2022年1月28日金曜日

【エッセイ】今年の相場の退場者は多いかもしれない

昨年までの国内外の相場は、買えば誰でも勝てる相場だった。
日経平均株価はバブル期以来の高値をつけた。
米国のNYダウなどは、連日のように過去最高値を更新していた。
米国インデックスがブームとなり、猫も杓子も米国インデックスだったw

20世紀の最も偉大な投資家である、サー・ジョン・マークス・テンプルトン。
彼が残した有名な相場格言に、"Bull markets are born on pessimism, grow on skepticism, mature on optimism and die on euphoria.(強気相場は、悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく)"があるw

昨今の相場の状況を、彼の相場格言に例えると、以下になるだろう。
"強気相場は、新型ウイルスによる暴落を回避するための金融緩和施策の中に生まれ、実体経済の成長を伴わない上昇相場の中に育ち、買えば誰でも勝てるというバブル相場の中で成熟し、金融緩和施策終了の中で消えていく"w

強気相場の終りでは、相場から退場する人が現れる。
個人的には、今年の相場の退場者は多いのではないかと思っている。
なぜなら、2020年からの上昇幅が大きかったからである。
「山高ければ谷深し」とあるように、下落幅も比例して大きくなると見ているw

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