2019年10月20日日曜日

【コラム】なぜ、天才相場師は寄付をしなかったのか

福澤桃介という偉大なる相場師がいた。
彼は貧しい家に生まれ、のちに「黄金の化身」と称された天才相場師である。
彼は義援について、彼なりの自論を持っていた。
「われわれには義援をする資格がない。資格がないから義援をする必要がない」

「そもそもこの慈善というものは、人を哀れむ、可哀想だという慈悲心から出すもので、世の中から義援をしろと強要(オップレス)されて出すものではない。かつわれわれは、人にデペンドしている、人に寄りかかって生活している。つまり寄生虫である以上は、一銭一厘たりとも、人に与える資格はないのである」(「福澤桃介式」より)

最初に、彼の寄付に対する自論を読んだとき、自身は違和感をもった。
確かに彼の自論は正論かもしれないが、拝金主義とも受け取られかねない。
だが、最近になって、彼が寄付をしなかった真の理由がわかってきたような気がする。
相場師は株で儲かると一定の税金を納めており、自身も結構な額を納税しているw

納めた税金は、社会のインフラ整備にも使われる。
インフラ整備には、災害を未然に防止するための公共工事もあるかもしれない。
つまり、相場師は常日頃から、インフラ整備のための税金を納めていることになる。
事が起こってから、寄付を強要してくる連中よりも前に、寄付しているのであるw

0 件のコメント:

コメントを投稿