2021年1月1日金曜日

【予告編】銘柄を明かさない理由R 出羽の天狗編

自身はオリジナル小説「銘柄を明かさない理由R」を執筆している。
昨日、執筆していた「クーロンズ・アイ編」の最終話だった。
予定している新シリーズ名は、「出羽の天狗(でわのてんぐ)編」である。
「銘柄を明かさない理由R」は、いつか自費出版したいと考えているw

ただ、誤字脱字やストーリーの整合性など、多くの修正が必要になる。
幸いなことに、今年の自身には時間が有り余っている。
新シリーズの執筆と並行して、過去の修正にも着手したいと考えている。
では、「銘柄を明かさない理由R 出羽の天狗編」の予告編をお届けするw
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薄暗い部屋の中、男たちの声が聞こえた。
「三山」、「三川」、「三空」、「三兵」、「三法」
男たちは、一息つくと、続きの言葉を同時に発した。
「これ、すなわち、酒田の五法なり」

兜町界隈では、ある噂が広まっていた。
ある集団が、近日中に仕手戦を仕掛けてくるという噂だった。
くだらん噂だ、どんな奴らか知らないが、いつでも相手になってやる。
日本一の株屋のチーフトレーダーである内海は、不敵な笑みを浮かべた。

今は、誰でも容易に情報を知ることができる情報化社会だ。
情報化社会で、仕手戦を仕掛けてくるのは、よほどの愚か者。
愚か者でなければ、極めて優秀な頭脳派集団ということになる。
"無敗のキング"ことジツオウジ コウゾウは、過去の仕手戦を思い出し始めた。

な、何や、この値動き、あ、ありえへんやろ。
"難波の女帝"ことヨドヤ タエは、膨らみ続ける損失を見ると思った。
おもろい値動きさせやがって。
初代本家第13代目当主の"浪花の相場師"ことヨドヤ コウヘイは、本気モードになった。

「リーダーに頼まれてた本、手に入りました」
"無敗の天然"ことテンマ リナがいい、カバンから一冊の本を取り出した。
「ご苦労」、"無敗のクイーン"ことクジョウ レイコがいい、本を受け取った。
「思ったより、簡単に手に入れることができました」、テンマが得意げにいった。

「この相場、貴様はどのように立ち向かうつもりだ」
"無敗のクイーン"ことクジョウ レイコがいう。
「さて、どうするかな」
"無敗のジャック"ことジョウシマ ユウイチが答えた。

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