2024年3月31日日曜日

【コラム】都心回帰と学歴の高さ

自身が都内に住んでいる理由に、生活の利便性がよいことがある。
よくいわれることだが、基本、車がなくても生活できる。
徒歩圏内に生活に必要な施設(商業施設、総合病院など)が揃っている。
遠出する際も、公共交通網が整備されているので、移動手段には困らないw

あと、公共サービスが手厚いことも理由にある。
例えば、国保健康診断のオプションとして、各種のがん検診がある。
国保健康診断は無料でも、がん検診はいくらかの自己負担を求める自治体が多い。
ところが、都内ではがん検診も無料となっているw

生活の利便性が高い理由としては、高齢化率が低いことが考えられる。
令和3年の全国高齢化率(総人口に占める65歳以上人口の割合)は28.9%。
東京都は、都道府県別で最も低い22.9%となっている。
高齢化率が低いため、税収などの収入が多く、支出が少なくなっていると考えられるw

高齢化率が低い理由は、都心回帰だといわれている。
バブル期に都心の地価が高騰、持家を求める人が郊外へ転出した。
バブル崩壊で地価が下がり、子の世代が共働きや子育てに便利な都心に戻ってきた。
将来、郊外へ転出するかもしれないが、可能性は低いのではと思うw

可能性が低いと思うのは、彼らの学歴の高さにある。
日本学生支援機構の「令和2年度 学生生活調査結果」がある。
同調査結果によると、大学(昼間部)の奨学金貸与者の割合は49.6%。
奨学金を貸与されている学生は、バブル期と比べると多いw

文部科学省によると、2023年度の大学(学部)進学率は57.5%と過去最高だったらしい。
大学進学率についても、バブル期と比べると多い。
つまり、奨学金を利用して、大学進学する人が増えたことになる。
学歴が全てとはいわないが、彼らなら将来を考えた人生設計をするだろうなと思うw

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