2021年3月3日水曜日

【エッセイ】信用されていない信用取引

東京証券取引所作成の「信用取引制度の概要」がある。
同資料によると、信用取引の主な利用主体は個人投資家で93%。
さらに、個人投資家の売買は、現金取引40%に対し、信用取引60%らしい。
自身は信用取引したことがないが、なぜ、手間のかかる信用取引をするのかわからないw

信用取引は、証券会社から借金して行う取引である。
証券会社も商売なので、借入による金利、貸株料等をとる。
さらに一定額を超えて下落すると、追加保証金(追証)を要求する。
信用取引といいながら、借手である個人投資家を信用していないのであるw

信用取引の歴史は古く、貸手の証券会社が儲かる仕組みになっている。
わかりやすくいえば、信用取引における証券会社は、ギャンブルの胴元である。
一攫千金を夢見る個人投資家の欲望を利用して、金利や貸株料で儲ける。
株価が下落すれば、問答無用で追加保証金を請求するw

信用取引を行っている投資家の含み損益を、%で表した評価損益率がある。
下図は、2020年1月から現在までの評価損益率の推移である。
日経平均株価が30,000円超えの週でさえ-8%台で、プラスにはなっていない。
借金して損失を確定させていれば、いつか再起不能に追い込まれることだろうw

0 件のコメント:

コメントを投稿