2022年12月1日木曜日

【小説】暴走している株ブログに思うこと~vol.21~

 ある日の深夜、あるチャットスペースで会話が始まった。

X:お疲れ
Z:お疲れ
X:Yは来てないのか
Z:まだ来ていないわ
X:この遊びみているやつら、待ってたりして
Z:?
X:次はどんなネタだろうって
Z:wwwwwwwwww
X:Yはあのネタ出すのかな
Z:どのネタ?
X:広告ブログの画像
Z:ブログのスクショ?
X:ブログ書いてるやつの画像
Z:さすがに、それは出さないでしょう
X:だよな、個人情報だもんな
Z:遊びとはいえ、法律は守らなくっちゃ
Y:お疲れw
X:お疲れ
Z:お疲れ
X:Yはあのネタ出さないよな
Y:?
X:広告ブログ書いてるやつの画像
Y:w
Z:まさか、出さないわよね
Y:w
X:いいか、絶対に出すなよ、絶対だぞ
Z:ぜったいに出しちゃダメよ、わかってるわよね
Y:出せといっているように聞こえるw
Z:wwwwwwwwww
Y:眠いので先に落ちます、おやすみw
X:あいかわらず早いな
Z:これからネタ探しでしょ
X:俺も寝るわ、おやすみ
Z:私も寝るわ、おやすみ~B

彼らのネット歴は長く、法に抵触しない範囲で遊んでいた。
面白そうなネタがあると、役割を決め、ネットの反応を楽しんでいた。
そんな彼らが愛読しているのは「予告犯」というタイトルのマンガだった。
チャット画面を閉じた彼らは、ネタ探しのため、ネットサーフィンを始めた。

「予告犯」筒井哲也氏

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