2022年5月19日木曜日

【これから株を始める君へ】掴むナイフと拾わないナイフ

株式投資は本来、客観的な情報に裏付けされた合理的な行為でなければなりません。にもかかわらず多数の投資家が古い格言を口にするのは、投資行為に占める心理的要素が大きいためです。最終の決断に際して、何かに拠りどころを求める、その役目を格言が果たしているといえそうです。ですから、あくまで客観的な情報分析をベースとして、投資判断の参考として、これらの格言を活用することが望ましいといえます。
心理のヒダは複雑で、感情には常にウラがあるといわれます。格言のなかに正反対の表現が出てくるのは、いわばその投影といえます。逆もまた真なりで、どちらが正しく、どちらが誤りであると速断できないことは、投資の実践のなかで実感できます。ケース・バイ・ケースの使い分けは皆さん自身の判断でお願いします。
(日本証券業協会「相場格言集」より)

上記にあるように、相場格言はケース・バイ・ケースで使い分けなくてはならない。
例えば、"落ちるナイフを掴むな(Don’t catch a falling knife)"がある。
急落時の投資は、落ちてくるナイフを掴むようなもの。
ナイフが床に落ちてから、つまり底を打ったのを確認してから、投資すべきという意味w

高値掴みをした場合、ナンピン(買い増し)が有効とされている。
ナンピンは、当初の価格より低い価格で買い増すことで、平均取得単価を下げること。
つまり、ナンピンとは、落ちるナイフを掴むことになる。
自身は初心者の頃、どちらが正解なのか、考えたことがあるw

考えた結果が、ナンピンのためには、落ちるナイフを掴む。
だが、一時的に反発した落ちるナイフを、底打ちと判断して拾わない、だった。
本ブログのカテゴリに【落ちるナイフを拾った君へ】がある。
掴んだではなく、拾ったにしているのは、上記の理由からであるw

0 件のコメント:

コメントを投稿