2022年5月3日火曜日

【エッセイ】世界的な下落トレンドに思うこと

連休になると、都内の人は少なくなる。
以前の自身もそうだったが、帰省や旅行に出かける人が多いのだろう。
子育てが終わると、連休に帰省や旅行に出かけることがなくなった。
個人的には、人の少ない都内で過ごしている方が休んでいる気がするw

ヒマなので、株式評論家や証券アナリストの記事を読んだりしていた。
仕事なので仕方ないが、強気な意見も少なからずあった。
中には、オススメ銘柄を書いている人もいた。
各国のチャートを確認し、あらためて思ったことがあるので、書いてみるw

各国は新型ウイルスによる市場の暴落を回避すべく、前例のない大規模金融緩和を行った。
各国市場は上昇、暴落を回避できたが、大規模金融緩和の副作用が生じ始めた。
中国では、大手不動産会社がデフォルト(債務不履行)したため、金融引き締めを始めた。
下図は、上海総合指数の5年チャートだが、新型ウイルス発生前の水準まで下落しているw

欧州や米国では、物価が高騰、歴史的水準のインフレとなった。
インフレ対策として、利上げや金融引き締めを行おうとしている。
下図は、上から独DAX指数、NYダウの5年チャートだが、今年になってから下落している。
ちなみに、独DAX指数TOPIX(東証株価指数)のチャートはよく似ているw

日本でも、日銀のETF買いなどが実施されたが、昨年から買い入れ基準が見直されている。
利上げや金融引き締めは行わず、以前よりのゼロ金利政策を続ける方向でいる。
賃金が増えない中、利上げや金融引き締めすると、景気低迷する可能性が高いからだろう。
下図は、TOPIXの5年チャートだが、今年になってから下落している

これらのチャートから、世界的に下落トレンドであることがわかる。
下落トレンドであるにも関わらず、強気な株式評論家や証券アナリストが少なからずいる。
また、何の根拠もないのに、買い向かう投資家が後を絶たない。
強気な人や、買い向かう投資家がいなくなるまで、下落トレンドは続くんだろうなと思うw

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