2020年5月26日火曜日

【コラム】リーマン・ショックに学ばない投資家に思うこと

リーマン・ショックとは、2008年9月15日に、アメリカ合衆国の投資銀行であるリーマン・ブラザーズ・ホールディングスが経営破綻したことに端を発して、連鎖的に世界規模の金融危機が発生した事象を総括的によぶ通称である。
2008年9月15日に、リーマン・ブラザーズは連邦倒産法第11章の適用を連邦裁判所に申請するに至る。この申請により、同社が発行している社債や投信を保有している企業への影響、取引先への波及と連鎖などの恐れ、及びそれに対するアメリカ合衆国議会・アメリカ合衆国連邦政府の対策の遅れから、アメリカ合衆国の経済に対する不安が広がり、世界的な金融危機へと連鎖した。
日経平均株価も大暴落を起こし、9月12日の終値は12,214円だったが、10月28日には一時は6,000円台(6,994.90円)まで下落し、1982年(昭和57年)10月以来、26年ぶりの安値を記録した。
リーマン・ブラザーズは、負債総額約6000億ドル(約64兆円)というアメリカ合衆国の歴史上、最大の企業倒産により、世界連鎖的な信用収縮による金融危機を招いた。
日本は長引く不景気から、サブプライムローン関連債権などにはあまり手を出していなかったため、金融会社が倒産したり、大幅な評価損を被ったものの、直接的な影響は当初は軽微であった。しかし、リーマン・ショックを境に世界的な経済の冷え込みから消費が落ち込み、金融不安で各種通貨から急速なアメリカ合衆国ドルの下落が進み、アメリカ合衆国の経済への依存が強い輸出産業から大きなダメージが広がり、結果的に日本経済の大幅な景気後退へも繋がっていった。(Wikipedia「リーマン・ショック」より)

今回の新型ウイルスによる景気後退は、リーマン・ショックを上回るといわれている。
自身の見解も同じで、リーマン・ショックをはるかに上回ると思っている。
リーマン・ショック当初、日本への直接的な影響は軽微であった。
しかし、アメリカ合衆国の経済への依存が強い輸出産業から大きなダメージが広がったw

結果的に、日本経済は大幅に景気後退することになった。
つまり、日本の本格的な景気後退は、まだ始まっていないともいえる。
今、相場で買い向かっている人は、リーマン・ショックから学ばなかった人だろう。
新型ウイルスによる景気後退は、これからが本番なのであるw

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