2021年3月14日日曜日

【コラム】彼岸前の相場に思うこと

節分の時期に高値をつけて、彼岸の時期に安値をつける「節分天井・彼岸底」。
今年の春の彼岸は3月17日~3月23日なので、あと数日。
自身は相場アノマリーは参考にする程度で、全面的に信じてはいない。
だが、多くの市場参加者には、大なり小なりの心理的影響はあると思っているw

下図は、TOPIX(東証株価指数)の今年と昨年の推移を比較した図になる。
昨年は、見事に「節分天井・彼岸底」になっていたことがわかる。
今年は、現時点では「節分天井」だが、「彼岸底」になりそうにない。
だが、相場を取り巻く状況からは、「彼岸底」になりそうな要素はあるw
「彼岸底」になる要素として、米国国債金利の上昇。
金利水準はまだ低水準だが、急激な上昇はグロース株下落のトリガー(引金)になる。
下図は、米国国債10年金利の6か月チャート。
先週末、金利が急激に上昇していることが確認できるw
次に、信用取引の売り残金額の増加。
下図は、昨年年初からの信用取引の買い残と売り残金額の推移。
最新データは3月5日分だが、買い残の増加が止まり、売り残が増加している。
「彼岸底」にならなくても、ボラティリティーが大きい相場にはなるかもしれないw

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