2021年11月19日金曜日

【エッセイ】所得再分配のイメージがよくない理由

政府は、所得再分配に向け、金融所得課税の強化を本格的に議論する方向で調整に入った。
所得再分配は、所得の格差をなくすため、税や社会保険などで所得を再分配する仕組み。
自身には、所得再分配について、よくないイメージしかない。
所得再分配のイメージがよくない理由について書いてみるw

日本の公共事業は、道路工事やダム工事などで、地元経済を発展させる役割がある。
税金で地元経済を発展させることから、所得の再分配とも呼ばれている。
これら公共事業の入札の際に、談合という違法行為が行われることがある。
談合とは、入札業者同士で事前に話し合って落札業者を決め、入札内容を調整することw

自身は一級建築士で、建築業界で働いてきた。
若かりし頃、ある大手ゼネコン(総合建設会社)のお偉いさんと話していたときのこと。
お偉いさんいわく、談合は必要悪とのことだった。
当時の自身は、悪いことなのに必要だという意味がわからなかったw

その後、建築業界で仕事をする中で、談合が必要悪の意味がわかったような気がする。
発注する役所は、品質や納期を優先するため、発注価格は二の次になることが多い。
よって、発注価格の利益率は高くなり、入札業者は発注価格で落札しようとする。
所得再分配の考えは否定しないが、談合が起きないような分配をして欲しいものであるw

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