2022年12月18日日曜日

【エッセイ】レバレッジ商品等の委託保証金率変更に思うこと

東京証券取引所が、2023年1月10日以降、レバレッジ商品等の委託保証金率を変更する。
信用取引の委託保証金率が、30%に指標の倍率を乗じた率である60%以上になる。
対象商品は、レバレッジ型やダブルインバース型ETF及びETNで、以下になる。
自身は信用取引をしたことがないが、思うことについて書いてみるw
・1356 TOPIXベア2倍上場投信
・1357 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信
・1358 上場インデックスファンド日経レバレッジ指数
・1360 日経平均ベア2倍上場投信
・1365 日経平均レバレッジ・インデックス
・1366 日経平均ダブルインバース・インデックス
・1367 TOPIXレバレッジ指数
・1368 TOPIXダブルインバース指数
・1458 日経レバレッジ指数連動型
・1459 日経ダブルインバース指数連動型
・1464 JPX日経400レバレッジ・インデックス
・1466 JPX日経400ダブルインバース・インデックス
・1467 JPX日経400ブル2倍上場投信
・1469 JPX日経400ベア2倍上場投信
・1472 JPX日経400ダブルインバース・インデックス連動型上場投信
・1568 TOPIXブル2倍上場投信
・1570 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信
・1572 中国H株ブル2倍上場投信
・1579 日経平均ブル2倍上場投信
・2031 香港ハンセン・ダブル・ブル ETN
・2033 韓国KOSPI・ダブル・ブル ETN
・2036 金先物 ダブル・ブル ETN
・2038 ドバイ原油先物 ダブル・ブル ETN
・2040 NYダウ・ダブル・ブル・ドルヘッジ ETN
・2046 インドNifty・ダブル・ブル ETN
・2869 iFreeETF NASDAQ100レバレッジ
・2870 iFreeETF NASDAQ100ダブルインバース

信用取引で買った株が値下がりした場合や売った株が値上がりした場合。
証券会社に預けてある買付株式や売付代金だけでは、担保が不足することになる。
そのため、委託保証金と呼ばれる一定の保証金を証券会社に預けることになる。
委託保証金は、買付価格や売付価格の30%以上と定められているw

さらに、価格変動により損失が拡大した場合。
当初の委託保証金だけでは、担保価値が不足することになる。
仮に委託保証金から損失や費用を差し引いた金額が、売買代金の20%を下回った場合。
追加の保証金(追証)を、証券会社に差し入れなくてはならないw

今回の委託保証金率変更は、委託保証金が通常よりも多く必要となる増担保規制。
増担保規制が行われるのは、信用取引の利用が過度となった場合。
目的は新規の信用取引の利用を抑制するためで、相場の過熱感を冷ますため。
レバレッジ型とダブルインバース型は逆に動くため、どのように推移するのか興味深いw

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