2022年11月27日日曜日

【小説】暴走している株ブログに思うこと~vol.12~

ある日の深夜、あるチャットスペースで会話が始まった。

Y:お疲れ様でしたw
X:お疲れ
Z:お疲れ
Y:計画通りに事が運んで何よりでしたw
X:今回の役回り、俺が一番、損だったんじゃないか
Z:?
X:Yが作った図を勝手に引用した高齢者って
Y:w
X:Zが作ったまとめサイトではボロクソ書かれるし
Z:wwwwwwwwww
Y:まあまあ、そう怒らずにw
Z:怒っちゃダメよwwwwwwwwww
X:おまえらリアルで友達少ないだろ
Y:・・・
Z:・・・
X:Yは何で訴訟に詳しいんだ、リアルで訴訟やってんのか
Y:個人情報なので内緒w
Z:弁護士さんとか
X:こんなバカな弁護士なんていないだろ
Z:裁判官さんとか
X:こんなバカな裁判官なんていないだろ
Z:トイレ掃除している人とか
X:こんなバカなトイレ掃除している人なんていないだろ
Y:おいw
Z:wwwwwwwwww
X:こういう遊びに参加する人が減ったよな
Z:前は多かったけどね
Y:面白そうなネタがあると、祭りだ~って大勢の人が集まったw
Z:wwwwwwwwww
Y:眠いので先に落ちます、おやすみw
X:俺も寝るわ、おやすみ
Z:私も寝るわ、おやすみ~見ていただけのB

彼らのネット歴は長く、法に抵触しない範囲で遊んでいた。
面白そうなネタがあると、役割を決め、ネットの反応を楽しんでいた。
そんな彼らが愛読しているのは「予告犯」というタイトルのマンガだった。
チャット画面を閉じた彼らは、ネタ探しのため、ネットサーフィンを始めた。

「予告犯」筒井哲也氏

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