2024年3月20日水曜日

【エッセイ】経済コラムニストの遺稿に思うこと

先日、投資関連の記事を検索していたら、自身の考えに近い記事があった。
執筆者は、経済コラムニストの大江英樹氏。
野村證券に入社、個人の資産運用や確定拠出年金加入者40万人以上の投資教育に携わった。 
定年退職後の2012年にオフィス・リベルタスを設立された。

自身の考えに近い記事は「自分だけは損したくない人の投資心理学」
「株式投資は『安くなったら買う』のではなく、『割安になったら買う』のが原則」
「長期投資で一番大事なのは”待つこと”」など、わかりやすく解説されている。
タイトルで検索すれば、ヒットするので、興味のある方はお読みいただきたい。

今年、大江氏は病気のため、71歳でお亡くなりになった。
大江氏には遺稿があり、思うところがあるので書いてみる。
遺稿のタイトルは「シニアビジネスマンが突然病に倒れたら」。
自身が思うところがあったのは以下になる。

元来、私は健康に人一倍気をつけるほうで、人間ドックは半年に1回。そのほかにも気になるところは行きつけの大学病院で3カ月ごとに検査をしてもらっていた。
実際、私が倒れる3カ月前のドックでもどこも悪いところはなかった。ところが、急性白血病という病気は突然やってきて、あっという間に悪化するからやっかいだ。8月初めから体調は良くなかったのだが、近所の医者を何軒か訪ねても返ってくる答えは「夏バテでしょう」とか「疲れがたまっているのだと思います」みたいなものばっかりで、さっぱり要領を得ない。そんななか、体調はどんどん悪化する一方だ。そこで家からもっとも近い総合病院で検査したところ、どうやら白血病ではないかということで、その治療ができるもっと大きな大学病院への紹介状をもらった。
(「マネーのまなびの水先案内人 追悼・大江英樹氏の遺稿」日本経済新聞2024年1月19日)

大江氏は体調不良になり、近所の医者を訪ねたが、なかなか原因がわからなかった。
総合病院で検査したところ、ようやく原因が判明、治療することになった。
だが、大江氏は近所の医者のことを責めたりしていない。
つまり、健康への投資においても、自己責任という考えだったのだろうなと思う。

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