2020年3月1日日曜日

【コラム】リーマン・ショックで消えた投資家に共通すること

リーマン・ショックは、2008年9月15日に、アメリカ合衆国の投資銀行であるリーマン・ブラザーズ・ホールディングス(Lehman Brothers Holdings Inc.)が経営破綻したことに端を発して、連鎖的に世界規模の金融危機が発生した事象を総括的によぶ通称である。
2007年のアメリカ合衆国の住宅バブル崩壊をきっかけとして、サブプライム住宅ローン危機を始め、プライムローン、オークション・レート証券、カードローン関連債券など多分野にわたる資産価格の暴落が起こっていた。日経平均株価も大暴落を起こし、9月12日(金曜日)の終値は12,214円だったが、10月28日には一時は6,000円台(6,994.90円)まで下落し、1982年(昭和57年)10月以来、26年ぶりの安値を記録した。
日本は長引く不景気から、サブプライムローン関連債権などにはあまり手を出していなかったため、金融会社では大和生命保険が倒産したり農林中央金庫が大幅な評価損を被ったものの、直接的な影響は当初は軽微であった。しかし、リーマン・ショックを境に世界的な経済の冷え込みから消費の落ち込み、金融不安で各種通貨から急速なアメリカ合衆国ドルの下落が進み、アメリカ合衆国の経済への依存が強い輸出産業から大きなダメージが広がり、結果的に日本経済の大幅な景気後退へも繋がっていった。(Wikipediaより)

自身は、リーマン・ショックから無傷で生還した数少ない個人投資家の1人だ。
当時、多くの個人投資家のブログがあったが、多くの個人投資家が消息不明となった。
消えた個人投資家に共通していたのは、兼業ではない専業投資家だったことだ。
彼らは、日経平均株価が暴落する過程で買い向かったw

ところが、彼らが買ったときは、まだ大底ではなかった。
すなわち、落ちるナイフは床に刺さっておらず、落下中だったのである。
彼らはロスカットを繰り返しながら、損失を取り返そうと、さらに買い向かった。
資金が不足した者には、証券会社の信用取引で、借金してまで買い向かう者もいたw

だが、資金がなくなり、途中で退場を余儀なくされる者が続出した。
やがて、誰も買い向かわなくなったとき、ようやく大底が訪れたのである。
ところが、リーマン・ショックの日本への影響は、それで終わりではなかった。
世界的な経済の冷え込みから、その後の日本経済は大幅に景気後退することになったw

一向に回復しない日経平均株価に、専業投資家の収入は激減した。
働きたくても、求人すらない状況が続いた。
彼らのブログは更新されなくなり、いつしかブログは消えていた。
今回の暴落で、また多くの個人投資家が消息不明にならないことを願っているw

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