2021年3月20日土曜日

【エッセイ】過去の過熱相場から売り時を考える

いくら含み益があっても、絵に描いた餅と同じで何の役にもたたない。
適切な時期に、適切な売りを行うことが、株式投資には欠かせない。
自身は含み益が少額の場合、全て売却することにしている。
だが、含み益が高額の場合、元本分のみ売却して、タダ株を作ることにしているw

自身は2005年から株式投資を始めた。
含み損が含み益になり、含み益が急激に増えた過熱相場が1度だけある。
過熱相場は、2012年から2013年にかけての相場。
2013年の年末には、含み益が当時の過去最高となり、元本引上げの売りを行ったw

あらためて、当時の相場を確認すると、過熱相場ならではの特徴がある。
1つは、相場の上昇速度が速いこと。
1つは、相場の出来高が急増していること。
下図は、TOPIX(東証株価指数)の50年チャートだが、上記の2つの特徴が確認できるw
あと、信用取引を行っている投資家の含み損益を、%で表した評価損益率がある。
一般的に、評価損益率が-3%に近づくと、相場の天井だといわれている。
だが、この時期の評価損益率は、プラスになっている。
つまり、バイアンドホールドすれば、誰でも儲かる過熱相場だったのであるw

では、現在の相場は過熱相場だろうか。
上図からわかるように、TOPIXの上昇速度は速いが、出来高は急増していない。
下図は、昨年年初からの評価損益率だが、マイナス圏で推移している。
よって、今は過熱相場ではなく、売り時はまだ先だと判断できるのであるw


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