2024年4月14日日曜日

【エッセイ】過去最多の「相続放棄」に思うこと

不動産や借金などプラス、マイナスどちらの遺産も受け継がない「相続放棄」が年々増え、2022年は全国の家庭裁判所で過去最多の26万497件が受理されたことが9日、司法統計で分かった。人口減少や過疎化が進む中、専門家は空き家となった実家を手放したり、縁遠い親族の財産を受け取らなかったりする例が目立つと指摘。放置された家屋や土地への対策が課題で、行政が適切に管理できるよう制度設計を求める声もある。
(2024年4月9日共同通信)

「相続放棄」があることは知っていたが、思っていたより件数が多かった。
自身の母親は、負債となる複数の不動産(負動産)を所有している。
現時点で、母親の財産はプラスだが、この先、マイナスになる可能性もある。
なぜ、マイナスになる可能性があるのかについて書いてみるw

結論から書くと、親の金融リテラシーが低かったこと。
金融リテラシーとは、以下になる。
「経済的に自立し、より良い生活を送るために必要なお金に関する知識や判断力」
金融リテラシーが低くなった原因は、親の学歴の低さにあったと思っているw

自身の両親は、金銭的に恵まれていない家庭環境で育った。
どちらも、中学を卒業すると、働き始めたので、高等教育は受けていない。
働き始めてから、金融リテラシーを学ぶことはなく、投機目的の不動産に手を出した。
不動産価格が下がってからも、所有を続け、売りたくても売れない負動産となったw

過去に何度か、負動産の利用や処分について、アドバイスしている。
だが、親としてのプライドがあるのか、聞く耳を持たなかった。
おそらく、この先も負動産の所有を続け、固定資産税を払い続けるだろう。
高等教育を受けていれば、このような状況にはならなかったかもしれないw

自身の親の場合、子が高等教育を受けた時点で、親より賢明になる。
子と同レベルになりたければ、高等教育の内容を学ぶしかない。
それができないのであれば、子のアドバイスを聞くべきだった。
相続放棄した人たちも、同じようなことを思っているかもしれないw

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