2023年4月4日火曜日

【小説】暴走している株ブログに思うこと~vol.77~

ある日の深夜、あるチャットスペースで会話が始まった。

Y:お疲れ・・・って、誰もいない
Y:寝るか・・・
B:お疲れ、さっきまでみんないたよ
Y:遅かったかw
B:例の件
Y:?
B:相手のブログが非表示になっていたよ
B:ツイッターとかは生きてるから、運営会社が非表示にしたみたい
B:誰かが非表示の要請したんじゃないかな、Yとか
Y:するわけないだろw
B:しそうな人多いからね、Yとか、Yとか、Yとか
Y:だから、するわけないっていってるだろw
B:Yがしないっていうのはわかってるよw
Y:なら、疑うなよw
B:今回、見てて思ったことがある
Y:?
B:昔あった伝説のチャットルームでもめ事をまとめていたのは、Yでしょ
Y:まとめ屋か、懐かしいな・・・って、わけないだろw
B:Zも、Yがまとめ屋じゃないかっていってたよ
Y:あの頃はまとめ屋するほどヒマじゃなかったw
B:Xは、Yはバカだから違うだろっていってた
Y:日本一頭の回転が遅いくせに何いってんだw
B:w
Y:でわ、そろそろ寝ます、おやすみw
B:おやすみ

彼らのネット歴は長く、法に抵触しない範囲で遊んでいた。
彼らは遊んでいたが、その遊びはいつも誰かのためだった。
そんな彼らが愛読しているのは「予告犯」というタイトルのマンガだった。
チャット画面を閉じた彼らは、ネタ探しのため、ネットサーフィンを始めた。

彼らのネット歴は長かったが、そんな彼らにも知らないことがあった。
彼らは、関わった一部の人から、「まとめ屋」と呼ばれていた。
「予告犯」筒井哲也氏

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