2015年7月14日火曜日

銘柄を明かさない理由24

登場人物紹介
・先輩:Yの取引口座があるA証券の長期運用部門を担当する天才女性トレーダー
・後輩:先輩の後輩w
・上司:YとA証券を目の敵にするB証券のトレーダー
・担当:上司の部下w
・先生:「売り」「買い」のどちらもとれる大物相場師
・Y:運用額は小額ながら、無敗の個人投資家、当プログの管理人w

A証券会社での会話
後輩 「先輩、ウチのファンドは、なぜYの保有株の割合が多いんですか
先輩 「一昨年のある出来事がきっかけだよ」
後輩 「一昨年っていうと、軽減税率が廃止になった年ですよね」
先輩 「そうだ、翌年から株の譲渡益の税金が10%から20%になった年だ」

後輩 「そのときに、何があったんですか」
先輩 「無敗の個人投資家たちでさえ、多くが一昨年に利益確定の売りをした」
後輩 「そりゃ、そうですよね、なんたってプラス10%ですから」
先輩 「ところが中には、売らない個人たちもいた」

後輩 「その中の1人がYってことですか、今も保有を続けているとか」
先輩 「違う、軽減税率が廃止になり、多くの買戻しがはいったとき、Yは大きく売った」
後輩 「どれくらい売ったのですか」
先輩 「Yがそれまでに投資した元本に相当する1000万円を超える売りで、しかも1日だ」

後輩 「それだと、Yは儲からなかったのでは」
先輩 「計算すると、軽減税率廃止によるマイナス分より、値上り益のプラス分が上回っていた」
後輩 「信じられない・・・」
先輩 「私もそんな売り方をする奴を見たことはない、奴こそは真の相場師かもしれない

その頃、会社を定時に退社したYは、自宅で過去の最大取引きを思い出していた。
軽減税率廃止前に売るのを忘れていたら、その後に想定以上に値上りし、慌てて売ったことをw