2020年11月5日木曜日

【エッセイ】株式投資視点で見た大家業の利回りが低すぎた話

自身は所有する区分マンションを人に貸している。
住宅ローンは完済しているので、毎月、いくらかの所得を得ることができている。
不動産を人に貸したのは初めてだが、いろいろ学んだことがある。
学んだのは、大家業にも株式投資視点が必要ということであるw

例えば、自身が貸している物件は借り入れがないため、家賃イコール収入である。
不動産会社の表面利回りでいうと、利回り100%ということになる。
だが、管理費や固定資産税などの税金を考慮すると、利回りは50%ほどになる。
さらに経年劣化に伴う減価償却費を考慮すると、利回りは25%ほどであるw

自身は最初の頃は、利回り25%なら十分だと思っていた。
ところが、いつも何かが欠けている気がしていた。
しばらくして、自身は欠けているものが何なのか、気づくことができた。
株式投資でいうところの配当(インカムゲイン)の考えが欠けていたのであるw

株式投資には配当と譲渡益という2つの利益があり、家賃所得は配当みたいなものである。
株式投資の配当で、利回りを計算する場合、ベースは取得価格になる。
すなわち家賃から必要経費を除いた所得を、売れる価格で割ったものが真の利回りである。
株式投資視点で見た場合、真の利回りは3%ほどにしかならないことがわかったのであるw

参考(年間家賃収入が120万円の場合)
・家賃収入120万円-管理費・固定資産税等60万円=60万円(利回り50%)
・家賃収入120万円-管理費・固定資産税・減価償却費等90万円=30万円(利回り25%)
・家賃から必要経費を除いた所得30万円÷売れる価格1000万円=3%w

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