2024年3月2日土曜日

【エッセイ】株式の上昇は35年前後で起きている

下図は、TOPIX(東証株価指数)の長期チャートになる。
TOPIXは、東京証券取引所プライム市場上場株式銘柄などの時価総額になる。
他国の市場と比較して、日本市場の上昇は低いという人がいる。
だが市場の時価総額なので、人口などが異なる国と比較しても、意味がないことになるw

追記した赤線は、TOPIXの定価である純資産額になる。
つまり、赤線より上なら定価より高く、下なら定価より安いということになる。
上図からもわかるように、TOPIXは1989年以来の割高状態になっている。
おそらくだが、現在の時価総額は定価の1.5倍ほどになっているだろうw

現在の高値圏は、1989年以来となる34年ぶりの高値圏になる。
だが、いつかは定価に近づく(戻る)ために下がることになるだろう。
では、次に株式が上昇する時期はいつか。
下記は、今までの株式の上昇が起こった期間になるw

・1915~1920年(大正4~9年):株式・土地・商品(綿糸・生糸・米等)の上昇。
・1950~1953年(昭和25~29年):朝鮮特需による株式の上昇。
・1986~1991年(昭和61~平成3年):バブル景気による株式・土地の上昇。
・2020~現在(令和2~現在):金融緩和による株式の上昇w

始まった年を確認するとわかるが、いずれも35年前後の間隔で起こっている。
このことから、次に株式が上昇するのは、2055年前後となる可能性が高い。
人生における投資年数が70年とすれば、株式の上昇は2~3回しかないことになる。
言い換えると、高値圏で買えば、元に戻るのに最長で35年ほどかかる可能性があるw

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