2020年4月2日木曜日

【エッセイ】相場は明日もある

明日という言葉に抱くイメージは、日本と西洋では大きな違いがある。
日本のそれは、「明日は明日の風が吹く」や「明日ありと思う心のあだ桜」と、やや刹那的でありヤケ気味だが、西洋では「明日は今日よりもっと良い日だ」と明日を楽しみにする風潮が強い。
株式投資で“明日”を見る場合は、日本的心情ではなく、西洋式でいきたいものだ。
特に買いの場合は、この気持ちが大切になる。
せっかちというのか、そそっかしいというのか、好材料が出現するとわれ先に飛びつき買いをする。
今買わなければ、永久に買い損なうといわんばかりの風情である。
しかし、相場の方は皮肉にもそれが目先の天井で翌日には安くなるといったケースが多い。
材料が出たら、できるだけよく調べてから買っても決して遅くない。
それが翌日だろうと何日後であろうともだ。
材料が本物であって、実際に株価が上がるなら、1日ぐらいの遅れは大勢に影響ないではないか。
みんなが一斉に買いついているときの相場は不自然なものである。
その後に現れる相場こそ、本来の姿だ。
これを待って仕掛けることが成功の道につながるといえよう。
「相場は明日もある」とは、焦りを戒め、機会をじっくり待つことを教えた格言である。
(日本証券業協会ホームページより)

リーマン・ショックのときもそうだが、ここぞとばかりに買い向かう人が多い。
自身もそうだったが、だいたいが買った後も下がり続ける。
今年、自身には予定しているトレードがある。
だが、今の状況では、とてもじゃないが、これらのトレードを行う気にはならないw

予定しているトレードの1つは、確定拠出年金のスイッチング。
元本確保の定期預金で運用しているが、米国株投資信託へスイッチングする予定だ。
だが、米国の相場がどうなるか、まだまだ先行きは不透明だ。
「相場は明日もある」の通り、皆が買いついた後の相場が、本来の姿だと思っているw

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