2021年7月3日土曜日

【エッセイ】思わず笑った相場分析

週末は、株式評論家や証券アナリストの意見を読むことが多い。
彼らの多くは、相場の動きについて、根拠のない解説をしている。
例えば、今週の下落は、国内の新型ウイルスの感染増加が原因だとしている。
関係を表す具体的な数字もないので、自身にはさっぱりわからないw

思わず笑った相場分析があるので、書いてみる。
ある株式評論家の分析だが、呆れるどころか、思わず笑ってしまった
"昨年3月のTOPIX(東証株価指数)が1300前後、現在は1900前後で46%上昇している。
よって、個人投資家の平均リターンは、46%ほどだと思われる"w

昨年年初のTOPIXは1800前後なので、昨年年初と比較すると5%程度の上昇に過ぎない。
確かに、昨年3月に株式投資を始めた人は、46%のリターンかもしれない。
だが、昨年3月に株式投資を始めた人は、極めて少ないはずである。
都合のよい期間だけ抽出するのは、あまりにも自己中心的な分析であるw

自身は、下図の自作グラフでTOPIXの動きを注視している。
現在、月末株安のアノマリーが10ヶ月続いている。
昨年7月31日もTOPIXは1500を下回ったので(赤丸内)、今月末は要注意とみている。
株式評論家なら、この程度の分析はして欲しいものであるw

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