2022年5月7日土曜日

【コラム】消費者物価指数の上昇に思うこと

東京都区部の4月の消費者物価指数が、前年同月比1.9%上昇したらしい。
上げ幅は2015年3月以来、約7年ぶりの大きさらしい。
原因としては、ロシアのウクライナ侵攻などに伴う原油や原材料の価格上昇など。
自身は経済には詳しくないが、思うところがあるので書いてみるw

日銀金融政策理念は「物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資すること」
物価が大きく変動すると、個人や企業が効率的な資源配分が行えなくなる。
また、物価の変動は所得配分にゆがみをもたらすことが理由らしい。
2013年1月に「物価安定の目標」を、消費者物価の前年比上昇率2%と定めているw

2016年9月、日銀は「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を導入した。
「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」の政策枠組みは、2つの要素から成り立っている。
1つは、金融市場調節によって長短金利の操作を行う「イールドカーブ・コントロール」
1つは、マネタリーベースの拡大方針を継続する「オーバーシュート型コミットメント」w

東京都区部の4月の消費者物価指数が、日銀が目標として掲げる2%に近づいた。
もし、2%を超えた場合、日銀の金融政策が見直される可能性がある。
金融政策が見直された場合、物価は上昇する可能性が高い。
欧米のように急速ではないだろうが、消費生活へ与える影響は大きいw

先日、首相が英国で「投資による資産所得倍増を実現する」と講演した。
少額投資非課税制度(NISA)の拡充や、預貯金を資産運用に誘導する仕組みの創設など。
日本の個人金融資産の半分以上が、現預金で保有されていることが理由らしい。
個人的には、金融資産を現預金で保有している人への注意喚起だと考えているw

0 件のコメント:

コメントを投稿