2022年1月1日土曜日

【新春コラム】2022年相場見通し~寅(とら)千里を走るか~

明けましておめでとうございます。
会社員として働き、子どもが小さい頃の年末年始は特別だった。
子どもが独り立ちして、会社員として働くのを辞めると、いつもと変わらない。
いつもと変わらない中、今年の相場見通しについて書いてみるw

干支の相場格言をご存知だろうか。
「辰巳(たつみ)天井、午(うま)尻下がり、未(ひつじ)辛抱、申酉(さるとり)騒ぐ、戌(いぬ)笑い、亥(い)固まる、子(ね)は繁栄、丑(うし)つまずき、寅(とら)千里を走り、卯(う)跳ねる」w

相場格言では、昨年は「丑つまずき」、今年は「寅千里を走り」となる。
自身は今年の相場を「寅千里を走り」でなく、「寅百里を走り」と予測する。
千里は約3,930キロメートルなので、百里である約393キロメートルだけ走る。
具体的には、1年の大半は大きく上昇しないが、年末にかけて上昇する相場であるw

理由は、来年の干支が卯(うさぎ)だからだ。
年越し地点にいる卯は、寅からのバトンを待っているが、寅が一向に走ってこない。
待ちくたびれた卯は、ウトウトし始める。
卯がウトウトしているところへ、寅が走ってきたので、卯は慌てて飛び起きる(跳ねる)w

冗談はさておき、現在、下記の懸念事項があるため、千里は走らないと見ている。
1.新型ウイルスの感染拡大による医療体制のひっ迫。
2.世界的なインフレ加速。
3.米国の利上げと金融緩和政策の縮小w

自身は、WHO(世界保健機関)のサイトで、新型ウイルスの新規感染者数を確認している。
昨年12月29日の集計で、世界の新規感染者数は急増、過去最高となっている。
年末年始の人の移動に伴い、年始の新規感染者数は、さらに増加するだろう。
重症化率は低いらしいが、新規感染者数が増えれば、当然ながら、重症者も増えるw

2の対策として、各国は利上げと金融緩和政策の縮小を推進するだろう。
そこへ3が加われば、相場へのマイナス効果は計り知れない。
昨年の相場は、よほどのことがなければ、誰でも儲けられる相場だった。
だが、今年の相場で儲けることは、よほどのことがなければ、難しいかもしれないw

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