2021年9月18日土曜日

【エッセイ】強気相場の終わりは突然に

20世紀の最も偉大な投資家である、サー・ジョン・マークス・テンプルトン。
彼が残した有名な相場格言、「Bull markets are born on pessimism, grow on skepticism, mature on optimism and die on euphoria(強気相場は、悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく)」w

この相場格言では、強気相場を4段階で説明している。
1.市場が悲観となった局面で、強気相場は生まれやすい
2.先行きに警戒感(懐疑)があるうちは、徐々に上昇する
3.市場が楽観的になるにつれ、相場の天井が近くなる
4.幸福感に浸っているときに、上昇相場が終わるw

現在、国内相場は31年ぶりの高値圏にある。
株式評論家の見通しをいくつか読んだが、強気のコメントばかりである。
いくら仕事とはいえ、この局面で買い推奨はないだろうと思う。
当たり前だが、強気相場の終わりは突然に訪れるw

リーマン・ショックでは、リーマン・ブラザーズの破綻直前まで買収交渉が行われていた。
また、破綻しても、日本経済への影響はほとんどないと思われていた。
ところが、結果的に日本経済の大幅な景気後退へ繋がっていった。
新型ウイルスと同じで、強気相場の終わりを正しく恐れることが大事なのかもしれないw

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