2024年3月31日日曜日

【エッセイ】年代別の大卒割合に思うこと

平成22年の国勢調査によると、大卒(大学院、短大・高専含む)の割合は以下になる。
20代:52.4%、30代:53.9%、40代:46.5%、50代:37.3%、60代:21.0%。
若くなるにつれ、大卒の割合が高くなっていることがわかる。
この結果について、思うことがあるので書いてみるw

大学を卒業してから働き始めたが、とんでもない職場だったと思う。
研修後の配属先では、ハラスメントが横行していた。
若い社員を育てようという人はおらず、雑用をさせられることが多かった。
後日、知ったが、当時はどこの職場でも、同じような感じだったらしいw

その後、世代交代が進み、自身より若い世代が増えていった。
世の中の風潮もあり、時が経つにつれ、職場環境がよくなっていった。
以前、講師として、幅広い世代の人に仕事を教えたことがある。
若い世代の方が覚えも早く、感心したことを覚えているw

自身より上の世代は、自身たちの世代より、大卒の割合が少ない。
つまり、大学での教育を受けている人が少ないことになる。
大学での教育は、基本、高校卒業後の4年間で行われることが多い。
多感な時期に4年間の教育を受けることで、勉強以外にも得るものは多いと思うw

大学では、全国各地の人と一緒に学ぶことが多い。
それまでの限定された世界から、一気に世界が広がることになる。
言い換えれば、大卒でなければ、限定された世界しか知らないことになる。
仕事は別にして、人間的にはスケールの小さな人ということになるw

内閣府の平成23年度「親と子の生活意識に関する調査」に学歴と貧困率のデータがある。
貧困率は、所得が「国民全体における平均値の半分」に満たない人の割合。
父親が中卒の場合、貧困率は約38%、高卒で約20%、専門学校・高専・短大卒で約10%。
大学・大学院卒では5%以下となっているw

母親が中卒の場合、貧困率は約54%、高卒、専門学校・高専・短大卒で約20%。
大学・大学院卒では5%以下で、親の学歴が低いほど、貧困率が高くなることがわかる。
ちなみに、自身の両親はどちらも中卒なので、貧困になる可能性が高かったことになる。
もし、大学に進学していなければ、貧困になっていたかもしれないw

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