役目も担っている。
容姿端麗な者が多いせいか、入れ替わりは激しい。
だが、引き継がれる最優先事項は、常にアルカディアメンバーの召集である。

アルカディアメンバー
普段は配属された部署で働いている女性社員たちから構成されている。
Qからの召集があると、アルカディアに集まり、トレーディングを行う。
結婚退社や産休を迎えると、各メンバーが後任に引継ぎを行う。
テンを含めたアルカディアメンバーの定員は、常に10名である。

定食屋の女性店主
無敗の相場師Jが、数年前に通っていた定食屋の女性店主。
無敗の相場師Jと、初詣や温泉に一緒に行くなどしている。
男女の仲だと思われるが、現在、2人がどのような関係にあるのかは不明。
なお女性店主の料理が美味いことは、無敗の相場師JとAの共通した意見である。

女の子
父親が大手証券会社に勤務しており、比較的、裕福な環境で生まれ育った。
父親の勤務する証券会社の破綻により、両親は離婚する。
離婚後、母親との2人暮らしが始まったが、クラスメイトからいじめられるようになる。
1990年代、若き頃の無敗の相場師Kとともに、いじめに立ち向かった。

「銘柄を明かさない理由R」の執筆は、完全に自身の趣味である。
登場人物たちが解放してくれる日がくるまで、書き続けるような気がしているw

2016年3月7日月曜日

株式投資を始めて失った感情

自身は2005年に株式投資を始めた。
株式投資を始めた目的は、住宅ローンの一括完済である。
2005年は株ブームで、多くの個人投資家が多額の運用益を計上していた。
自身は多額の運用益を計上している個人投資家たちを、羨ましく思ったものであるw

その後、リーマンショックの暴落、東日本大震災の急落に、自身は買い向かった。
気がつくと、保有株の評価損益額は、当初の目標額をはるかに超えていた。
2014年、元本引上げの1日1000万円超えの売りを行い、住宅ローンを一括完済した。
9年目にして、ようやく目的を達成したのであるw

当初の目的を達成すると、自身には目標がなくなった。
子どもの大学の学費も、株式投資の利益で確保できている。
何歳までに、いくら必要だという目標もない。
今は定年後に、もらえる配当が少しでも増えればいいなという感じであるw

不思議なもので、目標すなわち欲がなくなると、人を羨ましいと思わなくなる。
高級マンションに住んでいる人をみても、維持費は高いのだろうなとしか思わない。
億単位の資産家のニュースを聞いても、凄いなと思うだけで、羨ましいとは思わない。
自身が相場を読めるのは、人を羨ましいと思わなくなったせいなのかもしれないw

2016年3月6日日曜日

銘柄を明かさない理由R47 残酷な天使のテーゼ(後編)

第47話 残酷な天使のテーゼ(後編)

テレビのニュースを観ていると、女性店主が「魔王」の瓶とグラスを運んできた。
「あの人に連絡したら、今夜は来れないので、好きなだけ飲ませてやってくれって」
女性店主が笑顔でいい、ロックを作って手渡してくれた。
「すぐに料理を用意するから、待っててね」、女性店主は厨房に戻っていった。

参ったな、そんなつもりじゃなかったのに、天使の笑顔をもつ男は思った。
やがて小鉢料理が運ばれてきて、1人での晩酌が始まった。
全国の学生で、こうやって1人で晩酌しているのは、自分だけだろうなと思った。
やがて店内の客も減り、一段落したのか、女性店主がやってきた。

近くのイスに座り、2杯目のロックを作って手渡してくれた。
「あの人に何か話があって来たんでしょ、私でよければ聞いてあげるわよ」
少し迷ったが、ほろ酔い気分もあり、話すことにした。
どうすれば男に認めてもらえるのか悩んでいる、天使の笑顔をもつ男は話した。

話を聞いた女性店主は、笑いをこらえながら、いった。
「あの人は、あなたを認める認めないなんてことができる人じゃないわ。
ただの株好きのオジサンよ、私からいわせると若い分、あなたの方が優っているわよ。
あなたの方があの人より優っている、私が保証するわよ」

定食屋からの帰り道、天使の笑顔をもつ男は思っていた。
自分は、いつの間にか男に認めてもらわなければと考えていた。
「自分が世界で一番、偉いと思うことだ、無敗の極意はそこにある」
天使の笑顔をもつ男は、男の助言の真の意味がわかった気がした。

翌日、天使の笑顔をもつ男は、自宅で取引開始時間を待っていた。
自分は学生なので、講義のない日はリアルタイムで取引できる。
卒業すれば、リアルタイムでの取引はほぼ不可能になる。
リアルタイムで取引できることが、今の自分にとって最大の強みであり武器だ。

小柄な小動物を連想させる女性は、数日前から毎日が楽しくて仕方がなかった。
女性は、ある証券会社の資産を運用する部署、通称アルカディアに配属されている。
アルカディアは無敗の個人投資家たちの売買情報を元に、会社の資産運用を行っている。
だが無敗の個人投資家たちは売買頻度が少ないため、トレーディング回数も限られていた。

ところが数日前から、ある無敗の個人投資家が毎日のように売買するようになった。
「本日も買い注文確認しました」、女性はインカムで創設者の社員に報告した。
「任せた」と創設者の社員から指示が返ってきた。
援護は任せて、巨大人型兵器が戦うアニメの曲をBGMに女性はトレーディングを始めた。

日経平均2万円超えの頃、考えていたこと

自身が保有する5銘柄中3銘柄は、保有歴が5年以上で元本も引き上げているタダ株である。
先日の下落相場でも、一度も株価が買値を下回ることはなかった。
3銘柄の買値に対する配当利回りは、増配により5%を軽く超えている。
おそらく今後、保有する3銘柄を売却することはないだろうと思っているw

残り2銘柄は、一昨年の銘柄入れ替えの際に新規購入した銘柄である。
2銘柄に何度かにわたって打診買いをした結果、1銘柄に集中投資した。
ところが集中投資した銘柄より、集中投資しなかった銘柄の方がパフォーマンスがよかった。
日経平均2万円超えの頃、株価が下がれば買い増ししてやると考えていたw

ところが先日の下落相場で、その銘柄は一昨年の買値を下回ってくれた。
もちろん、ここぞとばかりに買い増しさせていただいたことはいうまでもない。
その銘柄とは、8306 三菱UFJフィナンシャルグループである。
今、自身は2銘柄に万株単位の集中投資を行っており、株価の推移を見守っているのであるw

※注:あくまでも個人の投資判断です。くれぐれも投資は自己責任でw

銘柄を明かさない理由R46 残酷な天使のテーゼ(前編)

第46話 残酷な天使のテーゼ(前編)

天使の笑顔はもつ男は、買値より低い株価で保有株の買い増しを行った。
翌日、天使の笑顔はもつ男は、定食屋で助言をもらった男のブログを読んだ。
ブログには、男も同じ日に買い増しを行ったことが書いてあった。
自分の判断に間違いはなかった、天使の笑顔をもつ男は安堵した。

親子ほど年の離れた2人だが、男はストレートに助言をしてくれる。
相場の世界で自分は1人じゃない、それはよかったと思っている。
だが男の助言に従っているだけでは、男に認めてもらうことはできないと思った。
どうすれば、男に認めてもらえるか、天使の笑顔をもつ男が考える日が続いた。

あの定食屋に行けば、男に会えるかもしれない。
会って話せば、認めてもらえるためのヒントが見つかるかもしれない。
そう思った天使の笑顔をもつ男は、夕方になると自宅を出て、定食屋へ向かった。
電車を乗り継ぎ、定食屋の最寄り駅で下車、定食屋へ向かって歩き始めた。

すれ違う女性たちは一様に、天使の笑顔をもつ男に目を引かれた。
やがて、のれんの下がった定食屋についた。
引き戸を開けて中に入ると、店内は半分ほど席が埋まっていた。
「いらっしゃいませ」、調理中なのか奥から女性店主の声がした。

店内をざっと見回したが、男の姿はなかった。
手近のテーブルのイスに座り、店内にあるテレビのニュースを観ていた。
ほどなく、女性店主が近くのテーブルの客に料理を運んだ。
運んだ後、水の入ったグラスを持って、注文を取りにやってきた。

「すいません、遅くなって、あら」、女性店主は天使の笑顔をもつ男に気づいた。
「ひさしぶりね、1人で来てくれたの」と女性店主がたずねる。
「たまたま近くを通りかかったもので、今日はあの男の人はいないんですね」
天使の笑顔をもつ男は女性店主に聞いてみた。

「一緒に来てくれた日から来ていないわ、あの人の連絡先知っているから呼んであげようか」
「いえ、そこまでしていただかなくても結構です、それよりオススメの料理を頂けますか」
「ウチの料理は全てオススメよ、じゃあ、お任せでいいかしら」
「はい、お任せでお願いします」、天使の笑顔をもつ男は笑顔で答えた。

厨房へ向かう女性店主を見送りながら、天使の笑顔をもつ男は思った。
あの人か、男と女性店主はどういう関係なんだろう。
それにしても、女性店主は笑顔の素敵な人だ。
あの笑顔で話しかけられると、自分まで自然と笑顔になってしまう。

2016年3月5日土曜日

賢く貯めて、賢く増やす

自身は2005年から貯蓄と株式投資に取り組んだ。
恥ずかしながら、当時の自身には住宅ローンがあり、貯蓄はほぼゼロだった。
株式投資の資金は、当時、所有していた車の売却と学資保険の解約で捻出した。
現在、住宅ローンは一括完済し、数万株を保有、少しばかりだが貯蓄もあるw

貯蓄するに当たって、休日の過ごし方を見直した。
それまでは、どこかへ連れて行けといわれては、近くの大型スーパーへ出かけていた。
家族連れが多くいる場所へ出かけることで、人並みの生活だと思っていたのである。
本当に出かけなければいけないのか考えるようになってから、外出の回数はめっきり減ったw

貯蓄できるようになってから、増やすための株式投資に取り組んだ。
当時、すでに預貯金の金利は1%程度だった。
自身が子どもの頃、1億円あれば利息だけで食べていけるといわれていた。
だが当時、仮に1億円預けたとしても、100万円しか利息がつかなかったのであるw

住宅ローンに子どもの学費のことを考えると、自身は資産を増やさなくてはならなかった。
とてもじゃないが、投資信託などで人に預けて運用してもらおうなどとは思いもしなかった。
なぜなら、減らされたら、たまったものではないからである。
以降、一定額が貯まる度に、取引口座へ入金、国内株を買い続けたのであるw

現在、当時より金利は低下している。
仮に1億円預けたとしても、利息は1万円である。
モーニングスターのファンドリターンランキングを見る度に思う。
自身が資産を増やす方法として、投資信託ではなく、株式投資を選択して正解だったとw

セレブの街のフードコートの話

先日、仕事でセレブの多く住む街へ出かけた。
昼になったので、何か食べようと思い、ショッピングセンターに入った。
店舗よりはフードコートの方が安いだろうと思い、フードコートへ向かった。
フードコートで驚いたのが、値段の高さであるw

平日のランチタイムにも関わらず、多くが1,000円越えである。
仕事で外出した際は、ファーストフードや立ち食いを利用する自身には衝撃的だった。
時間がなかったので、単品のラーメンを食べることにした。
某有名ラーメン店の出先店で、値段はナント810円、もちろん単品の値段であるw

ねぎが入っているのは、まだガマンできるが、とても810円のラーメンには見えない。
どうでもいい情報だが、自身はあまりねぎが好きではない。
ねぎ農家の方には申し訳ないが、何故、ラーメンにねぎが必要なのかがわからない。
好きでない程度は、今度、生まれ変わったらねぎのない国に生まれたいほどであるw

食してみたが、まずくはないが、とりたてて美味いというほどのものでもない。
自身にとって、観光地や遊園地で食べるラーメンと変わらない味だった。
しかもフードコートなので、セルフサービスである。
もう一度いう、これでお値段810円であるw

平日にも関わらず、店内は高齢者や子供連れの主婦でそこそこ混雑していた。
食べ終わり、食器を返却口へ返し、フードコートを後にした。
今後、セレブの住む街のフードコートに、二度と足を踏み入れることはないだろう。
庶民である自身の味覚は、セレブの味覚とは違うのかもしれないw

2016年3月4日金曜日

下落相場の考察と初級者への助言

昨年夏から始まった下落相場の考察と初級者への助言を書いてみる。
2015年9月、10月を、下落相場の前期。
2015年11月、12月を、下落相場の中期。
2016年1月、2月を、下落相場の後期としてみるw

2015年9月、10月の下落相場の前期。
個人投資家の多くは、一時的な下げだと思い、買い増しする者が多かった。
自身もこの時点では、下落相場の前期だとは思わなかった。
事実、下落相場の前期だと気づいていれば、子どもファンドの買いは入れなかったw

2015年11月、12月の下落相場の中期。
この時点でも、買い向かう個人投資家は多かった。
だが自身は年末に向けて上昇しない相場に、年明けから下落するのではと思った。
年明けから下落する相場に向けて、新規取引口座を開設し株を新規購入すると決めたw

2016年1月、2月の下落相場の後期。
買い向かう個人投資家はいなくなり、長期保有の投資家も薄利で株を手放すようになった。
自身は狙っていた株が買値を下回ったため、新規取引口座での取引は見送った。
保有株の買い増しに方針を変更、セリングクライマックス後に買い増しを行ったのであるw

高値で買い増しし、含み損を抱えている君へ。
投資した企業が倒産せず、君が株を売らない限り、損失は確定しない。
今の君に必要なのは、どうすれば保有株の平均取得額を下げられるか考えることである。
平均取得額を下げれば下げるだけ、君の含み損は早期に含み益へと転じるのであるw

2016年3月3日木曜日

1日の含み益100万円超えに思う

会社の昼休みに株価をみると、保有する全銘柄の株価が騰がっていた。
自身は保有期間が長いため、昼の上昇率をみると取引終値がいくらになるか想像がつく。
ひょっとすると、久々に1日で増える含み益が100万円を超えるかもしれないと思った。
帰宅して確認すると、今日1日で含み益が100万円以上、増えていたw

もちろん利益確定していないので、1日で100万円の収入を得た訳ではない。
だが自身が嬉しいのは、先日の買い増しが成功だということがわかったからである。
先日、買い増ししていなければ、1日で含み益が100万円以上、増えることはなかった。
先日、保有株を買い増ししたので、1日で含み益が100万円以上、増えたのであるw

1日の含み益の増加が、給与をはるかに上回る株を保有している。
もちろん減るときも、給与以上に減るw
だが含み益の増減を楽しみながら、保有している自身がいる。
なぜなら、利益確定しない限り、どこまでも含み益が増える可能性があるからであるw

2016年3月2日水曜日

銘柄を明かさない理由R45 美しき残酷な世界(後編)

第45話 美しき残酷な世界(後編)

「本校ではアンケートをとっていますが、いじめの事実はありません」、教頭がいう。
「いじめの事実がないだと、そのような対応をしていると大変なことが起きるぞ」
男と教頭とのやり取りを聞いていた校長がいった。
「落ち着いてください、それ以上になると、本校も然るべき対応をとらせていただきます」

同時刻、教職員たちが一時限目の授業の準備をしているなか、1本の電話が鳴った。
女性教員が電話をとると、いきなり相手はまくしたてた。
「昨日、息子が持って帰ってきた文書を見たわよ。
深刻な女子生徒へのいじめがあり、調査中ってどういうことよ、どんないじめがあったのよ」

「本校ではいじめはなく、そのような文書も配布していません」、女性教員はいった。
「何をいっているのよ、学校からの文書だって、息子がいってたわよ」
女性教員はいった、「それは本校が配布した文書ではなく、いじめもありません」
電話の相手がいった、「うちの息子に聞いたら、うちの息子もいじめられているのよ」

同時刻、女の子は教室でイスに座っていた。
女の子は男の言葉を思い出していた、
「いきなりイスを投げてやれ、ただし人には当てるな、そして無言で教室を出て行ってやれ」
今日は男と約束した日だ、女の子は静かに立ち上がると、座っていたイスに手をかけた。

応接室に男性教員が駆け込んできていった、「ほ、保護者からの電話が殺到しています」
教室の方向からは、何かと何かがぶつかる音が聞こえてきた。
「い、一体、な、何をしたんだ」、校長が震える声で男にたずねた。
「真実を伝えたまでだ」、男はソファから立ち上がると、応接室から出て行った。

女の子は土手に座って川面を見ていた、キラキラと光る川面はとても美しかった。
「よく立ち向かったな」、コートの男が女の子の横に座った。
「行きたくなければ、無理して学校にいく必要はない」、男はいった。
「ありがとうおじさん、でも大丈夫、いじめられたらイスを投げてやるから」

去っていく女の子の姿が見えなくなると、1人の男が現れた。
「ありがとうございました」、現れた男は深々と巨躯の男に頭を下げた。
現れた男は、破綻した大手証券会社の元エリート社員で、女の子の父親だった。
「ウチの会社を証券会社にしてくれた男の頼みなら、聞かない訳にはいかないだろう」

数日前、娘の様子がおかしいと思った男は、今の勤務先の社長に相談した。
翌日、社長は娘から学校でいじめを受けていることを聞き出し、娘に指示を与えた。
次の日、留守番以外の全ての社員を動員し、下校中の生徒たちへ封筒を配らせた。
「さあ帰って、本業だ」、巨躯の社長がいった、時代は21世紀を迎えようとしていた。

2016年3月1日火曜日

銘柄を明かさない理由R44 美しき残酷な世界(中編)

第44話 美しき残酷な世界(中編)

男子、女子問わず、陰湿ないじめが続いた。
女の子はいじめを受けていることを、母にも先生にも相談できなかった。
皆から羨ましがられるようなことをしてきた自分が悪いんだ。
学校帰りに川の土手に座り、陽が落ちるまで川面を見つめて過ごす日が続いた。

また、今日もいる、数日前、その女の子に気づいた男は思った。
学校で何かあったのか、男は心配になった。
翌日、土手に座る女の子に1人の男が声をかけた。
「なぜ、毎日、こんなところにいる、聞いてやるから理由をいえ」

女の子が振り向くと、コートを着た大きな男が立っていた。
男は女の子の横に座って、話し出すのを待った。
誰でもいい、話を聞いて欲しい、女の子は男に話し始めた。
話し終えた女の子に、男はいった。

「お前は何も悪くない、悪いのはいじめる奴らと、それに気づかない学校だ。
なぜ、悪いことをしていない者が、残酷な仕打ちを受けるのか。
学校は俺に任せろ、お前はいじめた奴らに立ち向かえ」
「そんなことしたら、ますますいじめられる」、女の子は首を横にふった。

「では、この先もいじめられるままでいいのか」、男は優しい口調でたずねた。
「イヤだ、絶対にイヤだ、でも、どうすればいいのかわからない」、女の子が答える。
男は、いじめた奴らに立ち向かう方法を話し出した。
最後に男はいった、「決行は2日後だ」

翌日、下校する生徒たちは、帰り道で男たちから封筒を渡された。
ある生徒は商店街の中で、ある生徒は駅前で。
男たちは「学校から保護者への連絡を渡すの忘れていた」といい、封筒を渡した。
こんな男の人、学校にいたっけ、不思議に思いながらも、生徒たちは封筒を持ち帰った。

翌朝、女の子が通う学校に1人の大柄な男がやってきた。
「校長に至急、お伝えしたいことがある」と男はいった。
校門の警備員が身分提示を求めると、男は名刺を渡した。
「証券会社の社長様でいらっしゃいますか」、初老の警備員は校長へ来客だと伝えた。

応接室に通された男の前に、校長と教頭らしき男が現れた。
名刺交換を終えると、男はいった、「この学校のいじめを無くしていただきたい」
教頭がいう、「ご子息が本校にいらっしゃるのでしょうか」
「いない、だが、いじめがあると聞いた以上、放ってはおけないだろう」