2021年9月12日日曜日

【これから株を始める君へ】出遅れ株の見つけ方

TOPIX(東証株価指数)は31年ぶりの高値圏にある。
当たり前だが、高値圏だからといって、全ての株が高値圏ではない。
現在、利益を出しているにも関わらず、高値圏ではない株もある。
もし、買うのであれば、まだ高値圏ではない出遅れ株を見つけることw

出遅れ株のヒントを小説にしてみた。
もし、購入するのであれば、くれぐれも自己責任でお願いする。
なお、インバース型ETFは、初心者は買ってはいけない。
なぜなら、インバース型ETFは投機、すなわちギャンブルだからであるw

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【特別編】銘柄を明かさない理由R 真の狙い

兜町に、無敗のキングことジツオウジ コウゾウが創業した証券会社があった。
証券会社には資産運用部署があり、通称"アルカディア(理想郷)"と呼ばれていた。
責任者は、無敗のクイーンことクジョウ レイコ。
平時の"アルカディア"は、クジョウと無敗の天然ことテンマ リナの2名体制だった。

"アルカディア"は、全国の無敗の個人投資家の売買を参考にした運用を行っていた。
無敗の個人投資家は、58人いることが確認されていた。
58人の中には、無敗のジャックことジョウシマ ユウイチ。
通称"天使の笑顔を持つ男"と呼ばれる、無敗のエースことアマネ オトヤなどがいた。

平日のある日、ジツオウジ コウゾウが創業した証券会社。
資産運用部署の"アルカディア"には、クジョウ  レイコとテンマ リナがいた。
"アルカディア"の壁一面は、数多くのモニターで埋め尽くされていた。
テンマは、複数のモニターに映し出されたゲームをしていた。

モニターには、シューティングゲームもあれば、ロールプレイングゲームもあった。
天才トレーダーのテンマにとって、複数のゲームを同時進行するのは簡単だった。
「よく飽きもせず、ゲームできるな」、クジョウがテンマにいう。
「ゲームもトレードの役にたつんですよ、これも仕事ですよ」、テンマがいう。

「ところで、最近、無敗の個人投資家たちはどうしてる」、クジョウがいう。
「全員、とっくに売り越していますよ」、テンマがいう。
「だろうな、奴らは相場を読む力に長けているからな」、クジョウがいう。
「Jのブログには、インバース型ETFを買っているって書いてました」、テンマがいう。

「奴もヒマなんだな、インバース型ETFなんて、運用する証券会社が儲かるだけだからな」
そこまで発したクジョウは、違和感をもった。
奴なら、インバース型ETFが運用する証券会社が儲かる商品だと知っているはず。
なぜ、Jはインバース型ETFを買っていることをブログに書いている・・・まさか。

インバース型ETFの出来高が増えれば、運用する証券会社が儲かる。
クジョウは端末を操作し、インバース型ETFの出来高を確認した。
最近の相場は高値圏にあり、インバース型ETFの出来高は急増していた。
クジョウの明晰な頭脳は、出来高に伴う証券会社の運用益を瞬時に算出した。

インバース型ETFの運用益で、運用する証券会社の利益は大幅に増加する。
クジョウは端末を操作し無敗のジャックことJが保有する銘柄を確認した。
Jの保有銘柄には、インバース型ETFを運用する証券会社があった。
奴の真の狙いはこれか、無敗のクイーンことクジョウは優雅な笑みを浮かべた。

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