2021年1月30日土曜日

【エッセイ】投機で勝てる人、投資で勝てる人

「投機」とは、「機会に乗じて、短期間で利益(利ざや)を得ようとする行為」。
わかりやすくいえば、「安いときに買い、高いときに売る」取引である。
「投機」で必要なのは、株価推移や出来高など、テクニカル分析だけである。
自身からいわせると、「投機」はギャンブルと何ら変わらないw

「投資」とは、「長期的な視野で資金をビジネス(事業)に投じる行為」。
企業が発行する「株式」に資金を投じ、企業価値の増加を期待する行為である。
企業価値の増加とは、利益や配当の増加、株価の値上がりなどである。
「投資」ではテクニカル分析に加え、企業価値等のファンダメンタルズ分析が必要になるw

たまに、「投資では早めの損切りが必要」という意見を目にすることがある。
投資先の企業が倒産しない限り、投資で損切りはあり得ない。
正しくは、「投資は、投資先の企業が倒産しない限り、損切りしてはならない」
「投機は、短期間で利益を得なくてはならないので、早めの損切りが必要」であるw

あと、「投機」は資金と強運があれば、勝てる。
しかしながら、「投資」は資金があっても、賢明でないと勝てない。
このことは、バリュー投資の父であるベンジャミン・グレアムの著書のタイトルでわかる。
著書のタイトルは「The Intelligent investor(賢明なる投資家)」であるw

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