2023年4月12日水曜日

【小説】暴走している株ブログに思うこと~vol.88~

ある日の深夜、あるチャットスペースで会話が始まった。

X:お疲れ
Z:お疲れ
B:お疲れ
X:Yはきてないのか
Z:来ていないわ
B:例の相手で忙しいみたい
X:あのバカ、まだやってんのか
Z:情報提供してるとこ多いんでしょ
B:多いよ、前の勤め先、よくいく店とか、関係先が多かったからね
X:相手も多くの人に見られてることに気づかねえのかな
Z:相手に例の件は伝えてるの
B:ボールは投げたっていってた
X:相手からのボール待ちか
B:Yは事件になるかもっていってた
Z:ほんとに?
X:あのバカ、得意分野に持っていこうとしてるんじゃねえだろな
Z:wwwwwwwwww
B:それはないと思うw
X:そんでもって自分の手柄にするんじゃねえだろな
Z:wwwwwwwwww
B:それもないと思うw
X:しかしYの家族は大変だろうな
Z:?
X:何かするたびに何とか違反とかいわれてんだろ
Z:wwwwwwwwww
B:家ではルーズらしいよw
Z:wwwwwwwwww
X:さてとそろそろ寝るわ、おやすみ
Z:私も寝るわ、おやすみ
B:おやすみ

彼らのネット歴は長く、法に抵触しない範囲で遊んでいた。
彼らは遊んでいたが、その遊びはいつも誰かのためだった。
そんな彼らが愛読しているのは「予告犯」というタイトルのマンガだった。
チャット画面を閉じた彼らは、ネタ探しのため、ネットサーフィンを始めた。

彼らのネット歴は長かったが、そんな彼らにも知らないことがあった。
彼らは、関わった一部の人から、「まとめ屋」と呼ばれていた。
「予告犯」筒井哲也氏

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