2024年3月12日火曜日

【エッセイ】老いては子に従えと思ったこと

数年前に父親が亡くなった。
晩年は母親が自宅で身の回りの世話をし、時々、デイサービスを利用していた。
父親が亡くなってから、母親に施設に入所してはどうかと提案したことがある。
すると、近所に友人がいるし、まだ10年は大丈夫といわれた。

翌年に会ったとき、母親の言動がおかしかった。
同じことを繰り返したり、昨日のことを覚えていなかったりした。
近所に住んでいる弟から、元気がないというのは聞いていた。
自身はたまにしか会わないので、おかしいことに気づけたのかもしれない。

帰宅してから、総合病院を受診するように伝えた。
てっきり受診しているものだと思っていたが、受診していなかったらしい。
昨年、ある病気が見つかり入院、退院後に別の病気が見つかり通院している。
自宅が郊外にあるため、弟夫婦が病院まで送り迎えしている。

元気なうちに入所していれば、楽しく過ごせたかもしれない。
病気も早期発見でき、弟夫婦に送迎させることもなかったかもしれない。
母親は「老いては子に従え」をしなかった。
もし、同じようなことがあれば、「老いては子に従え」をさせることをオススメする。

母親は70代で、数年前まで大病を患ったことはなかった。
ある病気は完治できない病気らしい。
ネットで原因を調べたが、原因についても、よくわかっていないらしい。
ただ、新型ウイルスのワクチン接種後に見つかったので、もしかしたらとは思っている。

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