2023年4月20日木曜日

【小説】暴走している株ブログに思うこと~vol.101~

ある日の深夜、あるチャットスペースで会話が始まった。

X:お疲れ
Z:お疲れ
X:Yはきてないのか
Z:さっきまでいたわよ
X:あのバカ、俺から逃げたな
Z:wwwwwwwwww
X:Yの次の相手はどうなってんだ
Z:さっきもその話してたの
X:あのバカ、なんていってた
Z:整いましたってw
X:お笑い芸人かよ
Z:wwwwwwwwww
X:Bは何か聞いているか
X:いないのか
B:お疲れ、次の相手はでかいらしいよw
Z:wwwwwwwwww
X:どれくらい、でかいんだ
B:詳しくは聞いてないけど、過去最高のでかさかもってw
X:Zの相手よりもでかいのか
Z:そうみたいwwwwwwwwww
X:どうやって見つけたんだ、あのバカ
Z:wwwwwwwwww
X:さてとそろそろ寝るわ、おやすみ
Z:私も寝るわ、おやすみ
B:おやすみ

彼らのネット歴は長く、法に抵触しない範囲で遊んでいた。
彼らは遊んでいたが、その遊びはいつも誰かのためだった。
そんな彼らが愛読しているのは「予告犯」というタイトルのマンガだった。
チャット画面を閉じた彼らは、ネタ探しのため、ネットサーフィンを始めた。
「予告犯」筒井哲也氏

彼らのネット歴は長かったが、そんな彼らにも知らないことがあった。
彼らは、関わった一部の人から、「まとめ屋」と呼ばれていた。

同時刻、警視庁サイバー犯罪対策課
「交替の時間ですよ」、1人の男がPCを観ている男の背後から声をかけた。
「もう、そんな時間か」、声をかけられた男が振り返っていう。
「まとめ屋のサイト観てたんですか、新しいネタありました?」、声をかけた男が聞く。
「次の相手はでかいらしい」、声をかけられた男がいう。
「そりゃあ楽しみだ」、声をかけた男が笑いながらいう。
「俺以外は落ちたとこだが、引き続き監視よろしく」、声をかけられた男がいう。
「了解」、声をかけた男はいうと、席を立った男と入れ替わりに席に座った。
「予告犯」筒井哲也氏

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ここまで、お読みいただき、ありがとうございました。
「ネットの誹謗中傷をどうすればなくせるか」をテーマに書いています。
テーマがシリアスなので、読んでいただけるよう、挿絵も含め、伏線を仕掛けました。
ここまで参考にさせていただいたサイトを、感謝とともにご紹介しますw

・「ネットのひぼう中傷なくすために~女子プロレスラーの死~」NHKクローズアップ現代
・「〇〇日記」K氏
・読ませていただいている多くのブログw

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