2022年2月6日日曜日

【エッセイ】地政学的リスクについて考える

「地政学的リスク」は、地理学と政治学を合成した地政学のリスク要因のこと。
政治的や軍事的、社会的な緊張の高まりが、その地域や世界経済に与える悪影響。
原油価格など商品市況の高騰、為替通貨の乱高下を招くことになる。
企業の投資活動や個人の消費者心理に悪影響を与える可能性があるとされているw

株式評論家たちの今後の相場の見通しをいくつか読んだ。
米国の金融緩和施策終了の影響について書かれた見通しが多かった。
自身が知る限り、ロシアによるウクライナ侵攻について書かれた見通しは少なかった。
原油価格が高騰しているにも関わらず、なぜ、上記のリスクについて書かないのかw

原油価格が高騰すれば、原材料価格が上昇、商品価格が値上げされる。
商品価格が値上げされれば、消費者は生活レベルを下げなくてはならない。
各企業は原材料価格の上昇に対応するため、人件費の見直しなどを行うだろう。
人件費の見直しにより企業業績は向上するが、従業員の賃金は上昇しないことになるw

株式市場は、金融緩和施策終了リスクに、地政学的リスクが加わることになる。
もし、ロシアがウクライナに侵攻すれば、市場は大きく下落するかもしれない。
自身は大家業をしているが、家賃相場も含めた不動産価格も上昇している。
個人的には、かっての日本バブル崩壊前の雰囲気に似ていると思っているw

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