2016年1月17日日曜日

相場師VS里芋

相場師である男の元に、実家から里芋が送られてきた。
里芋を食べたことはあるが、調理したことはない。
だが今はネット社会だ、調理法などいくらでも検索できる。
レシピを見て、男は筑前煮を作ることに決めた。

里芋以外の食材を買い揃えた男は、調理に取り掛かった。
里芋といえど、所詮、芋だ、じゃがいもやさつまいもと同じように調理するまでだ。
男が異変を感じたのは、煮込みの最中だった。
何だ、この手のかゆみは、かゆい、とてつもなくかゆい。

男は慌てて、ネットで「里芋 かゆい」と入力した。
必ず、見つかるはずだ、里芋のかゆみを止める方法が、男は検索をクリックした。
里芋の手のかゆみを止める方法はあった、里芋のかゆみを止めるには酢水がよいらしい。
だが、男の家には酢がなかったw