2021年11月5日金曜日

【エッセイ】国内相場は売り時かもしれない

株式投資では、買いは易しいが売りは難しいといわれる。売りが上手になれば、投資家として超一流の力量と認められるほどだ。
前述の「天井三日、底百日」にもいうとおり、買い場は随所にあるが、売り場は短い。それだけに買いはじっくり構えた方がかえって安く買えることもあるが、売りの方は一瞬のチャンスをつかむがごとく迅速に行動すべし・・・それが「売りは早かれ 買いは遅かれ」の意味である。
だいたい売りの場合は、利が乗っていればいるほど、もう少しもう少しと欲張ってついチャンスを失するばかりか、損失勘定になってしまうこともある。画餅は食えないものだ。幅は小さくとももうけはもうけである。瞬時のチャンスがあればサッと売り、利益を現実のものとして自分の手中に収めることが必要となろう。その利益を投資資金に繰り入れて、再び次の機会を狙えばよい。買い場は、いくらでもある。悠然と構えることである。
(「売りは早かれ 買いは遅かれ」日本証券業協会ホームページより)

下図は、東京証券取引所の投資主体別売買状況と日経平均株価の比較。
赤の折れ線は海外投資家の売買状況、青の折れ線は個人投資家の売買状況。
海外投資家が買い越すと、個人投資家は売り越している。
反対に、海外投資家が売り越すと、個人投資家は買い越しているw
ほとんどの個人投資家は、海外投資家に勝っていることになる。
直近では、個人投資家だけでなく、海外投資家も買いが少なくなりつつある。
米国相場は、連日のように高値を更新している。
だが、買いが少なくなりつつあることから、国内相場は売り時かもしれない

0 件のコメント:

コメントを投稿