2021年11月13日土曜日

【コラム】上方修正や増配実施の企業に思うこと

先日から、企業の決算発表が続いている。
業績の上方修正や配当金の増額である増配を実施する企業も多い。
上方修正や増配実施すれば、株価が騰がるので、株主にはメリットがある。
だが、見方を変えると、素直に喜べないこともあるw

新型ウイルスにより経営状況が悪化する中、各企業は収益の改善に努めた。
採算のよくない事業や子会社の売却、早期退職の実施など。
中には、従業員の給与を減額したり、賞与を支給しなかった企業もあるかもしれない。
だが、従業員の収入が減れば、国の税収が減るため、社会保障の財源が減ることになるw

ただでさえ、日本の労働者は外国に比べ、不利な条件で働かされている。
日本では、定年後の再雇用で大幅に給与を減らされることが多い。
米国の民間企業には、定年がないので、再雇用の仕組みもないらしい。
年齢を理由とした雇用条件の変更などは、連邦法によって禁じられているらしいw

自身のかっての勤務先にも、定年後の再雇用の仕組みがあった。
定年を迎えると、役職があっても剝奪され、一般社員となる。
今までと同じ時間、同じ仕事をしても、給与は半分ほどしかもらえない仕組み
もしかすると、日本の人件費の安さは、世界トップレベルかもしれないw

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