2023年5月14日日曜日

【これから株を始める君へ】行き過ぎもまた相場での行動

物事には、動があればその反動がある。株式相場でも、人気が過熱気味で上に行き過ぎたときには、その後の下げもきつい。いわば、妥当と見られた水準を上向った分だけ、下げのときも予想をさらに下回ることになる。いってみれば"相場の勢い"である。
したがって、どの指標を見ても、どう試算しても、これ以上株価が高くなるはずはないといってみたところで、現実に株価はこの予想を上回ってしまう。ちょうど、スピードを出して走ってきた自動車が、急ブレーキをかけてもすぐには止まれないようなものである。勢いがついているものは、結局、行きつくところまで行かなければおさまりがつかない。それも相場のうちであることと知っておくべきだというのが、この「行き過ぎもまた相場」という言葉である。同時に、行き過ぎがあれば、その分は反動を覚悟しなければならないことも教えている。
(中略)その反対に、ある高値から反落した株価が、いつかまたその水準に戻ってくる意味も併せ持っている。長期投資に徹すれば、株式投資は損をしないという論拠が、ここにあるわけだ。
(日本証券業協会 相場格言集「行き過ぎもまた相場」より)

下図の上は、日経平均先物の1年チャートに長期と中期のトレンドを追記した図。
下は、日経平均先物の3年チャートだが、相場に勢いがあることがわかる。
根拠はないが、今月中は上昇トレンドが続くのではないかと見ている。
個人的には、日経平均株価が3万円を超える前の雰囲気に似ていると思っているw

今の相場の勢いについて、様々な理由がいわれている。
・著名投資家と同じ銘柄を買う提灯(ちょうちん)買い。
・上昇に乗り遅れ、儲け損なうことへの恐れ(Fear Of Missing Out)からの買い。
・含み損に耐え切れなくなった売りポジションの買い戻し(Short Cover)w

では、どのような行動をとればよいか。
格言にもあるように、長期投資に徹するのであれば、損はしない。
長期投資に徹しないのであれば、大多数と同じ行動をしないこと。
つまり、「人の行く裏に道あり花の山」をすればよいw

具体的には以下になる。
・著名投資家と同じ銘柄を買う提灯買いをしない。
・上昇に乗り遅れ、儲け損なうことへの恐れからの買いをしない。
・含み損に耐え切れないからといって、売りポジションの買い戻しをしないw

0 件のコメント:

コメントを投稿