2021年3月16日火曜日

【エッセイ】選ばれる側から選ぶ側へ

自身のかっての勤務先には、長年の経営目標があった。
経営目標は、業界内の自社の売上げシェアを大きくすることだった。
営業担当はノルマを果たすため、日々、営業活動に励んでいた。
いくつもの商品が開発されたが、人気のない商品はすぐに販売中止となったw

考えてみると、狭い世界で仕事をしていたんだなと思う。
仕事の目的は、自社の商品を選んでもらうこと。
その目的のために、社員たちは平日の大半を拘束される。
絶対的な主導権は、選ぶ側にあるにもかかわらずであるw

先日、十数年ぶりに、IPO(新規公開株)の申し込みをした。
申し込み前に、各社のホームページを一通り確認した。
設立年月日、業務内容、資本金、売上げの推移などなど。
中には、業務内容がイマイチよくわからない会社もあったが、申し込んでやったw

申し込みを終えてから、選ばれる側から選ぶ側になったんだと思った。
会社を選ぶのは、転職活動以来である。
ただ、転職活動は、労働者の働く場所として選んでいた。
今回は、資本家の投資先として選んでいるので、全くの別物であるw

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