2020年3月11日水曜日

【エッセイ】クライマーズ・ハイの投資家に思うこと

2月に始まった"暴落相場"について、思うことがあるので書いてみる。
リーマン・ショック以降、東日本大震災や英国のEU離脱などがあった。
だが、自身はリーマン・ショック以外は、"暴落相場"ではなかったと思っている。
本ブログでも"暴落相場"ではなく、"急落相場"や"下落相場"という表現を用いてきたw

だが、自身は2月からの急落を、すぐに"暴落相場"だと見抜いた。
"暴落相場"だと見抜いた自身は、予定していたトレードを急遽、先送りした。
自身には、株を教えている一期生と二期生がいる。
買い増しを考えていた一期生と二期生に、自身は買い増ししないよう注意喚起したw

リーマン・ショックの際、大底を打ったのは、約1ヵ月後である。
ところが普段にはない株価の変動に、欲望にかられた多くの投資家が買い向かった。
彼らは、落下中のナイフを掴み、傷だらけになった。
その後、彼らはナイフの傷を癒すため、長い時間を要することになったw

あと、「クライマーズ・ハイ」という言葉を、ご存知だろうか。
登山者の興奮状態が極限まで達し、恐怖感が麻痺してしまう状態のことである。
ウォール街には「市場は恐怖と欲望によって動かされる」という相場格言がある。
自身からすると、今、買い向かっている人は、恐怖感が麻痺しているとしか思えないw

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