2021年7月4日日曜日

【エッセイ】配当金は給与より手取りが多い

仏の経済学者トマ・ピケティの不等式「r(資本収益率)>g(経済成長率)」。
彼は、資産運用により得られる富は、労働によって得られる富よりも成長が早いとした。
言い換えれば、裕福な人はより裕福に、労働でしか富を得られない人は裕福になれない。
身近な例として、配当金は給与より手取りが多いということがあるw

8306 ㈱三菱UFJフィナンシャル・グループの配当金を例にする。
先日、自身が受領した配当金は、25,000株×@12.5円=312,500円。
配当金は20.315%の税金が引かれるので、手取り額は、249,016円になる。
もし、同額を給与としてもらった場合、手取り額はいくらになるかw

給与の場合、健康保険料、厚生年金、雇用保険、所得税、住民税が引かれる。
これらを引いた手取り額は、25万円ほどで、手取りは変わらないように思える。
だが、配当金は確定申告することで、配当控除により10%が還付される。
10%が還付されるので、還付金は312,500円×10%=31,250円w

よって、配当金の手取り額は、249,016円+31,250円=280,266円となる。
確定申告しても、住民税で申告不要にすれば、住民税や健康保険料は発生しない。
つまり、給与なら25万円ほどの手取りが、配当金なら28万円ほどになるのである。
資産運用の配当金の手取りの方が多ければ、格差が縮まらないわけであるw

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